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白装束の団体が林道占拠 - 2003年04月29日(火)

学生時代、中野武蔵野ホールで見た「リーガルエイリアン」と言う日本映画があるのだが、日本映画のくせにセリフが殆ど英語と言う映画で、当然字幕入りだった。この映画は二度見たのだが、二度目に見たのが最終日で、収容人数が70人超の武蔵野ホールはほぼ満席の盛況だった。

この映画は日本に合法的に働きに来ている外国人(legal alien)を描いたモノで、主人公は売れない役者で日本の大学で英語講師をしながら働いているアメリカ人である。東南アジア人などと異なり、欧米人は色々優遇されるのか、ハッキリ言ってあまり不自由しない生活を送っている訳である。これが彼らにとって、どうも生ぬるく感じられる日々で、そこに描かれているアメリカ人たちは、自分の中の熱いものを出せずに中途半端に生きていると言う風情である。

良く分からない感覚だが、あまり不自由なく暮らせて、特別努力を重ねる必要もないと言うのは、精神的にあまり健康的な生活を送ることが出来ていないとは理解できる。日本に来ている欧米人でこのような感覚を抱いている人は多いのか、マイナーな映画でも在日欧米人の間でそれなりに人気が出たようだ。まあ、広範囲な人気ではないと思うが。

キャストとしては有名人はクリス・ヘプラー(この人は日々をダラダラ過ごしている役割じゃない)くらいで、あと主人公のアメリカ人はCMとかに出たことがあったり、たまにバラエティーに出たりしている人だったと思う。日本で演劇の先生をやっているだかで、実際の自分と役どころがかなり似ている。

さて、ようやく本題に入るが、この映画の中で一人、日本に暮らすことによって神経衰弱みたいになってしまった、カービーと言うアメリカ人がいる。彼は「日本人は日本にいる外国人を洗脳するために、富士山の上から電磁波を出している」みたいなことを言い、「電磁波を避けることが出来るのはアルミホイルであることを突き止めた」みたいに言いながら、自分のかぶっている帽子の中をアルミホイルで包んで、日本人による外国人の脳への電磁波洗脳攻撃から身を守ると言う毎日を送っている。

ある日、カービーに助けを求められた主人公は、彼の家に呼ばれる。部屋に入ると全ての壁がアルミホイルで覆われていると言う、高校の文化祭で作るミラーハウス(そんなもの作ったこと無いが)のような状況になっており、中にはおびえた彼が待っている。彼が主人公に頼みたいのは、部屋にある電磁波発生装置(テレビなんですけどね)をアルミホイルで包むと言うモノで、

「電磁波透過をシャットアウトしたぞ!」

と、ヤケクソ気味に言う主人公に、カービーが「よっしゃ!」を連呼する。

まあリーガル・エイリアン自体、これがメインの変な映画という訳じゃないのだが、「母国から遠く離れて、あまり苦しくない生活を送っている外国人が、精神的にちょっと追いやられる」と言うのを描いているワンシーンであると思う。

で、更に本題の本題に入るのだが、現実世界において標記「白装束の団体が林道占拠」と言うニュースが私の目の端に入ってきた。何でも彼らは「有害な電磁波から身を守る」と言う目的のもと、電磁波の透過を防ぐと言う「白い布」で全てを覆おうとしているらしい。林道に白一色の車を止めて占拠し、林道を通る人間に対して検問まで張ると言う始末で、住民から不安の声が出てきたと言う(そりゃ不安だよな)。

私はこのニュースを見て、全く笑止千万だと思った。この世の中は病んでいると思うが、失礼だがこんなことを考える奴がいるなんて、最早この世の終わりだとすら思ったのである。そう、ここまで長々と書いてきた前振りを読めば、少なくとも賢明な人ならすぐに気付く筈である。

電磁波を止めるのは白い布じゃなくてアルミホイルだというのに...

いや、そうじゃなくてだな。


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ゴールデンヌイーク - 2003年04月28日(月)

出社!

まあちょろちょろ会社を休んでいる人はいるものの、部長も部長代行も出ているし、私のチームは現在カザフ出張中のSさんを除いて全員でいるから、全然ゴールデンウイークと言う風情ではない。先日、パキスタンから電話があって「いやー、そろそろゴールデンヌイークですね」などと、昨年の今頃日本にいたSに言われても、「今年は悉く土日にはまっちゃって、休みは実質二日しか多くならないんだ」と言ったのを覚えている。

カザフに同じく出張中のQさんからメールが来て、今まで設計やってきたのが悉く変更になる状況に陥ったことが書いてあった。途端に暗くなって、強引に今週いっぱいゴールデンウイークと行きたいところであるが、そんな状況でも仕事はあるんですよ。

ところで、先ほどムダとダムをかけた写真をムダに送ったのだが、全く反応が無い。おかしいなと思っていたら、ムダの対面に座るムダと同じくSenior EngineerのSさんが「ムダサルはダムの水を飲んでしまって、体の中に亀やら魚やら砂利まで飲み込んでしまって、今日入院しています」と、どこからどこまでが冗談なのか分からないメールを送って寄越してきた。何だ?

