小馬鹿なさっかの処刑人日記
GET TO HEAVEN.
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2003年09月30日(火)
時間は魔物

お元気ですか。
私は今日、教習所に行って予約をとりつつ大学に登校しようとして、
むしろまっすぐ学校に行っても遅刻しそうな時間に家を出てしまいました。
と、思いきや、短針を一時間ぶん見間違えており、
教習所に寄っても十分間に合ったであろう時間に、
まっすぐ学校へ向かってしまいました。
おそまつさまでした。


…というメールを大王氏に送っていたのでそのまま転載。
このメールを見なかったらすっかり忘れていた事実。
人は悲しいくらい忘れていく生き物ですよ。





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2003年09月28日(日)
日本語過多

テンションが低いとき、ハイな時間帯に書いた日記を読むと、ウザい。
しかしテンションが高いときにローな日記を読むと、またウザい。
とりあえず、今回は低いほうです。テンションを低めにしてから読んでください。
それが難しいときは、人生で一番憂鬱なことを思い出してみましょう。
ほーら、低い低ーい。
(※テンションが下がらない場合は、このあたりで読むのをおやめになるか、
  ウザい様子を楽しみながらお読み下さい)


今週は中国語の予習もせず、ローテンションな一週間でした。
映画は7本くらい観ました。


しかも今日は母親に連行されて、兄貴と三人で映画館へ行ってしまいました。
まず、待ち合わせ時刻に兄に電話をかけると、
奴のPHSは普段どおり料金滞納で止まっていました。
30分後、改札内に亡霊のように立つ兄を発見。出る金がなかったようです。


さて、母が候補として提示した映画は、「座頭市」と「サハラに舞う羽根」でした。
どのみち微妙だったので、どっちも観ました。
おもしろかったです。無駄な日本語は書かないことにします。


ローテンションぶりを味わってください。


しかし先ほど、友人からメールがありまして。
次の中国語は休講だそうです。喜びました。ちょっと小躍りしました。
あ、あと、今日ボウイの新しいアルバムを買いました。
ついでに今日、鶴田謙ニが新刊を出していることを知りました。
なんだか、けっこう良い日ですな。


なのに、どうしてこんなにローテンションなんでしょうね。
パソコンが無音状態のときに絶え間なくヘッドフォンから聞こえる、
「ピュジィー」というノイズに、
何か憂鬱な成分が含まれている気がします。





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2003年09月20日(土)

よく考えると私は小学生の頃、一時、宇宙飛行士に憧れていた。
しかし現実的な子供だったので、
現在の自分の英語力の無さ、体力の無さ、
そして努力の続かない性格などを考慮して、早々に諦めた。
きっとここで夢を諦めないバカが、
将来その夢を叶えてゆくのでしょう。


ま、そんなことはさておき。


今日、居間でウトウトとまどろんでいた時のこと。
テレビでは、活躍する男性保育士についての特集が流れていた。
ガティ氏からは、サークルの集合時間を尋ねるメールが来た。


で、ガティ氏がヨーロッパで保育士になる夢を見た。
やたらと広い、3階ほどの高さのある石造りの部屋で、
大きな縦長の窓から街を見下ろしていた少女が、道路に象を発見。
「パオパオだ! パオパオ見たい! 下行く!」と騒ぎ出す少女を、
「窓から見るだけにしなさい」とたしなめるガティ氏。
なぜかヨーロッパ風にコートを着ている。謎。


ヨーロッパではすでに、男性保育士が活躍しています。




あーそういえば今日の夜食はフルーツカクテルのヨーグルトかけだ。
食べてこなくては。
バーイ★(悪ノリ)





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2003年09月18日(木)
△ABCと△DEFについて

今日は昼から教習所。
起床後、のびをするや否や、首に激痛がはしった。
寝違えていた。


アワテテ肩を揉んだり、リハビリに励んだり、
シャワーを浴びたり朝食をとったりしてみたら、
右に20度しか回らなかった首が、見事、30度回るようになった。(※左は回る)
「ふふふ、しめしめ」
さっかはひとりごちた。
「右方確認など、右のサイドミラーさえ見えれば出来るわい。
 つまり今日の技能教習には、何の障害もないっちゅうわけじゃわい!」
と、まぁ、無闇に意気込み、最寄駅へと向かうドイツ帰りのニュータイプ。


