株式会社JOYWOW
ほうじ茶飲話【JOYWOW】
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2004年11月30日(火)


今日の出会い

ご縁があり、ZERI(Zero Emissions Research and Initiatives:ゼロ・エミッション研究構想)財団の代表を務めるグンター・パウリ氏とランチをご一緒する。環境問題に詳しい友人Nから「すばらしい人」という事前情報は得ていたが、本当に懐深く暖かなオーラを持つ人だった。エネルギーに満ち溢れていながら、相手に垣根を作らせない。
ランチ後に氏が雑誌インタビューを受ける中で、環境問題やエコロジカル教育の話をしていたのだが、とてもシンプルでわかりやすい。まさにこの使命を帯びて生まれてきた人なのだと納得した。

鎌倉、サンタフェ、コロンビア、ケープタウンに拠点を持ち
年間3-4回ずつぐるぐる回っているのだという。
そういう生活ならよほどジェットラグがひどいのではと尋ねてみたが
「ボクの人生には起こらない」と。ありえないけど、この人なら
そうなのかもと、これもまた妙に納得させられた。
しかし。彼の鎌倉の家はすべて和室で板敷きの部屋はないという。
ローラもそうなのだけれど、とにかくたたみ部屋が好きらしい。
(あくまでも日本での生活の場合だけなのだが)寝るのはもちろん布団だし、椅子やテーブルは必要ないそうだ。日本に戻ってから、和室のある暮らしをしたことがない自分と比較すると、外人シンドロームなのかなぁ?なんて。

そうそう。この日、同席していたパメラ嬢の27回目の誕生日だった
ので、人生を楽しんでいるか、どのように感じているか訊いてみた。
「今日までのところ、本当にパーフェクト。すばらしい人生なの!」
という答えが返ってきた。う−ん、すばらしい!
27歳でこう言い切れる彼女の素直さと強さに
心からHappy Birthday。

 

2004年11月29日(月)
歯医者革命

身体メンテナンスを怠っていたために歯神経が腫れてしまい、
意を決して歯医者に行った。
およそ9ヵ月ぶりに出かけたその歯医者さん、父上である
大先生から息子の若先生(年中真っ黒なサーファー)に完全に
世代交代していた。それを機にカスタマー・サティスファクションを
ベースにリモデル&人事改革を行ったらしく、外観・内装・人までも
妙にこざっぱりしている。歯医者というよりカフェ?のような。
歯科衛生士や事務のおねえさんたちの笑顔・態度もすばらしい。
まるで、きれいな歯と笑顔の品評会のようである。といったところで
みんな若いし、所詮医者にサービスを期待するアタマはない。
ところが、だ。
ボンだった若先生もさすがに臨床経験を重ね、多くの人に会い、
9ヶ月前とは雲泥の差、態度も腕も院長らしくなってきている。
とりわけすばらしかったのは、そこで働く20名前後のスタッフ全員が、いまやなかなかきけない正しく美しい日本語を使っていること。
院長曰く「言葉だけはどうしても、何があっても絶対ですから」と、
かなり気を配っているのだろう。治療に行ったはずなのに、
なんだか得をした気分になってしまった。

 

2004年11月25日(木)
快適と不快と

12:30PM、在来線のグリーン車内。
8席しかない空間に客は私一人。すこぶる快適環境、
検札が終わるや否や読書に没頭した。
横浜駅でサラリーマン男性が二人乗車してきた。
部長と課長、二人で成田に向かうらしい。部長さんは
窓側の席に座って動かない。課長はこまごま動きながら
買ってきたお弁当とお茶を差し出す。
課長が座るのを待てない部長は、包みを開いたものの
電車がゆれたとたんにその弁当を席に引っ繰り返した。
検札にやってきた車掌さんに「電車がゆれたから弁当が
ひっくり返っちゃったよっ」と文句をつけた。
課長がすいませーんとグリーン乗車券代金を二人文払う。
部長は落とした弁当を構わず音を立てて食べ続ける。
くちゃくちゃくちゃ、ぺちゃぺちゃ・・・ゲップ×二回。
やっと席につき、弁当を広げる部下に尋ねる。
「それで、グリーン料金安くしてくれたか?え、だめだった?しょーがねぇなぁ。まあいいけどさ。ま、俺たちこういう食事が多くなっちゃったけど、グリーンに乗っていかれるから楽だよなぁ!ところで、グリーン車って禁煙だっけ?」
禁煙マークのまん前に座っている課長が「さぁ、だいじょぶなんじゃないですかねぇ?」と応える。