こういうことは洒落のあまり利かないS(Sさんじゃない)に聞くのが一番と思い、メールを送ると、

「ムダサルさんは結石で欠席です。」

などと洒落になっているんだか洒落になっていないんだか分からないメールを寄越してきた。当然英語なんで洒落にはなって無いんですけどね。確かに洒落になってない。結石っておいおい。

ムダは汽車に乗ってピースサインしているだけが能じゃない男で、彼の変わりに彼の上司が仕事してたぜ。早く復帰してくれ。

まあそんなゴールデンウイークが始まった。


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旧交温め失敗 - 2003年04月26日(土)

本日は大学時代の同窓会だった。研究室でなくて、学科の同窓会。

で、すっかり忘れてたんですよ。昨日はもう昼から必死に仕事してて、夜何気なく携帯を見ると、研究室時代からの盟友(現在仙台勤務)から着信ありで。それで「うわ、今日は同窓会だった!」となった訳だ。大失敗。当然欠席した。

昨日本日のニュースは、ポータブルCDプレイヤー、通称CDウォークマンは商標だろうが、それを買ったことである。何故今更CDプレイヤーなんぞをと思うかもしれないが、理由は二つある。

その一 わざわざMDに落とすの面倒くさいのよね

CD買ったりするじゃないですか。で、それを例えば通勤途中に聞きたいなんて言うとき、わざわざMDに録音するんだけど、この作業が面倒くさいんですよ。と言う訳で、これを何とかしたくてCDプレイヤーを買った。

その二 パソコン付属のCDプレイヤーを酷使したくない

休日出勤とかすると、結構音楽聴きながら仕事したりするんですよ。まあ最近聴くのは諏訪内晶子とかなんですけどね。で、今までは会社配備パソコンで聴いてたんですけど、ほら、CAD用のマシンとか使うとき席を移るんですよ、私の場合。あと、まあCD聞いただけでパソコンのCDプレイヤーが壊れるかどうかは不明なんですけど、これで壊れた暁には修理でパソコン取り上げられるし、何しろ俺のもんじゃないのに私用で壊すのも私の美学に反するところなので、何とかしたいと思ってたんですよ。

と言う上記二点によって、正に今時と言う感が拭い去れないポータブルCDプレイヤーを買うことにした。行ったのはみなとみらいのジャックモールにある、いかにも開発前の暫定施設的なデオデオみなとみらい店である。

電器店の花形といえば、現在ではゲーム・携帯・パソコン・液晶テレビと言ったものだろうか。かつてはウォークマン(カセット)が主流だったコンパクトオーディオ製品も、ウォークマンは昔日の面影も空しく少しあるのみ(まだあるのがある意味意外だが)。名前はコンパクトディスクでも、持ち運ぶにはそれほどコンパクトでないCDは、CDウォークマンとして流行を見せたのか私には定かでない。まあCDはレコードに比べて、確かに収納性と記憶容量に革命をもたらしたとは思うが、やはり持ち歩いてと言うものでもないのだろうか。私も買おうと思ったことは一度も無かった。にしても、以前に比べて脚光の浴び具合はさらに低下したような気がしないでもない。現在はCD-Rとか対応で生き延びているのだろうか。

ポータブルCDプレイヤーは、ケンウッド・ソニー・パナソニックの三社が並べられていた。ケンウッドは何だか大きくていきなり選から漏れたが、じゃあソニーとパナソニックのどちらにするかで若干悩んだ。

パソコンもソニーを使っている私は、言ってみればソニー派だ。だが、松下には友人の玉木が勤めている。値段を見る限りは両者拮抗しているが、違いは次の二点だ:

1. 外見
2. 重さ

1.はソニーの方が私の目には良く見える。だが、重さはパナソニックが勝っている。20gくらいだけどな。どちらかと言うと軽い方が良い。

今回は玉木の会社の売り上げに貢献することにした。

旧交の温めに失敗した私が、フォローするように旧知の友の会社の売り上げに貢献することで相殺を図った、という訳じゃない。何しろ大学は同じでも違う組織の友人であるし、15,000円が松下にいる窮地を救うとも旧知を救うとも思わない。それより6月に結婚する旧知の玉木に祝儀を納めるほうが良いだろう。

何だか良く分からんが。


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学歴偏重社会 - 2003年04月25日(金)

昨日、会社で"Good bye"と言う表題のメールがパキスタンから届いた。メールの主はザキと言うモビルスーツのような名前のエンジニアで、要は「会社を辞めます。今までありがとう」みたいなメールであった。

彼とは今回のプロジェクトで一緒になったのだが、正直言って特に頭の回転が速いわけでもないし、技術的に良く知っているわけでもないし、人の上に立って組織を統率するタイプでもない、言ってみれば可も無く不可も無い存在であった。何となく話しても反応が薄く、ハッキリ言って「ぼんやりしてる奴だな」と言うイメージが強かった。「ボルトとプレートの端空きは何処に載っているんだ」とか、こんなことも知らんのかこのおっさんは、と言う感じだった。

そのザキが、何と今年の春に昇進して、プロジェクトのリーダーをする職制上の位置についた。大した実績や実力があるわけでもない彼が、何事も無かったように出世しているのは何とも不可思議なことであるが、まあハッキリ言えばこの国、いや大多数の国で良く見られる理由で出世したわけである。

