チャーチル・ケミカル・ブラザーズ - インド - 2002年10月29日(火) AFCチャンピオンズリーグも3回戦へ。 ベトナムのSaigon Port(Cang Sai Gon)を破り、そして3回 戦でタイのOsotspaと対戦するChurchill Brothers。 そして、よく名前を目にするMohun BaganとEast Bengal。 全部インドのクラブチームなのであります。 タイのドゥシットはMohun Baganに在籍してたり、はたまた IFAシールドなるインドの大会に、ベトナムのNam Dinhが 参加したりと、インドのサッカーも気になっておったわけです。 そんななか、Soccer in South Asiaなる本を買ってみたので あります。この3つのチーム、調べて見るとナカナカ面白かっ たので一応紹介。 =========================================================== ■Mohun Bagan 設立は1889年と、19世紀! ホームはカルカッタ。 インドでは最も有名で、かつ歴史のあるクラブです。 また、インドでは初のAFC月間優秀クラブを受賞してます。 Mohun = Sweet、Bagan = Group という意味で、そのままだと甘いグループ・・と、なんだか 良くわからないのですが、多分、善意あふれる集団という意 味ではないかと。 ■East Bengal 設立は1924年で、アジア大会にも出ていたブティアが所属する チームであります。 ホームはこれまた、カルカッタ。 --- Mohun Bagan VS East Bengal --------- Mohun Baganは最初からサッカークラブとしてスタートした わけではなく、初めはinstitutionということですから、ど うも総合スポーツクラブとかそういうモンだったらしいです。 学校を落第したりした人は入団が許されず、 ムスリムの人々だったそうで 酒は厳禁だったとか。 ま、エリートの集団、の雰囲気があったらしいです。 East Bengalは、現在のバングラディッシュからカルカッタ に出稼ぎに来たサッカーファンが設立したそうで、いわゆる 伝統的にワーキングクラスのファンが多いとのこと。 Mohun Bagan = 昔から住んでいるカルカッタ住民の知識層 East Bengal = 東ベンガルから流れてくるワーキングクラス というサポの層の違いもあって、カルカッタダービーは過熱 気味だとか。(本には、セルティックVSレンジャーズの例え が書いてあります) ファンはお互いのチームに勝利すると、エビや魚(相手チー ムのシンボル)を食うそうですが、このへん、ヤクルトを飲 んだりするプロ野球ファンぽい感じもします。 ■Churchill Brothers なんだか若者なテクノ風な名前でありますが、そのへん実 は間違ってなかったりします。 設立は1988年で、ホームはゴア!です。 ゴアの2人のサッカー好きな兄弟、Churchill AlemoとJoaquim Alemo (2人とも、なんだか議会のお偉いさんで、経営者らしい)が 始めたそうで。 ゴアで始めて、ゴア以外からの選手を取ったクラブであり、 外国人選手を見ると、ジンバブエ・ナイジェリア・スーダン・ イラクとグッとくる国籍のメンバーが在籍とのこと (2001年の資料)。 監督もスコットランド人やウズベキスタン人を雇ったりと、 なかなかグローバルなクラブであります。 :Soccer in South Asia - Empires, Nation, Diaspora :Editors - Paul Dimeo and James Mills :Frank Cass社 :P17-34より要約 =========================================================== まぁ、サポートするチームが階級・・云々の話は、歴史とか その辺がワカランので、いまいちイメージしづらいんですが。 (農民チームと武士チーム、みたいなイメージしか湧かない 上に、頭の中の絵は白土三平風だったりする俺。) 上記の2つが伝統っぽいのに対して、Churchill Brothersは 若くイクぜ!という雰囲気がして面白いですな。 ゴアとベンガルのサッカーの歴史の違いもあるみたいで、あな どれんな、インド。AFCもこれからプッシュするらしいし。 南アジアへの浮気もこのへんで。。 ... サッカーへの悪影響 - ラオス - 2002年10月28日(月) 最近、シンガポールリーグからチームが消滅したり、イン ドネシアじゃ、クルニアワンが代表から外れたり、ACL やU20じゃ負けが続き、ちょっと暗いニュースが続くア セアンサッカー界。 しかし! しかし! そんな暗いニュースの中で、光るのがラオのサッカー! つーわけで、適当訳 ------ ■ビエンチャンタイムス 10/25号より ”結婚はサッカーに悪影響” by Panyasith Thammavongsa サッカー選手のBan Sithan Neua氏は、既婚者というも のは、自分達が思うほどサッカーが上手くないかもしれ ない、と述べました。 10月20日、彼の村にあるミタハプ建設FC(Mittaphap Construction FC)はボートレース大会開催を記念して、 既婚者チームと独身者チームに分けて試合を行いました。 最近までの結果は、2勝3分けで既婚者チームが優勢。 しかし今回は違いました。Km-2 Stadiumで行われた試合 は、独身者チームが若いパワーを見せつけ、3−1と勝利 したのです。 Khamphouvong Thongsamoud氏(ミタハプ建設FC監督) によれば、サッカーの試合は、村の結束と親睦を深めるた めに行われているものだといいます。これは、サッカーの 試合後に彼の家でパーティーを行うことにも表れています。 この試合終了後、両チームのメンバーは監督の家に集まり、 結婚がどのようにサッカーに影響を及ぼすかを議論し、 そして自分達のテクニックを改善する方法について話し 合いました。 既婚者チームのメンバーは、次の試合である国際新年大会 にむけてチームを再び作るとのこと。そのチームは、以前 のような強いチームになることを望んでいます。 ミタハプ建設FC監督のコメントです。 「もし独身者チームのメンバーがこの大会前に結婚すれば、 既婚者のチームに入らなければいけないね。 その頃は、独身者チームは農作物の収穫の時期があっ て忙しい時期なんだ。でも、彼らはまた勝利するだ ろうね。」 ちなみに、監督自身は独身者です。 http://www.vientianetimes.gov.la/Contents/No.%2085/Footballers%20say%20marriage%20slows%20your%20game.htm ------ うーむ、イイ。 なんて、なんてノホホン・ニュースなんだ! 村の親睦のためにサッカー、というのがイイ。 テクニックと結婚を同じ土俵で議論するのがイイ。 収穫が忙しいのもイイ。 久々に心が清清しくなるサッカー・ニュースなのであった。まる。 ... 魚尾獅、麒麟を迎え撃つ - シンガポール - 2002年10月27日(日) 魚尾獅とはマーライオン。 麒麟とは、キリンビールの、あのキリンであります。 