東南アジアサッカー調査メモ...ogaoga2k

 

 

日韓中がやってきた!ヤァヤァヤァ! - インドネシア - 2001年08月27日(月)

リガ・インドネシアの記事の続きです(@AFC)。
これで完結編。


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リガ・インドネシアの再生 bv John Higginson

長い道のり


PSMマカッサル(Premier Divisionのチャンピオン)のMFであり、キャプテンであるビマ・サクテイ(Bima Sakti)は、次のように考えている。

-リガ・インドネシアが近隣諸国に対して優位に立つ為に、インドネシアサッカー協会が先頭に立って一流の外国人プレイヤーを連れてくるべきだ-
と。


“インドネシアのサッカーの水準を上げる為に、協会が強いリーダーシップをもたなければならないと思う。協会は外国人選手を呼ぶ努力や、外国人選手にアピールする努力をすべきだ。国内リーグのレベルをもっと上げる事ができるんだから。

 そして、インドネシア人選手が海外でプレイする時には、彼らのプレイが参考にもなるしね。” 


ビマ・サクティのチームメイトには、元ナイジェリア・ユース代表のジョセフ・レォノ(Joseph Lewono)、ブラジル人のカルロス・デ・ミーロ(Carlos De Melo)がいる。

ビマ・サクティ自身、イタリアのPrimaveraでトレーニングしたのち、スウェーデンでプレイした経歴を持つ。



リガ・インドネシアの外国人選手がチームになじんでくるのと同期するように、観客者数は再び上昇し、リガ・インドネシアにはよい兆しが見えてきている。

1996/97のシーズンには63人の外国人選手が居たが、途中でリーグが中止された翌年には14人の参加となった。だがその後外国人選手は増加し、今シーズンは少なくとも65人の外国人選手が登録している。



しかし、Goestoro氏は、現状のリーグの状況を楽観視していない。


“インドネシアでプレイしたいという外国人選手は多くいる。しかし、5年前の外国人選手達の方が、現在の外国人選手よりもいい選手達だった。

我々は、外国人選手たちを呼びたいと思っている。というのも、インドネシア人選手達にとっていい刺激になるし、プロの選手の見本ともなるからだ。

 とは言っても、外国人選手の数が重要だと言っているのではなく、質が重要なんだ。”


2年前にリガ・インドネシアを襲った最悪の出来事以来、徐々に状況が改善されているが、そのレベルはまだ韓国・日本のプロリーグに達していない。


このレベルの違いが証明されたのは、今年のアジアクラブ選手権の東地区大会の準々決勝、PSMが南スラウェシのマカッサルでのホストをつとめたときである。日本(ジュビロ磐田)、韓国(水原三星)と中国(山東魯能)のチームとの対戦は、完全にPSMが圧倒された試合となった。


"我々のレベルは日本、韓国と比べて低いと言う事はわかっている。だからと言って、国内トップ・チームのレベルを上げるというのではなく、その前に国内リーグ全体のレベルを高めなければならない。

 Premier Divisionに所属する28のクラブのうち、4,5のクラブチームが飛びぬけている。だからこそ、のこりのチーム全てを強くさせる必要がある。"


Goestoro氏はリガ・インドネシアのレベル以外にも、インドネシアのサッカーには他の多くの面を改良する必要があると認める。 ― スタジアムの改善から、少年向けのサッカースクールの充実まで−しかし、全ては"言うは行うより易し"。


“インドネシアのサッカーは、元気がない。全体的に組織を改善する必要がある。例えば、ライセンスを持つコーチがほとんどおらず、元選手が主にコーチ業を行っているという状況だ。スタジアム設備の改善も必要だ。

 だが、クラブチームにとって、そして我々の行いたい改革にとって、常に資金難が付きまとう。”


経済困難と政治的混乱によって、インドネシアのサッカーは、急速に発展するということはないだろう。

しかし、リガ・インドネシアは、その発展に最も重要な要素を再び得ている。

それは-観客-という存在だ。

http://www.asian-football.com/scripts/runisa.dll?M2:gp:877551:39913+article+27129

>LIGA INDONESIA LIVES AGAINより1部抜粋&適当訳
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うーむ。この前のACCはショックだったんだなぁ。
PSMマカッサル。つーかインドネシアサッカー協会。

>我々のレベルは日本、韓国と比べて低いと言う事はわかっている。

ちなみにこの時PSMマカッサルは、東ブロックで
1−3 山東魯能泰山
1−8 水原三星
0−3 ジュビロ磐田
と負け続き。

東南アジアじゃ強いんだけどな・・・
この前も、ベトナムのLGカップ優勝したし。

鹿島のサポに全南ドラゴンズが禁句なように、
PSMマカッサルにとっても禁句なのか?この3つ。
PSMサポにあんまり名前ださないようにしよう。うむ。
(めったに会わないと思うが)

でも、素直に負けを認めるところがしおらしくてキュート!

今年のリガ・インドネシア優勝目指してガンバってくれ!!




...