彼はイギリスの大学の大学院を出て、そこで修士号を取っている。

これ以外、彼の出世の理由は全く見当たらない。何しろ、彼と同年代で彼よりももっと熱心で、実績を残して会社の利益に貢献している社員は、未だに下のクラスにいる訳である。企業の利益に貢献しているタレントの方が低給に甘んじているのは、単に貢献度の高い社員より、ザキの学歴の方が高いからである。

日本も学歴社会学歴社会とある程度言われているが、ハッキリ言って海外の学歴偏重は日本の比ではない。何しろ、学歴が高い=才能があると言う、評価する側が何も考える必要のない単純な図式があるからだ。しかも欧米の大学を出ていれば、これはもう将来は全て約束されたようなものである。仕事のスピードが普通の人間の三分の一でも、普通の人間の3倍は確実に給料がもらえる(実際は3倍どころじゃないと思う)。

向こうの会社の部長に「この部の部員は優秀ですね」と言うと、まず言うのが「うちの部の部員は全員が大学を出て」から始まる。自己紹介でも「私は米国の大学院を出た後」から始まる。

で、このザキと言うエンジニアは、私の親しい向こうのエンジニアによると「恐らく海外に行くんでしょう」と言う返答が返って来た。「うちのマネジメントも、給料が高い方に行くと言われたらもう止めようが無いでしょうからね」と言っていた。まあザキに関しては私自身止めようが止めないがどっちでも良いという人間だったので、別に残念ではない。むしろ英国の大学で修士号取ったと言うだけで、あのぼんやりした利益に貢献しないエンジニアにさらに高給を払う会社があると言うのは驚きである。

まあ良く分からんがこれだからあの辺の国は中々優秀な人材が登用されず、金持ちで海外の大学に子供をやれる家の息子なりが「海外大学院修了」と言う学歴でどんどん社会でぼんやりのし上がって、またその子供が...

まあ何が言いたいかと言うと、これ以上ウチの会社のパキ子会社に「欧米(にあるだけで多分全然一流じゃない)の大学で修士号を取ってきたやんごとなきボンヤリエンジニアを入れないで」と言うことなんですけど。何かこっちまで夢と希望が無くなるのよね、貢献度の高いムダとかよりこんなのが給料もっと貰ってたりすると。

まあ貢献度の高い社員が出て行かないことを祈るが、こんな学歴で区別される世の中で、地元の工業大学出のエンジニアの需要は無いんだろうか。勿体ねえな。勿体ねえから優秀なエンジニアは全部こっちで引き取ります。学歴のあるエンジニアの欲しい方はまだ数人ご提供できます。部長も含めて。


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もう決めた - 2003年04月23日(水)

諏訪内晶子がゲスト出演するのは二曲目のベルクの曲。他の奏者に全く目が行かない。完全に釘付けであった。

秋にもう一度来日するらしい。今度はブラームスで、金曜日にみなとみらいホールでやるらしい。その時はシンシナティ交響楽団にゲスト出演である。

だけどよ、私は海外で諏訪内晶子を見たいんですよ。で、このシンシナティ交響楽団、日本に来る前はシンシナティでコンサートやってるんですが、それに諏訪内晶子がゲスト出演するらしい。会場はオハイオ州のシンシナティにある音楽堂。

で、早速立てた予定がこれな。

10月24日(金) 夕方成田発
10月24日(金) 午後シンシナティ着
10月25日(土) 夜 コンサート
10月26日(日) 朝シンシナティ発
10月27日(月) 夕方成田発

まだ赴任が始まっていなかったらだけどな。チケット25ドルって激安。


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一青 ようの字が出てこんぞ!!! - 2003年04月20日(日)

今日も出社。昨日は車を修理に出したが、本日は早くから会社に向う。途中で「ブラックジャックによろしく」の第三巻および第四巻を購入。現在、ブラックジャックによろしくは4巻までしか出ていないので、これで全巻買ったことになる。尚、第5巻は4月22日発売で、この日は取締役島耕作第三巻も同時発売だ。因みに、昨日上げた「全巻持っているマンガ」リストに、魁!!クロマティ高校を入れるのを忘れていた。

本日は、会社の近くのCD屋でCDを二枚買った。

まずは火曜にいよいよコンサートで本人を見ることになる、諏訪内晶子のツィゴイネルワイゼン。以前このCD屋に置いてなかったのだが、思わず購入。尚、ツィゴイネルワイゼンは諏訪内晶子のベスト版Crystalに所収されている。まあ、あっしのような音楽素人にとっちゃパブロ・デ・サラサーテ作曲のツィゴイネルワイゼンより、鈴木清純監督原田芳雄主演の映画のタイトルのイメージの方が強い。曲自体は誰でも聴いたことあるだろうけど。大体パブロ・デ・サラサーテだなんて、CDのラベル見ながらここで書いているし。知らねえよ。曲は知ってるけど(だから誰でも知ってるっての)。

もう一枚は「ええ〜い〜あ〜君からもらい泣き、ほろりほろりふたりぼぉ〜っち」の一青 窈「もらい泣き」のマキシシングル。てゆうか、ようの字が出ねえよ。IMEパッドも何故かデスクトップ上に出てこねし。

会社に着いて、パソコンで両CDを聞きながら仕事。ツィゴイネルワイゼンは、オーケストラで最初に入る、何だか悲壮感が盛り上がるスタートから、すぐに野太い低音のソロが入る、まあ誰でも聞いたことのある曲ですよ。

「もらい泣き」は有線とかで良く流れているけど、最後の「キイテ」のビブラートが何故か好きだ。何故だ?

