【復活!】ダイエットなDIARY
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2001年03月23日(金) 電話料金の節約

今忙しくて、日記を更新する余裕もないのである。

そこで、突然であるが、今回は最近調べた電話料金の節約術について書いてみる。
実際には、某掲示板へのオレのカキコの転載であるが、結構みなさんのためにもなりそうな情報であるからだ。


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マイラインについて色々調べたところ、以下のやり方が一番お得なようです。
1)まず、テレホやタイムプラスに入るために「市内(区分1)」はNTT。
2)「県内市外(区分2)」と「県外市外(区分3)」は、携帯と提携している会社。auならKDDI。J-PHONEなら日本テレコム、等など。(たとえばKDDIはマイラインによる特別サービス「だんぜんトーク2DX」などの基本使用料が無料になる。)
3)「国際(区分4)」は外資系の会社を使う。
というのがベストパターンです。
4)ネットは、オレはフレッツではないから、これまでのメインのプロバイダをメールアカウントだけ生かすために従量制(月300円)に切り替え、しかもpopを開放しているからインターネット経由で受けるようにします。ネット利用は完全無料のfreecomへ、テレホとタイムプラス(月200円)でつなぎます。これで、テレホ(1800円)、タイムプラス(200円)、従量制(300円)の合計で、接続料込み月2300円の通信料ですみます。テレホは番号を二つ指定できるので、freecomの他に、念のために従量制に切り替えるプロバも指定しておきます。

完全無料プロバイダFREECOM
http://www.freecom.ne.jp/

マイライン情報
http://www.fitweb.or.jp/~morry/myline/index.html

国際電話の情報は、
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/alcaeus/myline/hikaku.html

マイラインやその他のお得な情報は、
http://www.swa.gr.jp/index.html

特に↑は、サイト製作者がかなり賢いです。

また、テレホにはどうしても入らなければならないと決まっているわけではありません。
タイムプラスは、月間の接続時間が短い場合には、タイムプラスだけでも大丈夫かも。
市内通話が5分までごとに9円[深夜・早朝帯(夜11時〜翌朝8時)7分までごとに9円]。
一度、月の接続時間を試算してみて決めるといいでしょう。
http://www.ntt-east.co.jp/shop/annai/annai.html


【追記】
究極の節約電話を発見。
「ただTEL」というやつ。
バナーをクリックしてポイントをためることによって、PCから一般電話や携帯電話に対して無料で電話をかけられるサービス。

その他、現在使用可能な無料サービスをまとめてみました(笑)。

ただtel PCから通常の電話・携帯電話へ。
http://www.tadatel.co.jp/i_mainafter.asp

ただかけTEL 普通の電話から電話・携帯へ。
http://www.sysnet.co.jp/tadatel/index.html

ei-fax PCからFAX送信。残念ながら現在はi-mode限定。
http://www.ei-fax.com/index.html

D-FAX FAX受信専用。自分宛のFAX番号をもつことができ、受信したFAXをメールで受け取る。
http://www.d-fax.ne.jp/redirect.cgi?weblink



はがきネット はがきを無料で送ることができるサイト。広告が入る。
http://www.hagaki.ne.jp/

カードメール はがきを無料で送ることができるサイト。広告が入る。
http://www.cardmail.ne.jp/

どこでもカード はがきを無料で送ることができるサイト。広告が入る。
http://www.kaede.sakura.ne.jp/~docozero/information/index.html

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等と書いてみた。
もちろん、オレ個人は、これらのサイトとはまったく無関係である。これらのサービスへの加入によるいかなる損害であっても、その責任はオレにはない。個々人の責任においておこなって欲しい。