ガルーダは舞い降りなかった - インドネシア - 2001年08月22日(水)

本当は、セパボラ世界の旅の方を進めたいのですが、
モニターがぶっ壊れやがって、画像の編集ができま
せん。(文字は読めるんだけど)

ですんで、モニターが治るまではコッチで、チョコ
チョコと調べます。


さて、今回はずいぶん前に訳してたリガ・インドネシ
アの記事の続きです(@AFC)。


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リガ・インドネシアの再生 bv John Higginson

世界で最も大きなサッカーリーグ


FAI(インドネシアサッカー協会)はリガ・インドネシアの改善を長年に渡って望んできた。しかし協会は、本質的な障害を痛感している。

その障害とは、地理である。


現在のプレミア・ディビジョンは、インドネシア全土にまたがる23都市の28チームを取りまとめる為、東リーグと西リーグ(Wilayah BaratとWilayah Timur)に分かれ、それぞれが14チームで構成されている。

東西各リーグのトップ4のチームは、総当り戦を行う2グループに進む。これが”ビッグ8”と呼ばれるものである。このビッグ8から、準決勝へと進み、その中からジャカルタで開かれる決勝戦でチャンピオンが決定される。

およそ13,500の島々で構成された国全土をカバーするリガ・インドネシアは、インドネシアサッカー協会が言うように、その地理的な広がりから”世界最大のサッカーリーグ”ということになる。

協会のEddi Ellisonはこう説明する。


”インドネシア西部に位置するバンダ・アチェと東部に位置するジャヤプラ、この2つの都市間の距離は、ロンドン−モスクワ間と同じくらいなんですよ。

つまり、ヨーロッパでの感覚で言えば、リガ・インドネシアは国際試合をしているようなものなのです。”


この”世界で一番大きなリーグ”という言い回しは、聞こえがよいかもしれない。しかし、経済不況にあえぐこの国にとって、そして遠征に行かねばならないクラブチームにとっては、地方の自治体、投資家からの財政的な援助を得るのに大変な苦労が必要とされるのだ。

財政的な援助の良い1例として、ガルーダ・インドネシア航空は、クラブチームに対して航空運賃を40%値下げしているというものがある。しかしそれでも問題は残っている。インドネシアの西部では、小規模の航空会社によってのみの航路しか確保できていないのだ。

新しいインドネシアのリーグ、Liga Bank Mandiriは合理化を推し進め、Premier Divisionに対し、1年につき4チーム減らしていくことになるだろう。つまり1部リーグでは6チームを降格させ、2部チームからは2チームの昇格を行う、というものである。これを来年度より3年間行い、2004年までには、管理が可能な範囲であろう16チームのリーグ、という目算だ。



http://www.asian-football.com/scripts/runisa.dll?M2:gp:877551:39913+article+27129

>LIGA INDONESIA LIVES AGAINより1部抜粋&適当訳
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やるじゃねーか!ガルーダ!さすが神様の名前だな!
(ちがったっけ?)サッカーへの愛が泣けるぜ。

タイガービールの次に愛すべき企業である。うむ。


ま、そんなことよりも、ロンドン-モスクワ間ねぇ。
世界第4位の人口だしなぁ。言われてみれば。
そりゃ西部と東部に分かれるしかないよな。

でも、降格チーム6チームって・・
やるときゃ大胆だな。リガ・インドネシア。
ま、リーグ盛り上がるからいいだろうけど
(他人事な俺)。この頃におれ行って、降格チームの
ルポ書いたら売れるかなぁ。

試合のトコで、なんかポエミーなこと書いたら
それっぽくなる気がする。

「彼らに、ガルーダは・・・舞い降りなかった。」
プロジェクトXみたいになってしまった。

まーいいや。


どうでもいいが、俺もリガ・インドネシアを応援する
から40%オフにしてくれー!



...

番外編:今日の教訓 - 2001年08月08日(水)

ブルネイのチーム、DPMM(詳しくはBBSのブルネイ
サッカー参照)に、唯一アジア人としてセレクションを
受けた韓国人プレイヤー、Dong Ki Kimを調べてみた次
第です。

彼はきっとブルネイがダメだった場合、シンガポールや
ベトナムに行く可能性もなきにしもあらずだしな、うむ。


とりあえず名前しかワカランのでGoogleで検索。
う、Dr. Dong Ki, Kimとかいう博士とNSL(オーストラ
リアのリーグ)のネタが大量に・・。
オーストラリアで活躍する韓国人選手なのか?