まあ仕事は9時までしたよ。全く、パキスタンでも日曜出勤しているとは思わなくて、対応してしまったら9時になった。今日やろうと思った仕事は終わっていない。って、火曜は5時半に会社出るのにこれじゃダメじゃねえか。


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マンガの森 - 2003年04月19日(土)

今でもマンガの森ってあるんだろうか。学生時代、飯島愛がCMに出ていたマンガ専門の書店だが、JR高田馬場駅戸山口を出るとあったマンガの森は、やはり危なさと言うか危うさを醸し出していたと思う。普通のマンガは普通の本屋で買えるしな。

クソ忙しくて仕事以外に時間が取れない(時間があったら飲みに行く)時に限って、出来もしないことを連発しようとするとかってないか?例えば、本を買うとか。最近買った本は深夜特急を書いた人間が老成するとこうなると言うことでまあまあ話題の「一号線を北上せよ」と、アフガン関連書籍。何を今更と言う感じであるが、私は大体流行に後れて流行ったものを見て、その流行が素晴らしかったことを認識するタイプだ。

何か関係ない前置きが長くなりそうだからさっさと本題に入るが、本日も目に留まった司馬遼太郎の「街道を行く」シリーズの沖縄編と長崎編を買い、さらにモーニングに連載中の「ブラックジャックによろしく」を買ってみた。

現在、私が全巻(ほぼ全巻も含む)持っているマンガは、以下の通りである:

アドルフに告ぐ(手塚治虫)
ブラックジャック(手塚治虫)
コブラ(寺沢武一)
烏天狗 カブト(寺沢武一)
ミッドナイトアイ ゴクウ(寺沢武一)
課長島耕作(弘兼憲史)
部長島耕作(弘兼憲史)
取締役島耕作(弘兼憲史)
バガボンド(井上雄彦)

結構あるが、社会人になってから揃えているのは島耕作とバガボンドである。両方ともモーニングと言うオッサンマンガ雑誌に連載されているものであるが、私の認識の中でオッサンマンガ雑誌で最近最も質が高いような気がするのはモーニングで、これは小学生時代の少年ジャンプ、高校生時代のマガジンやスピリッツに匹敵するものがあると思う。第二次団塊である我々がこれらの漫画産業を担うほど既にオッサン化しているかは分からないが、私の友人なども、この辺の漫画(島耕作)などが何故か家の本棚に座っていると言うケースは多いようだ。

で、ブラックジャックによろしくであるが、これは手塚治虫のブラックジャックからも分かるとおり、医者の漫画である。と言っても、春夏秋冬コートを着た継ぎ接ぎだらけの無免許医のマンガではなく、名門私大医学部を卒業したばかりの研修医の奮戦記である。第一回目の連載をモーニングで立ち読みしたが、以降、結構話題を読んだ漫画になっているようで、モーニングでも常に冊子の前半部にて連載がなされている。人気があるのだろう。

勿論、この「ブラックジャックによろしく」に描かれている登場人物たちは、実際の世界に比べるとかなりフィクシャスな部分があるかと思う。ただ、月給3万8千円とか、睡眠時間3時間とか、将来は金持ちになって、例えばフェラーリ乗り回すレベルまで到達する医者の、まさに医者の卵とは思えないほど、徹底した下積み時代を積んでいるのは現実としてある。マンガの登場人物が抱いている複雑な心境も、経験が浅いことに起因する精神の不安定さを描いていると思う。

実は同じ境遇にいるのが私の上の従兄弟である。父方の従兄弟だが、彼らは二人兄弟で、上の従兄弟は漫画中の斉藤英二郎のように、一昨年都内の名門私大医学部を卒業し、その大学病院で働いている。大学病院は都内に大病院としては3つの病院がある。最初に配属されたのはその内の一軒、下町にある第二病院的な病院である。

一番印象に残っているのが夜勤で、夜中に病院に担ぎ込まれる例で圧倒的に多いのが急性アルコール中毒でぶっ倒れた輩らしい。私は急性アル中なんてなったこと無いから(最早一気だとかは最近しないし)、病院でどうやって処置するかを聞いたのだが、要するに処置は血中のアルコールを外に出すことで、

「点滴を多く打って小便を大量に出させることで殆ど解決する」

らしい。これが次から次へとやって来て、夜勤病院何だか野戦病院なんだか分からないことになるらしい。

事故で運ばれるケースも多いらしいが、これも結構大変らしい。患者が痛みで結構暴れるらしく、取り押さえるのに難儀する場合があるようだ。これは急性アル中患者にも見られるようだが。