予定ではこの道中、近所の写真屋でSDカードをピッと出し
「これ、たのむで?」などと言い放って現像に出すつもりだった。
(※ごく一部、残念ながら嘘が含まれる)
しかし首を揉んでいたおかげで時間が差し迫っており、
ここは急いでそのまま改札を抜けた。


そこで、ふと気付くさっか。今日は「縦列駐車」を学ぶ日だ。
縦列駐車といえば、縦列に、駐車をするという、
つまり、縦の列に、車を駐するという、
世にもバックギアを多用しそうな物語、
つまり、後方確認をしながら後方に後退する機会が多い物語、そんな日だ。


でもこの首、右に30度しか…。


仕方なく、駅から電話をかけて当日キャンセルをした。
(※1500円とられる)
そこでハッと、写真屋に寄ればよかったと思ったが、
すでに改札を通っていたので断念。
おとなしく次の時限の学科を受けるため、教習所のある川崎へ向かう。


首め。
まあ、お前は人間にとって、とっても大事な部位だから今回だけは許してやる。
次は無いと覚えておけ!!!





とまあ、大人げのない話でした。


…自分の部位に対して。


余った一時間を過ごした川崎の駅ビルやブックオフでは、順調に1000円散財。
でもまあ、良い買い物だったんだからいいんだ。
岩波のプラトーノフ作品集とか。
だからいいんだから。いいんだから。


そしてこの首は、まだ、右に90度。
はやく鈍角になりたい。





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2003年09月16日(火)
みゅにひ

なんかさぁー 最近思うんだけどさぁ、
私はさぁ、なんか面白い事をこの日記に書かなきゃいけないわけ?
そういうのってさぁー、どうなわけ?


バカは憂鬱を全部人のせいにして復活した。


…と、ここまで記述したところで、卓上鏡がカーペット上に落下…。
神はいた。


さてはて、ドイツ旅行中の日記は追々アップしていくとして、
時差ぼけ(?)真っ只中の処刑人さっかです。
ドイツの夜時間も日本の夜時間も、連続ブッ通しで眠り続けてみましたが、
そのままうっかり、次のドイツの夜時間までブッ通しで眠り続けてしまい、
結局ドイツの朝8時(=日本の午後3時)に起床してしまいました。
えらいこっちゃ。
それから二日ほど、朝方5時に寝て昼3時に起きています。
ドイツ時間でいうと、夜10時に寝て、朝8時に起きているわけです。


しかしまあ、ドイツに行く前からこんなだった気も。
というわけで、これからは昼夜逆転生活を繰り広げているみなさんに、
心強い素敵な味方、「いやー、時差ボケでさぁ」をお勧めいたします。


って言ったって、明日朝から教習所に行かんとならんのですよ。
いい加減免許をとらないと、ガティ・ザ・グレート氏が目を細くして、
「10月までにはとらないと、授業が始まってつらくなるよ」
などと、至極もっともな事をおっしゃるに違いないのですよ。
くわばら。
明日は日本の朝起きて、日本らなければ。


あー、あとー、関係ないけど、
ドイツ旅行中にちょっと流行した新しい日本語に、
「日本人なんだから、あくせくいこうよ、あくせくさっ」
というものがあります。
日本人らしさって、なんだろう?


そんなことを書いていて思い出しましたが、
私、香港旅行の思い出について何も書いていませんね。
今更ですが、香港は、えー、楽しかったんですよ。
でも今ドイツ時間に悩まされていて。
なにがなんだか。


しかしあれですなー。海外旅行とは、これまた、えらいことですなぁ。
バイトした金は全部スッちまいましたが、えらいことでしたよ。
実際問題、まったくえらいことでした。



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2003年09月14日(日)
ええ、それはもう

帰国しました。それはもう。


それはもう、ドイツは良い国家でした。


そしてそれはもう、日本は良い国です。


詳細報告はもう少し待って下さいませ。



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2003年09月06日(土)
ドイツ旅行 2

07:30
ホテル・エクセルシオール。
のんきに起きて朝食。ビュッフェスタイル(=食べ放題)だった。
パンとかハムとかサーモンうまい。ソーセージもゲト。
がつがつ食べて浮かれて元気な状態になる。
周囲には白人が多かったが、日本人らしき女性2人を見かけた。
接近してわざと日本語を話してみるが無視される。
しかしあとで遠くから、彼女たちの日本語が聞こえてきた。女め。
我々はコーヒーや紅茶の入れ方に少々手間取りながらも、
余裕のある旅行計画に従って、まろやかな朝を過ごした。
ふとドイツ人のおっさんたちの会話を日本語だと思って聞くと、
本当に日本語に聞こえてきておもしろかった。
中国語だと思うとまたそう聞こえる。
私ってば、ドイツをエンジョイ出来る女…。

