処刑人さっかは2月17日より一時的国外逃亡を行うものである。
日記の更新をサボったまま逃げるように発つのも、
まあ、ほら、なんだ、えーっと、アレなので?
ちゃんと日記を更新してから、逃げるように発とうと思った。
朝の食卓に、
「ファンケル青汁豆乳飲料」が置いてあった。
ヤラレタ気分。
しかしぐいっと飲んだら意外と美味しかった。
やはり好き嫌いはよくない。
そういう心境に達したさっかは、
二月末は絶賛合宿期間中であるにもかかわらず、
親に二月末の引越しをオススメされたり、
ワクワク香港の気温を調べたり、
アンディラウアンディラウと騒いだり、
親に三月頭の引越しをオススメされたり、
ドキドキ香港の気温を調べたり、
アンディラウアンディラウと騒いだりして、
ホメラレモセズ、クニモサレズ、
心豊かな生活を堪能している。
昨日、昼寝中に靴下が破けた、なーんてことは、
この際スッパリと忘れていい気分になっておきたい。
2月14日、学生会館の前で、
「チョコ受付中の男」が寒空の下、たった独り、
熱く熱く活動を続けていた、あの勇姿のように、
この世界にはまだまだ素敵な輝きが残っているんだから。
香港土産は例によって期待しちゃだめぽ。
さっか愛用の超クールなお財布は、
思い出たっぷりの手作り革細工である。
高校2年生の美術の授業で作成したあの日から、
楽しい思い出も、苦しい思い出も、
毎日の全てをわかち合ってきた、かけがえのない友だ。
ちなみに横に「JABBERWOCK」と記されている。
高校生の当時から、さっかは駄目な子だった。
そんな愛用の財布だが、やはり長年使っているとどうしても、
綴っている紐の色がおちてしまったり、
果てには切れてしまったりする。
しかしそのまま放置して使い続けてみた。
そんなある日。
自動改札から出てきた釣銭数百円を、
財布の小銭入れに入れて、銀ボタンをカチッと閉めて、
サッと鞄にしまおうとしたところ。
チャリーン。
100円落ちた。
えっ。
こいつ、すでに財布の終末迎えとる。
ひょっとして最近金欠なのもこれが原因?
まさか。
そんな。
でも。
カバンの中に手を入れてみると、
ジャラジャラと手に触れてくる硬貨。
マジかよ。
いや。
だめだろ。
これは。
てか、こんな事になっても気付かずに使い続けた私って。
まさか。
でも。
ひょっとして。
私…。
だめかも…。
だめな子かも…。
寒すぎて日記を書く気がしなかった。
(言い訳カッコイイ)
それにしても。
テストが終わったら暇になるって信じてたのに。
私の言う「暇」とは、
気だるい午後、窓から差すまろやかな陽光に包まれ、
「あ〜暇…。買い物行こかなぁ。でも面倒だな…」
とか言いつつ、ケーブルテレビを見ること。
テストが終わったらやろう、と思っていた事を、
寒さにガタガタ震えながら、
次々と片付けなくてはならない生活のことではない。
今の私の心をたとえるなら、
「長い戦乱の傷痕は未だ人々の暮らしに深く刻まれているが、
表面上は復興を遂げた敗戦国」という感じだ。
処刑人日記は人に優しい日本語表現を目指しています。
さて、本日、
代ゼミバイトでパソコンのIP設定をやらされた。
設定不要な設定まで開きつつ楽しく遊んでいると、
ふと、生徒さんに無料配布している「代ゼミ合格必勝お札」を発見。
これにはいくつか種類があり、
「必勝東京大学」などと志望校が書かれたものや、
「合格必勝」など無難に誰でも使えるもの等があるのだが、
通常は全部普通の紙でできている。
しかし私が今回発見した札は、
表面はつるつるにラミネート加工されていた。
そこに踊る文字は勿論、代ゼミの魂の言霊、
「日々是決戦」
「こっ、これ、かっこいいですね、かっこいいですねっ」
と言い続けながらIPを設定していたら、
チーフが妙な表情をしながら、それを私に下さった。
どうせ、「変な子だなあ」とか思ったんだろう。
私の普通の行動に対して、何故か妙な顔をする人間というのは、
この世に割合とたくさん存在する。
ま、そういうのには慣れてるんでオッケーっすよ。