なんのこっちゃと思う方も多いでしょうが、 Sリーグは来期から大変なコトになっていくのです。 現在の12チームから ・1チーム消滅 ・2チームが合併 そして来期から、 ・シンガポールU23がリーグ参戦 ・Sinchi Football Clubなる、中国人クラブの参戦 という、まさにアジアンなリーグになるのであります。 まぁ、シンガポールからみれば、外国のクラブが参入 した事もありましたし(豪州の2チームが参戦したこ とがある)、U23もやったことがあるのであります が(これは昔日本もやったらしい)、そのグローバル な視点に”さすがだぜ・・”と言わざるを得ないわけ であります。 そんで、色々な記事が発見できたので、わかったこと をば。 ------------------------------------------------------------ ■Sinchi Football Clubについて。 ・2003年度のSリーグから、中国人のチーム Sinchi FCが参戦。 ・Sinchiとは、"新(Sin)"と"麒麟(Chilin)"をあわせた 造語。 ・7月頃からシンガポールに拠点を構えていた。 ・チェアマンは2人いるようで、そのうち一人はシンガポール 初の女性(だから、Chairpersonと書いてあります。) ・もう一人はWang-Lee Tee Engという人。 Metropole Hotelの”Imperial Herbal Restaurant”てな レストランのオーナー。 ・現メンバーの平均年齢は22歳。 ・Sリーグへは22名の選手で運営していく予定。 ・12月末にも、中国2部リーグのクラブでセレクションも行う 予定。 ・Primeリーグ(ユース)にも参戦予定。 ・1年目の目標は、リーグ4位以内。 ・監督は27歳のCao Guanlin アシスタントコーチはWu Qishun チームマネージャーはZhang Weike ・ホームグラウンドは、Jurong Stadium ・マスコットはキリン。 ・メンバーは、中国人、あるいはシンガポール人のみが プレイ可能 ・10月初旬にGombak United(消滅してしまうチーム)との 親善試合は、4−2で敗戦。 ・10月29日に、Charity Cupとして、Home United と対戦 (これはまだ、China XinHua Selectionという名称) http://straitstimes.asia1.com.sg/sports/story/0,4386,150756,00.html? http://www.sleague.com/highlightRead.asp?id=197 http://straitstimes.asia1.com.sg/sports/story/0,4386,151235,00.html? http://www.asian-football.com/mrel/news_45537_E.html ------------------------------------------------------------ たまんねーな、おい! チェアマン(マンじゃないけど)、マダム・リーだし、 マスコットは麒麟だし。 オーナーのレストランは中華料理だし。 ここまでチャイナな雰囲気を持ってこれらると、マジで 失神寸前ですな。応援とかも”Sinchi!加油!”かなぁ。 うひょー!観てェ!! Gombakサポには、とりあえず野次の対象のチームとしては ピッタリな気もしないでもないが・・。 以前、Sinchiの選手にSリーグは中国の2部リーグくらいと 言われてたけど、本当かどうか結果が観られるのは楽しい。 ま、カンガルーも麒麟も受け入れたマーライオン・リーグ。 2003年はかなり要チェキ、ですな。 ... 10minutes: 横国と等々力と私。 - 2002年10月23日(水) 3ヶ月ぶりくらいに生観戦がチョボチョボ出来はじめた。土日 のどっちかは仕事で、せいぜい深夜のスカパーかBSでのTV 観戦だったのである。 ちょっと前の川崎-新潟、横浜-鹿島戦だったのだが、行った先 は勿論、等々力と横浜国際競技場である。 なんちゅーか、こう横浜のスタジアムは”市民”な感じがする のに対して、等々力は”庶民”な感じが好きだ。 フロンターレにはそれほど愛着がないのだが、とにかくこの等 々力にはビビっとくる。 まず、スタジアムに貼られている、フロンターレを応援する大 漁旗みたいなの。色彩的にすげージャポンな香りがする。 旗には、ナントカ工務店とか、ナントカ精米店とか地元の店名 が書いてあるのだ。うーむ。。アウェイ感だ。横浜に住んでい てもアウェイ感を感じるのは相当なものだと思う。 んで、試合前には時々、川崎にゆかりのあるアトラクションが 出たりするのだが、これがまたイイ。 この前観たのは、川崎市出身の1輪車の世界王者デュオの演技。 誰も居ないピッチの脇で一輪車、というのはパッと見、かなり バカっぽい。 後ろがガラーンとしている前で一輪車。 なんだかシュールな絵なのだが、これがまた等々力だ。 ハーフタイムも、「俺たちは応援しているぞ!多摩商店街」とい うノボリをもったボランティアのオッちゃんやオバちゃんが、 ゾロゾロとピッチの脇を歩く。 スピーカーからは、「川崎スポーツニュース!」という絶叫が聞 こえ、また一輪車が走りまくる。 思いっきり、誰がどう見ても日本なのだが、このドメスティッ クさがタマラン。 横国(Fマリノスの試合)なんか、せいぜい富士観光の抽選く らいだからなぁ。ちょっとローカルさを感じるの。 CMとかTVで観ているのばっかりだし。 等々力のゴール裏の立見席や2階のゴール裏付近の雰囲気も好きだ。 ダラダラしているオッちゃん(体操座りか、寝ている)が怒鳴った りすると、もう失神モノだ。 あと売店とピッチが近いトコと、タバコ吸いながら観られるトコ が俺的評価大(勿論、バックスタンドの喫煙場所からだけど)。 観戦中にラーメンとか喰いながら売店のイスで座っている人を見 ると、 「この楽しみ方・・米国のメジャーリーグの観客の様だ・・」 と感じてしまう。 陸上トラックもTVで他競技場を観ていたり、横国に行ったりす ると「こんなもんイラねぇ」と思ったりするのだが、等々力に行く と「陸上トラックがなければ、等々力じゃネェぜ」と、何故か普段 と逆のコトを考えてしまうから不思議だ。 随分前に書いたけど、立見席を柏で観た英国人が「懐かしい!」と 興奮していたように、 そのうち日本でも 「うわ、陸上トラックがあるよ!懐かしい・・」 ってなるんじゃねーかなぁ・・・と思っているだけに、陸上トラ ックのあるスタジアムってのも大事にすべきかな、とトンチンカ ンなコトを考えているこの頃なわけであります。 俺は、全国のスタジアムを回ったわけじゃないのでナントモ言え ないのだが、等々力のドメスティックさ加減は、日本でも有数だ な気がする。 ・・うーむ・・言葉には出来ないが、図式で表すと 横国 :サッカー>地元 等々力:地元≧サッカー だと思う。全然悪い意味じゃなくて、むしろいい意味で。 なんつーか・・こう、デカいサッカー専用スタジアムってのは、 新しくできたから、つーのもあるんだけど、 「ボインで若くてカワイイ女性」 な感じがするなぁ。鹿島スタジアムとか埼スタとか。 優香とか乙葉みたいな。 等々力は、 「脂の乗り切ったイイ女」 な、桃井かおりとか、いしだあゆみとか、そういう演技派なイメージ がするわけで。。 