ガイドブックには、ホテルで枕銭を置くのは日本人の習慣だ、とあった。
で、ドイツでは置くのか、そこは謎。…駄目な本だった。駄目本。
結局、我々は日本人だということで、2ユーロ置いていった。

09:00
フランクフルト中央駅。
駅には当然のながら「DB」カウンターがある。日本で言うところのJR。
David Bowie のイニシャルと同じだ、とひとしきりはしゃぎ、
カウンターで「ジャーマン・レイルパス」の利用開始手続きをして、
いざ、IC(=インターシティ:速い電車)でニュルンベルクへ。ニュルン。

車内で少し戸惑っていると、同じ車両に日本人旅行者夫妻が乗ってきた。
予約カードが入っていない席には座ってよいシステムなどを学ぶ。
奥さんと話してみると、私のトマスクック時刻表を調べてほしそうだった。
そこで調べてあげたら「待ってました!」といわんばかりに喜ばれた。
大人は世渡り上手だなあ。
去り際に奥さんは「Have a nice trip!」とか言っていた。何故英語。
私たちは「お気をつけてー」と応えた。
同じ車両でその後も、日本人バイオリン奏者の女性と出会う。…新幹線?
ドイツはこれで良いのだろうか。よその国ながら心配だ。

11:30
ニュルンベルクに到着。ニュルンベルクはやばかった。中世まんま。やばい。
街並みやばい。すてき。屋台に銀細工や革細工多し。中世風味すてき。
感動と興奮をうまく表現できず、2人でニュルンニュルンと言い合った。

中央広場のマーケットには、たくさんのフルーツやハーブや、
レープクーヘン(ニュルンベルク名物のお菓子)が売られていた。
正午に鳴るはずの聖母教会を見上げると、残念ながら工事中。
しかしまだ広場中央に「美しの泉」という名所があり、
金の輪を3回まわしながら願い事をすると叶う、とガイドブックが言うので、
はにかみながら順番を待つ他の観光客に混ざり、
そつなく我々も願い事をしておいた。ふふふ。叶え。
ひつじ様は、老舗のレープクーヘンをしっかりゲット。
それからドイツで一番日本人の胃袋のサイズに合い、そして美味いと言う噂の、
ニュルンベルクソーセージなるものを食べ、写真を撮ったりした。
ドイツ語がわからなくて一苦労。

※[ニュルンベルクソーセージ 6pies + ザワークラフト + 水 ] ×2
 =14.60Euro

その後、ザンクト・ロレンツ教会を見学。
ファイト・シュトス作、受胎告知。本当に浮いてた。かっこよかった。よか。

帰り道。
城門入ってすぐの部分・職人広場でやばい街並みにメロメロしていると、
白い犬を連れたドイツ人のお父さんに「コンニチハ」と言われた。
「ゲンキデスカ?」…元気ですが。
それよりその犬。長い体毛が短く刈り込まれていて、夏仕様。
しかしそれ以上複雑な会話も出来ずにもじもじしていると、
ひつじちゃんが犬を指して「ウェスティ」と言った。
お父さんはニッコリしてくれた。「ヤー、ウェスティ、イエス」
思わず「どういうコミュニケーションだ」と口走る。お父さん、ややウケ。
ややウケ…?
これ以後の旅程でひつじ様は、近年まれにみるウェスティ盛り上がりを見せた。
「2匹目のウェスティに気をつけろ、2匹目のウェスティは悪いウェスティだ」

14:30
やや電車に遅れが出たが、
無事ICE(=インターシティエクスプレス:超速い電車)でミュンヘンへ。

16:15
今日の宿、ホテル・ドイチャーカイザーも、処刑人の手配によって超駅のそば。
フロントマンの名札がセバスチャンだった。ナイスガイ。
黒い短髪、少し背が低いセバスチャン。「リトル・マーメイド」の蟹もセバスチャン。
部屋からの眺めが良い。1204号室。

18:00
ミュンヘン中央へ繰り出す。カールス門をくぐって、ノイハウザー通りへ。
地図には何も書いてないけど、歩いてみると「やばい中世やばい」な綺麗な通り。
マリエン広場まで歩く。中世そのままの作りなので、どの町にも広場がある。
市庁舎すごい。角にはりついてるドラゴンもすごい。
ドラゴンて、あなた、どうなっちゃってるのさ。

