【復活!】ダイエットなDIARY
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2001年09月29日(土) 背中

『甲賀忍法帖』は面白く、一気に読み終えた。
これがオレの生まれる前に書かれているのがすごい。

少年ジャンプとかの、チーム対抗格闘もののルーツはここにあったんだなあ。



妹が姪を連れて来ているので、一昨日からプレハブの書斎で寝ている。

ここにはソファ・ベッドがあるのだが、どうもこれが身体に悪いようだ。
スプリングではなくウレタンが入っているのだが、ソファ内部の鉄の骨組みの部分が、長時間寝ていると背骨に悪いようだ。


起きたら、背中に激痛である。


つうか起きられなかった。

このまま半身不随になりそうな勢いで痛い。

最初は、寝違えたのかとも思ったが、いくらなんでも背中を寝違える人はいないだろう。


しかも以前、「ぎっくり背中」になったところである。

ちょうど横隔膜の裏側あたりで、息をするのもままならなかった。


さっそくこのソファ・ベッドは別の部屋に移し、今は普通に布団を引いた。




姪は、生後8ヶ月ぐらいの女の子である。


体重は約8キロである。


そして、「高い高い」が大好きである。


痛む背中をこらえつつ、「高い高い」である。







えらいなあ、と思ったあなた。

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2001年09月28日(金) 冥福



山田風太郎が亡くなった。


様々なエッセイで、自分の死が近いことを述べておられたので、あまりショックはなく、くるべきものがきたのだなと思った。

ニュースによると永井豪なども告別式で弔辞を述べていた。


彼の墓標には、一文字で「風」と刻んであるらしい。


一文字で、自分の人生を総括するのはきっと難しい。

オレならどう書くだろう。




「笑」だったりして(笑)。


いや。「太」はイヤだ。



ともかく、月並みであるがご冥福をお祈りする。



ということで、今日はまた本屋で、キリスト教関係とイスラム教関係の書籍を沢山買い込んできたのであるが、その中には山田風太郎『甲賀忍法帖』(講談社文庫)も入っていた。


記念すべき、忍法帖シリーズ第一弾である。
これから読む。


2001年09月27日(木) 作戦

ということで昨日から仕事で生田にいる。


戦前戦中期の雑誌などを調べていたが、その当時の日本も「聖戦」を連呼していた。

戦争はどちらの側にとっても聖戦という名のもとに行われる。


アメリカは「不朽の平和」に作戦名を変えたらしい。




秋になったので秋物のスラックスに替えた。
すると、ウエストがゆるゆるである。

ベルトをしないと落ちてしまうほどだ。


このダイエット日記をつけはじめてほぼ一年が経過しようとしている。
感慨無量だ。
その当時、「きつきつ」だったウエストが、今は「ゆるゆる」なのである。
ビバ!ゆるゆる!!



もちろん、昼間の職場で「ビバ!ゆるゆる!!」とか書いているから、いつまでたっても大人になれないのだろうと反省したりもする。


2001年09月25日(火) 正義

久しぶりに、体重計にのった。


おそるおそる、である。

体脂肪は23%で、あまり増えていないのでちょっと安心だ。
体重も63キロである。



さて、一昨日の話になるが、テレ東でワシントン・レポートなる番組をやっていた。
これはワシントンのハドソン研究所にいる日高ナントカっつう人が、米国のもと国務長官とかジャーナリストに話を聞く番組で、月一ぐらいでやっている。

政府発表ではない、アメリカ人エリートたちの本音が出ていて面白く、また字幕なので英語の勉強にもなる。

同時多発テロ以降の現在の緊張がもちろんメイン・トピックである。

報復戦争はあるのか、などと今も日本のニュース番組では言っているが、こんなことはすでに結論が出ている。


アメリカは、基本的には1年から2年の長期戦の構えで戦争を起こす。


大統領がはっきり明言しているので、これはほぼ間違いない。
日本と違って、言葉の重みがある。
と、いうか、国民が納得しないのである。
むしろ、なかなか始まらないので、早く始めないと返って大統領の政治生命にかかわる、そうだ。
アメリカ国民はものすごく怒っている、らしい。



ブッシュが正義を持ち出せば、ラディンも十字軍以来の正義を持ち出している。

どちらの側も正義の戦争となるのである。



もう一点、興味深かったのは、なぜ日本に支援を求めないのか、という質問に対する米ジャーナリストの答え。


「湾岸戦争の時には日本は金持ちだったからね。金がないと分かっている国に金を出せとはいえない」



さすがである。

論理的というか、シビアというか。


同盟とかいっても、しょせん日本はこのくらいにしか考えられていないのだ。


金の切れ目が縁の切れ目と考えるシビアな眼こそ、日本の為政者が持つべきなのではないだろうか。


求められてもいないのに金をだしたり、自衛隊を出したりしてはいけない。



平和憲法なら何か独自の立場からこの問題に対処すべきである。
自衛隊が出動できるような法整備を水面下で進めている与党はなさけない。
あんなやつらに立法権を委ねてしまってはいけない。