2001年03月22日(木) 引越し

引越しである。

ホームページの・・・というのではなく、家財道具を持って、物理的に住処を移動する、アレである。

現在の仕事の任期が今月で切れ、所属がかわるのである。
新しい所属は八王子にある、某研究所であるが、とりあえず、埼玉の実家に帰るのである。

で、引越しは色々と手続きが面倒である。
公共料金やら車の手配やらなにやらといろいろと面倒だ。

さらに、実家は二階建てであるが、オレの移住を拒否している(笑)。
正確には、オレの蔵書である。
実家は築二十年ほどの木造住宅であるが、「二階が落ちる」と心配されている。
そこで、広くもない庭に本の置き場所を作るということになった。
作るといってもプレハブである。

で、昨日から実家へ帰っていた。
引越し第一弾として、自転車とベッドを運んだのである。

もちろん今日は一日いろいろとプレハブを見に行った。
ホームセンターやら果ては電話帳で見た個人の営業の職人さんの家まで行ったのである(笑)。
基礎工事やら、配線工事やら、フローリングやら、床下補強やら、断熱材やらといろいろと比較検討し、東京電力にも電話し、不明な点を確認し、業者と製品を決め、契約してきた。
今日一日でめちゃくちゃプレハブについて詳しくなった(笑)。

トラックのレンタカーの手配も済ませた。
日取りは27日である。
引っ越しやにもいろいろ見積もりをもらったが、どこも繁忙期で、値段も高いし、日取りも合わない。
結局、また自分でやるのである。

この何の荷造りもしていない状態で、明日から三日間は仕事でつぶれてしまう。
果たしてオレは無事に引っ越すことができるのだろうか?!


旅行記も、入院記も途中でとまっている。
ダイエットもすでに体重すら計らなくなってから久しい気がする(笑)。
しかし、別に言い訳をするつもりではないが、結構忙しいのである。

いや、いずれ書くよ。書きますよ。


2001年03月20日(火) PCいぢり

今回は、日記代わりに、最近のPCいぢりを紹介する。入院生活の日記が途中であるが、書く気分ではないからである。
ここにじかにタグを打ち込むと文字化けがある場合もあるので、以下にリンクしておいた。

こちらです。


2001年03月13日(火) 入院(第一夜)





またまた久しぶりのニッキである。
いつものようにサボっていたのだと思われるだろうが、今回はそうではない。
なんと入院していたのである。

入院したのは初めてである。
そこで記念の意味でも(笑)、以下に、時系列を追って入院の様子を記しておこう。
長いので、数回に分けることになる。


3月9日金曜日。
夜8時。
フジテレビの『ワレワレハ地球人ダ』を観る。
今回は見ると死ぬといわれる「呪いのドクロ」をスコットランドまで探しに行くという企画の完結編だ。
で、ドクロを見る。
番組では、音声スタッフの女の子が高熱で寝込んでいたりしたが、結局、ドクロはそれほど古いものではなく、伝説はホテルのオーナーのでっち上げであったことが判明した。
その後夕食を摂る。
夕食は野菜とキノコ類をたっぷりと使った焼きタンメンだった。
焼きタンメンは、初めて作ってみたが、塩味の焼きそばのようなものである。
食材に使ったキノコとか野菜がちょっと古かった。
しかし、古いといっても、オレは神経質なので、買ってから2,3日程度の古さである。
寝る前から、ちょっと気分が悪かったのだが、それは空腹と疲れから来ているものと思っていた。
なにせ、帰国後、たまっていた仕事を週末までになんとか片付け終えたからだ。
だからグラス一杯の赤ワインを飲んで早めに就寝したのである。

3月10日土曜日。
朝(深夜)2時ごろ、突然目を覚ます。
めちゃくちゃ気持ちがワルい。
そのままトイレに行って嘔吐。
夕食を戻す。
その後も嘔吐は止まらず、ぬるま湯を飲んでは吐き戻すというカンジで2時間過ごす。
吐くものがなくなり、朝の4時ごろ気絶するように寝る。

が、2時間後、再び異常な吐き気で目がさめる。
悪寒もすごい。
トイレでふたたび吐き戻す。
吐くものがなくなっても吐き気は止まらない。
震えもものすごく、足腰の関節が痛くなってくるほどである。