弁当臭と騒音からは逃れられない、この小さな空間。
不運と思って諦めた。

 

2004年11月24日(水)
役所が近くなった日

愛車にETC車載器を搭載。ついに、である。
アメリカじゃそんなものはタダみたいなものなのに、
料金徴収機器と設置に大金がかかることが信じられないし、
道路公団のやり方(使うまでのシステムが猥雑&時間がかかる)が気に食わなかったので、ハイウェイカードか現金支払いで料金所通過をしていたのだが。

今回、日本国民に生まれて初めてお役所から優しくされた。
日本道路公団が行っていたETC普及促進キャンペーンに間に合い
車載器の購入費用\5,250を減額してもらえたのだ。
なんだか急に道路公団を身近に感じて、キュンとしちゃった。
今までつれなくしてゴメンネ、みたいな。笑。
・・・・人間って、便利な感情の生物だよね。
加えて、つけたとたん急にエラクなったような気がした。
ちーっともかわっていないのだが、ちょっと嬉しかったんだよね。
あいかわらず、気安く幸せになれる自分に感心する。

 

2004年11月23日(火)
仕方ない事実

本日は、ほぼ月例化している有職婦人たちとのパーティー。
・・・という名の昼から飲んで食べる会だった。
久々のフルメンバー。ジャン・アレジのワインからスタート。
近況なんぞを語りながら、いつのまにか新潟中越地震の現状、
出産願望メンバーの成功可否、前世の記憶、今世の使命etc...
あーたらこーたら話は拡散、ただの酔っ払いも出来上がっていた。
途中、浅く広く深く興味を追求しながら生きているMちゃんに
みんなで手相を見てもらう。彼女は相手の手の線と、その手に
触れる時に流れてくるメッセージのふたつから、いろいろ
読み取るのだという。玄人はだしの手相観にみな真剣。
で、私の番。「あ〜、これは殺しても死なないね」
?#$%&??あのぉ、殺されたら死ぬでしょ、フツー。
ままま、とにかく。変わっていく手相だけれど、現状は
なーんにも問題なく、おっけー。ちょっと嬉しい。
感情と理性のバランスは大変いいらしいし<えっへん
でも、その場にいた6人のうち誰一人として
『誰かが守ってくれる』手相を持っていなかった。
それっていかがなもの?と思いながらも、みんなの顔を見回せば
「そりゃまったくそうだよね」で終わっちゃうんだよねぇ。

 

2004年11月20日(土)
高齢化社会

5日ほど前、いつもより多めのみかんを買った。
テーブル上にある果物用の器では用が足りないため
大きいほうの果物用陶器を出そうと、キッチンに向かった。
・・・・・・おや?あるべき場所にない。おかしい。
前の週に使ったことは覚えているのに、しまった記憶がない。
家人に尋ねる。「しまった記憶がある。きっとここにしまったら
わからなくなるだろう、と考えた気もする」という。
ふたりで探してみたが、捜索するほど混み合ったスペースはない。
どうしても見当たらない。その後数日間、思い出しては
お互いを疑いながら、それぞれがその器を探していた。

ところで。
一週間前に、奈良の知り合いから自宅で栽培したというキウイを
戴いたのだが、もぎたてなのでまだ硬い。熟成させるために
器に出して、食器棚に飾っておいた。毎日そのキウイを
触りながら食べ頃をうかがっているのだが、まだらしい。
今晩も同じようにキウイを見つめていた時、重大な事実に
気がついた。キウイが入っているその器こそ、我が家で5日前から
探し続けてられていた果物用陶器じゃないか!横で大受けすると
思ったはずの家人が呆然としているので理由を尋ねた。

「昨日この器を見ながら、こんな形の器だったはずなのに、
どこいっちゃったんだろうと思ってたんだよなぁ〜。なんか
自分が信じられない大マヌケな気がする」

我が家にも間違いなく高齢化社会の波が押し寄せてきている。

 

2004年11月18日(木)
ありがとうの気持ち

今日はほぼ私用の一日を渋谷で過ごした。
朝はとっても寒かったのに、雨が降り出したとたん気温が
上昇した模様。真冬仕様のセーターを着込んでいた私は、
ひとり蒸し風呂状態。