サッカー競技場に、なにが演技派なのかよくワカランが、とにか く「サッカーだけで勝負?若いわね・・」という雰囲気が俺は好きだ。 つーわけで、これからもスタジアムを転々としながら 「脂の乗り切ったイイ女」を感じに行くぜ。 ... ニンジンはアン・ジョンファン - シンガポール - 2002年10月22日(火) シンガポールのHome Unitedが、香港のSouth Chinaと AFCチャンピオンズリーグで2回戦・第2戦を闘うわけ であります。 2回戦・第1戦は、アウェイ・香港で2-1の敗北。 つーことは、アウェイゴール2倍ルールがあるんで、 Home Unitedは1-0で勝てば、おそらく清水エスパルスと 当たるのであります。 (清水はモルジブのチームに大勝したので、多分次の ラウンドに進出します。) そんで、今日の記事を読んでいたら、清水と当たるのが たいそうモチベーションに繋がっているそうで、そのへん 抜粋適当訳チェキ。 --------- ■ホームユナイテッド、サウスチャイナは共に勝利を目指す - ホームユナイテッド、少なくとも1-0の勝利で アン・ジョンファンの清水エスパルスと対戦。 (中略) 両チームは共に、勝ち上がりを望んでいる。 ワールドカップ出場選手、アン・ジョンファンの在籍する 清水エスパルスと対戦できるというチャンスがあるからだ。 (以下略) http://straitstimes.asia1.com.sg/sports/story/0,4386,150340,00.html? --------- ■AFCチャンピオンズリーグ第2戦: ホーム・ユナイテッド - サウスチャイナ戦展望 (中略) ホーム・ユナイテッドのDarby監督は、チームに”熱い意気込み” が浸透するように自ら心がけ、表していた。さらに、3回戦で 日本のJリーグチーム、清水エスパルスと対戦することが、選手 たちにモチベーションになるように望んでいる。 「選手たちにはこう言ったよ。 『サウスチャイナに勝てば、清水エスパルスと対戦だぞ! 日本と韓国のワールドカップ出場メンバーがいるチームだ! みんな、マジでやる気出てきただろ!』 あと、日本でいいプレイしたら、Jリーグのチームから コンタクトがあるかもしれない、とも言ったね。 Indraみたいなヤツは、ココでの10年分の稼ぎを、Jリーグ なら1年で稼げると思うな。 彼は警官をやってる場合じゃないよ!」 (以下略) http://www.sleague.com/highlightRead.asp?id=194 --------- うーむ、あんまり意識しなかったが、日韓W杯のメンバーがいる チームっちゅーのも、良く考えたらグッとくるかもなぁ・・。 日本でも、「世界クラブ選手権で、ジュビロがレアルと!」 ツー感じで沸いた時期があったが、それに近いのかもしれん。 違うかもしれんけど。 それよりも、俺が興味がわいたのが、現サウスチャイナのMF、 Lee Kin Wo(李健和)っていう選手が、昔シンガポールのゲイラン ・インターナショナル(現ゲイラン・ユナイテッド)に在籍した、 という事実だ。 最近読んだ本に、香港警察の汚職をチクる場所を、シンガポール に設置したとか書いてあったし、香港とシンガポール、なんだか 近いのかもしれん。 男闘呼としては、”香港-シンガポール”って、なんだかグッと くるぜ。ちょっとエキゾチックかつ、危険な香りがする2都市 だからなぁ。 アジアで1・2を争う 「拳銃と船、そして眼帯のハゲ男とキセルもった美女が似合う街」 だからかもしれんな(←バカ) ちゅーわけで、どっちにせよ3回戦は観に行くぜ、日本平。 ... 走れ ばか共 - シンガポール - 2002年10月16日(水) シンガポールリーグ(S.League)は、イングランドのプレミアリーグ 人気に押され・・てな記事を結構目にするのですが、Sリーグ・アワ ード発表の当日、シンガポールの新聞に4人のサポーターの姿が載っ ておりました。 彼らはシンガポールリーグのファン・オブ・ザ・イヤーにノミネート されていた4人。 ファンも対象にするんだな、Sリーグ。 んで、読んでみると・・うぅ・・泣ける・・。 みんなケナゲだよなぁ。 ちゅーわけで、訳してみました。 毎度、完璧な訳じゃないのでそのへんはご勘弁。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 「 もし僕らがシンガポールリーグを 応援しなかったら、誰が応援するんだ? 」 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - アルバート・リム。 彼自身は普段、自分は物静かな方だと言う。 仕事が終わると、妻メイ・ペンの居る自宅へ戻り、2人で 食事をし、そして共に寝る毎日を送っている。 しかし、SAFFC(シンガポール・アーメド・フォーセズFC) の試合がある日、自営業を営む42歳の彼は一変する。 「試合の前日になると、もう待ちきれないんだ 当日は、SAFFCのユニフォームに着換え、妻と子供に 会ってからチョア・チュー・カンスタジアムに行く。試 合開始の1時間前だ。 もし私がもっと早くついていたら、サポーターとドラムを スタンドに持ってくるのを手伝い、そして他のサポーター と語り合っているんだ。 いつも本当に、試合開始が待ち遠しくてたまらないんだ。」 試合中、リムは静かにしている - ほとんどの時間は。 「私は審判に怒鳴ったり、相手チームを罵ったりはしないんだ。 もし腹が立っても、外には出さない。 でも、SAFFCがゴールをしたときは、もうメチャクチャ になる。飛んだり跳ねたり、叫んだり踊ったり。 そのときは本当に最高の瞬間だね。」 リムは1996年からSAFFCのサポーターとなった。 日曜日のプライムリーグ(ユースのリーグ)を観戦するほどにも なった。 彼に何故そこまで熱をあげるのか尋ねたところ、こんな答えが返 ってきた。 「SAFFCの選手も、チームの運営スタッフも好きだからね。 彼らはお互いを尊敬しているし、本当にファンを大切にして くれるクラブだから。 それにシンガポールのリーグじゃないか。 もし、僕らシンガポール人が応援しなかったら、 誰がこのリーグを応援するんだ??」 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 「 もしシンガポールリーグが なくなったら、ストライキを起こすね 」 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ジュロン・イーストスタジアムを訪ねたら、痩せて短めの顎ひげを 生やしているインド系の少年がいるはずだ。 チアリーダーの歌をリードし、踊り、ドラムを叩く少年だ。 彼は自称ジュロンの大ファン、T.モヴィンドランだ。 しかし、彼の熱狂振りを見ると、この16歳のブキ・チマ職業専門 学校生がわずか2年前にサッカーファンになったとは、とても信じ られない。 「僕のおじさんが、ジュロンの試合を観に連れて行ってくれた んだ。相手がどのチームか忘れちゃったけど、すごく興奮す る試合だったんだ。 特にV. Sundramoorthy選手がお気に入りだった。 だからサポータークラブに入ってからというもの、こんな 調子だよ。」 試合当日に、彼はスタジアムに行く前に、仲間のチアリーダー達と たっぷり1時間ほどミーティングを行う。 