難民を大規模に受け入れ、彼らが差別されないような環境作り、インフラの整備をしっかりするのである。


宗教者会議も、キリスト教徒VSイスラム教という対立軸を無効にするような立場から対話の場を提案するとか。
仏教徒やヒンズー教徒は何をやっているのか。


海外に行くのなら、すべてヴァランティアにすればいいのである。
国家単位で動くから話がややこしくなる。

どうせ政治家や大統領は戦場へは行かないのである。


日本における「正義」は宗教ではなく、もちろん法でもなく、国家やお上にある。
江戸時代より原始的だ。


自虐史観などというが、これは歴史教育によって培われたものではない。
(事実の歪曲はともかく)あんな教科書ひとつで誇りを持てるようにもならない。

現実の政治家たちの姿、それにそれを許している中途半端な社会に、誰も誇りなどもてない。

シンガポールは、植民地を経験した国であるが、誇りは持っている。
経済的にも発展している。

今年など、国家を株式会社に見立てて、配当金を国民に配るという政策を出したのである。
このくらいの分かりやすい、しっかりした政策を取るべきである。



アメリカでも、ブッシュは税金の還付を実行している。
国民の購買力が落ちないのはそのためである。

日本は、補正予算とかいって、また道路作ったりしようとしている。
あまりにも愚か過ぎる。


国家など、株式会社でいいのである。
赤字を出したら、為政者は責任を取るべきなのだ。


正義とかいう衣を国家がまとっている限り、それは原始的であり、野蛮である。












2001年09月24日(月) 予定

秋分の日だった。


休日である。
そんなことはすっかり忘れていたので大幅に予定が狂ってしまった。
本来なら銀行やら郵便局やら買い物やらいろいろとあったのだが。

買い物ぐらい休日でも出来るだろうと思われるかもしれないが、休日は混むので行かないのである。


明日できることは明日やれ。

というポリシーに反するからである(笑)。


やべ。社会復帰できないぞ・・・。







予定といえば、11月の上旬には、また調査である。

今度は四国は高知県である。



案内状や、地元との折衝や航空券の手配やらホテルの手配やらレンタカーの手配やらと、先週からちょっと忙しい。



これを読んでいる方で高知に詳しい人は是非いろいろ教えてくだされ。



どこの店が美味いとか。










美味いといえば、食欲の秋である。


なんだか最近食欲があるのか、食べまくっている。

ま、量はたいしたことはないが。


もちろん秋は収穫の秋であり、いろいろなものが美味しいということもあるだろう。
が、おそらく実際には季節の変わり目なので、気候の変化に体が対応しようとして身体が栄養を欲しているのではないかと思う。


で、休日だったので昼間からTVなどを観ていた。

日本人の約半数が感染しているという胃の中に住むヘリコベクター・ピロリ菌の話があった。
この菌は胃弱、あるいは胃炎や胃潰瘍をはじめ、胃がんの原因であるといわれている菌である。

従来は抗生物質によって除菌する以外になかったが、副作用があるので専門医の診察が必要であった。

東海大学が発見したところによると、LG21という乳酸菌がこのピロリ菌をやっつけるらしい。





これはすでに食品として商品化されている。

商品名もズバリ『LG21』(明治乳業)という。

さっそくスーパーで買ってきた。


別に胃は何ともないのであるが(爆)。


でも食品だから大丈夫である。

で、食べてみた。

一個120円ぐらいするからか、結構うまい。

当たり前であるが、一個食ったぐらいでは、特に胃が健康になった実感はない。


これから少し続けてみようと思う。


しかし、胃を丈夫にして、ますます食欲の秋になりそうである(笑)。


2001年09月23日(日) 黒侠





映画『少林寺』で一躍有名になったリー・リン・チェン。
現在のジェット・リーである。


昨日の深夜、テレ東で彼の主演する映画『ブラックマスク』をやっていた。
眠れなかったので思わず観てしまった。
「黒侠」は映画の原題である。



これがすごい。


改造手術を受け、痛覚神経を切除し、痛みを感じない身体になった超人部隊である701部隊のもと教官であるジェット・リー。
洗脳手術を免れ、普段は図書館員をしている。


悪の組織となり、香港の麻薬組織を牛耳ろうとする701部隊に対し、素顔を隠して戦いを挑むジェット・リーである。
その素顔を隠している黒い仮面のなんともいえないチープさがすごい。

http://www.jetli.com/jetli/projects/projects_filmography_23.php

http://bauddha.rocketbeach.net/dvd/shohin/yoga/bbbf-1116.html


随所に大小様々な矛盾をちりばめながら(笑)ストーリーは強引かつスピーディーに進んでいく。
観客のツッコミなど意に介さない展開である。

悪の組織701部隊は、あたかもショッカーか死ね死ね団かと思われるほどの、みるからに悪の組織である(爆)。

ブラックマスクのチープさも、これが1996年のセンスとは信じられないほどである(笑)。


しかし、この映画を飽きさせないのが、クライマックッスへ近づけば近づくほど凄みをましてくるアクション・シーンである。

ジェット・リーのすばらしい体技もさることながら、あの香港のワイヤー・アクションの素晴らしさなのである。
いや、ジェット・リーあってのワイヤー・アクションか。
なにしろ、『マトリックス』がすっかり色褪せるほどである。

おそらく制作費と当時のCG技術の問題であろうが、それらを差し引いても、この映画はもっと評価されるべきではないだろうか。

未見の人もいるだろうから詳しくは書かないが、B級好きにはたまらないこの映画、超オススメである。



ツタヤ・オンラインで検索したらビデオ化もされている。
きっとまだ店は開いているから、今から借りて、観なさい(笑)。


2001年09月22日(土) 美人

寝すぎで調子わるいっす。


昼間は、家に持ち帰った仕事をやった。



テレビがつまらない。

観たい番組が一つもない。

ブルース・スプリングスティーンの歌に、

♪57チャンネルあっても、観たい番組はひとつもない

という歌があった。

そんな状況。



で、また仕事をやった。



何かで読んだが、美人には「骨美人」と「肉美人」との二種類があるらしい。

骨美人は骨格からして美人で年齢を重ねても綺麗なままである。
肉美人は若いときには綺麗だが、年を取るとばあさんになってしまうらしい。

ビバ!骨美人!

