読書の日記 --- READING DIARY
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 何かが道をやってくる/レイ・ブラッドベリ

『何かが道をやってくる』 創元SF文庫/レイ・ブラッドベリ (著), 大久保 康雄
文庫: 350 p ; サイズ(cm): 15
出版社: 東京創元社 ; ISBN: 4488612016 ; (1964/09)

出版社/著者からの内容紹介
ある年の万聖節前夜、ジムとウィルの十三歳の二少年は、一夜のうちに永久に子供ではなくなった。カーニバルの騒音の中で回転木馬の進行につれて、時間は現在から未来へ過去から未来へと変わり、魔女や恐竜の徘徊する悪夢のような世界が展開する。SF界の抒情詩人が世に問う絶妙なリズム。ポオの衣鉢をつぐ一大ファンタジー。

2005年10月31日(月)
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 ミシシッピ=アメリカを生んだ大河/ジェームス・M・バーダマン

『ミシシッピ=アメリカを生んだ大河』 講談社選書メチエ/ジェームス・M・バーダマン (著), 井出野 浩貴 (翻訳)
単行本: 240 p ; サイズ(cm): 19
出版社: 講談社 ; ISBN: 4062583380 ; (2005/08/11)

出版社 / 著者からの内容紹介
「偉大なる褐色の神」を旅する。
ミシシッピはアメリカという林檎を貫く「芯」である。ニューオーリンズの情熱的なクレオール文化。デルタの苛酷な環境が生んだブルース。公民権運動の舞台メンフィス。NYや西海岸を見てもわからない、アメリカの歴史と文化の本質を探る4000キロ縦断の旅。

目次
第1章 ミシシッピ7つの道
第2章 川がはぐくんだ文化─河口からニューオーリンズへ
第3章 デルタをゆく
第4章 ミシシッピとマーク・トウェイン─セントルイスからハンニバルへ
第5章 ミシシッピから歴史が見える─ノーヴーから四つ子都市まで
第6章 源流へ

2005年10月29日(土)
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 デルトラ・クエスト(4)うごめく砂/エミリー・ロッダ

『デルトラ・クエスト(4)うごめく砂』/エミリー・ロッダ (著), Emily Rodda (原著), 岡田 好恵 (翻訳), はけた れいこ
単行本: 205 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 岩崎書店 ; ISBN: 4265061540 ; 4 巻 (2002/10)
内容(「MARC」データベースより)
つかれた体をひきずって旅をするリーフたち。めざすは「うごめく砂」。砂の前に立つ石碑に刻まれた言葉だけをたよりに、広大な砂丘にふみこんだ三人が目にしたものは……? 愛と友情と闘いのファンタジー。


2005年10月19日(水)
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 ドラゴンランス 魂の戦争 第一部 墜ちた太陽の竜 (中)/マーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマン

『ドラゴンランス 魂の戦争 第一部 墜ちた太陽の竜 (中)』/マーガレット・ワイス (著), トレイシー・ヒックマン (著), 安田 均 (翻訳)
単行本: 286 p ; サイズ(cm): 21
出版社: エンターブレイン ; ISBN: 4757723466 ; 第1部〔中〕 巻
出版社 / 著者からの内容紹介
世界5000万部ファンタジー。世界は大赤竜マリスら巨竜族に蹂躙された。悲劇の魔術師パリンとタッスルに、暗黒騎士団、グリーンドラゴンが襲いかかる!! 謎と戦慄の第二弾。


2005年10月18日(火)
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 Evening Class/Maeve Binchy

『Evening Class』/Maeve Binchy (著)
マスマーケット: 544 p ; 出版社: Dell Pub Co ; ISBN: 0440223202 ; (1998/04)
Amazon.com
Maeve Binchy can always be counted on to spin an involving tale about ordinary people that brings out the extraordinary in everyone. In Evening Class, Binchy zooms in on the working-class of Dublin. Schoolteacher Aidan Dunne organizes an evening class in Italian with the help of Nora O'Donoghue, an Irishwoman returning home after 26 years in Sicily. When the somewhat squashed-by-life denizens of the surrounding neighborhood take the unexpected step of enrolling in the class, they find their lives transformed.