彼とチアリーダー達は、ドラムやチアホーンの状態をチェックし、 試合開始の15分前になるとドラム演奏とチアリーディングを始 める。 この状態は、試合終了のホイッスルが鳴るまで止まることはない。 モヴィンドランの夢は、彼の憧れの選手Sundramoorthyと、ジュロ ンのチームメイトとして共にピッチに立つことだ。 「僕らはチームを愛しているんだ。僕らがやっていることは、 チームへの愛情表現なんだ。」 ある日シンガポール・リーグがなくなったらどうする?との問いに、 彼はこう答えた。 「みんなを集めて、ストライキだね。それしかないね。」 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 「 シンガポールリーグは生観戦が一番! 」 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ヒダヤ・モハメド・アリ。彼女はタンジョン・パガーの試合のたび に、声が潰れてしまう。 驚く事に彼女は32歳で、4人の子を育てている母親だ。 彼女は文字通り”絶叫”ファンの一人だ。 「私、試合ごとに喉の調子がすっごく悪くなるから、そのたびに お医者さんに行っているの。 先生はそんなに試合中に叫ばないように、って言うんだけど、 そんなことできる訳ないじゃない。」 実際、タンジョン・パガーに対する彼女の愛情は凄まじい。今年の6 月、産後の療養で病院に閉じ込められた彼女は、10分ごとに夫を呼 んで、試合の結果を報告させたのだ。 ヒダヤのサッカー熱は1994年に始まった。同年クアラルンプール で行われたマレーシアカップ決勝戦、シンガポールvsパハンを観戦し てからだ。 彼女はそれからタンジョン・パガーのサポーターとなった。Sリーグ が始まった1996年には、タンジョン・パガーがまだティオン・バル ・ユナイテッドと名乗っていた頃だ。 理由は、彼女の住んでいたテロック・ブランガ・クレセント地区が、 クイーンズタウンスタジアムに近かったからだ。 彼女は試合当日、他の熱烈なタンジョン・パガー・サポーターたちと 共に、早めにスタジアムに向かう。 彼女達はスタジアムを飾り付け、風船を膨らまし、そして指定席に しるしをつけるのだ。 ヒダヤは、シンガポールリーグのTV観戦が嫌いだと言う。 「TVからはスタジアムの熱気ってものが感じられないじゃない。 シンガポールリーグには、90分間私たちが応援したり、叫んだ りする声がたくさん詰っているのよ。 TVからじゃ、シンガポールリーグの熱気をちっとも感じない。 だから嫌いなの。」 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 「 シンガポールリーグなくして、わが人生なし 」 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ジョナサン・ジェームス・ウォン。33歳・銀行員。 彼は5年間、タンパイン・スタジアムのスコアボード担当だった。 楽な仕事ではあったが、彼にとって大きな問題があった。 彼はタンパイン・ローヴァーズ大ファンで、その試合に集中するこ とができなかっただ。 「コンピューターがちょっといじれれば、この仕事はできるよ。 でも、時々クラブのスタッフやレポーター、それにファンが 『誰が得点したんだ?何分の得点だ?』と聞いてくるから、 それで気が散っちゃうことがあるんだけどね。 集中して試合が観られないから、今シーズンから仕事は辞め たんだ。でも、今となってはいい転職だったよ。 今期はチームにとって、いいシーズンだったし、それに僕は 試合を集中してみてられたからね。」 日曜日の試合、シンガポールカップで優勝したタンパイン・ロー ヴァーズ。チームに対する彼の愛情は、シンガポールリーグが始 まった1996年に始まった。 「僕はタンパインに住んでるから、この地をホームにするチー ムに出来る限り愛情を表したいんだ。」 ウォンはタンパイン・ローヴァーズのサポータークラブ設立者の 一員で、副会長でもある。 その後、彼とそのメンバーは昨年、複数の私設サポーター集団を立 ち上げた。 「ファンは、好きなサポーターのところに行けるようにしたん だよ。」 彼とそのメンバーは、月に100ドル、チアホーンや黄色いレイン コート、そしてクラブ・ステッカーに費やす。 「お金は問題じゃないよ。チームをサポートすることが楽しい んだ。」 「シンガポールリーグなくして、わが人生なしってとこかな」 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - http://straitstimes.asia1.com.sg/sports/story/0,4386,149123,00.html? http://straitstimes.asia1.com.sg/sports/story/0,4386,149090,00.html? http://straitstimes.asia1.com.sg/sports/story/0,4386,149091,00.html? http://straitstimes.asia1.com.sg/sports/story/0,4386,149127,00.html? - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - >彼女達はスタジアムを飾り付け、風船を膨らまし 僕はこの辺で、涙腺がウルウルしてしまいました。うう・・。 ちなみに最後のウォンさんが受賞しました。 つーか、みんな大バカだよな。愛すべき大バカ。 ワールドカップは世界のバカの祭典で、 アジアカップはアジアのバカの祭典だよなぁ。 タイガーカップは東南アジアのバカの祭典。 そして各国のリーグは、各国のバカの祭典だ。 僕はJリーグの、そしてJリーグ以前からスタジアムに訪れ 続けた日本のバカどもを心から尊敬する。 僕に尊敬されてもなんともならんと思いますが、 とにかく全世界の各チームサポの方には頭が下がります。 はい。 ... 日本戦を終えて:タイ側のコメント - 2002年10月12日(土) またもや色々な所からコメントを引っ張って組み合わ せてみました。正確ではないと思いますが、その辺は 勘弁。 ----- ▽ピーター・ウィズ監督 3−0という結果だが、点数ほどの実力の差があった とは思わない。われわれのチャンスを消していった、 日本のディフェンス陣がとてもよかった。 チームはとても頑張った。悔いはない。日本は我々より もチャンスを物にし、我々はそれが出来なかった。 我々には3位決定戦があり、それに勝たねばならない。 日本戦を見た多くのタイの人は、タイは不甲斐ない試合 をした、と責める人は誰もいないと思う。 日本は、素晴らしい人材が揃っている。Jリーグはとても 強いリーグだ。理論上で言えば、イランとの決勝戦を物 にするのは容易だと思う。 ▽タバチャイ・サジャクール・チームマネージャー 日本は私たちよりも強かった。だが、前半は我々の方が よかったと思う。最初の1点目は日本に与えてはいけな いゴールだった。そして、追加点となる2点目がすぐに来 てしまった。 タイは、多くのチャンスを得たにも関わらず、そのチャンス を生かすことが出来なかった。 その結果が悪い方向に動いてしまった。タイの方が、技 術的にも、そしてフィジカルの面でも劣っていた。我々に とって、この結果は妥当なものだ。 