朝、ボロボロになって帰宅し、泥のように眠るが、また翌日も病院に出なければならない。ハッキリ言って体力が無ければ絶対に出来ない仕事で、多分私では無理だろう。

この一家は医者一家で、親戚も医者ばかりである。従兄弟の従兄弟に当たる人は、現在の専門が救急医療と言うほどのもので、毎日の救急車受け入れ台数が何台(以前親戚が集まってこんな話をされて、親戚医者一同が驚嘆の声を上げたが、当然その中で唯一医者のいない我が家の人間はそのインパクトは全く不明だった)で、昨日も事故で超重症と言う患者の対応をしてきたらしい。こちらは私の従兄弟以上のインパクトで、殆ど不眠不休で緊急医療に当たるという、人命助けはこっちも命懸けと言うサバイバル振りを発揮している。

医者って、金持ちでスマートな印象が強い職業だけど、特に若いうちは大変だというのが、従兄弟を見ていて思うことである。で、ブラックジャックによろしくに話は戻るが、まあこんな大袈裟なシーンは無いのかもしれないけども、取り敢えず業界の文化については確かにあるという場面があるマンガじゃないだろうか。

オススメ。


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だったら人事で雇わんかい - 2003年04月18日(金)

企業の採用シーズンたけなわである。私の会社でも内定がぞろぞろと出始めている。

各企業は一体どんな形で採用と言うのをしているのだろうか。例えばの話だが、比較的採用に力を入れている会社があり、さらにその中のある部は非常に力を入れており、辛くても夜時間を作って学生と飲んだりして、飾らない自分を出してもらって、こいつは良いとかやったりする会社もある。

ハッキリ言って、翌日無茶苦茶ハードな仕事があるのに、夜な夜な自分の金を使って、それでその会社に合った学生を探すのに頑張って、翌日には就職担当チーフにメールで報告すると言うのをやって、それが何にもならなかったときの空しさと言ったら無いだろう。こっちは仕事に魂削って疲れた後にやってんだよ、専門外の採用活動を!

例えば、一人学生がいます。就職が厳しくて企業側は買い手市場で優秀な学生がどんどん受けに来ると言う、このご時世で、部長面接の評価が今一つでこのままなら落ちると言う学生がだよ、SPIっていう国語算数テストの結果が良かったから通るってどう言うことよ。

採用しても人事に配属しろよな。


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GWの計画 - 2003年04月16日(水)

ウチの会社はゴールデンウイークに豪快な休みが供給されるわけではなく、休みたい人間は有給を使って休まなければならない。まあそれが普通か?因みにお盆休みも無し。有給使えるゆとりがあればそりゃ良いんだけど、大抵無い。てゆうか、今まで一度たりともそんなタイミングに暇だった試しは無い。

社員数絞って替わりがいないからな。

という訳で暦通りとなるのだが、今年は殆どメリットの無い暦で、余計な休みが2日しかない。メインは5月3・4・5日の三連休だが、これも土・日・月と言う、何か秋の連休の一回分くらいと言う感じで、頗るインパクトに欠ける。

ゴールデンウイークにどこかに行ったりすることは、そんな訳で全く無く、そして今年も特に予定は無い。で、得意のマピオンを見て思ったのが、

只見川水系二大ダム巡りでもしようかな。

と言うものであった。関越道の小出インターを出た後、まず奥只見ダムを目指し、そこからグルッと回って今度は只見に出て田子倉ダムを見る。

これに後輩Yが乗ってきたのが、何ともおかしい奴だぶりを発揮していると思った。


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衝撃の見積 - 2003年04月14日(月)

今日、久し振りにある同期の女の子にメールを打った。自動車保険についてである。

同期とは言え、彼女は高卒であるため、まだ20代になったばかりと言う若さである。子会社に新卒で入ってきたわけであるが、同じ新卒とは言え大学院卒と高卒では全く齢が異なる。何しろ20代半ばのむさい男連中と異なり、彼女らは10代後半である。

まあそんなことは置いといて、この子会社はオフィスサービスを提供する会社で、社内の庶務関係を取り扱っている。社員向けに保険業務などもやっており、団体で安い自動車保険について問い合わせをしたのである。尚、この同期は保険担当じゃないが、何か同じ部屋らしいので聞いてみた。

で、先輩Sさんの彼女は保険会社に勤めている。私がSさんに、「自動車保険はやっぱり彼女のところですか?」と聞いたら、「お、保険入る?」と聞いて来て、即座に携帯で電話する。いや、引き合い取るだけだぞ、を連発する。

帰宅すると、昨日インターネットで検索した近く(でもないが)の板金屋みたいなところに出した見積もり依頼が返信で来ていた。以下抜粋:

「ゴルフワゴンの左後部ドアのサイドモールをブロック塀で圧迫」 との事ですがまず後部ドアの凹み具合により板金可能な修理か ドア交換になるかと分かれます。板金時には約¥55.000-〜¥80.000-位ではないかと思われます。交換になりますと約¥120.000-位になるのではと思われます。ドアモールはいずれにしましても交換となります。
また ドア交換時リサイクル部品の使用で修理費を抑えることも可能です部品代金は約半分に・部品在庫状況によります)