夜は用事を済ませた後に、女友達と晩ご飯。
たらたらとした話の中でふいに昔の話を思い出し、
ちょっと涙が出ちゃったり。
杯を重ね、夜が深けていくにつれしみじみと語り合う。
こういうとき、素直に思うんだよね。
生きていてよかったなぁ、生まれてよかったなぁって。
この世に生を与えてくれた父と母、ご先祖様に感謝。
私を支えてくれている友人たち、そして、この地球に感謝。
明日もいい一日でありますように。
おやすみなさい。

 

2004年11月15日(月)
やなかんじ

今朝、車で渋谷に向かう途中に起こった出来事。

駒沢通り、学芸大学にあるスーパーの前で信号待ちをしていた。
左路肩に精肉屋の冷蔵車が止まっている。
搬入中らしく、コンテナのドアは全開。見るともなしに
見ていたら、その荷台から黒い鳥が羽ばたいて出てきた。
いわずとしれたカラスが、ニワトリの手羽先を掴んで飛んでいった。
すごーくいやなものを見てしまった気がして、
アタマをぶんぶん振ってみたが、映像が消えてくれない。

カラスが掴んで持っていくようなものを
わざわざ、買って食べている自分がちょっと悲しい。
っていうか、カラスに持っていかれるような搬入の仕方を
するな!ってことだよね。うん、そうだ、そうだ。

 

2004年11月14日(日)
育ってきた環境のせい?

ふだん、マクドナルドに行くことはほとんどない。
気の迷いでうるう年に一回とか、その程度である。
といいつつも、生まれて初めて食べたファーストフードは
銀座三越のマックだし、亡母はなによりフィレオフィッシュを
愛していた。なので、そう偏見はないはずである。
が、そんな私にとどめをさしたのはアメリカのマクドナルドなのだ。
他国といってもアメリカと日本しか知らないが、
それでも世界で一番まずいマックはアメリカだと信じてるほど
アメリカのマックはマズイ。これは疑いようのない事実だと
私は声を大にしていいたい。だが、この前ローラに日本の
マックを経験したかどうか尋ねたところ・・・・
「あー、二回行った。でもさ、Yukariはあれ、食べてるの?ひどいわよねぇ!肉はパサパサだし、味もないしびっくりしたわ」
というじゃないか。試に世界で一番まずいマックと
一番美味しいマックはどこかと尋ねてみた。
「いろいろな国のマックに行ったけれど、最悪は間違いなく日本だね。世界一美味しいのはもちろん、アメリカ!」
といわれてしまった。いちおう私の見解も伝えておいたが
彼女も「うーん、不思議〜」とうなってしまった。

 

2004年11月12日(金)
養生にも気合が必要

よくなったと思うと、また悪くなり。
どうにも風邪が治らないので、再度医者に行く。
風邪を通り越した病名を頂いてしまったので、しばし反省。
昨日と今日は、PCに近寄らずに養生に専念してみた。
いろいろ気がかりなことはあるものの、TVを観ながら
だらだらできる時間が、とても幸せだった。

しかしね、ほんとに無理してはいけないね。
若くないんだからと実感しまくり。
友人からメールが届く。以下、引用。

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『鬼龍院華子の生涯』で、姐さん(故夏目雅子)が言ってた。

「あんたら、精出して養生しいや〜!!」
ってことで。私も精出して養生しよう。
--------------------------------------

はい、おっしゃるとおり。

 

2004年11月10日(水)
今度はいつ、どこで会えるかな

ここ最近なんどか茶飲話に登場したローラが、
今日、日本を発った。出掛けに電話をくれて
"I was so happy in Japan. So, I will definitely come back here in a year."最後に、そういい残した。

そもそもの彼女との出会いは、1993年のNY。
私が受講した英会話クラスの先生だった。
不思議なことに、初めて会ったときに「あ、コイツともだちかも」
とお互い感じていた。どちらから誘ったのか記憶にないが
わりと早いうちに、二人でお茶をした。
その後彼女は一年で英会話教師を辞め、コロンビア大学で
マスターを取得し、97年にはイタリアに渡ることになる。
それまでの日々、まだまだ英会話のおぼつかない私と
一緒にいることのなにが楽しかったのか、
とにかくクラス外での生きた英語を私に叩き込み、
映画を観に行った後は何時間でも熱く語り合い、
テキーラの飲み方やアメリカ人のなんたるかを教えてくれた。
彼女も私もひとつところに定着せずに動きながらも、
友達と認識したあの日からすでに11年。日常では
会える距離にはいないし、年に数回メールで近況報告する程度。
それでも、きっと何十年経っても世界のどこかでこうやって
一緒に時を共有する相手なのだろうと確信できる。