しかし、考えてみると検証しようのない知識である(笑)。




夜になると、外はすっかり涼しい。
つうか寒いくらいで、エアコンを暖房にして入れている。


ニコレットのおかげで喫煙量は大分減った。



綺堂を読んで寝ることにする。


2001年09月21日(金) 靖国



代表的な血液型の判別法に、いわゆるABO式というのがある。
これはA型に反応する試薬とB型に反応する試薬とによるものだという。

しかし、なんでABOなのだろう?

ABCと考えるのが普通ではないだろうか?


ぢつはこのO型の「O」は、本来は「0(ゼロ)」型であるそうだ。
つまり、A,Bのどちらの試薬にも反応を示さない血液型という意味だ。


などと冒頭から、何の脈絡もなく雑学をひけらかしてみる(笑)。





雨の中、靖国神社へ行ってきた。
参拝ではなく、調査の一貫である。


いろいろと資料を見せていただく。


さすが、他ではお目にかかれない資料などがある。



そういえば、靖国神社の参道にある茶店兼おみやげ物屋では、小泉首相の「純ちゃんナントカ」というお菓子がが売られていた。

少しは売れるのだろうか?





明日は久しぶりに休みである。

今週はずいぶん働いた。


仕事をすると、人と会う。
人と会うと食事をしたり飲んだりすることになる。

しかも秋は、色々なものが美味しい季節である。

さらに仕事は一種の頭脳労働なので、運動量は少ないが、腹はやたら減る。

したがって、やたらと食べまくり、飲みまくりである。

ダイエット日記としてはどうなんだろう・・・・いつもそう思いつつ更新する(笑)。

何が美味しかったかを詳しく書かないのは、読者のためのオレの良心である(笑)。




2001年09月20日(木) 職場

昨日から職場に泊まりなのでそこから更新である。


またコンピュータ・ウイルスが流行りだしたようだ。
今度のはメール添付だけでなく、JAVAも使っているので、仕掛けられたホームページを閲覧中にブラウザ経由で感染してしまう。


アメリカで被害が広まり、昨日、日本でも農林水産省などのサーバーが感染したらしい。

サイバー・テロというらしい。

しかし、なんでもビン・ラディン氏のせいになってくるところがすごい。


2001年09月18日(火) 弱点

ソファで寝たせいか喉が痛ひ。



喉は、オレの数ある弱点のうちのひとつだ(笑)。


扁桃腺がはれると、すぐに一週間ぐらい寝込んでしまう。



寝込んだときのために、本を買ってある(笑)。


岡本綺堂の『半七捕物帳』(全6巻)を先日買った。それに『白髪鬼』である。
いずれも光文社文庫。

二階堂麗人の『人狼城の恐怖』(全4巻)がついに全巻文庫化された。原稿用紙にして4千枚を越えるという、現在のところ、世界でもっとも長い推理小説である。

内容はいっさい見ずに買ったが、面白いんだろうね?講談社さん。



今日はタバコは6本ほどしか吸っていない。
ニコレットの成果だろうか。
いや。多分、喉が痛いからだ(笑)。



2001年09月17日(月) 始業

♪へこんでないゼ〜〜オレはへこんでない〜〜


いやあ、やっぱ清志郎の作る歌はいいなあ。




妹が子供を連れてきた。
子供は可愛いのう。


客がくると、猫はびびって隠れている(笑)。
そして自分以外が関心の的であると、ちょっとひねくれている。



証明写真が必要になったのでスーパーの駐車場にあるセルフサービスの証明写真をとりに行った。

最近、すっかりカジュアルになってしまったので、久しぶりにスーツにネクタイである。
暑いのにそんな格好で機械の中に入ったら、故障中である。


くそう・・・。



♪へんこでないゼ〜〜




で、写真屋へ行ったら四枚で2000円も取られた。



♪オレはへこんでない〜。




午後からは、いらなくなった古い物置の解体作業を父親と二人でやった。
最近、肉体労働で汗をかく機会が多い。



明日は久しぶりに仕事である。
で、その次の日も仕事である。


長かった夏休みもいつのまにか終わった。



♪へこんでないゼ〜〜



2001年09月16日(日) 戯画



今日の「ジャパネットたかた」はすごかった。

なんと長崎県は佐世保にある本社にスタジオを作り、そこからテレビ神奈川、テレビ埼玉、千葉テレビという関東ローカル3局を結んでの生中継を行ったのである。

佐世保から、わざわざ関東のローカル局だけを結んでいるのもすごいが、番組構成や商品が、いつもの収録した番組のものとまったく違いがないというところがさらにすごかった(笑)。

一体何のための生中継なのか?
それとも、今、この日本で、「ジャパネットたかた」だけがいまだにバブリーなのか?

謎は謎を呼ぶ(こればっかり)。






20世紀は戦争の世紀といわれるほど、大量殺戮の時代であったが、21世紀の始めである今年も、ブッシュ大統領の言葉によれば「戦争」で始まってしまったようだ。

この先、アラブ人や、イスラム教徒が何万人殺されるのだろうか。


マスコミに流れる戦闘は、花火大会のように夜空を彩るが、砲火の下では、実際に肉を引きちぎられ、血や内臓が飛び散り、燃やされるのだ。


第二次世界大戦のときの、米国国内の新聞や雑誌の漫画に登場した日本兵は、ゲジゲジやケムシに戯画化されていた。
それを米兵が火炎放射器で焼き殺し、駆除しているシーンだ。
虫扱いなのである。
これは単なる戯画化ではなく、実際に火炎放射器は戦闘で使用されているし、東京大空襲でも焼夷弾をばら撒き、その業火の下で何万人が「駆除」された。
貿易センタービルのように、民間人が焼き殺されているのである。