Binchy tells her story from the viewpoints of eight different characters and rewards both them and her readers with happy endings after the requisite rocky road. Reading a novel by Maeve Binchy is like catching up with old friends--you know everything will turn out fine in the end, but you're still interested in how things get that way.

2005年10月15日(土)
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 ドラゴンランス 魂の戦争 第一部 墜ちた太陽の竜(上)/マーガレット・ワイス&トレーシー・ヒックマン

『ドラゴンランス 魂の戦争 第一部 墜ちた太陽の竜(上)』/マーガレット・ワイス (著), トレイシー・ヒックマン (著), 安田 均 (翻訳)
単行本: 287 p ; サイズ(cm): 21
出版社: エンターブレイン ; ISBN: 4757722354 ; 第1部〔上〕 巻 (2005/03/28)
出版社 / 著者からの内容紹介
救世主か、悪魔か? 現実か、幻か? 呪われた谷で嵐のなか突如現われた謎の少女ミーナの力で、巨竜勢に分割支配された世界が今、大戦乱へと動き始める。角川60周年記念・世界5千万部ファンタジー大作シリーズ!


2005年10月06日(木)
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 夜中に犬に起こった奇妙な事件

『夜中に犬に起こった奇妙な事件』/マーク・ハッドン (著), Mark Haddon (原著), 小尾 芙佐 (翻訳)
単行本: 373 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 早川書房 ; ISBN: 4152500093 ; (2003/06)
内容(「MARC」データベースより)
数学や物理では天才なのに、他人とうまくつきあえない自閉症の少年クリストファー。ある夜、近所の飼い犬が殺された。彼は探偵となって犯人を捜しながら、事細かに記録を取る。やがて驚くべき事実が明らかになり…。

Publishers Weekly Review
この啓示的な小説の語り手は、15歳の自閉症の少年 Christopher Boone だ。うめくことと頭の中で数学の問題を解くことで気を落ちつけ、赤いものは食べるが黄色いものと茶色いものは食べず、触られると叫ぶ。変わっていると思うかもしれないが、彼にしてみれば他の人たちこそ謎だ。というのも、ほとんどの人が本能的に頭の中で他人の考えていることを推測するが、彼にはその能力がないからだ。

隣家のプードルが何者かに殺され、その濡れ衣を着せられた Christopher は、お気に入りのキャラクターのひとりシャーロック・ホームズをまねて犯人を探そうと決意する。事件がやがて両親の離婚の秘密、さらには自分の居場所探しへとつながっていくなか、彼は推理によって、自分にとっては綴じられたままの本に等しい世間の感情的な複雑さを切り抜けていかざるをえなくなる。

これが処女作となる Haddon の手の中で、Christopher は魅力的なケーススタディであり、何より、思いやりのある少年である。典型的なタイプのように完全に心を閉ざしているのではなく、普通の人間のように周囲の環境を振るい分けることができないために、感情の波にあまりに無防備に圧倒されてしまうのだ。

Christopher が入り乱れる刺激を理解する方法はただ1つ、抽象的なパターンに当てはめることだ(「黄色い車が4台並んだ日は黒い日だ。誰にも口をきかないで読みかけの本の上に座って何も食べないで危ないことをしない日だ」)。想像力を欠く観察が、一種詩的な感性と辛辣な人物描写に拍車をかける。Christopher は「これは笑える本じゃない。ぼくはジョークは言えない。ジョークはわからないから」と言い張るが、この小説は感動的で皮肉なユーモアにあふれている。その結果、独特の語り口が胸に迫る、目を見張るような作品になっている。
Copyright 2003 Reed Business Information, Inc.



