小馬鹿なさっかの処刑人日記
GET TO HEAVEN.
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2001年04月30日(月)
ノートン先生

今日の朝、学校に行こうと思ったら休みだった。

めっちゃ着替えおわったとこだったのに。
めっちゃ友達に本返すつもりだったのに。
寝坊して朝ごはん食べれないとかいう瀬戸際だったのに!
カロリーメイト握りしめたのに!!

で、おとなしく、マイPCネオくんの
ノートンアンチウィルスをライブアップデートしてみる。

しかしやはり、ノートン先生の渋さには毎回惚れなおすね。
タスクバーにこっそり収まったノートン先生。
実務と信頼だけが友達さ?
重くてもいい。
ノートン先生なら。
だってさあ、アップデート毎に、
新しいウィルス定義がぐあーーーって増えてるんだぜ?
渋いぜ?
そんなノートン先生は、実はERにも出てる。
ような気がする。
抗菌室でワクチンを開発。
しない。

そういうわけで、さっかはノートン先生と、
それを生み出したシマンテックがとってもだいすきだ。
シマンテックに就職できたらわりと世界すらいらない。
毎日ウィルスと戦って、ときどきPCの前で背伸びしたい!
毎日テレホで遊んで、授業で寝たいわけではない!
右とか左とかの同僚はスウェーデン人とかインド人で、
当然メール友達は狂ったゆうちゃんとかじゃあない!!
夢は見るもの!!
見られるな!!

わけわからんけど、ノートン先生を信頼する気持ちは伝わった?

2001年04月27日(金)
エマージェンシー

たしかに今朝、私はおかんに、
「今日は学食で食べるから夕飯いらん」と言って、
さっそうと家を出たぜ?
そして夕方、東海道本線に揺られて帰途についた。
……。
やばい。夕飯食べてねえ!!
あわてておかんに電話すると、
「じゃあ卵買ってきてや」との、
ありがた〜いお言葉を頂戴することができた。
めでたし、めでたし。

素直に卵を買ってバスに乗る。
もちろん、ひとつ乗り過ごす。
しかし何食わぬ顔で、そのまま次の停留所へ旅立った。
そうして慣れない停留所で、何気なく降りてゆく。
はずだった。

ピーーーーー

って、バスカード、 あと30円!!

エマージェンシーー!!


卵、置いて!
サイフ出して!
160円払って!
50円玉無い!!
両替機がんばれ!
両替機急げ!
バスの運転手さん、静かに一言!
「出たバスカード、とって下さいね〜」
すいませんすいません。
ブシュウーーー
音をたてて神奈川中央交通は去った。

まあ、このへんのことでも日記に書こ〜、
とか考えつつ、どうおもしろくするか悩みながら家に着くと、
集団住宅にはいるとこの門が開いている。
八時には当番の人が閉める約束になっているので、
私はとってもかしこい事に、親切心で閉じてあげた。
がらがらがら
がしっ
……。
やばい。やばいぞ。夕飯食べてねえ!!
ちがう、違うんだ。

自ら門に挟まれた!!

おもしろすぎる!
前半のネタが死ぬ!
ていうか私が死ぬ!

そういうわけで、今日もなにもなかった。

家に帰るとおかんがラーメンを作ってくれたが、
卵は入っていなかった。
「卵はなあ、ああ言ったものの、
 実はあんまり関係なかったんや」

なにそれ?

2001年04月26日(木)
ゆうちゃん最高ですか

昨日、ラーメンを食べて帰途につくと、
携帯にゆうちゃんからの着信履歴があった。
どうせくだらない用事なんだけど、一応メールで用事を確認。
するとゆうちゃんは即座にこう返しやがった。

「あれは電話で話そうとしたんじゃなくて、
 ただのワンコールだよ〜、暇だったから」

なんで。
なんでなんだよ。
なんでお前はそうなんだ!!
なんで暇だったら私にワンコールなんだよ!!
そこでわりと怒ってみた。

「そういうことされると愛しのひつじちゃん(仮)からの
 着信履歴がさがっていっちゃうからやめてくれる〜?」
数分たってその返事。
「ほ〜〜い。ひつじちゃん(仮)って誰〜? 何人なの〜?」

まず国籍。
聞かれても。

とりあえず「友達だよ」みたいなことかえしたら、
数分後に突如、衝撃的な通知音とともに、
衝撃的な内容がかえってきた。

「え〜友達って何? わ〜ビックリ!
 どんなふうに個性的な人なの?
 普通じゃない人でしょ?」

失礼だな君も!!
自分のこと棚にあげて!!
一番変な友達はゆうちゃんだっていうのに!!

