unsteady diary
riko



 辞めません

2年前に揉めに揉め、周囲に散々な傷をつけて異動していった某女性は、
今年から遠隔地に異動になり、そのうち辞めるんじゃないかと思っていたら、いつの間にか「休職中」になっていた。

当時、引っ掻き回され会社を辞める覚悟までしていた後輩さんは、「我儘が通るひとはとことん通るんですね。よく辞めないでいられるもんですね。」と吐き棄てた。
私も昨年から片道2時間弱をかけて通い、超低空飛行の体調でも病院に通う暇さえあまりなく、後輩さんも今年から意に染まぬ営業職にされ全国を飛び回り、心身ともに病んで、それでも仕事は続けている。

正面切って文句を言わなければ、何も気づかれない。
たとえ文句を言っても、当時のように「四の五の言わずに我慢しろ」と言われるだけ。
彼女のように「会社を訴える」とか、クレージーなことを言わなければ。
もしくは、クリニックの診断書でも突きつけるか。
そう、我慢できるひとには限界まで冷たいのが会社だと思う。
少なくとも私の知る会社はそうだ。

心を病む、その境界線はどこだろう。

本人が難病を患い、家族に心を病む人があり、たくさん恋をして、不倫をして、結婚して離婚して、それでも恋をやめず、今も実家を抜け出して恋人のところにいる、どこまでも幸せそうに笑う友人。

それだけつらい身体で、どうして笑えるの。

すごく尊敬する。
尊敬するけど、私はそうはなれない。

私は、何も言えなくなる。
苦しいとも言ってはいけないのだろうと、ひとりごちて黙る。

不幸自慢をしたいわけじゃない。

でもそれならば、黙るしかない。

いろいろと心配してくれてありがとう。

でも会えない。

2009年09月19日(土)
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