うさぎ日記
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2000年09月23日(土) お彼岸その2

寺での彼岸供養祭に母と出かける。
出席者は約40名年々多くなる事はうれしい。
2歳くらいのとても可愛い女の子を連れたご夫婦がいた。
読経の間ごそごそしながらも可愛い手を合わせる様子に皆微笑む。
終わって散華を一枚拾ったら、その子が拾い集めた中から私と母に一枚持って来てくれた。
なんとも可愛い子だった。
供養は皆思い思いに出す。

大師匠のお話はさすがに心に響くものがある。
彼岸と此岸 お彼岸は此岸から彼岸へ渡れるようどう心を切り替えていったらよいかをあらためて考える日だということ。
また、諸天善神に守護を受けようと思ったら受けられるような徳を積まねばならないということ、など。

彼岸はあの世の事ではないと言う事を一般の人はどれだけの人が理解しているだろう?
大乗ということ、彼岸へわたる乗り物であるということ、どれだけの人が理解しているのだろう?

お話が終わって御はぎとお茶を本堂で頂き、食堂で御ときを頂く。
散らし寿司、鶏肉と冬瓜の汁、菜の胡麻和え、香の物、いちじく

外へ出ると台風のような雨降り
街へ出て買い物をして帰る。
旅行用ジャケット、旅行中昼間もって歩くための軽いバッグ、厚手の靴下、ファッションウォッチ、デジカメ。
旅行の準備ばかりになる。
母は最近耳の腫瘍の手術をされた方のお見舞いに行くというので別々に帰る。

夜になっても雨は止まない。


2000年09月21日(木) お彼岸

21日は我が家の月行の日です。
今日はお彼岸の供養を兼ねて若師匠の読経がありました。

  勧請(若師匠)
  開経偈
  方便品第二
  如来神力品第二十一を訓読
  自我偈
  日蓮上人御遺文より 如説修行抄にいわく
  唱題(お題目を心より唱える)
  回向文(若師匠ここにお彼岸の文句が入る)
  宝塔偈
  発願

一緒に読経。
私は実は観世音菩薩普門品第二十五が好きなのだけれど、
師匠、若師匠共に今の我が家に必要だと思われる品を選んで下さる。
しばらくずっと提婆達多品第十二と陀羅尼品がメインだったのだけれど近頃変わってきたようだ。
ご遺文は各家毎に違っているらしい。
何故か我が家は殆どこれ。何を教化しようとしてくださるのか、読みながら考える。
唱題で南無妙法蓮華経と何度も唱えると心が次第に軽くなっていくのを感じる。

読経の後はコーヒーと果物でしばし世間話など、悩みなど、23日の彼岸供養にはお寺へ伺うことなどお話する。
お布施(いつもどおり一万円 お彼岸の供養はお寺へ伺うので) お供え(といっても今日は明太子 五千円相当)
若師匠は例の如くトイレを所望されてお帰りになる。
何故か我が家は檀家回りのなかでトイレ所のようです。あり難いです。


先日尼僧の資格を取る方法について真言宗の聞き書きを書いたら、
真言宗の方から間違いを訂正された。
四国へ3ヶ月行くとか、資格取得後に毎年30万円の講習二回ということは無いそうだ。
以下、コピー


>真言宗で僧侶(尼僧)になる方法

1、尼僧学院  期間は一年、費用は240万、

2、高野山大学別科  期間2年、費用二年で200万

3、寺で個人加行  期間100日 費用50万か100万

4、大学で加行  4年のうちに100日  費用たぶん50万か100万

5、他派で加行  期間50日(善通寺派の場合)  費用不明

6、地方の寺で加行  期間交渉次第(しない行をした事にする)  
           費用不明(いんちきをする訳だからふっかけられるかも)

7、ワンランク下の教会教師というのがあります
         期間10日だったか14日  費用30万
         (何年この講習会を受けても僧侶にはなれません)


大学は経済的なメリットがあります。というのは寺に寄宿する寺生という方法なら
高野の寺は宿坊である事が多く旅館業のような仕事の手伝いをしながら
食と住の心配が無く。おこづかいが月に5万前後頂けるそうです。御経の読み方や
その後の保証人や師僧まで御願いできます。例えばお華やお茶の稽古までみてくれる
お寺もあるそうです。

大学と加行の費用が用意出来たらぜいたくをしなければ何とかなると思います。
一番手軽で確実なのが3でしょう。ただし巷の格付けでは上から、大学、別科、尼僧
学院、寺、他派、地方でしょうか。


男性の場合はもう一つ「真別処」という所でする6ヶ月という方法もあります。

有髪のままで出来るのが、寺、地方です。他は剃髪限定です。
善通寺派は私の同期が中途退学してからその後に入門して僧侶になったそうです。

>尼僧学院は若い子なら有利です。年齢制限50才です。



いずれにしても、何を目的に尼僧となるかということ。
今日も若師匠に彼女のことを聞いてみた。
若師匠もこの点が問題という。
一応、双方にお話したので私はここまで。
様々の縁ということを思う。
明日から天気は下り坂、秋がやってきた。 


2000年09月08日(金) 尼僧志願

今日も朝からカッと照りつけるような暑い日。
雲は秋の雲だけれど。

昨日、真〇宗の尼僧志願の人とお茶を飲んで小一時間話す。
彼女は度牒は済ませたと言う。この先の事で相談。
この後は、一年間本山で修行、そのあと四国へ三ヶ月いかなくてはならないという。
本山での一年間の費用が250万円。
尼僧になったあとは年二回の講習費がそれぞれ30万円。ずっと行かなくてはならないという。
「無理だと思う。」で、こちらの話を聞きたいという。

師匠の推薦がいること。学科試験が9日間、その後道場へ35日間。
お経の試験があり、これがなかなか難しいことなど話す。
費用は、それぞれ20万、40万程度。
お経の練習会など準備にもそれ相応費用がかかることなど。
彼女は費用はともかく、35日というのにとても惹かれた様子。

しかし、何故尼僧を志願するのか。
法の求め方が真〇宗と日蓮宗ではまるで違うのが気になる。
そもそもが最澄と空海までさかのぼると違いは明らかなのだけれど。
もっと遡れば釈迦に行き着くことは同じなのですが、何か割り切れない。

一応、師匠に紹介するとは言っておいた。

今年はサルスベリが一気に咲いてあっというまに実をつけてしまった。
異常気象に必死に適応したのだろう。




2000年09月01日(金) 座談会

一日十五日の道場での法座の日。

参加者約200名。
御斎は 鯛の塩焼き 芋茎の煮物 まくわ瓜の漬物 
    いちじく ぶどう 自家製のあんみつ(あんも自家製)
    汁 ご飯
お話は三名の方の体験談とお上人の法話
体験談はそれぞれ、法華経をいただいた人生の幸福、病気(癌)を受け止める事が出来た話、伊豆の噴火騒ぎに関して、上人は陀羅尼品の解説。
お土産を頂いて帰る。

これで金銭を強要される事は一切無い。
心有る人はそれぞれ思うだけの布施をする。

ようやく夕立のような雨が降る。
今年の夏の異常な暑さ、雨が降らなかった事。
やはり地震の前兆か、磁場の狂いのせいか、などと笑い合う。
不安を紛らせているのかもしれない。

夜半急に冷えてくるようになった。 


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