2001年04月24日(火)
兄の夜明け

というか、ただの朝。

おかんが田端に住んでる兄にわたすものがあり、
同時に受け取るものもあると言うのである。
「あんた、ちょっと会ってきて」
なんか変。

で、夜。兄貴と電話して気の乗らない待ち合わせ交渉。
おかんは、秋葉原で待ち合わせにすれば絶対来る、と、
かなりの自信をもって言い張るのである。
でも私は、定期があって楽な東京駅がいい。

受話器のむこうで兄貴は言った。
「田端まで来い」
田端は東京駅から山手線にのりかえて、
上野のほうへずっと行ったところにある。
なんか変。

必死に抵抗すると、兄貴は言った。
「じゃあ秋葉原にしよう」
「なんでだよ。秋葉原は定期つながってないからやだよ」
「だってさあ、その日休みだから、
 そのまま俺が遊びに行けるところがいい
「ばかな! 東京駅までがんばれよ!」
「え〜〜。人っていう字はさあ……、ていうか空って青いから、
 じゃあそうだ新宿まで来い
そう。変。

というか、東京駅までの数駅の移動を、
そんなにまでして拒む、うちの兄貴ってなに?
何がそんなにつらいのか、実の兄ながらわけわからん。
それでさっかはがんばった。
「秋葉原まで切符買って、東京駅にくればいいじゃんか。
 それで改札の中で会って、君は秋葉原に行けばいいじゃんか!」

兄貴は黙った。
こいつ。
「おお……」
驚いてやがる。

兄貴は喋った。
「新しい時代の幕開けってかんじ?」

こいつひょっとして、ものすごく頭悪い?

2001年04月22日(日)
はな やしき

当然花やしきへ行った。


「バカ物館」というのに入る。
痛い。


「見世物小屋」というのに入る。
痛い。


変な迷路を通る。
ダンジョンっぽい。


いろんな中途半端な乗り物に乗る。
昭和っぽい。


当然秋葉原へ行った。


そういえば以前、兄貴が花やしきから帰ってきたとき、
言葉すくなに白いごはんを食べながら一言だけ、
「建物の中を走るジェットコースターに乗った」
と言っていた。
今、彼の気持ちが苦しいほどによくわかる。


見栄だ。


すごかったって言いたい。


でもひとつだけとてもお気に召したのが、
一応スリラーものだと言い張っている、
超低速で地面を這う様に進む狭いイス。
いろいろでてくるが、一番怖かったのが「非常口」。


ここで一体、どんな非常事態が?! こええ!


これに乗ってる間に事故で死んだりとかしたら、
きっと天国とかでいじめにあう。


つまりさっかは皆に、
花やしきはとってもすごかった、って言いたい。

2001年04月20日(金)
いかれアート系ゆうちゃん

日記停滞してた。でもしょうがないじゃん?
さっかの日記なんだし。
ちゃんと「更新不定期」って書いてあるし。
というわけで、さっかのKO勝ちだ。
ひとりで。

今日はゆうちゃんから来たメールを紹介して終わる。
ゆうちゃんはさっかの高校時代の同級生で、
イチオシのプリティガールでもあるが、芸術系仲間ってこともあり、
いいかんじにいかれているのである。

そのメールは深夜2時に届いた。
ハートマークでいっぱいの画面の下のほうに、「はろ〜!元気?」
そう。
いかれてんの。

なに? って返事したら、
「だって昼間ねむりすぎてね〜眠れないんだもん!あそぼ〜」
こいつ……。相変わらず迷惑なやつめ。
でもおふろ上がりだったから、髪が乾くまでつきあってやろう、と返信。
「あっ、そういえばね、私彼氏できたよ〜、みんなには秘密〜」
「ほんと?!よかったねー。天然ボケも生きてみるもんだね。
 なんでひみつなの??」
「秘密にした方がなんかね〜。ミステリアスで面白いから〜」
「!!みんな知らなかったら、ミステリアスでもなんでもない!
 それよりみんなって誰さ? 私が今日会った村上君か」
「木村くんって誰なの〜?私の知り合いじゃないよ〜」
「誰だよ木村くん!私の知り合いでもないよ!
 しっかりしろ!! ゆうちゃん、今更だけど、気をたしかに!」
「なんで〜、私元気だよ〜。
 そうだ、絶対誰にも言わないって約束するなら、
 私の高校時代最高の秘密を教えてあげる。ききたい〜?」
「なにそれ、ききたい、絶対誰にもいいません!」
「クラス文庫の『永沢君』を持ち去ったのはこの私です。
 なくしちゃってさ。同窓会で話題になったときはすごいびびった」
「そんな、くだらない内容打つのにこんなに時間かけて…。
 もっと衝撃的な告白期待したのに! もう寝る〜」
「くだらなくないよ〜。いつさっかちゃんあたりが、
 ゆうちゃんじゃないの〜?って言うか心配だったんだよ!
 じゃあね、私も寝るね〜」

 次の日、ゆうちゃんのせいで寝不足。
 ちくしょうって言ったら、
「なんであんなに話したんだっけ〜?」

お前……

お前だよ

そこのお前……

「まあ〜、さっかちゃんとしたことが、
 なんとマイナス思考な!過ぎた事を悔やまず今日を楽しみなさい!」

も、

もっともらしいこと言いやがって。

ゆうちゃんのくせに!!