夕飯はひつじ様のお導きにより、ツム・シュペックマイヤーという店に行く。
テーブルには岩塩だけで味つけをされたプレッツェル、うまうま。
私たちのテーブルを担当してくれたお母さんウェイトレスと、
関係ないけど世話好きらしい若いウェイターの好意のお世話になりつつ、
念願のミュンヘナービールと白ソーセージを頂く。激ウマ。

※[ミュンヘナー(白)ソーセージ 2pies] ×2
 + ミュンヘナービール + スプライト + スモールサラダ + プレッツェル
 + 揚げパンにホットバニラソースのケーキ
 =21.95Euro (テーブルチップ 2Euro)

当然だが、ビールは味が深くて飲みやすく、おいしかった。
白ソーセージはお湯にぷっかり浮かんで出てきて、皮はぷりっぷり。
フォークが刺さらない衝撃的弾むGOAだった。
悪戦苦闘していると、英語の達者なウェイターが寄ってきて、
縦に切ってくりくりっと皮を剥く、
「ワン、ツー、トリック!」という技を教えてくれた。
おかげさまで、ふわっふわの中身が出てきた、うまうま。
皮は、害はないけど噛みにくいので食べないらしい。…ちょっと食べちゃった。
彼はお調子者らしく、余所のドイツ人女性客のテーブルにもそつなく接近し、
何か冗談を言って笑わせたりしていた。
そのネタが、私たちの事じゃなきゃいいんだけど。

ミュンヘンではウェスティを更に2匹目撃。犬が多い。
子供と犬の躾ならドイツ人におまかせ、とかいう諺だかなんだかがあるらしい。

心もお腹も満ち足りて、セバスチャンの待つホテル・ドイチャーカイザーへ帰還。

2003年09月05日(金)
ドイツ旅行 1

07:30 成田空港
徹夜をして、朝一番の成田エクスプレスで成田第一ターミナルへ向かった。
同行者ひつじちゃんと偶然同じ電車・同じ車両に乗ったが、
お互い最後まで気が付かなかった。
幸先がいいのか悪いのか微妙。
大韓航空は、空色の機体に赤と青の陰陽マークが映えていて、かっこ良い。
個別テレビは無いけど、添乗員のサービスは良いし、満足できた。
チューブ入りの機内用コチュジャン見たし。
徹夜のおかげで着席と同時に意識が途絶え、恐怖も無く、九時半ごろ離陸。

11:55 ソウル・インチョン空港
乗り換えのため、降りる。
多様な信仰に配慮した「祈り部屋」があるなど、国際的な空港だった。
店員は皆プロフェッショナルで、完璧に韓国人と日本人を見分けている。
韓国人気取りで歩いてみても、いらっしゃいませーと言われて、ちょっと怖い。
窓の外には大量の大韓航空機。
ここまで並んでいると、かっこ良いもなにもない。
亀に連れられて亀の王国に来てしまったような気分。

再び大韓航空に乗り込み、フランクフルトへ。
機内では、ただ寝て、食べて、寝て、ラジオで日本の音楽を聴いて、寝て、
添乗員を呼びつけてオレンジジュースを飲んで、食べて、寝た。

17:35 ドイツ・フランクフルト空港
空から美しい町並みを見下ろしつつ、フランクフルト空港に到着。
いきなり本屋でディズニー関係の書籍をチェックするひつじ様。
カロリーよりもディズニーを与えたほうが良く動くかもしれない。
絵に描いた餅は、ときに本物の餅よりも価値を持つのだ。
夢って大事なものなんだ。
そうなんだ。

さて、空港駅で四苦八苦したのち、
なんとかフランクフルト中央駅に向かう近郊電車、Sバーンに乗った。
…と突然、無邪気な丸い目をした白人の優男が、日本語で声をかけてきた。
日本語勉強中だとか、日本で英語教師をしていたとか、鶴見に住んでいたとか、
妙に感激に胸ふるえる様子で一生懸命日本語を話す優男。
日本語が上手ですね、と誉めると、いえっ、全然そんなっ、と謙遜も出来ていた。
最後のほうで、イギリス人だったことが判明。
ドイツで何やってんだよ。
一応、仕事で来ているらしい。
ドイツのビールは最高だとか、数駅で中央駅に着くとか教わる。
残念ながら、仕事で日本に行く機会は無いらしい。
でも日本語勉強中。何やってんだよ。高等な教育を受けている気配がした。