その状態で2時間経過、すでに朝の8時である。
気持ち悪いし、トイレは寒いので、ファン・ヒーターを全開でつけた部屋の中で洗面器を抱えてうずくまっているヘンな態勢である。
その態勢のまま、すでに動けないぐらいに症状は悪化している。
やっとのことで電話にたどり着き、ためらった末、119番に電話をする。
症状と住所や氏名などを話し、救急隊に来てもらう。

やがて近所で救急車のサイレンが止まる。
自分で呼んでおいて何だが、「ああ。救急車だ。朝からどこの家だろう」などと考えていた。
しばらくしてから「あ。オレだ」と、思い出す。
そのころドアのチャイムが鳴らされる。
なんとか立ち上がり、とりあえず家の鍵と携帯と充電器と保険証と財布だけをリュックに投げ入れ、ファン・ヒーターを切る。
最後の力を振り絞り、TVの前に出しっぱなしになっていた数本のアダルトビデオを押入れに隠す(笑)。
ドアをあけると救急隊の人達は全部で3人だ。
部屋は二階にあるので、担架は遠慮し、肩を借りて歩いて降りる。
ストレッチャーとかなんとかいう可動式のベッドに横になり、名前や症状などを聞かれる。
ひとりは血圧や体温、脈拍などを測定している。
やっと横になれたのと、人に助けてもらえることとのダブルの安心感でほっとする。
瞳を閉じた闇の中では「・・・35歳。男性。意識あり。歩行可能」などと無線のやり取りがきこえてくる。
歩行可能だが、それは予備タンクの燃料をつかったからである。
やがて搬送先の病院が決まったようで救急車は走り出す。
もちろんサイレンは鳴らしている。交差点でも、「救急車両が通過します」とか言ってる。すげー。なんかちょっとだけ王様気分である。

あっという間に救急指定病院へ到着。
寝たまま、そのベッドを下ろすとキャスター着きの脚が出てきて(だからストレッチャー?)、病院の中へ。
看護婦と、宿直医のような若い医師に渡される。
また血圧や体温、脈拍などをとられ、症状を聞かれる。
その医師は外科医だったらしく、途中で内科医に変わる。
で、また症状をきかれる。
その頃には、症状を説明するのも慣れてきており、流暢に説明する。
人間はどんな状況にあっても学習能力は働くものだ、などと説明しながら感心したりしている自分がいる。

ちなみにどんな症状かというと、まず強烈な吐き気と胃の出口付近から十二指腸にかけての痛み。
高熱からくる悪寒。
両足の裏から、脚の内側から鼠蹊(ソケイ)部、つまり股の付け根にかけて関節の激しい痛み等である。

問診、触診と続き、脱水症状があるのですぐにリンゲル液の点滴が始まる。
その後、採血を二回され、胸部および腹部のレントゲン撮影。

事務員らしき女性が書類を持って入院の説明をしているが、そんなものは聞き流すだけしかできない。

熱のため時間経過はよく覚えていないが、あっという間に空いている病室のベッドに入っていた。

点滴はずっと続いており、ちっとも症状はよくならない。
つうかどんどん辛くなってゆくばかりである。

一時間ぐらい経ったろうか。
看護婦が駆け込んできて、血液検査の結果で炎症反応がでているからといって抗生剤のパックの点滴を付け加えて開始する。
だから関節が痛いって言ってんだろーが!