開催国・韓国との3位決定戦は、Phaitoon(Thiabma)が 警告のために出場停止だ。Anucha(Kitpongsri)とNiruj(Sukasiang) が怪我をしている。 Dusit (Chalermsan) の調子が3位 決定戦までに戻るかどうかも分からない状態だ。 我々チームは、タイのファンに、いまだアジア大会でなし えていない銅メダルを持って帰国したい。 ▽キャティサック選手(キャプテン) タイのファンをがっかりさせて、申し訳なく思っている。 ディフェンスのミスで日本に1点目を与えてしまった。 後半も頑張ったが、2点目で試合は決定的なものに なってしまった。 日本はとてもよく組織されたチームだった。 我々はその点で劣っていた。 チームは今、一丸となって銅メダル獲得に向かっている。 これが僕にとって最後のアジア大会だ。 ベストを尽くして、入賞するつもりだ。 http://www.asian-football.com/mrel/news_44656_E.html http://www.asahi.com/english/sports/K2002101100332.html ----- >これが僕にとって最後のアジア大会だ 泣・・・。 ... アジア大会準決勝:日本vsタイランド - 2002年10月11日(金) うーむショックだ・・。 センチメンタル・バスが解散していたとは・・。 つーのは実はどうでもイイとして、TVでアジア大会準決勝: 日本 - タイ戦を観戦したのであった。 国家斉唱の時、一人挟んでキャティサックとドゥシットが並ん でいる姿に「おお、国家代表なんだぁ・・」と妙に感動してし まった。んでも、2人ともベトナムで同じチームメートなんだ よなぁ。 なんつー贅沢モンなんだ!Vリーグ。 そんで試合開始。 前半は・・おおおおお!タイが、タイが攻めまくっているッ! もしかしたら、日本が攻めさせてたのかもしれんが、俺には 押している様に見えたぞ。 なんつっても、パスがポンポン繋がる。イカス。 守ってカウンターのチームです、とアナウンサーは始め話して たけど、どうもイメージが違う。 確かに、攻められるとすげーキレイな5−4−1に変わる。 まぁ、この辺は守って、つートコがカウンターっぽい。 でも、カウンターちゅーのはロングボールでぽーんと、、みた いなコトを読んだ覚えがあるのだが、タイは細かくつないで前 線に持ってく感じがする。 妄想だけど、ピーター・ウィズ監督は始め、イングランド風味 にロングボールを蹴らせようとした・・のだが、 前に持っていくことに関しては、ロングボールはより パスの方がイイじゃねーか、タイはよぉ! これが、タイサッカーなのではないのか。 これを生かすべきだ、と俺は思う! と、アディダスの帽子越しに考えたのではないか。 (ナイキも持っていることは確認済み。) 選手に目をやると、ミョンボ兄さんを韓国寄りにした顔、 (by友人)と、スットコドッコイなコトを言われていた、 ドゥシット。 テロサーサナでのサイドチェンジなんかは見たのだが、 今回の方が観ていて楽しいなぁ。ボールの先にちゃんと選手 いるし、FKとか上手いし。大久保にキレ気味な瞬間が怖か ったぞ。 そして何よりも金髪のナロンチャイが中盤でビシビシと効く なぁ。ボール持っているときもあんまり取られないし、よく 動くし、シュートもいいし。 まだ若いみたいだから、成長するのだぞ。 8番の暴れん坊、イッサワや11番のビモンの前線への上がり なんかも結構良かったな。あ、15番のパイトーンは、中田浩 二似だった。マニトは期待してたんだけど、ちょっと物足りな かった。 あとキャティサック!キアティスックと言われてたけど、 動きの緩急がスゴイんだなーと思った。相手の様子見るとき は、本当にチカラが抜けている感じ。酔拳みたいなプレイ。 後半でセンターサークルで円陣組んでいる時も、みんなに 色々指示して、キャプテンっぽい。ドゥシットは後ろでダ ラダラしてたから、余計そう思ったけど(笑)。 何故か知らんが、俺もこのキャプテンならついていくぞ。 あ、円陣組んだあと、ポジションに行く前にコップンクラッ プのポーズしてる。やっぱタイだなぁ。 試合は後半に入ると、日本が前半とは全然違うチームにな った様に良くなった(俺的に、”なってしまった”)。 タイもサイドから中央に入れてくるんだけど、人がいなかっ たりして、うーむ・・。得点するイメージが、後半だと出来 ない・・。 タイはこの試合前、サイドから中央に入れてくる練習をやっ ていて、それはイングランドスタイルだ、と解説者の岡田元 日本代表監督が言っていたけど、イングランドMeetsタイラ ンドサッカーってのは、とんでもなく聞いていて燃える。 どんなもんが出来るのか、想像できないとこがタマラン。 けど、とりあえず前にもっていく方法はタイ、な気がした。 間違っていると思うけど。 結局3−0で負けちゃったけど、細かくつなぐ前半のサッカ ーは観てて楽しかったぞ。 俺的予想は、先制はタイのキャティサック、凍りつく日本の 視聴者とサッカー関係者、つー感じだったんだけど・・。 アジア大会終わったら、タイガーカップで大暴れしてくれ! タイランド!(3位決定戦もできたら大暴れしてね)
以下、各メディアの記事 ------------------------------------------------------ ■日本3発!初決勝!13日イラン戦/ア大会 <アジア大会準決勝:日本3−0タイ> (中略) 理想的な攻撃サッカーで勝負を決めた。立ち上がりはタイの スピードにほんろうされる場面もあったが、慌てず耐えてチャ ンスを待った。前半24分、初めて得たCKから生まれたチャ ンスを生かした。GKのこぼれ球を池田が押し込み先制。余裕 の出た日本は、相手サイドを崩して再三ゴールチャンスをつく った。 後半開始3分には鈴木が25メートルのミドルシュートを決 めた。終了間際には中山の4試合連続ゴールまで飛び出した。 タイのウィス監督は「うちの守備も強かったが、日本は戦術 を持っていた」とうなだれた。 http://www.nikkansports.com/news/soccer/p-sc-tp0-021011-10.html - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ■中山4戦連発!日本初決勝! アジア大会準決勝 ヤング・ジャパンが初の決勝進出の快挙を成し遂げた。準決 勝でタイと対戦。前半24分にDF池田昇平(21)=清水= が先制点。後半3分にはMF鈴木啓太(21)=浦和が追加点。 40分には中山悟志(20)が4戦連発ゴールを決め圧勝。ディ フェンス陣もタイの攻撃を零点に抑え込んだ。決勝戦は13日 午後7時から蔚山で前回優勝のイランと対戦する。 日 本 3 - 0 タ イ ▽得点者[日]池田(前24分)、鈴木(後3分) 中山(後40分) - 川淵キャプテン 急きょ決勝観戦 日本サッカー協会会長の川淵三郎キャプテン(65)が急きょ、 アジア大会決勝戦(13日)を観戦することになった。日本代表 がアジア大会で決勝戦に進出するのは初の快挙。準決勝を観戦し た川淵キャプテンは「チームにゆとりと自信と落ち着きが出てき た。試合ごとに成長しているのが分かる。この年代ではアジアで も強豪のタイに完勝したのは大変うれしい。決勝に行くことを決 めたので、皆さんも応援してほしい」とうれしそうに話した。 