18:30
無邪気な瞳のイギリス人と別れ、
フランクフルト中央駅そばのホテル・エクセルシオールへ。
日によって値段がえらく違う謎のホテル。サイズは中流、とても清潔だった。
妙なカードキーシステムの扉がうまく開かず、部屋の前で5分ほどガタガタする。
やがて何かの拍子に上手く開き、荷物を置いてまた外へ。
悲劇再び。ガタガタ再来。
一度フロントに戻って開け方をきき、その通りトライしたけどやっぱ駄目。
そこへ現れたのが、通りがかりのフランス人紳士。
彼はガンッとドアを開け、満足気に去っていった。
そういえば、海外のドアは建てつけが悪いのが普通なのだった。

とりあえず、その後数分の間、交互に外に出てドアを開ける練習をしてみる。
ガタガタ頑張るひつじちゃんを横目に、そつなく扉を開けて自室に入る中国人。

…そしてそんなことより、ドイツに来てからまだドイツ人に助けられてない私たち。

部屋は清潔で快適で、しかもミニバーが無料だと書いてあった。
ミニバーにはジュースや酒が入っていた。
我々は突然の幸福におびえてしまう哀れなタイプの人間たちなので、
ビビって何度も説明書きを読み返してみた。
しかし何度読んでも無料だと書いてある。怖い。
で、ここはひとつ、最初のドイツ人の助けを得てみようということで、
1階のフロントでドイツ人のフロントマンに英語で質問。
「本当にタダなんですか」
「本当にタダなんですよ」
フロントマン、金髪巻き毛のドイッチュランド人、笑顔が得意気。
「あ、飴だー」
「どうぞ、ご自由にお取りください」
何だ、何やらドイツ人が良いぞ?
ドイツが良いぞ?
やっと安心して喜ぶ。

戦利品の飴を手に二人で喜んでいると、
私が飴をふたつ持っている事実がひつじちゃんを驚愕させた。
ずるい、そんなこと思いつきもしなかった、と、
ひとつだけの自分の飴を見ながら悔しがる彼女。
そんなに飴が好きなのに、ひとつしか持ってこなかった彼女と、
そんなに飴は好きじゃないのに、ふたつ持ってきた私。

疲れて寝ようとするひつじちゃんと、
とりあえずミニバーのオレンジジュースを飲んでおこうとする私。

風呂に入って就寝。

(※この日の日記手帳の最後に、「612号室」「ソーセージ計画」とある。
  号室はいいとして、計画は、意味が思い出せない)

2003年09月04日(木)
さよなら、ブラジリアンガラナ

ごめんなさい、5日から旅に出ます。
13日まで帰りません。ごめんなさい。
…しかも、バイト先にはわりと秘密です。


行き先は、事情に詳しい人にそっと尋ねてみて下さい。
(トルボーシ:トンヒ)




そういえば私のホットメールのメールアドレスって、
二年前、旅先でもメールを見たいと思って取得したんでした。
でも実は、本家であるニフティのメールアドレスも、
ウェブからの閲覧が可能だったんでした。


さよなら、夏。


パソコンのために時折クーラーをつける私の部屋に、
無意味に入って来るおかん、さよなら。
夏の主婦検診を受け、バリウムが気持ち悪い…と言いながら、
苦しそうな表情でソリティアを続けるおかん、さよなら。
ずっと無言だったのに、突然「ねっ」と同意を求めるおかん、
さよなら。




夏が過ぎれば、何もかもうまくゆく気がしてきた。




この空を飛べたら冷たいあの人も優しくなるような気がしている中島みゆきより儚い望みに見えそうだけどもいいじゃない愛さえあればお金なんて天下のまわりものだし式場選びは離婚へのヴァージンロードってうまいこと言ったもんだねこりゃー好きとか嫌いとか最初に言い出したのは誰?っとまあ、ときめく秋冬に拒食症はむしろ歓迎されてしまうのではないかつまりギリシャの古人のように通常の三倍おいしいものをたのしめるのだよワトソンくんご冗談でしょうファインマンさんミセスダウト?


さっかは ぼーっと している!


さっかは しょうきに もどった!


同級生の多くが最近、
レポート、とか、新学期、とか、休み明けの試験、とかなんとか、
そういうことを口にするので、嫌いだ。





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 noted by さっか