また数時間経過、熱もドンドン上がってきている様子だ。
それに関節の痛みも激しくなってきている。
先に書いたように、足の裏からソケイ部までの関節がことごとく痛い。
その上、肛門周辺から尾てい骨、腰にかけてのすべての関節まで痛くなってきていた。
つまりリンパ腺に沿ったところが激しく炎症をおこしているのに違いない。
足から順に身体が分解されてゆくように痛いのである。


断っておくが、肛門では悪いことはしていない。
風邪は先々週、つまり帰国早々にひいたばかりだったし、原因はちっとも思い浮かばない。
まさか呪いのドクロのせいではあるまい。
そう、自分に言い聞かせたのも今となっては微笑ましいが(笑)、その時は必死であった。


オレは、「う”ーー。いてーよー」「ピーーンチ」「やべー。いたすぎー」「マジで、ピーーーンチ!」などと切れ目なくつぶやき続けていた。しかも小声でだ。
苦し紛れ、というヤツである。


いったん、痛みを必死に無視して携帯から電話をする。
携帯は禁止だろうが、背に腹は変えられない。
ひとつは埼玉の実家へ。
もうひとつは同じ市内に住んでいる唯一の知人である。

この知人というのは、イギリスへ留学していた時に知り合った女性である。
たまたまこの佐倉市に住んでいることが分かったのである。
一昨年、一、二度会ったことがあった。
あまり親しいとはいえなかったが、おぼれるものはなんでもつかんぢゃうのある(笑)。

幸運なことに彼女は休日で自宅にいた。
とりあえず着替えと、ミネラルウォーターなどをコンビニで買ってきてもらった。

それにしても悲惨な姿を見られたものだと思う。
しかも、運び込まれたときに、ハンテンを着た腕を捲り上げて点滴針を差し込まれ、それが固定されてしまっているので脱ぐことも出来ないし、さんざん嘔吐もした後だから悪臭もしていただろう。
駆けつけてきてくれたのであるが、高熱のため、こっちはまともな応対も出来なかったしなあ。
ううむ。


夕方、医師が治療方針の説明にやってきた。
しかも5時ごろである。

1)白血球の数値が以上に大きく、何かの細菌感染が疑われる。
2)扁桃腺が腫れているので、扁桃腺炎の可能性がある。
3)炎症反応が強く出ているので、これは上記二つを指示する数値である。
4)レントゲン等の映像では異常は見つからない。
5)消化器(胃)の痛みと吐き気も細菌によるものだと推測される。
6)抗生物質(剤)で細菌を叩きつつ、食事も吐き気のため出来ないので点滴による水分と栄養分を補給をする。
等が主なものだった。


その後、抗生剤はいっこうに効き目がない様で、体温もどんどん上昇。
39.4度に達し、コレハマジデヤバイカモ状態に。

看護婦が氷枕と、小さな保冷剤を二つ持ってきてくれた。
保冷剤はソケイ部を冷やすためだ。

高熱のため、いろいろなイメージが頭の中というか空中を飛び回り始める。
それはこうもりの羽と小さなライオンのような、赤塚フジオのマンガにでてきたニャロメのような身体を持ったオレンジである。
オレンジは果実のオレンジであり、それが顔の部分にあるのだ。
表面はオレンジらしくブツブツだらけである。
身体の色もくすんだオレンジ色でとても明るい。
それらがオレの頭上をコウモリのように飛び回っている。
よくみるとそのオレンジには大きな一つ目がある。
が、ちっとも恐くなく、どこか愛らしい小動物といったカンジだった。


熱は全然下がらず、抗生剤も効かず、羽の生えたオレンジたちに取り囲まれながら、リンパ腺と肛門周辺の痛みのため一睡も出来ない長い長い夜の始まりである。

(つづく)


2001年03月07日(水) 朝型人間の生活。



最近、時差ぼけと寝込みがうまい具合に作用してすっかり朝型人間になった。
目覚ましなどかけなくても朝の7時前には自然と目がさめる。
健康的である。
その代わり夜はすぐに眠くなるので深夜のネット癖がなくなってしまった。
遮光カーテンは使っていないので、夜明けの自然光によって体内時計がリセットされたのである。
これは比喩ではなくて生理学的にそういうものらしい。