今度はイスラム教徒をどのように戯画化するのであろう。



ロシアは武力行使には参加しないことを発表し、フランスも武力行使には否定的だ。
こうした思慮深い国に対して、まだなんの要請もないうちから全面的な支援をすると発言してしまう日本の首相の軽薄さにはあきれてしまう。
憲法の範囲内で、という譲歩はつけているが、独立国ならもうすこし慎重さを持つべきである。
こうした軽薄さは、下手をすると国益を損なうことになりかねない。
さらには国民の人命まで。





あ!またタバコ吸いながら書いてる(笑)。



2001年09月15日(土) 補助

今月から、いわゆるニコチンガムが、処方箋無しに日本でも販売されるようになった。


タケダ製薬の「ニコレット」である。



今日、本屋へ行くついでに、薬屋へ行って購入してみた。
ちなみにこの本屋と薬屋は隣り合っており駐車場を共有している。

48個入りで3980円である。
箱にはスタータ・キットと書いてあった。

帰宅後、開けてみると、中にはガムの他に説明書、それとなにやらカセット・テープが入っていた。

なんでも、この商品は禁煙プログラムの補助というコンセプトらしい。

まだ聴いてないが、多分聴かないと思う(爆)。


ガム自体は、特に美味くもまずくもない。
かすかに味というか匂いがついているようだが、感じられない。

ニコチンが数ミリグラム入っており、唾液や粘膜を通して身体に吸収され、禁煙時のイライラを解消するらしい。

一種の噛みタバコと同じでニコチンは摂取されるが、肺や気管支のタメージは免れられる。


つうことで、禁煙を始めようかと思ったが、これを書いている今、すっかり吸っている(笑)。


どうなることやら。


2001年09月14日(金) 高速

久しぶりに東京へ行ってきた(笑)。


来日中の友人の通訳で、永田町にある全共連ビルのコンベンショナル・ルームと、有楽町にある東京国際フォーラムにあるコンファレンス・ルームの下見に付き合ったのである。
友人が泊まっているホテルは新橋にある銀座第一ホテルである。



電車で行くのがどうも面倒で、車で行った。

関越道から外環道、首都高と行くのであるが、平日の首都高はいつ行っても渋滞である。特に竹橋ジャンクションのあたりは最悪である。

あきらかに工夫が足りない。


都知事は都内への車の乗り入れを有料化するとか言っているが、その前に、もうちょっとなんとかすべきである。



日本の道路行政というか計画の甘さを痛感する。
なんとかならないものか。



帰りも、夕方で混んでいる上に、故障車が原因で何キロも渋滞だ。
首都高は故障車があっても退避するスペースさえないのですぐに渋滞である。
これは外環道なども同様だ。

外環道など、最近出来た道路のはずなのに、首都高から何も学んでいないのだろうか?
それから、通行料が高すぎである。

全区間同一料金なのである。

ちょっと走っただけですぐに首都高5号線に分岐しても、全区間走っても同一料金というのは明らかにおかしい。

あ〜〜〜ハラたつ!!!


こういう決定をしたヤツは是非名前を公開して批判を受けるべきである。

道路公団を解体民営化する前に、一度きっちり責任を取らせるべきである。
すくなくとも社会の名士といった名誉は剥奪すべきである。


NTTがISDNやADSLを市のレベルでとどめてちっとも町や村に設備を展開しない、してもフレッツにしないのも誰がどんな理由で決めているのだろう。


ITとかいっても、これでは本当に経済的な効果はない。
それが情報網であるなら、全国をくまなくネット化しておおわなくては本当の意味はない。
情報のアクセス可能性とその速度を、物理的な距離に関係なく、低料金で保証しなければ本当の意味はないのである。
この問題を解消するだけで、経済的にしろ、文化的にしろ、どのくらいの可能性が開けるか分からないのだ。

まごまごしているうちにIT不況がきてしまったではないか。


そもそもADSLの存在を知りながら、独断でNTTはISDNなどに設備投資してしまうバカさ加減だ。

こういうことを決定しているのは一体どのレベルで、一体誰なのか?

これはマスコミや公開の場で断罪されるべきである。


マイラインについてもまだこの日記に書きたくないほど怒りがおさまらん。


構造改革などといっているが、日本で一番問題なのは無責任体質である。
特に公務員保護法がその元凶のひとつである。
公団にしろ、NTTにしろ、お役所気質がぜんぜん抜けていない。

公務員にしても、すべて名前を公開して、あらゆる点に関して責任を明確にすべきである。

大体、国や地方公共団体に借金が沢山あるが、一体誰が作ったのだろう?
これをまず追求し、断罪し、すっきりさせなければ、「痛み」など分かち合う気は起きない。



環境問題とか不況とかの問題は、構造的な原因の前に、こういう無責任体質、あるいは無責任を生む構造がある。

それが一番の問題ではないだろうか。


未成年者だろうが、殺人などの犯罪はしっかり取らせるべきである。
殺した側の人権ばかり守り、殺された側の人権はどうなる、とかよく聞くが、実はこれは人権の問題ではないと思う。
人道の問題である。
「楽しみのために」人を殺す残虐さは、年齢とかには関係なく、人道に対する罪である。
ナチスが邪悪であるのと同じように、これらは罪である。


