「大将が戻ってきて、どう、仕事は」
と、訊ねられました。
素直に、心の通りに、返答してみました。
「まったく、心配事も、問題もありません。
大将が以前担当していた範囲の仕事に関しては、
大将が戻った日から完全に滞りありません。
地獄の日々が嘘のようです」
あれっ、サラっと言っちゃった、
「地獄の日々が嘘のようです」
「地獄の日々が」
「地獄の」
「地獄」
みんな、まだわかってないと思うけど、
あ、違う、日記文章内では日記さんに呼びかけることにしたんだった、
日記さん、まだわかってないと思うけど、
ダメ男はほんとに酷かったんだって。
酷かったんだって。
バイトなのにチーム全体に毎日致命傷を与え続けていたんだって。
伝説的存在だって。
レジェンドだって。
ダメ男レジェンドについては、今日、書こうと思ったけど、
何故だか心が震えてきて書けなかったよ。
レジェンド。
2006年07月02日(日)
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リターン オブ 大将
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だめバイト、ダメ男との決別。
未来に向って歩みだす、晴れやかなうちのチーム。
今日、しばらくの間仕事をお休みしていた大将が、
私の所属するチームに帰ってきました。おかえり大将。
大将を見た途端、最近苦労し続けているチームリーダーあたり、
泣き出すんじゃないかという噂があったほどでした。
まあ、実際には泣きはしませんでしたが……それでもやはり、
かなり感激していたようで、久々に目が生き生きしていました。
大将は、去って行く時、超だめおとこ・ザ・ダメ男に仕事を引き継いだのです。
しかし、ザ・ダメ男は、ザ・ダメ男だったのです。
想像を絶するダメだったのです。
(※こんな話ばっかり)
よって、ダメ男は、もっと単純な作業をする部署に飛ばされたのです。
(※バイトなのに飛ばされるってスゴイ)
よって、久々に戻ってきた大将は、大将の元の席に座らされ、
「おかえりなさい大将。
昔、誰かに引継いだなんてことは全て忘れて、
気持ち良く仕切りなおしてください」
とか言われ、
「あ、大将、さっそくですけどこのメール処理してください」
とか言われ……。
大将には悪いけど、みんなニコニコ。
ダメ男時代なんて、どこにもなかったかのように、
新しい季節が始まりました。
ダメ男がチームに在籍していた頃には、
つらくて何だか書けなかったダメ男のダメぶりについては、
気が向いたらそのうち書きます。