朝型の人間は一日を有効に使える。
それは、早朝、午前、午後、夜、と一日を4っつに区分して使えるからだという。
職場へ行くのは10時過ぎでいいので、朝は余裕でいろいろなことができる。
食事も、海外から帰って以来自分で作っている。
ネットをしたり、ニュースをみたりしてもまだまだ余裕なのである。

それから漫然とTVを観る習慣もなくなった。
今は、『電波少年』と『HERO』と『ワレワレは地球人ダ』の3つだけ、それもビデオに録画してCMは飛ばしながら観ている。

毎晩飲んでいたお酒の習慣も無くなり、頭脳はいつもクリアである。


時間に余裕が出来たので、この時間を有効に使おうと英語の教材を買い込んできた。
この前の海外行きで痛感したことは英語力がかなり落ちているということだった。
留学から帰って2年以上になる。
読むのは仕事上必要なのであまり変わらないし、リスニングの力もそう落ちてはいない。
問題なのはスピーキングである。
すっかり日本語で考える習慣に戻ってしまっているのである。

そこで今回購入してきたのは「リピーティング」と「シャドウイング」の教材である。
これらはネイティヴ・スピーカーがナチュラル・スピードでしゃべるのをちょっと遅れて追いかけるように繰り返してゆく方法である。
どちらも、たとえば同時通訳をする人などのための訓練法である。

教材には、当然ながら音声が必要だ。
今はほとんどがCDになっているので驚いた。
昔はテープ教材が主だったのである。
本屋で年齢を感じたのである(笑)。

教材には英語の早口言葉などが沢山出てくる。
オイオイオイ。こんなのできるかよーーというカンジだ。
しかし、慣れてくると結構出来るようになるのである。

もう少ししたらTOEICとかの語学検定試験も受けてしまおうかな、などと考えている。
その後はどこかの番組のようにやたらと資格試験を受け始めるのである。
船舶とかボイラー技師とかシスアドとか宅建とか。
司法試験も受けちゃうかも。
ダイエットの次は資格日記になるかもしれない。
・・・・などと野望はとどまることを知らない。
ま、すべては、このまま朝型が続けば、の話なのであり、きっとそれは難しそうだ(笑)。



今日の体重。
63.4kg。
今日の体脂肪率。
20%。

今日は仕事だったためウォーキングは無し。
体重は増えているが、それはトイレに行っていないせいだろう。
体脂肪率は落ちたまま安定している。
結構順調である。



2001年03月06日(火) サナダムシ・ダイエット

この前の続きで『マーシャル・ロー』と『ビッグ・ムービー』の2本を観た。

『マーシャル〜』は、アラブ系テロリストを逮捕するため、戒厳令を発動。世界最強のアメリカ軍によってニューヨークのブルックリンが包囲されるというお話。
デンゼル・ワシントンがFBIの指揮官の役だ。

繁栄の陰にテロリズムの危機にさらされているアメリカのリアリティがよく出ている。

『クリムゾン・タイド』と同じように、仮想敵国がなくなり、唯一の覇権国家となったアメリカがリベラルな価値観をいかに維持することができるのか、といったところがテーマであり、いつもどおり、ワシントンのはまり役である。
ブルース・ウイルスが陸軍長官の役で出ているが、これがどうも貫禄というかリアリティがない。
彼の『ダイ・ハード』第一作は本当に好きだが、それ以外はたいしたものはない。
この役をジーン・ハックマンがやれば、『クリムゾン〜』と同じ構図になってしまうだろうが、傑作になっただろう。
もっともハックマンがやると、リアリティがありすぎで恐いかもしれない。


『ビッグ・ムービー』はスティーブ・マーティンとエディ・マーフィーのが共演している。
売れない映画プロデューサー(スティーブ・マーティン)が、起死回生を賭けた映画を作ろうとする。
しかし、主演依頼をした映画スター(エディ・マーフィー)に断られてしまう。
そこで、彼はスターに内緒で隠し撮りすることによって映画を作ってしまおうと考える。
映画自体の作りとしてはたいしたことはなく、失敗作かもしれない。
しかし、あえて昔ながらのアメリカのコメディを作ろうとしたカンジだ。
笑うところはあまりないが、ストーリーはかなりクレージーだ。
このアイデアのクレージーさだけでも、傑作なコメディになりそうなものであるが、うまく生かしきれていないカンジだ。