逆に、うまい工夫をした人、そういう決定をした人は、公務員であろうがなんであろうが大いに顕彰し、褒め称えるベきである。

首都高の渋滞を解消した人の名前を道路につけてもいいではないか。

首都高などという無機質な名称はやめて、山田太郎道路とかの道路名にする。
ADSLとかともいわずに、山田花子網でもいいのである。



公務員のことをシビル・サーヴァントという。
これは「市民の召使い」という意味である。


外務省のようにあきらかな犯罪はいうまでもないが、それ以前に、ヘマをしでかした召使いを首にする権利は我々にあるのである。





すまん。
今回は怒りのために、笑うトコはない。



2001年09月13日(木) 爆笑

久しぶりにネットで爆笑した。


まずこの日記の2001年01月26日(金)「スリッパと商売上手」の項を未読の方がいたら、先に読んでくだされ。



こちら





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では、読んでいただいたことを前提として話をすすめる。




今日、お気に入り(ブックマーク)を整理していたら、この「ためしてガッテン」オヤジの作っているページが残っていた。

前回は自粛したが、あれからもう半年以上経過しており、今回読んだら相変わらずあまりにも面白いので、今日はそのURLを紹介しちゃう。


まず、モバイル・スリッパのページをごらん頂きたい。


こちら





相変わらず、商品名が「モバイル・スリッパ」なのか「トラベル・スリッパ」なのか分からないページ構成になっている。


1ダース:2,160円と大書きしているのは変わらない。
しかも、そのすぐ後には「一足150円。なんとも安い! お洒落な足元の演出者!! 」とある。


さあ、Windowsの方は、ここでアクセサリーから電卓を立ち上げて、計算してみよう。

「一足150円。なんとも安い!」とか言って、計算してみると一足180円なのはそのままである。

相変わらず計算はちっともあっていない。


これでは一種の詐欺ではないかと疑う方もおられるだろう。
しかし、そうではない。
それは前回、実際に買ってみたオレがいうのだから間違いない(笑)。
実際買ってみると、もっと計算がややこしくなるようになっているのである。

おそらく、このオヤジに悪気はないのである。
それにはじめてみた方は、ここだけでも結構笑えるハズだ。
だから許してやろう(笑)。
オヤジの計算方法はいまだに謎である。




さて、続く宣伝文を読んで驚いた。


「≪エコノミークラス症候群≫&≪カー・シップ・トレイン症候群≫
Economy Class & Train Car Of Symptom A Crowd

飛行機の普通席や新幹線・船や列車・自動車などの乗り物に
長時間座ってると血管内の血流が鬱積して、血栓を起こしやすくなると、
最近、世界的にマスコミ等で取り上げられております。」


とあるではないか。
おそらく前回のオレとの電話での会話から学んだのであろう。
このオヤジ、学習機能はあるらしい。

血液は「鬱積(うっせき)」ではなくて「鬱血(うっけつ)」だろう、などという突っ込みは、ここではしないことにする(笑)。

だが、それに続く文章はなんだかヘンである。


「『自分の健康は自分で守る』という健康自己防衛時代になってきましたので、機内や車内で人に迷惑をかけないで音も無く静かに移動できる可愛い≪モバイルスリッパ≫をご愛用されるとリラックスできて危険因子を取り除くことが出来ます。」


「健康自己防衛時代」(これ自体よく分からないが)と言っておきながら、このスリッパの「機内や車内で人に迷惑をかけないで音も無く静かに移動できる」という点を読者に訴えかけている。
さらに「可愛い」という形容詞までつけているのだ。

一体どうすればここまでポイントを外すことが出来るのか、謎は謎を呼ぶ(笑)。



そして親ディレクトリをたどるとさらに抱腹絶倒である。


こちら





懲りずに生牡蠣とか売っているのは相変わらずだ。
本業が何なのかちっともわからない。
謎は深まるばかりである(笑)。


しかし、ページを読んでいくと、一番最後のほうに「私のライフワークから」というリンクがある。
商品紹介から、唐突に自分の一生をかけての仕事が紹介されるのである。

なんとこのオヤジ、健康セミナーをやっているらしい。

そこにはこうある。





健康セミナー

「元気で死にたい」






このタイトルだけでも相当すごい。

まったくギャグとしか思えないが、ライフワークというからにはオヤジは真面目である。



しかもこのセミナー、年に一回、 東京・九段会館をかりてやっているらしい。



オレは期待に胸を膨らませながら、リンクをクリックしてみた。



こちら






そこに予定されている以下の講演のタイトルをみて、こんどこそ、オレは大爆笑してしまった。



講 演: 病める日本

やりだせ・つのだせ

元気出せ!
〜教育・経済・政治と正に世紀末の日本はサバイバル出来るか?〜


講 師:
国際問題研究所所長
小 関 哲 哉





講師紹介には「元時事通信ワシントン支局長、元内外情勢調査会編集部長・主任研究員・解説員」とある。


それにしても「やりだせ、つのだせ、元気出せ」というのは本当にすごいキャッチ・コピーである。
日本に戦争でもしろというのか?
しかも槍(やり)で(爆)。

そのうえ、副題には「教育、経済、政治」と銘打っており、健康セミナーであるハズが、そもそも「健康」そのものが抜け落ちている(笑)。


ま、まあ、ともかく、たとえギャグにしか思えないとしても、このオヤジが「ライフ・ワーク」とまで言っている文化活動なのだから、バカにしてはいけない。


前売り券発売中と書いてあることからしても、オヤジは今もがんばっているのにちがいない。


オレは心の中で、ちょっとだけオヤジに声援を送った。

しかし、それはまちがいであった。



このページ、一応一番上のフレームが時間の経過ごとに詳細を表示してゆくという、小癪なデザインになっている。

そしてそれを見たオレは絶句してしまった。



1998年6月20日(土)は、東京千代田区の九段会館ホールへ行こう!


「何か」が起・き・る・ゾ!!









ん?




1998年?






えっ?





もう終わってるジャン!!!!






そう。
ライフ・ワークといいながら、そして年に一回とかいいながらも、すでにその情報は3年前のものだったのである。





そして問合せ先は、「健康と医療に関するチャリティー市民フォーラム企画実行委員会事務局」となっていて、しかもその電話番号は、080-で始まっている。






怪しさ満点である。



このオヤジ、一体、何者なんだろう・・・・。




爆笑しながらも、謎は深まるばかりである(爆)。





追記:

そして、よく考えたらカタツムリの歌は♪つのだせ、やりだせ、の順ではなかったか?