会議前に、オフィスの外でローラと電話をしていたのだが
私が "I always love you"と言っているのを耳にした会社の
女性が驚いて、オフィスに駆け込んだ。私が外人と
ただならぬ関係になっていると勘違いしたらしい。笑。

 

2004年11月09日(火)
今朝の出来事

早起き三連発のミーティングウィーク。
早い時間の打ち合わせは、時間の読める電車と決めている。
今日も予定通りの電車に乗り品川で山手線に乗り換え、
開始時間の15分前には到着!のはずが、五反田で止まった。
先を行く電車車両のひとつで非常開錠のボタンが押されたらしい。
5分・・・・・8分・・・・・10分経過。
12分・・・・14分・・・・16分・・・17分経過。
アナウンスは二分ごとに同じ状況を繰り返すのみ。
ドアからは次々に新しい乗客が乗り込んでくる。
時の経過と共に、あちこちで携帯を取りだして連絡を始める。
みんなの「ちぇっ」という思いが重なった空気の重み。
23分後になにごともなく電車は走り出した。
渋谷で車外に降りた時の空気のおいしさったらなかった。
いつも渋谷のこと毛嫌いしていて「すみません」な気分になった。

ところで。
日曜日の「学・宴・載」(ガクエンサイ)においでになった
みなさんの中で、風邪気味になった方。
きっと私の菌です、ごめんなさいm(__)m。

 

2004年11月06日(土)
損な性分

そうひどくないからと風邪を甘くみていたら、
大風邪になってしまった。
やば〜!と、病院に行って薬をもらってきたものの
すぐによくなるわけもなく、使いモノにならない身体と
仕事の段取りにはさまれて、ベッドで熱にうなされる合間に
机に向かって仕事をしている。
こんなんじゃいい仕事も出来ないし、風邪も治らない。
わかっちゃいるんだけどなぁ・・・・・

今回の風邪、食欲もなくならないし適当に動けるかわりに
長引きます。お気をつけください。

 

2004年11月04日(木)
語学と記憶の相関関係

日々の暮らしの公用語が日本語になって3年経つ。
聞く・読むにはあまり問題がないのだけれど会話が、ね。
単語を忘れていたり、言い回しがでてこなかったり。
このまま錆びついちゃったらどうしようとあせりもするが
そんな思いはすぐに日常に流されてしまうわけ。
で。
前回・今回併せて、数日間をローラと過ごした。時間が経つ毎、
話す毎に自分の口が滑らかになっていき、英語思考に
切り替わっていく自分を実感した。久々の軽いリズムが心地いい。
なんというのか、会話って生きているんだよね。
最終日、ローラと京都駅で別れた後、喉飴を買おうと
売店に行ったが、お目当ての飴がない。
その時、口をついて出たのは英語の独り言だった。
感覚の中で「!!!」とみっつぐらい驚いた。
語学と記憶の相関関係、密接には違いないし、学術的には
説明する言葉もあるのだろうが、言語化できない私にとって
この体験は鳥肌モンの衝撃だった。
その場で叫ばずに理性を保った自分を誉めておく。

 

2004年11月03日(水)
私的感情

久しぶりに風邪気味。
口内炎も出来てしまっているので、どうやら疲れが
ピークを迎えたらしい。とはいえ、明日には治る気もしている。
さて。米大統領選 B.254 vs K.252、大白熱している。
どちらに決まっても、手段の違いを除けば同じ地獄に変わりなし。
この大きな国は、どこへ向かおうとしているのだろう。
アメリカには多くの知人が暮らしているわけだし、
国自体を否定する気は毛頭ない。
ただ、とても個人的な感情なのだけれど、
今のアメリカに身を置くことはすごく怖い。

 

2004年11月01日(月)
無事帰宅。

世の中が騒がしいこの時期なのだが、
木曜日から旅に出ており、さきほど帰宅。
5日ぶりにメールを取り込む。
明日からまた忙しいが、
今夜くらいは旅の余韻を体にとどめることにする。
諸々のお話は、また日付を戻して書き足そう。
(10/29分追加)

とにかく「無事に戻りました」のご報告。

 

Yukari |株式会社JOYWOW