スティーブ・マーティンは大好きな俳優のひとりなので、映画彼のファンなら観るべし。



今日は仕事を午前中で片付け、午後からは買い物とウォーキングへ行った。
風もあまりなく、小春日和だ。


藤田紘一郎『体にいい寄生虫:ダイエットから花粉症まで』(講談社文庫)他、数冊購入。
藤田紘一郎はこれで文庫化3冊目で、すべて読んでいる。
医学博士で、TVなどにもたまに出るから結構有名人だ。
その主張は、戦後、日本人は寄生虫を駆除してしまったので花粉症などの文明病が蔓延している、というものだ。

サナダムシなど、人体には無害でダイエットにもいいらしい。
なんと彼は、それを実証するために、自分の腹の中に一匹飼っている。
しかも「サトミちゃん」という名前までつけているのである(笑)。
サナダムシは広節裂頭条虫といい、成虫は人体内部で10メートルにまでなるらしい。
たまに肛門から数十センチ顔を出すらしい。
サトミちゃん、といってもメスであるワケではない。
サナダムシの虫体は数千の節によって構成されていて、その各節にそれぞれ雄と雌の生殖器がある。
いわゆる雌雄同体で、その節が数千ということは、数千のオスとメスの生殖器が10メートルにわたってずっと並んでいるそうだ。
形状は平べったいテープのようで、きしめん状である。
名古屋の人には申し訳ないが、写真入りでそう書いてあるのである(笑)。

その他ダイエットのためにサナダムシを飲んだという実例なども紹介されている。
この日記の読者のみなさんにサナダムシ・ダイエットをすすめるわけではないし、自分で実践する勇気もないが、彼の著作は面白いので機会があれば読んでみるといいだろう。



今日の歩数。
10931歩。
今日の歩行距離。
8.348km。
歩行による消費カロリー。
284.4kcal。
今日の体重。
62.4kg。
今日の体脂肪率。
20%。

久々に1万歩以上歩いた。
サウナ・スーツはちょっと効き過ぎ。
途中で暑くて大変だった。
発汗もすごい。
脱ぐと滴り落ちるほどだ。
で、今、洗濯中。

体脂肪率はイッキに20%だ。
いや、サナダムシは飼ってない。


2001年03月05日(月) サウナ・スーツとプチうらしま

ルーシー・ブラックマンさんの遺体が見つかったらしく遺体を引き取るために父親と母親が来ていた。
一昨日には帰ったそうだが。

彼らの宗教は分からないが、多分、国教会ではないかと思う。
国教会とは英国国教会。
英語ではアングリカン・チャーチという。

国教会はローマ法王を認めていないので、英国人の認識としてはプロテスタントだ。
では誰が頂点にいるのかといえば国王、現在の女王である。
しかし、何度か教会にも足を運んだが、プロテスタントといっても実際には宗教的儀礼はほとんどカトリックであり、三位一体の儀礼からなにから荘厳に執り行う。
そして遺体がないと埋葬できないので葬式が出来ないのである。
イギリス人兵士の墓が世界中の戦地にあるのはこの教義のためである。