ううむ。






※その後の情報はブログ版にて更新中。カテゴリーは「携帯スリッパ」です(笑)。







2001年09月12日(水) 全壊

TVではアメリカの同時多発テロに関する特番ばかりである。
全壊するWTCビルの映像がどのチャンネルでも流されている。


こういう大事件がおきると、TV局、あるいはマスコミ人の本音や体制がよくわかる。

NHKのBSではむこうの報道番組を同時通訳で流していたが、何を言っているのかぜんぜんわからない日本語だ。
そのまま英語で流した方がよっぽどましだったろう。
きっと、夜中だったのでうまい通訳者を捕まえられなかったのであろう。
ボロボロであった。


深夜のTBSでは現地アナウンサーが衛星中継でつながっていた。

日本アナ「○○さん。爆発の現場には居合わせたのですか?」
海外アナ「いえ。残念ながら私は現場におりませんでしたが」

思わず本音が出てしまった瞬間である。

いくらなんでも「残念ながら」とはひどいのではないだろうか。




また、現場に居合わせたアナウンサーは、マイクを持って逃げながら、明らかに「やった〜!特ダネだ〜」という喜悦の表情が隠せないようだった。





局のモラルや信用の方が全壊しそうな勢いである。







そんな中、あくまでも埼玉県で発生したコンビニ強盗のニュースをやっていたTVS(テレビ埼玉)はさすがだ。



しかも、今日の午後にあった「常盤ニ番街」とかいうローカル情報バラエティ番組はもっとすごかった。

カメリア・マキという女占い師が、自分のコーナーで、なんとブッシュ大統領の運勢を占っていたのである。

しかも円形のパネルを用意してきて詳しく説明している。

隣にいる、女子アナと男子アナのふたりもなんともコメント出来ない様子だ。
相槌さえ打てない。
顔がひきつっている。




しかもそのカメリア・マキさんは、自分のコーナーをフルに今回の問題に費やすつもりだったらしく、今後のアメリカや日本の対応について意見を述べ始めた。


簡単に言えば「冷静な対応が必要なときである。これを第三次世界大戦にしてはならない。日本は戦争の悲惨さを味わい、その中で平和憲法を持っている唯一の国である。であるから、そういう日本としての立場からこの問題の対応を発言すべきである」


それは占いとは全然関係ない自分の意見である。

さらにボストンにいる友人とも電話で連絡を取り、独自にむこうの情報も仕入れているという念のいれようである。


静まり返ったスタジオ内で、思いっきりカメラに対して自己主張していた。

しかも、靖国神社へ首相が参拝するように圧力をかけるような政治家たちよりも、よっぽどまともな意見である。


占いは信じないが、今日のカメリア・マキはカッコよかった。


いや。日ごろがどうなのかは知らないが(笑)。



で、その後。

女子アナ「カメリアさん。では、きょうの運勢のまとめをお願いいたします」
カメリア「今日の最高の運勢はしし座の女性。愛情ゆたかになる傾向が」
女子アナ「私、実はしし座なんですぅ〜」
男子アナ「え?そうだったんですか?」
女子アナ「はい。カメリア・マキさんでした〜」
男子アナ「ありがとうございました〜」
女子アナ「それではコマーシャル」


と、まるで止まっていた時間が動き出したかのように、あるいは用意されていた台本に戻ったかのようにそのコーナーは終了し、何事もなかったかのようにCMへいったのである。




つまりローカル局にとっては、こんな大事件も単なる一コーナーの話題にしか過ぎないのである。


そして我が家でも、庭の桜の木に大量発生した毛虫の方が重大事件だったりする。


戦争というのはこんなカンジで始まっちゃうのかもしれない。



2001年09月11日(火) 爆破

昨日からアンドリュー・ヴァクスを読んでいるが、そんな中、アメリカで同時テロが起こった。

ハイジャックした飛行機で貿易センタービルに突っ込んだ一種の自爆テロである。

ニューヨークとペンタゴンに同時テロである。



アンドリュー・ヴァクスの世界がリアリティをもってヒシヒシと迫ってくる。



2001年09月10日(月) 台風

台風がまたきている。


関係ないが、友人がロンドンからきている。


都内のホテルに滞在しているようだ。

彼女は、今年の2月にも、長い間滞在させてもらった友人である。
台湾人女性で、亡命イラン人の夫と結婚し、ロンドンに住んでいる。
野生動物保護団体の職員でMI6ビルの隣にオフィスがある。
アジア・セクションの担当者であり、今回は、日本で12月に予定されているワークショップのセッティングにきたらしい。

ワークショップは、簡単にいれば小さなシンポジウムのようなものである。


最初ホテルを会場と考えていたらしい。
20件ほどのリストにもとづいて電話しまくったらしいが、12月の土日はいずれもいっぱいである。
「どうして日本のホテルはこんなにいっぱいなのか?」ときかれた。

日本では結婚式や披露宴をホテルでやるのが一般的であるということを説明した。

やっぱりこれって日本だけなのだろうか?



