【復活!】ダイエットなDIARY
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とに、でーーす。
いきてまーーーす!!
プチ入院とか引越しとか親戚が危篤とか反戦とか仕事とか、いろいろなことがいっぺんにあってたいへんである。
そんな中、39歳になってしまいました。
来週半ば以降には、更新できると思うゾ。
子供、つうか、以前の教え子である学生からメールが来た。
現在、米国の大学へ交換留学中だ。
一度帰国し、その後、本格的に米国の大学へ移るそうだ。
よほど気に入ったとみえる。
もともと香港で育ったらしいので、日本社会には合わないようだった。
なにせ人質に経費を請求しちゃうような国だものな。
こちらの記事なども参照してくれ。
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イキオイづいてまだ本を読んでいる。
貴志祐介『クリムゾンの迷宮』(角川ホラー文庫)
アンドリュー ヴァクス『グッド・パンジイ』(ハヤカワ・ミステリ文庫)
前者はすごく怖いッス。
単にホラーとして怖いのではない。 イッキに読了してしまった今でも、まだ作品世界にいるカンジが抜けない。
はじめて『バイオ・ハザード』をやっていたころ、自分の家でも職場でも、ひとつの部屋から別の部屋へ行くときには必ず安全や人の気配を確かめるクセがついていた(笑)ものだが、それに近い感じ。
後者は、これも去年、鹿児島で購入して、最初の一頁だけ読んだのだが、それ以上読み進められなかったものの一つ。
熱烈なファンであるシリーズものの最新作であったのに、不思議である。
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昨年の夏以来、フィクションは読むことができなくなっていた。
もちろん、作品はどれも完成度も面白さも文句ないので、作品自体に罪はない。
フィクションには感情移入が必要で、自分自身の感情自体が凍結していたためだろうと思う。
あるいは、トラウマっつうか、失恋時のショックと結びついてしまっていたためだと思う。
こういうのを観念複合(連合)(コンプレックス)というのであろう。
日本では、コンプレックスというと劣等意識とほぼ同じ意味で使われているが、それは誤りである。
昨日の『天使の囀り』もそうであったが、フィクションを読めるようになってきたことは傷が回復しつつあるのだろうか。
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再校ゲラの疑問点について編集部から問い合わせがある。
手元に控えがないので、該当箇所の原稿をFAXしてもらい、訂正する。
丹念に読んでくれているみたいなので、頭が下がる。
まだ端緒についたばかりの研究なので内容がともなっていないと自覚もしているので、申し訳なくも思っている。
これで完全に手を離れたので、あとは印刷された掲載誌が届くまで待つ以外にない。
これはこれでひと段落だ。
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ひと段落といえば、不動産屋にも電話して現在の部屋を解約する話を進めた。
新しいところはまだ決まっていないが、とりあえず、来月頭までには出なくてはならない。
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また忙しくなるだろうが、いろいろなことに区切りがつき始めている。
つうか区切りをつけようとしている。
氷はとけつつあり、止まっていた時計も、また動き出すのだろう。
たったひとつの命を捨てて、生まれ変わった不死身の身体。
鉄の悪魔を叩いて砕く。
キャシャーンがやらねば、誰がやる。
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つう映画ができたらしいですな。
いや、なつかし。
しかもカントクはウタダのダンナさんだそうだ。
同年代か?