帰ってくると花粉症の季節になっていた。

坂本ちゃんは東大に落ちたことが決定したらしく、私大受験に切り替わった。

アメリカの原子力潜水艦が日本の船に衝突した。

森首相がかけゴルフをやっていたそうだ。

野口五郎と三井ゆりが結婚した。

そういえば世田谷の事件はどうなったのだろう。


ヨーロッパ旅行と1週間寝込んでいたので、プチうらしま状態である。



サウナ・スーツを購入した。
1500円。
そして結構ビニール臭い。

オレは相変わらず通販とかアイデア商品とかに弱い(笑)。


ビニール臭いサウナ・スーツを着て、さっそくウォーキングに出かけた。
ウォーキングに出かけるのは1ヶ月ぶり以上だ。

花粉症なのでマスクとサングラス。
そしてサウナ・スーツの色は黒。
見るからに怪しい風体である。

その怪しい中年男が、昼間から住宅街を抜け、印旛水流沿いのいつものコースを目指して歩いてゆく。


風がひたすら強かった。

春になるということは、南の海で出来た低気圧が北側の寒波を押し上げることである。
だから「春の嵐」があるのだし、「ひと雨ごとに暖かくなる」とかいうのである。
低気圧であるから当然、風邪も強くなる。

杉がこの時期に花粉を飛ばすとそれは春の嵐に乗ってどこまでも飛んでいく。
オレのような花粉症の人間にとっては迷惑な話であるが、実は日本の気候に適応したみごとな生き残り戦略である。
杉ってすごいなあ、などと強い風に吹かれて歩きながら考えていた。
それにしても風が強すぎ。
で、途中で帰って来た。

Tシャツ短パンの上にサウナ・スーツを着ただけで寒かったのであるが、帰宅後脱いで見ると内側は汗がたまっていた。
ビニール臭いのを差し引いても(?)、すごい効果である。
ビバ!サウナ・スーツ。


裏返しにして干した。



今日の歩数。
8784歩。
今日の体重。
62.6kg。
今日の体脂肪率。
22%。


ヨーロッパでは一日も欠かさずにビールを飲み、なんでも食べていたのであるが、帰国後、測ってみると体重・体脂肪ともに落ちていた。
寝込んでいたときには61.6kgまで体重が落ちていた。
ちょっと持ち直したのである。
これからさらに健康的にやせていく予定である。



2001年03月03日(土) ビジネス・シートと映画と熱さ

前回、フライトの話を書いてしまったので、今回もその続編を書く。

帰りの飛行機はビジネスだった。
空きのあるときには航空会社がチョイスして、数人をビジネス・シートにしてくれることがあるという。
それに選ばれたらしい。
今回はラッキーだったのである。

ビジネス・クラスは楽である。
そもそも座席の広さが全然違う。
エコノミーの3席分のスペースに2席しかない。
おまけに、客を詰め込まないからその2席もひとりでつかえる。
そもそもあの広いビジネス・エリアには客は10人ほどしかいないのだ。
ガラガラである。


まず、離陸してしばらくするとオシボリをもったスチュワーデスがやってくる。
しかも心なしかエコノミー担当よりも若くて美人である(笑)。
その後、サービスは飲み物へと続く。

機内食にも選択肢があり、まず洋食か和食かを選ぶ。
次に、たとえば洋食ではその中のメイン・ディッシュを肉か魚かを選べる。
コースになっているので、食前酒、前菜、サラダ、メイン・ディッシュ、デザートと順番に出てくる。
最後にはチョコレートとコニャックまで出てくるのである。
当然、ワインも銘柄を選べる。
レストラン並である。

モニターも肘掛の中から出てくる。
そして、おそらくはDVDなのであろう、再生や一時停止などの操作が可能なのである。
で、各席には枕や毛布の他、歯磨きや歯ブラシなどのサニタリー用品までついてくる。
さらに、なんとスリッパも常備されている。
携帯用スリッパの出番はなかったのである。
つうか、ビジネスなら最初から必要なかったのである。
くそう。知らなかったゼ。