ともかく、そういうシンポジウムであるなら、他に会場はあるはずである。
しかも都内なら。

いろいろ探したが、貸ホールとか会議場は割りと見つかった。
いちばんいいのは東京国際フォーラムではないかということになった。

今度の木曜日には彼女と折衝にあたらなくてはならない。
値段や設備などの交渉である。

オレの通訳で大丈夫なのかイマイチ心配である。



台風が接近中であるが、昼間、久しぶりに本屋へ行った。

岡本綺堂の「半七」ものが光文社文庫から出ていたので購入。
アンドリュー・ヴァクスの新刊『クリスタル』(早川文庫)が出ていた。
注目している作家であるので、これも購入である。
訳者が代わっているのがちょっとショックであるが、それほど違和感はない。

公式ホームページがあった。
http://www.vachss.com/

これによるとあと2冊、新作があるらしい。
翻訳を待つのが楽しみである。
それにしてもむこうのペーパーバックの表紙のかっちょいいこと。


しかし、この作家の作品は原書で読もうというような大それた気はおきない。
スラングだらけできっと全然わからないだろうからである。


2001年09月08日(土) 来日

「力が欲しいなら、くれてやる!」


『ARMS』を観ている。
テレ東系で深夜にやっているアニメである。

原作は少年サンデーでやっているらしい。

漫画雑誌は読まなくなったので原作の方は読んだことはない。

これが結構面白い。

やふおく(yahoo auction)で調べたところ18巻ぐらいでているらしい。

買おうかどうしようか迷うところである。

このままアニメ版だけ観ているのもまたいいかも。





明後日、イギリスの友人が来日する。
メールをしばらく前にもらっていたのだが、すっかり忘れていた(笑)。



ううむ。本当は原稿をやらなければならないのであるが・・・。


2001年09月07日(金) 蔵書

かねてからの懸案であった物置の整理をした。


基本的には本の整理である。
4月に少しやったのだが、それは商売道具である専門書だけだった。
その際に、コミックは基本的にすべてネット・オークション等に出品して処分している。

で、今回は残っていた小説などの整理だ。


これが沢山ある。


整理しても整理しても終わらない。


基本的には文庫なのであるが、一体何冊あるのか。
数千冊はあると思われる。

そしてそのほとんどを読んでいる。
よくもまあ、こんなに読んだものである。



人は生涯のうちに、どれだけの本を読むのであろうか。

気に入ったものは再読、再々読しているし、流行ものは友人にあげてしまったり課したままになっていたりしている。

また、お金のない高校生の頃は図書館を利用していたので、それらをあわせると膨大な量である。

また、現在も、本を読むことが大きな比重をしめる仕事なので、専門書や論文や資料などをあわせると、ゆうに万単位に突入している。

もう完全な活字中毒者である(笑)。


その割には、新聞や雑誌類はほとんど読まない(笑)。


で、新しい物置へ入れるために、すべてをダンボール箱へ入れる作業を延々とした。


ダンボールもすぐになくなり、スーパーへもらいに行く。

ダンボールも、あまり大きなものであると、本を詰めたときに、あまりに重くて持ち上がらない。

「南アルプス天然水」の箱がちょうどいいことを発見した。
2リットルのペットボトルが6本入る箱である。

これだと、文庫本を詰めても、なんとか持ち上がる重さである。


で、結局、朝から夕方6時ごろまでこの作業を続け、何とか終わった。

体脂肪は消費しまくりである(笑)。




感想。
将来は、図書室のある家に住みたい。




2001年09月06日(木) 体調

風邪を引いたらしく、なんか頭が痛い。
身体もだるっぽくて、何もする気にならない。


何もしないで回復を待つ。
今日やったことといえば、チョコレートが急に食べたくなり、買いに行ったぐらいか。


ツタヤオンラインというHPでは、公開中の映画などの割引クーポンが手に入る。
と、いうか携帯でアクセスすると画像が出るので、それを窓口で見せるらしい。
RED SHADOWのもあったので携帯のお気に入りに入れてみた。
実際に使うかどうかは不明(笑)。



調子が悪いので、今日はこれぐらいにで。




2001年09月05日(水) 侵略

食器洗い乾燥機はうまく設置できた。


分岐水栓を自分で調達してやってので、部品代や工事費が大きく節約できた。
製品をふくめ、本来、10万以上かかるところが半額である。
器用貧乏なたちで、本来的に手先は器用である。



今回は、いつも徘徊する某BBSでゲーセンの話題があったので、思い出したことを書いてみる。




はるか昔、インベーダー・ゲームというのがあった。
めちゃくちゃ大流行である。


その流行の波は、ここ埼玉の、とある田舎町へもやってきた。



田舎だから、当然ゲーセンなどというものはない。

田んぼの中にある、通称「たばこ屋」という、タバコのほかに、ビールや雑貨、アイスや駄菓子、ジュースや乾物、雑誌などを置いている田舎のコンビニである(爆)。

店内は、薄暗い日本家屋を改造したもので、大体3畳ほどしかない。
その空間に、商品が、密林のように雑然と、あるいは独特で微妙な秩序をもってひしめき合っているのであった。