http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/oct/o20021010_10.htm - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ■準決の相手タイは最強 日本が準決勝で対戦するタイは「史上最強チーム」の呼び声 が高い。予選B組では3戦全勝、この日の準々決勝・北朝鮮戦 も1―0で快勝。4試合で10得点1失点と堅い守備が目立つ。 23歳以下でオーバーエージ枠も2人招集しているが、中心は21歳 以下の“黄金世代”だ。98年U―17アジアユース選手権の優勝メ ンバーで、アテネ五輪アジア地区予選でも日本のライバルとなる のは間違いない。前回の98年バンコク大会は4位、FIFA ランキングは66位 http://www.sponichi.co.jp/soccer/kiji/2002/10/09/03.html - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ■日本、3−0でタイを下し初の決勝進出=アジア大会男子サッカー アジア大会男子サッカー準決勝第1試合、蔚山文殊サッカー 競技場で行われている日本代表−タイ代表は、3−0で勝利を 収め、アジア大会男子サッカーでは日本初となる決勝進出を果 たした。 日本の得点は、前半24分、右CKからのこぼれ球をつなぎ、 左サイドにオーバーラップしていた三田がシュート性のボール を中に折り返し、タイGKがはじいたところを、池田(清水) が詰めて先制。 後半開始3分には、中盤の空いているスペースをドリブルで 仕掛けた鈴木(浦和)が、中央から豪快なミドルシュートをゴ ール左上に突き刺し、2−0とリード。 さらに終了間際の後半40分、右サイドを駆け上がった田中 隼の低いクロスボールを、ファーサイドで詰めていた中山が押 し込み、4試合連続となる得点を奪い3−0。決勝進出を決め た。 [スポーツナビ]サッカー http://sportsnavi.yahoo.co.jp/headlines/soccer/20021010-00000006-spnavi-spo.html - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 【試合経過】 後半48分:試合終了。 後半44分:日本が3人目の交代。MF根本に代えてMF駒野を投入。 後半41分:日本が2人目の交代。MF松井に代えてMF野沢を投入。 後半40分:田中達が右サイドを上がってきた田中隼へ。 田中隼のグラウンダーのクロスにファーサイドの中山が左足で合わせ、 キーパーの横を抜きゴール。日本3−0。 後半33分:ダトサコーンが右中間から右足ミドルシュートを放つが、ゴール左に外れる。 後半30分:松井のパスから右中間をドリブルで上がった田中達がエリア内に進入するが、 前に出たGKキティサックが押さえる。 後半29分:タイが2人目の交代。負傷したDFニルトに代えてDFジュカパントを投入。 後半25分:タイが最初の交代。MFビモンに代えてFWダトサコーンを投入。 後半22分:中山が中央でボールを拾い、振り向きざまの左足シュートはGKキティサック の正面。 後半19分:日本が最初の交代。MF大久保に代えてMF田中達を投入。 後半18分:左中間でボールを受けたダシットが左足ミドルシュート。わずかに右に外れる。 後半6分:松井への危険なタックルでイッサワにイエローカード。 後半5分:左CKを阿部―根本でシヨートコーナー。中央へのクロスに中山が左足ダイレ クトで合わせるが、うまく当たらずGKキティサックが飛びついて押さえる。 後半3分:中央で森崎からパスを受けた鈴木が右足ミドルシュート。左サイドネットにズ バリと決める。日本2−0。 後半開始:日本のキックオフで再開。両軍ともに交代なし。 前半47分:前半終了。序盤はタイにボールをキープされ、何度かシュートシーンをつくら れたが、前半なかばの右CKからの最初の決定機を得点につなげた。DFが乱 れず、安定した試合運びを見せている。 前半46分:左中間FKを阿部が右足でゴール左下を直接狙ったが、GKキティサックがキ ャッチ。 前半35分:右CKを根本が中央へ。池田のヘディングが右に流れるが、松井が右から右足 シュート。上に外れる。 前半34分:エリア中央付近で松井がフリーとなったが、DFをかわして左を上がった中山 にパス。中山のシュートはDFにからまれ、右に流れてCKに。 前半32分:右からのクロスを中央のマニトがヘディングシュート。威力が弱くGK黒河が 押さえる。 前半31分:左中間でボールを受けたナロンチャイが、DFを外して右足で浮かし気味のシ ュート。上に外れる。 前半24分:右CKを根本が中央へ。ファーサイドの三田がヘディングで流したボールをD Fがクリア。松井が受けて右足ミドルシュートがゴール前の大久保に当たり、 こぼれたボールを三田が左からシュート。GKが弾いたボールを池田が詰めて 左足で中央にゲット。日本1−0。 前半18分:右中間FKをダシットが左足で直接狙う。ゴール右を狙い、GK黒河が横っ飛 びでパンチング。 前半15分:パイトーンが右中間でDFをかわし、左足シュート。GK黒河が正面でキャッチ。 前半6分:左からのサイドチェンジの大きなクロスを受けたパイトーンが右中間から左足 ミドルシュート。右に外れる。 前半開始:タイのキックオフで開始。
... 直前情報:タイのコメント - 2002年10月10日(木) 日本戦を前にしたコメントを、色々引っ張ってきて再構成しました。 これが全文でもない上に、同じような意味の言葉をつなぎ合わせてい るので、正確ではありませんが、まぁ参考程度に。 ▽ピーター・ウィズ監督 4年前にタイ代表監督に就任した時、人々は私が英国人 だからということで、ロングボールを多用した戦術を使 うだろうと予想したようだ。” しかし、我々タイチームは、技術とテクニックのサッカ ーを何度も見せてきた。選手たちはセミプロだが、本当 によく頑張ってくれた。 98年のバンコク・アジア大会で我々はベスト4に進出 した。だが、多くの人はホームアドバンテージに助けら れた結果だと語った。 あれから我々はタイ国外の数多くの国々で経験を積んだ。 アジアのトップチームと肩が並べられるレベルに、タイ・ チームはあると思う。 理屈で言えば、タイは日本に優位というわけではない。 だが、我々は持てる力全てを出すつもりだ。そうすれば、 日本に対して一泡吹かせることも出来ると思う。 日本がU21で構成されているということは、あまり意 識しない。日本は、アジアではトップレベルにある。 若い選手で構成されているが、彼らはJリーグでプレイ しており、常に厳しい試合経験も積んでいるからだ。 Kiatisak ``Zico'' SenamuangとNarongchai Vachiraban が前試合では出場停止だったが、彼らが今日の試合で復 帰できるので、北朝鮮戦よりも高いレベルのチームにな ると思う。Issawa Singtongもいい状態だ。 ▽キャティサック選手: タイの目標は、金メダルだ。日本はいいチームだ。よく 組織されている。難しい試合になると思うが、日本には 勝てると思う。 ▽タバチャイ・サジャクール・チームマネージャー タイにとって、早い時間帯に点を取られることは、さほ ど重要ではない。