JSLの血はちゃんとJリーグに繋がっているんじゃないのか? - 2005年12月30日(金) 個人的に、ジェフ千葉は「いい監督・選手が多いが、観客動員に苦しんで いるチーム」というイメージが強く、実際そういう記事も目にします。 その理由がスタジアムの便の悪さや、営業努力云々という理由が 述べられている場合が多いのですが、 それは別にジェフに限らんだろ で終わっていたのですが、以下の文章を読んで、ちと納得&嬉しく なりました。 ---- 古河電工(※現ジェフ千葉)という会社はもともとサッカーオンリーの 人間には行きづらい会社であることを、木ノ本は現役時代に感じていた。 スポーツ選手がいちばん力を発揮できるのは営業職だ。人間関係がものを 言うだけに、明るく溌剌とした性格が功を奏しやすい。先方がスポーツ好き であれば、商談もはずむというものだ。日立(※現柏レイソル)などは サッカーを上がった選手をそのようにしてうまく社業に取り込んでいた。 しかし古河電工ではそれがあてはまらない。商品の電線は国鉄と電電 公社で80%の売上げを占めている。そういう大手は発注額がもともと 年度予算で決まっている。部長以下4人くらいの社員がぞろぞろと行って どんと注文を受けたら、後は20人ほどの女性社員が仕事は終わりなのだ。 注文量は古河という名前で決まるのであって、それは誰がやっても同じだ。 つまり、営業の力が売上げを左右しないのだ。 古河電工で重要なのは管理部門だった。たしかな品質の製品をつくる ための生産管理部門、原価や利益を勘定する計算部門、それをコントロール する経理や人事などだ。 「空っぽのスタジアムからの挑戦」 p87 より抜粋 (※及び太字は当方によるもの) --- あ! 古河電工は"営業"という文化がイマイチで、"品質管理"はバッチリな 会社だったのか。 観客動員という"営業面"で苦しむも、 オシムの"品質管理"でいいサッカーをする。 これぞ、古河電工の血である! こーいうとこでJSLの血はちゃんと受け継がれて いるのだな。すばらしいぞ、ジェフ千葉! 玉田とかテレビかなんかのCMに出てたのは、文中の日立っぽさ も関係あるかもしれん。色々調べれば、まだJSLの香りはJでも 残っているのかもしれんぞ! と、一人で勝手に妄想しておりました。 さて、ここまで書いたところで本題です。 これまで5年間、東南アジアサッカー調査メモを続けてきた わけですが、これで一度調査メモの方は終了します。 なによりも、僕の方が体がもたなくなってきました。 Uo.FootballAsiaの方を閉めるか、こちらのメモを閉めるか、まだ すごく迷っていますが、ひとまずはこちらを閉めることにしました。 The-afc.comの日本語版で、普通の人が最低限知りたい東南アジア の情報は知りえますしね。 これまで書いたものはウェブの方でしっかりリンクを張っていく 予定ですので、アーカイブスとして使ってください。 てなわけで、これまでご愛読していただいた方には本当にお礼 申し上げます ... 10 minutes: 最後の最後で川崎フロンターレ - 2005年12月03日(土) ・Jリーグディビジョン1 第34節 @ 等々力競技場 2005/12/03 川崎フロンターレ 2 - 4 ガンバ大阪 喰ったもの:お汁粉 220円 最後ぐらいは"ほっこり"テイストで 最終節の選手カードは、シャチョーさんだ。キラカードだ。 ちゅーわけで、ここ1ヶ月ほど仕事が無茶苦茶忙しかったのも ひと段落終え、よーやく我が等々力に行ってきたのであった。 んで、皆さん知っての通り、川崎フロンターレの最終戦は 対ガンバ大阪であり、優勝戦線がどーなるのか、という 注目を集める試合だったわけである。 個人的にガンバ大阪というのは、とりたてて憎悪とかはなく、 そーいや、昔松下にはインドネシア人選手が居た はずである(リッキー・ヤコブ)。 彼は今、インドネシアで解説者として頑張っているぞ! という、スーパー誰も興味が無い事実ぐらいのイメージ しかないのであった。 しかし、ACLタマランな、な俺としては 大阪でACLやられちゃ、交通費がカナワンじゃないか。 頑張るのだ、ジェフ千葉!か鹿島!ちょっと落ちて浦和! (浦和はヤングでオサレな感じがするので、俺的株価ダウン中) という、とても自分の都合に合わせた事情があったりしたので 今回はすんなりと「勝つのだフロンターレ!」と思えたので あった。青と黒は俺のものじゃい! だが、川崎フロンターレのサポーターにとっては、アウグスト が帰国、相馬、久野の引退が決まった上でのリーグ最終戦、 というとても悲しい試合でもあったのだ。 川崎フロンターレの選手紹介の演出は、チームが貧乏臭い わりには毎度かなり良く出来ていて、最終節の演出も泣き入り まくりの出来であった。 もー、こんなビデオ見せられたら応援するしかねーじゃねーか、 もう俺は死ぬ!死ぬね!というそれはそれは素晴らしい出来で、 思わず目から水が出てしまった小生であった。 んで、試合の展開はかなーりオモロイしろもんで、ハァハァ しまくりの好ゲームだった。一進一退の末にガンバに退場者! 残り時間はわずか!というドラマまであったりして、結構一見 さんも楽しめたのではないだろうか。 しかし、結局2−4でわが川崎は破れてしまい、セレッソが 引き分けたために優勝がガンバ大阪となってしまった。 The-afc.comで「川崎フロンターレ」と記事で出来る時は、大抵 対戦相手の順位が入れ替わった時のかませ犬みたいな役が 多かった今シーズンだが、結局最後もそれで終わってしまった…。 普段、 「ジャパニーズのファンはリーグ王者に対するリスペクトが ねえよなぁ!」 とか言っていた俺だが、いざ目の前で、しかもホームで優勝され たりすると、自分はどーするべきかサッパリわからなかった。 「ジャパンの優勝チームには拍手をすべきな俺」 VS 「川崎フロンターレの選手はよくやったよ、な俺」 VS 「よりによってココでやることねーだろ、ガンバよぉ、な俺」 が心の中で格闘しまくっていたのだが、結局最後の奴が勝って しまった。 で、何だかよく知らんが腹が立ってきたので、試合終了と共に とっとと帰ってきてしまった。 (今は2番目になるべきだったと相当反省している俺) そんで、帰りに 「この所在の無さは解消するには…ヤケ食いだ!」 と思い、普段の俺では考えられない高級レストラン、 モスバーガーに勇気を出して入り、しかもなんか高そうな ロースカツバーガーを食いたくもないのに、コレ下さい、と メニューを指差して頼んでやった。 しかし、出てきたのはどー見てもバンズがなく、 あの店員野郎!ハンバーガーにパンを忘れるとは! と思い文句を言ったところ、とびっきりの笑顔で そのメニューは、サラダ感覚で食べられるものです! と微笑み返しを受け、 俺みたいな奴が観に行くようなクラブは可哀想 だなぁと、ちょっとクラブに申し訳ない気がした。 ちゅーわけで、リーグお疲れ、川崎フロンターレ。 来シーズンも、ちょっとヨロシク。 あと、ガンバは確かに強かった。。。 ...
|
メール ホームへ |