2001年04月13日(金)
ヒマ人どもの集い

(後日注:この日さっかはバンドサークルの新歓会に行った。
     結局このサークルにはちゃんと入会しなかった)

先輩どもが花見に行くと言うのである。そういう予定なのである。
我々はおごってもらえたり、わりといろいろ食べて飲めるのである。
行くしかないのである。

みんなでぞろぞろ移動。先輩、講堂前で立ち止まる。
「えっと、6時に行くんで、一旦解散」

今4時。
かしこい奴らは帰って行く。あんたが正解。
しかし、さっかと仲間たちは耐えた…!
「これはきっと試練だ! この先人生甘くないぜ?!
 根性のあるやつしか、食わせてもらえないんだ!!」
そこへ強い風が吹いて、何故か関西出身者の頭だけに、
チクチクした木の葉がブスブス突き刺さる。
「いてて、いてて、いててててて」
「すっげえ、木にツッコまれてるよー!
10分経過。

名前暗記ゲーム開始。
指を刺された人が刺した人の、フルネームとニックネームを言う。
とっても実務的な遊びだ。
終了。
30分経過。

「そうだ、ケータイ交換しようよー」
みんなでケータイを出して名前入力。速い。
早速ゲームの成果があらわれていて、何故だかみんな誇らしげ。
さっかは隣りのにーさんと、携帯電話を交換しようとした。
「こら、誰かわからん奴からかかってくるっちゅーねん!」
木がブスブス突き刺さる。
こいつ、木のくせにわりと隙がねえ!?
あと80分。

その隣りに、同じように固まっている女の子たちがいた。
とりこんで最大派閥になる計画が発足。
「6人と6人だから、バレーボールしましょうって言おう」
「スリーオンスリーもできる」
「ばか、それじゃこっちの奴らだけで終わっちゃうだろ!」
「よし、じゃんけんしましょうって言おう。何人でも対応できる!」
「それだ!」
それだ、じゃねえ。
「まって、誰が言うの?」
「じゃんけんで負けたやつ」
「出さなきゃ負けよじゃんけんぽん!」
「お前今、後出ししてあいこにしただろー!!」
そんなことを言っている間に、女の子たちは数名消えた。
「まて、まて。最初に話しかけようって言った奴は誰だ?!」
「誰だっけ」
「誰だ」
「えーっと……」
「あれ、誰だっけ??」
「誰だ……」
「……時代が、そうさせたんだ……」

というかいつのまにか、
ここに立ってただ6時を待っている人間内では、
最大にして最小の派閥になっていた。
みんな消えた。

そこへ先輩が来た。
「花見には行かないで、ここのあの階段で適当にたまって飲むから」
そんなオチですか?

しかも振舞われたのはアサヒの発泡酒。
安い。
安いですよ先輩。
カール配ってる場合じゃないっすよ、先輩………。

2001年04月05日(木)
ミッキーが来る!

学校に行くとすちがいたので、すちに会ったので……。
そんなかんじ。

すちの先輩(名前もしらねえ)と、
ユアン・マクレガーはいい、ってことで意気統合。
(さっかはよく赤の他人と、無意味に意気統合する)
「握手してください!!」と言ったら握手してくれた。
名前知らないけど。

(後日注:この先輩が、その後ずっとお世話になる板橋実兄さん)


さて、本日はデビッド・ボウイの着メロを探して旅を続けたが、
ぜんぜん落ちてないうえに、やっとみつけても音がおかしい。
「ちがーーう!! ここはこんなじゃねえーー!!」
そんなわけで使えるのは一個もなかったんだよ!
誰かを好きって、こんなにも苦しい?

あ、なんだその目は。
やめろ、やめるんだ、見下すな!!
君だってこんな処刑人日記読んでるくせに!!
き、君も私も彼も彼女もみんなみんなバカでみんなみんな、
生きているんだ友達なーんーだー。

肩を組んで揺れてるかんじで解決。

おかんとデニーズの前を通ったので、軽く打ち明け話。
「私ねえ、ちっさいころ、
 デニーズって、ぜったいディズニーと関係あるって信じてた」
おかんはかなりビビッてた。
「な、なるほど……!」
ここまで感心されると、ふと自分の発言を降りかえってみたくなる。
なるでしょ?
なったんだよ!!
で、ふりかえったわけなのさ。
デニーズはディズニーと関係あるって信じてた……。
……うっ。
……地味だ。
……地味にくる。
地味にミッキーがくる。
ミッキーが、まっすぐこっちへ走ってくる。
ぎゃーーーー!!!
すごい速度でミッキーが来たーー!!!
ミッキーの真剣な正面顔迫ってくるとすっげーー怖ええーー!!!

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 noted by さっか