ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2004年10月29日(金)
静かな心と向かう
昨日からまた、京都にいる。 毎朝参加しているローラに誘われて、大徳寺で座禅を初体験。 彼女に誘われなかったら、一生経験することはなかったろう。 前夜のうちに彼女からひととおりの作法は習っていたものの、 さすがに初めての朝は緊張ぎみ。 開始15分前に行き、瞑想法や禅の考え方、しきたりを学ぶ。 足の組み方、手のひらの合わせ方、呼吸方法、 ひとつひとつに深く納得する意味がある。
本番。まぁるく呼吸することに専念していたら、 あっという間に終了時間になってしまった。 あれれ、まだ15分くらいしか経ってないでしょ? 新人の私がいるから、時間が短かったのかと思ったら 「今日も普通どおり40分間だったよ」とローラにいわれて驚く。 座禅の後、師がいれてくださるお茶を頂きながら四方山話。 こんな朝がある。とてもあたたかくて不思議な体験だった。
2004年10月25日(月)
日本文化?
先日知り合いになった日本初体験25才のアメリカ人男性から ビルの窓に貼ってある赤い逆三角形は何の意味?と聞かれた。 「消防隊進入口」すらすらっと答えたが、次の 「じゃあ、外人が日本でしたら失礼な行動はなに?」 には頭を抱えてしまった。そういうおおぐくりな観点で 考えたことがなく言葉に詰まっていると、彼が続けた。
彼「人前でおならをするのは普通なのか?」 私「えぇっ?!それは普通じゃないよ。とても失礼なことだよ」 彼「え、そうなの?だって日本人はデパートでも駅でもどこでも みんなしてるじゃないか。そういう文化なのだと思ったよ」
うーん、恐るべし日本人。 私の発言は一気に説得力がなくなってしまった。
2004年10月23日(土)
All my sympathies
台風被災が復旧しきらぬまま、甲信越での大きな地震。 次々に襲い掛かる自然の猛威に呆然とする。 怒りの矛先を指し示すのは神?地球? 「地球」と「人」の未来がどこに向かうのか知る由もなく、 ただ、明日に繋がる今日を信じる。
台風、新潟中越地震で被災した方々、 ご親族知人が被災地におられる方々、 みなさんの日常が一日も早く戻りますよう 心から祈ります。
2004年10月20日(水)
気をつけて
ひどい雨。台風という文字も見飽きてきたね。 こんな日はとっとと仕事を終えておうちに帰ろう。 といいながら、私は好き好んで今からヨコハマ。 京都ネタで書きたいこともあるものの、それは明日のお楽しみ。 過去に戻って書き足します。(18日分として↓) とにかくみなさん、気をつけて。
2004年10月18日(月)
Wabi, Sabi and...
京都で国宝特別名勝に指定されている「大仙院」の枯山水と 方丈建築を見学しに行った。 入館料を払い、もらったパンフレットでまずひと驚き。 A4両面二色刷り、1/6スペースがキッコーマンの広告スペース だった。お寺さんもいろいろたいへんなのね、なんて感じで 中に入れば、おみやげスペースがどーんと広がっている。 ふと見回すと「あいだみつを」さん風パネルがそこかしこ。 どうやらそこの坊さんが書いているらしく、おみやげ品は おみくじ、お守りではなく、坊さん執筆の本と卓上一筆屏風が メインらしい。ボランティアらしきおばちゃんがせっせと 「こちらですぐサインしますのでねぇ〜、おっしゃってくださいよぉ〜」と、客をさばいているじゃないか。
枯山水庭園、確かに美しい。ただねぇ、コマーシャリズム蔓延ムードのお寺で、ローラに侘び寂びを説明しようと試みたけれど、虚しさに途中で投げてしまった。
2004年10月17日(日)
週末は
金・土曜日、友人のローラと京都の休日を過ごした。 三年前、彼女はBFとともに一年に及ぶ世界一周旅行の際に日本に立ち寄っている。旅程の全てを終え、どこかの国でもう一度暮らせるとしたらどこを選ぶか、BFとそれぞれ意見を出し合った。 興味深くも二人の意見は「Japan」で一致した。 古い建造物や歴史的遺産を残している国は多々ある。 清潔で美しく、文化的な国も多々ある。 けれど、現実的に両方を兼ね備えている国は日本しかないという。 生活費は安くはないが、住む場所と仕事を考えれば不可能なレベルではないし、なによりも精神的に落ち着いたムードであるらしい。 日本人である私にとってはあたりまえのことなのだが 多くの国を比較した外人がそう思うということは、素直に嬉しい。 ただ、そんな日本贔屓な彼女にとっても日本のプラスティックゴミの多さだけは解せないらしい。そうだよね、私にだって解せないもの。
2004年10月14日(木)
しばしの休息