日本は前がかりで来るだろうが、その 攻撃を耐えれば、大きなチャンスがタイに出来るはずだ。 タイの決勝進出の可能性は大いにある。 タイがアウトサイダーなのはわかっているが、チームは 上向きだ。日本に勝つことが可能なチームだと思う。 ▽タイ・スタメン予想: Kittisak Rawangpa, Peeratat Phoruandee, Jedsada Jitsawad, Nirut Surasiang, Dusit Chalermsan, Narongchai Vachiraban, Phaitoon Thiebma, Issawa Singtong, Vimon Jumcum or Datsakorn Thonglao, Kiatisak Zico Senamuang, Manit Noyvach. Sakda Jermdeeは、累積警告のため出場停止。 Datsakorn Thonglao(カイザースラウテルン・ユース) 起用が予想される。 Dusit Chalermsanは、Kraikiart Biadthakuとの途中交代 が予想される。 http://www.bangkokpost.com/Sports/10Oct2002_sport50.html http://www.nationmultimedia.com/page.news.php3?clid=9&id=2168&usrsess=1 ... 特別編:タイU23最近の結果。 - 2002年10月08日(火) 行け行けピーター・ウィズ・ボーイズ! 2002年のタイU23・アジア大会代表チーム結果(判明分のみ)。 ▽親善試合 @ Kumin, 中国 2002/05/11 中国代表 3 - 1 タイU23代表 CHN: Su Maozheng x3 THA: Manit Noyvach ▽親善試合 @ Suphachalasai Stadium(タイ) 2002/05/15 タイU23代表 1 - 4 PSV(オランダ) THA: Worawut Wangsawad PSV: Jan Hesselink, Arnold Bruggink (PK),Theo Lucius ,Adil Ramzi ▽親善試合 @ Supachalasai Stadium, タイ 2002/05/22 タイU23代表 2 - 1 水原三星(韓国) THA: Kiatisak Senamuang x2 SWS: Lee Ki Hyung ▽シンガポールU23アジア大会強化ツアー @ Thai-Japan Stadium, タイ 2002/06/10 タイU23代表 4 - 1 シンガポールU23代表 THA: 不明 SIN: Mustaqim Bin Manzur ▽タイ アジア大会チーム 中国ツアー @ 上海, 中国 2002/08/21 上海申花 0 - 1 タイU23代表 2002/08/24 瀋陽華晨 0 - 1 タイU23代表 ▽タイ アジア大会チーム 北朝鮮ツアー @ 平壌, 北朝鮮 2002/08/29 北朝鮮(U23?)代表 3 - 1 タイアジア大会チーム PRK: Jon Yong Sol, Jon Sol, Hang Sang Sol THA: Phaitoon Tiebma 2002/09/01 北朝鮮U21代表 0 - 0 タイアジア大会チーム ▽親善試合 @ Supachalasai Stadium, バンコク, タイ 2002/09/14 タイアジア大会チーム 1 - 1 バーレーンアジア大会チーム THA: Kiatisak Senamuang BHR: Husain Ali Ahmed 2002/09/17 タイアジア大会チーム 2 - 4 オマーンアジア大会代表 THA: Preratat Phoruandee, Kiatisak Senamuang OMA: Hani al Noobi x3, Ahmed Al Mukhaini 2002/09/19 タイアジア大会チーム 2 - 1 ヨルダンアジア大会代表 THA: OG x2 JOR: Thabet Obeidat 2002/09/22 タイアジア大会チーム 5 - 0 パレスチナアジア大会代表 THA: Wuttiya Yongant, Narongchai Vachiraban, Worawut Wangsawat, Manit Noyvach, Vimon Juncum ■釜山アジア大会 サッカー競技 ▽グループB 2002/09/27 タイアジア大会代表 3 - 0 イエメンアジア大会代表 THA: Kiatisuk Senamuang ,Narongchai Vachiraban, Manit Noyvach 2002/09/30 タイアジア大会代表 3 - 0 ベトナムアジア大会代表 THA: Narongchai Vachiraban, Issawa Singtong, Kiatisuk Senamuang 2002/10/03 タイアジア大会代表 3 - 1 UAEアジア大会代表 THA: Manit Noyvach, Kiatisuk Senamuang, Narongchai Vachiraban UAE: Bin Aqeel Faisal A. Hassan Salem ▽準々決勝 2002/10/08 北朝鮮アジア大会代表 0 - 1 タイアジア大会代表 THA:Manit Noyvach ---- シドニー五輪予選の日本代表への恨みを晴らせるか? ... シンガポール・レポート by 高松直昭さん - シンガポール - 2002年10月03日(木) 高松直昭さんという方が、シンガポールのクラブチーム、 クレメンティ・カルサにサッカー留学したということで、 現地レポートを本サイトのBBSに書き込んで下さいま した。 あのBBSはしょっちゅう潰れる上に、僕の様な文系サ ッカーファンにはわからない、貴重な情報が詰まっていた 為、こちらの日記に一部文章および構成を改変・修正した ものを載せさせて頂きます。 以下、高松さんのシンガポール・レポートです。 --------------------------------------------------- ■プレイスタイル やってみた印象は、かってイギリス支配されたなごりか、 フォーメーションとポンジョン別、戦術を重視している。 そのせいか、個人技を得意とするシンガポール人はそれ ほど多くなかった。 そのため助っ人外国人に個人技を披露させている感じ。 また、FWにも頼っている。 それでもシンガポール人はプロを心構えているようで、 苦手なプレーが見当たらないほど何でもできるが、質が 高いとは感じなかった。 試合を観ると、よくサイドチェンジを多用しているのが 目立ち、選手はあまり広く動かないで流動的にパスを流 す。 これはクラブ練習で私が無謀に動き回ると肺が重く、疲 れの回復が遅かったことからも、選手が動かない理由が 納得出来た点だった。 (シンガポールは、洗濯物をなかなか乾かせない ほど湿度が極めて高い。) 隣のマレーシアスタイルは血がぶっ飛ぶような削りあい がひどかった。フィジカル面が強力そうだが、ボールさ ばきはどうなるかな? タイは足元にボールさばきがうまいと聞く。ということ は個人技が長けているわけだ。 ■レベルと規模 気になるシンガポールリーグのレベルは、日本で言えば JFLぐらいだと在シンガポール日本人選手が言ってい た。 