トイレに行くときにエコノミーの方をちょっとのぞいてみたが、そこは相変わらず満杯に客が詰め込まれていた。
なんという差なのであろう。

ロンドンから成田まで約12時間ほどのフライトである。
最近、エコノミー・シートで長時間過ごすことが精神的・肉体的にあたえる悪影響が医学的にも指摘されている。

サービスを差別化するのはいいが、エコノミーの座席の狭さは何とかすべきである。

しかし、ビジネスであろうが、やはり機内では眠れない。
そこでまた映画を観た。
『シャフト』と『ホワイトアウト』だ。

『シャフト』は黒人の黒人による黒人のための映画だ。
それほど面白くもないが、つまらなすぎるほどでもない。
派手さはないが、地味すぎるほどでもない。
脚本も、目新しさはないが、下手な作りでもない。
と、いうカンジの映画だ。

問題は『ホワイトアウト』である。
これはイヤイヤながらやっと最後まで見終えた。
何がダメかというと、これがパクリ映画だからだ。
ダイハード1、2、3のいい場面だけ抜き出して舞台と俳優をかえて、日本的なお涙頂戴主義を足して割った様な作品である。
よく恥ずかしげもなくこんな全編パクリ映画を作れるものだ、と別の意味で感心した(笑)。
お金と時間の無駄である。
劇場に観に行かなくてよかった。
飛行機の中という限定された状況でなければ決して見なかったであろう。


話が映画のことになったので、もう一つ。
今日、ビデオを借りてきた。
『アナザヘブン』『マーシャルロー』『ビッグムービー』の3本である。
どれも最新作ではないので1週間レンタルが可能である。

で、先ほど『アナザ〜』を観終えたところである。
これが、面白くないのである。
何故面白くないかといえば、原作に忠実過ぎるのである。
もっとも原作者と監督・脚本が同じ人なので当たり前であるが、そして時間の制約上、若干のはしょりなどもあるのだが、基本的に原作と同じと考えてよい。

映画自体の出来が悪いわけではないし、役者も、原田芳雄をはじめ、結構頑張っていて完成度は高いのであるが、原作を読んだ者にとっては何の驚きもない。
活字が映像になっただけである。
しかも、最後の方では、作品のメッセージを登場人物がセリフにしてしまっている。
原作では、そうした哲学的な部分を書き込むことができるが、それを映像にした場合、たんなるセリフとしてしゃべらせてしまってはいけない。
映画には映画の文法や言葉がある。
それなりの新しいエピソードや場面として表現されるべきものである。
そのためには原作などいくらでも逸脱してもかまわないのである。
もっといってしまえば、原作と映画は別の作品であってもよい、いや別の作品であるべきなのである。

原作をもとにどれだけ飛翔することができるか。
それを期待していた。
だから原作に忠実すぎる映画は、原作を読んだ者には意味はない。

邦画のつまらなさはどうにもならないのだろうか。


しかし、邦画が面白かった時期もあるのである。

最近、BSで午後4時というヤクザな時間に小林旭の「渡り鳥シリーズ」をやっている。マイト・ガイ旭である。
ギターを持った流れ者が活躍する映画である。
いわゆる無国籍映画とか呼ばれるジャンルであり、馬にのっていたり、拳銃をぶっ放したり、馬車が襲われたりする。
「60年代の日本を舞台にした西部劇」というカンジだ。
この前は、あるシーンで、どこの豪華ホテルのラウンジかと思わせるセットで、その設定はユースホステルだった(爆)。
この辺のめちゃくちゃさが好きである。
映画界が威勢のよかった頃、邦画もとても面白かったのだと思う。

高度成長で人々にもやる気があった時代、日本映画は面白かったと思える。
なんか、「熱い」のだ。
その熱気が、飛翔のための原動力だったのではないかと思う。
熱さが面白いものを作り出していたのだ。
日本社会は今ではすっかり冷えてしまったのだろう。


チョウ・ユン・ファなどのでる香港映画が現在でもこういった勢いがある。
中国と英国の狭間で社会的矛盾が噴出している。
最近では、韓国映画が面白いらしい。
南北に分断されている国である。
これらの国や地域は、たぶんまだ「熱い」のだろう。


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