以上抜粋

...。覚悟はしてたけど、ドア交換なんてことになったら大変だぞ。12万?12万稼ぐのにどれだけ大変か、最早分かっている私。


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統一地方選挙 - 2003年04月13日(日)

本日は神奈川県知事・県会議員・横浜市会議員選挙であったが、問題は神奈川県知事である。

どうして田嶋陽子が神奈川に立候補しているんだ???まあ別に、神奈川県知事が神奈川県で生まれたとか神奈川に住んでいるとか、神奈川生え抜きである必要は無いけどなあ。優秀で神奈川のこと一生懸命勉強して、その結果トップに立つ器なら、誰がやっても良いんじゃないの?そういないだろけど、だったら外人とかでも良いんじゃない?カルロス・ゴーンとか。仕事が終わるまで超残業させるって訳にも行かないだろうけどなあ。地方公務員って、残業としかしたら多分翌日体調不良で休みそうだよなあ。

まあそんなことは置いておいて、今日の選挙。生涯初なんですが、神奈川県知事には白票を投じてしまった。いやスマン、実は今回は私の勉強不足で、誰が何言ってたのか殆ど知らんのだよ。じゃあ政党で選んでみるかと思って、アルミで出来た投票用紙記入台みたいな所に貼ってある候補者の名前見たよ。ああ、みんな無所属っていう同じ政党か。これじゃ選びようが無い。

結局松沢成文と言う方が県知事が当選?この人は横浜市長の中田宏と松下政経塾で同期生とのことだが、松沢氏は45歳だから、ちょっと中田氏より年上だな。まあでも若いか。

と、これ以上のことを全く知らない私。松沢さん、県政頑張って!具体的に県政って何するのか知らないんだけど。保育園増やすとかって県政なのかな。

今回の地方選、仕事がクソ忙しくて興味を持つとかって全然無理だった。


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おい、車が無いのは分かるが、親父もいないぞ - 2003年04月12日(土)

駅から帰る途中、私の車らしき車を246上で発見して、私の父親らしき人が運転していた。帰ってきたら、車も親父もいねえよ。

で、まだ帰ってこない(現在午前2時)。おいおい、夫婦喧嘩でもして家出したのか?いや、そりゃそういうこともあるかもしれないが、車は俺の車だぞ。てゆうか、正式には俺の上司の車だ。早く返せよ。さらにてゆうか、ハンドルが擦れるがへったくれは大丈夫なのかよ。


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忙しいときは週末を待ち焦がれろ - 2003年04月10日(木)

もう1時なんだから寝ろという感じであるが。

プロジェクトに関して諸事情が発生し、現在無茶苦茶忙しい。忙しいときは時間が経つのが早く感じるもので、特に最近は火曜の朝には「うわあ、もう火曜か」と思ってしまう。って、貴様月曜しかまだ働いてねえじゃねえか、と言う感じだが、何故火曜で焦りが出ているかと言うと、金曜があっという間に来てしまうのを良く分かっているからである。

と思っていた今週火曜の朝、私はあることを思いついた。以下、海べりを歩きながら考えたこと:

「そういえば新入社員のとき、まだ責任も軽くて仕事もそれ程忙しくなかったとき、『早く週末が来ないかな』なんて思ってたよな。時間の流れが遅くて、中々週末来なかったけど。...。ん?『早く週末来ないかな?』と思っていると週末が来ない?そうかこれだ!」

と真面目に考えた。つまり、週末を待ち焦がれれば週末が中々やって来ないと言うのを逆説的に利用すれば、私の中で日々の焦りが減るのではないか?などと考え付いたのである。よーし、じゃあ今度の週末は車で何処行こうかな、などと考えていると、そりゃ俄然週末が来るのが待ち遠しくなるんですよ。

こうして火曜の業務が始まった。斜め前では5年目に突入したSさんが、ロシアの鋼管屋を探すので頭を抱えている。仕事をテキパキこなすSさんですら、最近は残業が続く毎日。先日なんてSさんがミーティングに行っている際にロシアから電話がかかってきて、電話取った派遣の人が凍ってたし。もう何言っているか分からないって、そりゃ分かんねえよな。俺も分かんねえよ。

水曜。私は隣に座る後輩Y(2年目)に、前日思いついた理屈を自信を持って展開した。Yも最近時間が経つのが早いらしい。

Y「はあ、時間経つの早いですね。」
私「何だ、お前もそんなこと言ってんの?」
Y「そう感じませんか?」
私「それだよ。それでさ、俺いいこと思いついたんだよ。」
Y「何ですか」
私「ほら、よく早く夏休み来ないかなとか思っていると、中々来ないじゃん。」
Y「そうですね。」
私「だからよ、例えば週末を待ち焦がれれば、週末が中々来ないんだよ。」
Y「はあ」
私「もう俺なんて週末どこ行こうか考えてウキウキするとさ、中々週末来ないな、だなんて思う筈なんだよ。」
Y「へー、じゃあ今どう感じているんですか?」
私「え?うーん...何つうのかな。もう水曜かよ、みたいな。」
Y「全然時間の流れ早く感じてるじゃないですか。普通は『あーあ、まだ水曜かよ』くらいですよ。」