しかし、運営面のほうはJリーグに負けないぐらい規模 が大きいものであった。 確かにその背景は、シンガポールという国は貿易で賄っ ていて、今や世界的経済先進国になっているという点が 上げられる。 国全土に見回ってもホームレスも犯罪が一人にも見たこ とがないほどきれいで、どんな人種でも生活が安定して いる。 それにともなって助っ人外国人の待遇がすごく良いと聞 いている。 だからシンガポール市民権を得ようとしている外国人が 出てくるとは納得する。 ■サッカー事情 冒頭にイギリスの影響をひいていると述べたが、マンチ ェスターユナイデットの色がシンガポール全土に染めて いる。 テレビにもサッカー番組はプレミアリーグばっかり映っ ている。 そこでシンガポールリーグ番組はぜいぜい試合結果かハ イライトぐらい。テレビ観戦するより試合を観に行く人 が多いかな? シンガポール人にとって安いと思うが、試合観戦チケッ トは大人10S$(シンガポールドル)、日本円に換算する と700円、子供は3S$。だからまあまあ混み合う。 といっても試合を見に行く人の8割は、賭けサッカー目 当て、2割はまともにチームを応援する人だ。 ■シンガポールリーグの日本人選手 ジュロンFCに入った松永選手は、開幕前に解雇されてプ ロフェソール宮崎でやっている? 同じく前田選手もシンガポールでチームを探したが、日 本(プロフェソール宮崎)でやることを選んだ。 伊藤 壇選手はウッドランドFCから解雇されてオースト ラリアでプレーして11月からベトナムリーグに移籍予定。 下野 滋基選手はタンジョンパーガ−FCに属したが、会 ったときは解雇された後で、チーム探し中であった。 中村 晃選手はセンバワング ランゲ−FCで活動。 田中 洋明選手は強豪のホームユナイテッドFCににて活動。 そして、クレメンティ.カルサに残っている選手は上原 岳大選手、佐藤 太一選手。 岩田選手は私が到着直前、すでに解雇され帰国。ヴァン フォーレ甲府に内定したが今は? ■シンガポールリーグのシステム 私がいた時は降格システムはなかったが、シンガポール リーグの下に、ディビジョン1が存在している。ナショ ナルフットボールリーグ(NFL)とも呼ばれている。 さらに下はディビジョン2があるが、アマチュアという ことで外国人がプレーすることはできない。 ディビジョン1の外国人枠は3人(年齢制限無し)。 シンガポールリーグの外国人枠は4人。ただしそのうち 1人は23歳以下でなくてはならない。そのため、ピチ ピチした若い選手を獲得に乗り出している。 ディビジョン1の各チームのほどんとがシンガポールリ ーグの各チームに所属されて半分独立している。 例えば、クレメンティ.カルサに属しているクレメンティ ・カルサ・ローバーFCというチームがある。 入っている日本人選手は南 洋介選手だけ。彼はディビ ジョン1の得点ランキング一位(私がシンガポールにい た間)にとどまっていた。 降格システムが導入される場合、シンガポールリーグか らディビジョン1への降格の事だと思われる。 ■ちょっと不思議な体験 クレメンティ・カルサの創立者と会見する機会があった。 視線を合わせないで遠め全体に見流しながら、悟りを開い た予言者のような話し方をしていたが、ふと私の肩をふわ ーりと叩いた。 その瞬間、その創立者の存在が”無”になった!?と思った。 我にかえると、彼が話し終るところだった。 だいだいのインド人は日本でよく見かける人物像だが、 彼はどうも稀なインド人だと思った。 そう感じた日本人選手がいるかな?私だけかな? --------------------------------------------------- 許可を頂いた高松さんに、この場を借りてお礼申し上げます。 ... ヘンな男を家に入れるな - アジア - 2002年10月02日(水) この間、欧州サッカーをアジアで観ると云々、ということをち ょっと書いたら、AFCのピーターベラパンというお偉いさん が言ってたこととダブるような気もしたので、そのへんの記事 を全文適当訳。 ---- AFC:欧州サッカーのTV放映はアジアに悪影響 アジア大会の初戦を視察に釜山に訪れたAFC事務局長、ピーター・ ベラパンは、欧州サッカーのTV放映がアジア地域のサッカーの発展 の妨げになっていると述べた。 ベラパン氏は、アジア地域へのプレミアリーグ、リーガ・エスパニョ ーラ、セリエAの衛星放送に制限をするよう、FIFAへの要請すること も辞さない姿勢だ。 彼はアジア地域でプレミアリーグ及びUEFAチャンピオンズリーグ で放送事業をおこなっている会社に対し、自国及びその周辺地域のサ ッカーを放送することを期待している。 「AFCは海外サッカーに対して何らかのソフトを供給できる わけではない。しかし、もはやアジア地域での海外のサッカ ー番組枠は、もはや限界なのだ。 アジアで放送事業を行っているESPNの様な衛星TV局は、 アジアに対してアジアのサッカー番組を流す義務がある。 ここはアジアである、ということを忘れてはいけない。 アジアでのサッカー番組の殆んどが欧州サッカーという事態 に対し、我々は何らかの行動をとらざるをえない状況にある。」 またベラパン氏は、タイ・サッカー協会及び香港サッカー協会から、欧州 のサッカー放映が自国リーグの発展の妨げになっているという現地事情を 指摘したレポートが届いた、とも述べている。 「地域のサポーターの基盤作りには、衛星TVがよい効果をもた らすと思う。AFCは、衛星TV局との相互利益と協力関係を 模索している。これが上手くいけば、アジアサッカーは発展し ていくだろう」 彼は、もし衛星TV局がこれ以上欧州サッカーの放映数を制限せず、その上 アジア・サッカーの放映数が増加しないようであったなら、この事態の解決 をFIFAに申し込むと付け加えた。 「AFCは、アジアにおいて今後発展していくであろう大きな プロジェクトを持っている。衛星TV局は、AFCと協力すれ ば、大きなマーケットを得ることになる。 AFCチャンピオンズリーグなど、色々な大会がアジアにはある。 タイやベトナムのような国々では、欧州のサッカーを賭けの対象 として多くのTV観戦をする人々がいる。真のアジアのサッカー ファンなら、地元をサポートする為に試合を観戦するようになる べきなのだ。」 - AFP http://www.thestar.com.my/news/story.asp?file=/2002/10/2/sports/eurosoc&sec=sports ----- うーむ、まぁ発言の是非は置いといて、ベラパン氏の ”寺内貫太郎”な発言は、毎度俺は好きだ。 この前も 「韓国のレッドデビルは、何故アジア大会でサポートしないんだ!」 とか言ったりしていて、「頑固親父」な意見を述べてくれたりする。 うーん。。 TV放映は 「へんな男を家に入れるな!タイ子やホンコン子が泣いているじゃないか!」 レッドデビルの件は 「おい、韓国子、お前の彼氏はなぜ見送りに来ないんだ!」 という、頑固親父を持つ娘、なイメージが漂うなぁ。 そういう漢(おとこ。男闘呼でも可)っぷり、やはりアニキの国、 マレーシアの人だなぁ。。とつくづく思う。 んでも、AFCチャンピオンズリーグ、マレーシアも出てくれ。 ...
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