2002年12月31日(火)
早いもので今年も残すところ数時間レヴェルとなり
あっとユー間で色んな事があったニャー、と
感慨深く思い出す事しきりなのですが
何と言っても今現在、考えるのはヤマダの事ばかりです。
ヤマダと出会ってからの日記を読み返してみまちた。
あの時の、つってもほんの3ヶ月前の事ですが
切なくて楽しい気持ちを思い出しつつ
それでもあの時のように素直にハシャゲないオノレが
哀しいよーな寂しいよーな複雑な心境で。
神様、そこで見てらっしゃいますか。
突然の再会を果たしたカズ君の店の中で
ヤマダは何度も何度も「逢えて良かった」を繰り返し
ぼくはと言えば ニヤけそうな泣きそうな面持ちで
曖昧に微笑むしか出来ない状況でもって
そんなぼくらをニヤニヤしながら見守るカズ君だったり。
好きじゃないから電話しなかったんでしょ、と
単刀直入に聞くのも何だかニャー、とか
そんな事をぐちゃぐちゃ考えながら
只独りワケのわかってねぇリュウ君は
ヤマダの隣りでハイライトを数えながら手遊び中。
ヤマダ、逢いたかったって台詞はもっと早く欲しかったんですけど。
『ぐみちゃんが 俺の事好きやってわかってたから
だから余計に電話出来んかったっちゃわ。
絶対にイキオイで押されてしまうってわかってたし』
そうヤマダが言うので思わず黙りこむぼく。
一人恋愛感情で推し進めそうなぼくを危惧して
だから電話をしなかったって事はやっぱり脈無いんジャン!
『イヤ 脈が無いとかそーゆーんじゃなくて
ぐみちゃんが焦りすぎやって、もっとゆっくり行こうよ』
『ゆっくりも何も 連絡来んかったら話しにならんやん!』
『絶対にここで逢えるてわかってたもん。
で、逢ったら話そうって思っちょったし
話せばわかってくれるって思ってたもん』
・・・・・ ワカランッ!
そう叫びたいのは山々だったのですが
こうも物分りの良い人間に思われると
否とは言えない弱いぼく。
上手い事言いくるめられてる気がするのは気のせいでつか。
『好きやって言ってもらえるのは嬉しいし
正直かなり好意はあるとよ、流されてもいいかなってくらい。』
じゃあ流されやがれ!と言いたい気持ちを飲み込んで
じっと話を聞くぼく。やべぇ、泣きそうや。
『ぐみ〜、泣くなよぅ〜〜』
赤ちゃん抱っこで甘やかされて
こんな状況でオレにあきらめろってか。
ヤマダはズルイ。
甘やかされっ子のぼくは
何よりもこんなスキンシップに超弱いっつの。
と、そこにセフレのミツヲが登場したからギャー大変。
ぼくが最後に彼と寝たのは2年くらい前の話ですが
そりでも本命ヤマダの前でどう話をしろと。
『ぐみ〜、何やオマエ 酔っ払っちょるとかッ?』
『酔ってねぇよ、触るなっつの』
『あ、リュウ君も来ちょったっちゃぁ!
・・・で、ソイツ誰?』
『ソイツ言うな 失礼やろッ!』
ミツヲとリュウ君とぼくは先週
御友達のオウチの忘年会に招かれた同士で
ヤマダだけが唯一交友関係がクロスしてねぇ状況なの。
ぼくにぴったりと張り付く見知らぬ男子の存在に
酔っぱらい気分のミツヲが激しく反応します。
こんな状況でライヴァル意識燃やしてどーすんだっつの。
言っとくけど ぼくとミツヲの間に
恋愛感情は1ミクロンも存在してねぇので念の為。
感覚的には仲良しふたごレヴェルなの、マジでマジで。
突然現れたミツヲの存在に微笑みながらも
ヤマダはぼくにアイコンタクトを送ります。
張り合うつもりだか何だか知らねぇが
逢った瞬間からミツヲ、オレにひっつきまくりやし。
『ミツヲ、こちらヤマダ。ヤマダ、こいつミツヲ。友達やの。』
と、急にヤマダが反応しまちた。
『ちょっと待って、何でコイツって言うの?』
『いや、コイツはコイツやし 仲良しやし。』
『男の子にコイツって言っちゃ駄目!』
ミツヲの手を遮るかのように
ヤマダがオレとミツヲの間に入ってきます。
お?ミツヲ登場で ヤマダ、チョロリと焦りやがったキャ?
『こないだミツヲ君とぼくとぐみさん達とで忘年会したんですよ』
リュウ君がにこやかに話に入って来たので
そうそうと頷くぼくとミツヲ。
『へぇ〜いいなぁ、参加したかったなぁ』
ヤマダがそう呟いたのは果たして本心なのかちら。
『今度は新年会やっちゃろ?』
元々警戒心の薄いミツヲが話を続けます。
誰とでも気安く喋れるっつのがミツヲのいいとこで
その台詞に顔を向けたヤマダにすかさず話し掛けました。
『ヤマダさんも来る?一緒に新年会しよーや』
『マジ?うんうん 行く行く!行きたい!』
って、新年会乱入っすか?
『日時はまだちゃんとは決まってないっすよね?』
リュウ君がぼくに聞いてきましたが
安心しろ、ぼくだって知りません。
『じゃあ日時決まったら連絡しよーか?
連絡はどこにすればいい?』
『ほんと ヤマダさんも一緒っすか?
いつでも大丈夫なんすか?』
『平気平気、前日くらいまでに判ればいいし、
あ、俺の携帯 ぐみが知ってるから!
日程決まったら ぐみ、電話してくれる?』
『あ?携帯番号なんざとっくに消去したっつの!』
『ウソ、マジで?ちょい待て、今すぐ電話かけるッ!』
そんなこんなでヤマダの携帯番号が再び手に入り
ヤマダの携帯番号を消去した経緯を
ヤマダにトツトツと語っているうちに
いつの間にかミツヲもリュウ君もフェードアウトです。
あり?何か状況が30分前と変わったよーな気が。
『新年会もいいけど 今度ゴハンを食べに行こう!
焼肉食いたいの俺、やきにく!』
『焼肉もいいけど初詣って手はどうですかね?』
『いいよ、初詣行こうか!俺のボロ車で迎えに行きますわ』
『ホントにッ?マジでッ?一緒に初詣行く?』
『うん、1日2日はちょっと動けんから、3日とかどう?』
『うんうん、3日やねッ だいじょぶ行く行くッ!』
『じゃあ3日に電話する、ってゆーかその前にも電話する!』
『ホントやね?ぶっちぎったりせんでよね?』
『しません!ホントに行こうよ初詣、一緒に。』
タクシーが見つからなかったわけじゃないけど
カズ君の店を二人で出てから朝の9時まで
ファミレスでずっと喋って、でもとても楽しかったね。
(by君は僕の宝物:マッキー)
(内輪ネタです すんません)
基本的にはお友達からスタートで
とりあえずぼくからは口説きませんと
何だかよくわからない約束を胸に
ヤマダと出逢った今年がもうすぐ終わります。
手ぐらい繋ぐのはいいかしら。
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