Sさんは上司Tさん(ロシア留学経験あり)に「ヴぃ ガバリョー アングリースキで良いんですか?」とか聞いている。ロシアに電話するらしいが、「英語話しますか?」と言うロシア語を聞いているのである。

もう今日中に絶対出すってゆう図面と計算書を纏めていたとき、派遣の方が電話を取った。ガイジンらしい。

「電話です」

おい、俺かよ。で、電話を取ると、トルコの下請け業者。鉄骨関連が極めてcriticalだと。ついては早急にカザフスタンでキックオフミーティングを行いたいのですがとか言って来た。おいおい、俺は4月22日に諏訪内晶子コンサートがあるんだよ。

今日は昼からスケジュール会議。とにかく、プロジェクトのスケジュールが決まらないと下請けとも話せない。議論は取り敢えずまとまって、トルコにメールを打つ。で、計算書と図面を引き続きまとめていると、夜にパキスタンからメールが...

「機器の変更で設計作業停止するよう指示されていますが、そのおかげでマンパワー稼働率が下がっています。何とかしてください。」

次から次へと世界中から仕事振りやがって馬鹿野郎。仕事が多すぎて全然仕事に集中できねえよ!

とかやっていて、明日はもう金曜ですよ金曜。待ちに待っている間もなくやってきましたよ、週末が。はあ、何処行こうかな。

父「おい、今日車運転してたんだけどさ、何かハンドルを回すと擦れる音がするんだよ。明日ちょっと修理に出すぞ。」

おいおい、週末の楽しみお預けかよ。あんなに待ちに待ったのに...

待ってねえ。俺は全然待ってねえぞ。週末の方が俺の方に来るのを待ってくれ。まあ休まなきゃ良いんだけどさ、とか言うのも中々辛いものがあるんで言いませんけど。


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桜 - 2003年04月08日(火)

いきなり寒くなったり暖かくなったりで、季節の変わり目を感じる今日この頃であるが、まだ4月は始まったばかり。まあそんな春だからかは分からないが、桜は物凄い勢いで散っている。しかし、車のある生活を手に入れた私は、桜前線を追いかけていくことも出来る。その前に、桜前線を追いかけるには都内を通過しなければならない。難関だな。

まあ、私はどちらかと言うと桜が咲いている時より、桜が全て散って若葉が茂っている瞬間の桜の方が好きだがなあ。

ちょっと季節ごとに眺めてみよう:

夏の桜:
無茶苦茶濃い緑が茂りまくって、幹には油蝉鳴きまくりの、暑苦しい桜

秋の桜:
紅葉が綺麗とはあまり思えない、第一どんな色で紅葉するのかそういえば覚えていないくらいの、冴えない桜

冬の桜:
不本意ながらクリスマスのイルミネーションの材料になったりする、実は丸裸の寒い桜

春の桜
薄桃色の花をつける儚い桜 おいおい、酒飲みまくって肥料ぶちまけるなよ

当然春の桜の人気が最も高いとは思うんだけど(若葉の桜が好きだなんて人は私以外に聞いたことが無い)、初夏の桜は清々しくて綺麗だと思う。若々しい感じもするし。やはり、生あるものは若い時が一番綺麗なんだろうか。


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グスタフ マーラー ユーゲント オーケストラ - 2003年04月06日(日)

水揚げマグロ状態だった昨日の私であるが、そんな昨日(正確には本日昨深夜)、今度諏訪内晶子のコンサートに一緒に行く予定のNさんからメールが来た。Nさん曰く、「朝日新聞の3日の夕刊に、私達が聞きに行く『グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ』のことが大きな記事になっていました。」とのことで、早速3日の夕刊をチェックしてみた。

大きな記事と言うより完全に特集記事で、一面の内半面を割いた構成だった(もう半面は広告)。

何しろクラシックを聴くようになったのはここ1年であり、しかもそれ以来貪欲にクラシックのCDを買うとか関連本を読み漁るとか、果てはコンサートに行くなんてこともそれ程無かったため、今回諏訪内晶子が共演するこのグスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ、略してGMJOが何者なのか、知識も無ければ興味もあまり無かった。

記事によると、GMJOは1986年、ベルリン・フィル音楽監督であるクラウディオ・アバドの提唱によって結成されたオーケストラで、構成員は26歳以下のプロ手前の音楽家達であるそうだ。プロではなくて、今後プロになる音楽家の集団で、この後ウィーン・フィルやベルリン・フィルなど、欧州の名門に就職していく若者の集団であるらしい。

彼らはすぐにでも欧州一流の楽団でプロとして演奏する力量を蓄えているだけに、その演奏は恐らく私が聴いたらプロとしか思えない代物であると思うのだが、記事には今回指揮をするブーレーズのコメントとして「彼らは、学生として音楽を吸収できる最後の時間を生きている。一緒に演奏するのは楽しいし、貴重な経験だよ。だって、プロになっても新鮮であり続けることは難しいからね。」と言っている。

早稲オケのコンサートを聴いている時、その力量に素人の私は驚かされる。と同時に、彼らがこのオーケストラに、今の自分の全てを賭していると言う気合を感じる。大学の雰囲気もあると思うが、彼らの真剣さは見ているだけで清々しさを覚えるほどだ。別にこれで食っているわけでもないのに、何でこんなに突き詰めるのか、恐らく物事を真剣にやっているときの素晴らしさを理解したことが無ければ、まず理解できない世界に彼らは生きている。

GMJOが、その演奏を以って私に何を感じさせてくれるのか、それは全く分からないんだけど、早稲オケとか他のプロのオーケストラとは異なる、何か違う世界を感じさせてくれるのだろうか...