『夜中に犬に起こった奇妙な事件』を読み終える。面白かったけど、読むのがとっても面倒でもあった。なぜかというと・・・(これが主人公クリストファーの口癖)。

主人公である15歳のクリストファー・ブーンは、数学や物理が大好きで、頭もとてもいい。いつも難しい本を読み、何も考えたくなくなると、素数や倍数のことを考えたり、二次方程式を解いたりする。ビッグバンとか隠喩とか「オッカムのかみそり」なんて話もちゃんと説明できる。

だが、彼は自閉症である。だから、人の表情を読めなかったり、感情を抑えられなかったり、いろいろと不都合なことがある。その彼が、近所の犬が殺された事件を扱うミステリーを書き始めた。

なぜかというと、学校で本を書きなさいと言われたからで、ミステリーにしたのはなぜかというと、シャーロック・ホームズが好きだから、なんである。

嘘をつくこともできないので、途中で説明をやめることは不可能。最後まできちんと説明しなくては気がすまない。実はこれが面白いのだが、おや、そういう理屈でくるのか!と驚く場合もあるし、読むのが面倒になってしまうこともあるのだ。時に屁理屈になることもあるのだが、この理屈が面白いのだから、一字一句ちゃんと読まなくてはならない。時に予想を超える理屈があるため、ざっと読むのは無理というものだ。

それと、クリストファーは知らない場所や知らない人が嫌いだ。なぜかというと、物事を全部見て説明がつかなければ気がすまないために、知らない場所に行くと、頭の中が一気に情報過多になってしまうし、知らない人は悪い人かもしれないと思うためだ。

クリストファーは、そこに何人の人がいたか、窓はいくつあったか、車は何台あったかということまで、全部数字として頭に入れる。知っている場所なら、だいたい同じ数字が浮かぶが、知らないところでは、全く予測がつかないため、パニックになってしまう。しかも、黄色は良い色で、赤は悪い色という思い込みがあるので、赤い服を着た知らない人などがいたら、大変なことになる。

自閉症というと、何か舌足らずなしゃべり方をさせたりする作家のほうが多いように思うが、このマーク・ハッドンは、クリストファーにきっちりしゃべらせているし、書かせている。全体として、確かにおかしいのだけれど、それはクリストファーの感じ方が普通の人と違うせいだ。この奇妙な感じは、読んでみなければとてもわかるものではないと思う。

なぜかというと、私にはうまく説明できないからだ。想像力を欠いた観察というものが、これほど面白いものだとは思ってもいなかった。

2005年10月04日(火)
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 デルトラ・クエスト(3)ネズミの街/エミリー・ロッダ

『デルトラ・クエスト〈3〉ネズミの街』/エミリー・ロッダ (著), Emily Rodda (原著), 岡田 好恵 (翻訳), はけた れいこ
単行本: 205 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 岩崎書店 ; ISBN: 4265061532 ; 3 巻 (2002/10)
内容(「MARC」データベースより)
三つめの宝石を求めて旅をつづけるリーフ、バルダ、ジャスミン。迷いこんだチュルナイという街で、三人は赤い服の男たちにとらえられてしまった。その街の秘密とは……。愛と友情と闘いのファンタジー。


2005年10月03日(月)
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 デルトラ・クエスト(2)嘆きの湖/エミリー・ロッダ

『デルトラ・クエスト〈2〉嘆きの湖』/エミリー・ロッダ (著), Emily Rodda (原著), 岡田 好恵 (翻訳)
単行本: 197 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 岩崎書店 ; ISBN: 4265061524 ; 2 巻 (2002/08)
内容(「MARC」データベースより)
リーフは、デルトラ城の元衛兵バルダと森で出会った少女ジャスミンとともに旅を続ける。そのゆく手に魔女テーガンが立ちはだかる。嘆きの湖で三人が出会うのは? 愛と友情と闘いのファンタジー。


2005年10月02日(日)
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 デルトラ・クエスト(1)沈黙の森/エミリー・ロッダ

『デルトラ・クエスト〈1〉沈黙の森』/エミリー・ロッダ (著), Emily Rodda (原著), 岡田 好恵 (翻訳)
単行本: 188 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 岩崎書店 ; ISBN: 4265061516 ; 1 巻 (2002/08)
内容(「MARC」データベースより)
ここはデルトラ王国。王家に伝わる七つの宝石の魔力が、国を守っている。その宝石が影の大王に奪われた! 国を救うため、少年リーフが一枚の地図を頼りに冒険の旅に出る…。愛と友情と闘いのファンタジー。


2005年10月01日(土)
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