で、さらにDong Ki Kim NSLでかけまくると・・
おお、Adelaide City Forceつーとこに居たのか。


強いとこなのか??と思い、調べる。
http://www.socceraustralia.com.au/nationalleague/leaguetable.sps

7位か・・名前知ってるのは、何とかウルブスとサウス
メルボルンとキングスだけだなぁ。なんかいいマスコッ
トないかなぁ。NSL。


いかんいかん。マスコットにはまると時間なくなるからな。


で、Adelaide City Forceも引っ掛けて検索すると・・
どーも移籍したっぽいな。Eastern Prideってトコに。


さらにGoogleパワー全開!!
http://www.easternpride.com/profile.html?oid=1971945538

ジャジャーン!写真発見!今年30歳のナイスガイ!!
ベテランで豪州にいるってことは、若い時さぞかし・・。
ホン・ミョンボとかとW杯で活躍した選手だったりして。


つーわけで、Korean Football と Dong Ki Kimで検索。
おおおお!出たっ!

http://www1.sportalasia.com/eng/football/leagues/players/profiles/0,1029,I6623-C2-S3,00.html

1971年生まれのMF・・うむ、彼だ!W杯も出てるっぽいぞ。
富川SKの人かぁ・・。ヘンテコな帽子のGKがいるチームだな、確か。


ま、いいや。ASIAN FOOTBALL SHOW周辺の人とかに
どんな選手か聞いてみよう、うむ。
と思い、Q&Aに質問を書き終えて(しるこさんとこ)送信を押す・・


・・の前に!俺的な本能が!チェック!チェックするんだ!


あ・・生まれた月日と顔が微妙に・・
Kim Ki-Dong・・?
Dong-Ki Kim・・?

べ、べつじんだった・・。


:今日の教訓
妄想で選手を調べるときは、コウフンしてても
””か-をつけましょう。



PS
http://www.geocities.com/asiansoccerstar/asian_hertiage.htm
彼は、韓国系オーストラリア人でした。


...

ダークホースへ前進 - タイ - 2001年08月01日(水)

くそ、BBSがサーバー移転の為につながらないらしい。
BBSブッ潰れてもいいように、試合結果とかリンク
とか別に取っとこうかなぁ。

つーわけで、昼休み暇なのでサッカーマガジンを読ん
でいると、久々にアジアの情報が。つーわけで要約。

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▼2強に潜む「死角」伏兵にタイが浮上

・・中略
 イラク以上にビッグ2(*サウジ&イラン)にとって不気味な存在は、タイかもしれない。
 最終予選への進出は始めてだが、ダークホースの呼び声もあるほど、力をつけてきている。
 イングランド人のピーター・ウィズ監督が手がけたチームの売り物の一つが、精神的なタフさ。クウェートとの親善試合で0-4のスコアをひっくり返して逆転勝ちするなど、従来にはないしぶとさを身につけてきた。
 昨年のアジアカップでも、イランと1-1のドローを演じており、強国にも臆せず戦う姿勢は、対戦相手を悩ませるはずだ。
 体格差を技術で補う伝統も息づいている。「負けるとわかっているなら、参加する事に意味はない」と言い切る指揮官の勝者の哲学が、選手のたちの「心・技・体」をどこまで突き動かす事ができるか。


:サッカーマガジン 2001/08/15号 NO826
:アジア最終予選 「狭き門をくぐるのは?」より
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おお、アジアカップの時は、格下だのアウトサイダー
だの言われてたのが、ついにダークホースになったぞ。
伏兵てのもカッコイイな。

タイも強くなったなぁ・・シミジミ・・
って、俺、サッカー見初めてまだ半年くらいだけど。

そーか、技術はすごいのか。まー、確かにBECテロササ
ナはしっかりしてた気がするしナァ。代表、イギリス・
ディビジョン1ツアーとか行っているし、ちょっと期待
大だけど。

最終予選の同じグループは・・

グループA:
・サウジ
・イラン
・イラク
・タイ
・バーレーン

つーわけで、対中東勢(1995〜)を見てみる。

1995/03/14:1 - 3 イラク@インド(Nehru Gold Cup)
1996/12/05:0 - 6 サウジ@UAE(アジアカップ)
1996/12/11:1 - 4 イラク@UAE(アジアカップ)

1997/04/17:3 - 1 クウェート@タイ(親善試合)

1998/12/10:1 - 0 レバノン@タイ(アジア大会)
1998/12/12:1 - 2 カタール@タイ(アジア大会)

2000/06/10:2 - 3 カタール@タイ(親善試合)
2000/09/30:2 - 3 クウェート@クウェート(親善試合)
2000/10/12:0 - 2 イラク@レバノン(アジアカップ)
2000/10/15:1 - 1 イラン@レバノン(アジアカップ)
2000/10/18:1 - 1 レバノン@レバノン(アジアカップ)

2001/01/23:5 - 4 クウェート@タイ(親善試合)
2001/02/12:1 - 3 カタール@タイ(King's Cup)
2001/02/17:2 - 0 カタール@タイ(King's Cup) 
2001/05/17:2 - 1 レバノン@レバノン(W杯1次予選)
2001/05/30:2 - 2 レバノン@タイ(W杯1次予選)

ありゃ、過去だけ見るとチョッとツライかな・・。
でも、無得点、つー試合が少ないなぁ。攻撃はイケテる
のか?せめてホームでバーレーン相手に1回は勝ってくれ。

まー、なにはともあれ、ピーター・ウィズ監督は、
野球帽被っているから、俺は好きです(なんのこっちゃ)。



...



 

 

 

 

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