って、音楽聴きに行くんだろうが、俺は。


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白石結婚式手伝い御礼飲み会欠席理由のメール - 2003年04月05日(土)

皆様

本日は突然欠席で本当に申し訳ない。事の顛末を以下に記します。

昨日、夜8時くらいから野毛(桜木町)で飲み始めました。ここでは軽く焼酎ボトル1本を空けましたが、3人で一本空けたので、ハッキリ言って大したことありません。華金なんですから。

二軒目は福富町と言う関内の近くにある歓楽街(かつ風俗街)にある飲み屋で飲みました。この二軒目の飲み屋なんですが、マスターがピアノを弾く、ママが60過ぎのオカマと言うバーで、マスターのピアノに合わせてカラオケが出来て、かつママに踊りのステップを教えてもらえる(アメリカでダンサーだったらしい)と言う面白いところで、面白くて結局ここに今日の午前6時までいました。尚、ここでは最初焼酎を一本開けた後、私とママの二人でウイスキーのボトル一本開けました。店を出る直前まで飲んでいたので、相当酔っていたわけです。

その後、関内から地下鉄に乗って家に帰ろうと試みたのですが、これが大きな間違いのもとでした。もう電車も動いていますから、地下鉄で帰るのは当然と言えば当然ですが、今振り返れば、ここでタクシーで帰ればよかったわけです。関内からウチまでは6800円くらいですよ。因みに弘明寺(と言う玉木の家の近く)の寮に住む先輩はタクシーで帰りました。

子会社の女性(酒激強)と横浜まで地下鉄で帰り、その後は当然爆酔ゆえに爆睡。泥酔ゆえに泥睡と言った方が適当だったかも知れません。泥のように眠りました。今後の展開については、このリンクを参考にしながら読んでください。

起きたら戸塚な訳ですよ。関内から地下鉄乗って終点あざみ野まで行くと言うのが帰宅ルートなのに。今までどんなに飲んでも乗り越しなんてしなかったのに、ってそりゃ目的地終点だから当たり前なんですけど、確かに乗り越さないけど今日は乗り戻りしちゃったみたいな。

戸塚なんて地下鉄で来たこと無いんですよ。用が無いから。あざみ野まで55分とか書いてありやがるんですよ。ホームでゲロ吐き寸前の気持ち悪さで、あざみ野行きを待ちました。で、地下鉄乗って、また眠るんですよ。

起きたらまだ仲町台で、「うわー、本当に遠いぜ戸塚。」と言う感じです。戸塚からあれだけ寝てるのに、まだ着きません。

で、次に起きたら桜木町なんですよ。当然自分が乗っている地下鉄はあざみ野行きじゃなくて、湘南台行き。出社できちゃう訳ですね。会社の最寄駅なんですから。

今度は寝ないようにあざみ野までずっと立ってましたよ。で、家に着いたのが午前10時。関内から家まで、今日4時間をかけて戻ってきたわけです。

という訳で、本日はさっきまで起き上がれないほどの体調悪状態でした。全く申し訳ありません。このお詫びは、今度福富町にある件のバーで奢ると言うことで勘弁してください。確かに面白い店です。


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4年目! - 2003年04月01日(火)

会社に入って丸3年が経過した。会社にもいい加減慣れたし、仕事もトラブル続きで全く飽きが来ない。

今回のトラブルは今まで中身が詰まりに詰まっていたプラントエリアを、よりによってお客さんが「狭くしろ」と言ってきたことから大騒ぎになった。すでに1年近くをこのエリアを基本として仕事をしてきただけに、全員ショックを隠しきれない状況である。私にしても、メインの設計は終了・もしくは着手済みが8割を超え、そろそろ設計はまとめに入って、製作とか現場赴任の準備などが待ち受けているはずだった。

しかも、設計は単にやり直すだけではない。さらなるお客さんからの注文が付き、やり直しと変更がダブルパンチでやって来ることとなった。

当初、鉄骨はヨーロッパから輸入することを頭に入れていたが、この事態を受けて私は調達先を近隣の旧ソ連域内に求めることをほぼ決意。信頼できると言っても、ヨーロッパからチンタラ調達なんてしている時間は無い。という訳で、結構な時間を使って「ヨーロッパ材」を基にした鉄骨接合部計算を、はっきり言えば全て旧ソ連の材料に置き換えて計算をしなおす腹積もりだ。

1年間やって来たことが殆どひっくり返るような事態に遭遇した私達。昨日は年度末でチームで飲みに行ったが、極めて元気の無かった私も、今日はだんだんやる気が出てきた。

成功裡に終わろうと言う気持ちはあまり湧いてこないのだが、何か地獄を見た3月を過ぎて、いきなりやる気が出てきた4年目初日。こんなもんか?


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