店のおばさん(ちなみに「タバコ屋のババア」と呼ばれていたが)は、奥の座敷に座って物を売っている。

座敷といっても、半畳の古畳が置いてあるだけで、レジなどなく、粉ミルクが入っていたとおぼしき、古い空き缶がその代用だった。

そのさらに奥は、台所らしい土間である。


生活臭てんこ盛りのステキなお店だ。


つうか、なんだか猫くさい店であった。
慈悲深いのか、おばさんは、野良猫なんかにもエサを与えているようだった。



ちなみに、ここでは月曜日に発売されるはずの『週刊少年ジャンプ』が、前の週の土曜日には協定をやぶって売ってしまうという、中学生にはこたえられないスポットであった。

ここで、土曜日の昼下がり、カップラーメンなどを買って、「やかん」でお湯を沸かしてもらい、食べながら『ジャンプ』を読むというのが定番だった。

しかも、カップラーメンは、買う前によくチェックしないと、猫のツメで穴があいていてお湯が漏れたりするという有様である。



そして、インベーダーはこの店にやってきたのである。



もちろん、ジャングル化した店内には、もはやインベーダーが侵略するスペースなどない(爆)。


では、どこにきたのかというと、それは縁側であった(爆)。


日本家屋であるから、南側に縁側がある。
そこに、テーブル型のゲーム機の四本の脚を外したインベーダー・ゲームが鎮座していたのである。

もちろん、プレイヤーは、靴を脱いで縁側へ上がり、敷いてある座布団にすわってプレイするのである。

しかも縁側であるから、ゲーム機をはさんで、反対側にも座布団は置いてある。

つまり、「縁側で囲碁や将棋を楽しむ老人たち」の構図なのである。
棋盤がゲーム機に代わっただけである。

あまりにも日本的な、というか伝統的な形でインベーダー・ゲームはわが町へ侵略してきたのであった。



しかも、あぐらをかいていると、機敏な操作ができないため、熱中すればするほどプレイヤーは座布団の上で正座になっていくという、いかにも、渋い日本茶が似合いそうな牧歌的な光景である。

かくして、うららかな春の昼下がり、田んぼに囲まれた縁側でインベーダー・ゲームにオレたちは熱中した。

中一の春休みのことだった。



ゲーセンというと、いつもあの店を思い出す。
ちっとも衛生的ではなかった、猫くさいお店を。



2001年09月04日(火) 雑居

火災のあった新宿雑居ビルは新宿コマ劇場の近くである。


今日、両親が新宿コマ劇場へ行っている。
チケットをもらったらしい。


その後、妹のところへ行って今夜はそちらへ泊まるらしい。


で、今、家には猫とオレだけである。




食器洗い乾燥機は明日とどく予定。

今日は、それを取り付けるために、水道の分岐水栓を買って来た。
混合水栓を分岐させるので、ちょっと面倒だ。
メーカー純正だと税別で6500円もする。
ホームセンターで同じ構成になるようなものを探した。
大体、3000円ぐらいでそろった。
多分大丈夫だとは思うが、やってみなければ分からない。
届いたら、明日試してみる予定である。




山田風太郎の推理小説集を継続して読んでいる。
茨城歓喜という酔いどれ探偵が出てくる連作物が面白い。
戦後の混乱期を背景とした、しかもあくまでも社会派ではなく本格ものであるところがすごい。
酔いどれでも、名探偵なのである。



飲むヨーグルトがどうもハラに悪いらしい。
いや、悪いかどうか知らないが、ここ数年飲み続けているのでベンピ知らずというか出過ぎである(笑)。

単にハラが弱いのかもしれない。
あるいは飲み過ぎなのかもしれない。

と、数年たって、「あ、そうか。ヨーグルトが原因だ」と気がついた。
遅すぎ。
名探偵にはなれない。




いや、そういう探偵もいいかも。
必ず、数年後に事件を解決する(笑)。


ある日突然「あ、そうか」と気がつく探偵。
ちっともドラマチックではないが、「さりげない日常」的探偵。
そんなのもいいかも。


そんなとりとめもない、どうでもいいことを考えている。

頭の中が雑居ビルである。


2001年09月03日(月) 秋風

TVS(テレビ埼玉)でまたも『巨人の星』を観てしまった。

今日のツボは、間に入るCMだ。


ドドーーーン(太鼓の音)。

「うまい!うますぎる!・・・・埼玉銘菓十万石まんじゅう」




さすがである(笑)。
シンプル・イズ・ベストというか、あっけにとられてしまう。




リフォームの勢いはとまらず。
今日は、洗面台を見に行った。
最近のは洗髪も出来るようになっている。
混合水栓の他に、シャワーノズルがついていて、それを引き出せるようになっている。
流しの部分も広くて、まるで床屋か美容院のようである。

水道の分岐水栓なども見てまわった。
我が家の工具類もどんどん充実している。
なんか職人になった気分だ。


その他、雑事を少々。

猫はすっかり元気である。

今日の首都圏ネットワーク。
滝沢さんは秋物スーツになっていた。
秋風のようにさわやかである(←バカ)。
こんなところに秋を感じた日でした。


2001年09月01日(土) 武器

最近、切っていないので猫のツメがするどい。
猫的には手加減しているのであろうが、ちょっとジャレつかれただけで出血してしまう。

しかし、ツメは猫の唯一の武器なので、あまり切りたくはないのであるが。




食器洗い乾燥機の導入を検討している。
で、いろいろ調べてみた。

調べすぎて、いつのまにか東京電力のページを見ている(笑)。




夜の電気が安いというが、NTTのタイムプラスやテレホーダイと同じで、
それには手続きが必要だということを知った。

正確には「時間帯別電灯料金」という別途契約が必要なのである。

これにも二種類あり、午後11時から午前7時までを夜間とするものと、午後10時から午前8時を夜間とするものの二つである。

洗濯機とか炊飯器とか食器洗い機とか、タイマーでこの時間帯に設定しておけば得なのである。
おまけに、夜はずっとオレがPCとかTVとかエアコンとか使っているからなおさらである。


電話とか電気とか、知らない間にさまざまな料金コースができていて、知らないといつのまにか損をしてしまうことが往々にしてある。

ホテルの予約とかも基本的にネットでやるが、ネット経由の予約の場合、やはり別の料金設定がされていて得なことが多い。


しかし、逆にいえば、通常の電話予約だと損をしてしまう場合が多いということである。

食器洗い乾燥機にしても、結局、電気店に足を運んだ他、ネットで調べまくり、定価の半額近くで購入した。
ヤ○ダとかコ●マとかの大販店よりも二万円もやすいのである。


こうした情報にアクセスするすべを持たない者は、やはり損をする世の中になっている。



まるでツメを切られた猫のようである。


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