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なつかしいといえば、突然、大学時代の同期生から電話があった。
数少ない親友の一人で、留学中はイギリスまで会いに来てくれた。
彼は、十数年の思いを実らせて昨年の夏に結婚した。
相手も同期生で知っている女性だ。
式にはイタリアでの国際学会で報告が決まっていたため出席できなかった。
まあ、去年の日記にも書いたことである。
電話に出てみると、近くまで来ているとの事。
奥さんと二人で会いに来てくれた。
GWでいろいろと友人めぐりをしているらしく、車で福島からの帰りだそうだ。
おいおい。
大阪からだよ。
すげー。
住所を教えるとナビがあるので数十分後にやってきた。
昼時だったので一緒に食事でもと思ったのだが、時間がないらしく、話だけして帰っていった。
今度は俺が行こう。
大阪。
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さらに引越しもしちゃうかも。
25平米あるから多少広めとはいえワンルームに嫌気がさしてきたからである。
ネットでいろいろと物件を探す。
小さなマンションで2DKの物件がある。
40平米ほどだ。
大学からは多少遠くなるが車だからほとんど関係ない。
家賃は、今よりすこし高いが、駐車場代が安いので、計算してみると1500円しか変わらない。
こっちへ引っ越そうかしら。
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貴志祐介『天使の囀(さえず)り』(角川ホラー文庫)を読んだ。
うーん。
最初の数ページで読みさしてあったのだが、やっと読んだ。
イッキに。
なかなかのできばえ。
つうか、同じような関心を持っているらしく、小説に出てくる知識は知っているものが多かった。
それがいっそう怖さを倍増させる。
作品が書かれた頃、ほとんど同じような情報を集め、似たようなことを考えていたのであろう。
数年前、佐倉で数日入院した時に初めてこの作家の『黒い家』を読んで、夜中に病院のトイレに行くのが怖くなった(笑)のだが、この作品には、またちがった怖さがある。
オススメである。
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ダイエットは特に意識していない。
こっちのほうも連休中だ。
もう数日、本を読んで過ごす予定。
ターボセル?
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世間はGWである。
留守番のため実家に行ったり、付き合いで出かけたり、姪っ子と遊んだりと、いろいろやっていたが、一昨日部屋へ戻ってきた。
キノコそばなどを作って食いながら、夏のように暑い日は半袖短パンでビールを買いに行ったりと一人暮らしを満喫である。
車を洗車してアクアクリスタルでガラスコーティングをしたり、二校ゲラを校正し返送したり、バイク漕いだりしている。
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久しぶりにフィクションを読んだ。
殊能将之『ハサミ男』(講談社文庫)。
推理小説である。
一種の叙述トリックであるから、最後の数章は面白かった。
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推理ものといえば、今日の東京MX−TVでは、TV版『犬上家の一族』をやっていた。
あの、古谷一行の懐かしの金田一耕助シリーズである。
オレでさえ小学生の頃だ。
茶木みやこのエンディング・テーマも懐かしい。
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時間が地理的概念になった夢をみた。
つっても何のことか分からないだろうが、たとえばこうだ。
過去・現在・未来という時間概念が、地理的あるいは空間的概念に置き換わった世界である。
だから、ある山の坂道を登っていくと、「Near Past」とかの立て札が立っている、つう具合の世界である。
近東near eastは地理的概念で、それと同じように、近過去とでもいうのだろうか。
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数日前、久しぶりに、家族で母方の実家へ行き、そこの家の裏山でたけのこ掘りをしたからだろうか。
小学生の頃には毎年夏休みを過ごした「おばあちゃんのいえ」である。
祖母はすでに10年ほど前に亡くなっていて、そこの家にもオレはもう何年も行っていなかった。
子供の頃に大きく見えたものがすべて小さくなっていた。
家も、部屋も、庭も、畑も。
子供の頃の記憶と現在という二つの時間と空間が交錯する経験。
だからそんな夢をみたのかもしれない。
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文化人類学の古典である「サピア=ウォーフ仮説」というのがある。
これは言語が人間の思考や感覚にまで影響を及ぼすという考えで、言語相対主義や文化相対主義を導いたものだ。
人間は言語によって思考している。
だから言語によって思考や感覚が規定されてしまう。
ネイティヴ・アメリカンのホピ族の言語には、過去・現在・未来という英語でいう時制がない。
それゆえ異なる時間感覚の世界に住んでいる、というわけである。
この仮説は様々に論議されたが、めんどうなので、それは専門書にゆずる。
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GWの残りは、読書三昧にしようと思う。
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