一ヵ月半に及んだ仕事の大山×2を越え、久しぶりに気が抜けた。 アタマの隅っこにさえ「仕事to do List」が浮かばない。 待ちに待ったお天道様も手伝って、こよなくハッピー&イージー。 週が明ければ新たなto do Listが並ぶけど 今週末はとにかくほんとにお休みしよう。 こんな気分、何ヶ月ぶりだろう。 はぁ・・・・・うれし。
2004年10月13日(水)
一日の終りに
6:00AM起床、7:35に家を飛び出し9:45から会議スタート。 16:00にランチ。その後3つのミーティング、22:30終了。 晩ご飯はスキップ。・・・てな具合の働きづめな一日を終え、 帰途ショートカットのためタクシーを拾って新橋駅に向かった。 しかし。この個人タクシーの爺さんドライバーが曲者だった。
客へのサービスと思っているのかどうか、ワイドショー主婦 顔負けで雑多な社会面ネタをしゃべる、喋る。 今日の天気話から始まり、今後の台風予測、集団自殺の詳細(性別・年齢・方法)、奥さんが治療してもらった乳癌治療日本一ドクターの自慢、自分が住んでいるマンションの管理費を払えない年金暮らしの老人たちの悲哀、町内会費やお祭り徴収金を払えない人さえいる日本の経済状況、タクシーメーター割引表示の見方、深夜にタクシーチケットで乗せて目的地に着いたのに起きない女性客、うんぬんかんなん、あーたらこーたら。 爺さんは私の相槌は待たない、聞こえない。ただ喋りまくる。 駅が見えてきたし「混んでいるからここで降ります」 といっても聞かない、聞こえない。 こっちは頭を使いすぎて疲れてるんだよぉ〜〜〜っ! なにか言う気も、繰り返す気も起きない。
タクシー降りて、電車に飛び乗った時にはぐうの音も出なかった。 すえた匂いのするタクシーと、このワイドショー親父タクシー。 あなたならどっちを選ぶ?
2004年10月10日(日)
いいわけ
ここ数日どうしたわけか毎日Surfin'が配信されている。 気になる一文が以下。
--------------------------------------------- ●Palmtree Inc.サイト http://www.palmtr.com 「雑記帳」毎日更新しています ---------------------------------------------
「椰子の実日記」は毎日更新していると変更すべき。笑。 というか、もしこのセンテンスが有言プレッシャーであったとしたら ずばりスィートスポットに入っている。 超忙しく睡魔と闘う日でもこのセンテンスを目にするたびに 胸がちくちく痛むし、ネタを探しもする。 でも、毎日更新なんて到底無理。 私はとてもとても凡人なのである!えっへん。
2004年10月09日(土)
最強台風の休日
すごい雨だった。 世の中三連休であるが、私は仕事。 ひたすら資料を読み、PCに向かっている。 よって、この悪天候&嵐は「幸いかな」気分なのだった。
さて。 私の部屋は角部屋で、南側と東側二箇所に窓がある。 17時前後から雨風の吹き荒れ方はピークになった様子、 ふたつの窓に叩きつけられる雨音の共鳴と家の振動で こわくって仕事に集中できない。 かといってその「こわさ」にも集中できず。 結局どっちつかずな最強台風体験な夜となる。 なんだかねー、 小学校の時みたいに、わくわくどきどきしたかったんだけど。
2004年10月07日(木)
たかが&されど
10AMに打ち合わせスタートだったので、 9:50までには現地に到着していたかった。 6AM、目覚ましが鳴る。。 数日間タイミング悪く寝不足が続いており、どうにも辛い。 ベッドの上に座り込んだまま目を閉じる。 ふとんに包(くる)まりたい。もぐりこみたい。 ・・・己が心に鞭打ち、ベッドから身体を引き剥がす。 一気に支度をして飛び出す。現地到着は9:43AM。 ?なにか様子が変。今、オフィスを開けたばかり?? あれ?
「あ、おはようございます。Yukariさん、お早いですね。なにか特別な打ち合わせですか?・・・・え?その会議は10:30AMからですから、みなさんまだお見えになりませんよ」
たった30分の差なのだが、今日はちょっとショックが大きくて 身体中の空気が抜けてしまった。 ワタシノアサヲカエシテ〜ッ
2004年10月05日(火)
千客万来
メキシコ在住の友人が、昨日京都に着いた。 メキシコ人ではない。在外邦人でもない。 フロリダ産プラチナブロンドのアメリカ人。 NYで出来た、最初の親友。この時期になぜまた一月以上も 京都に滞在するのか、彼女は多くを語らない。 とにかく京都まで会いに来い、ということらしい。
・・・・と書いていたら、NY在住のAmyからメールが届いた。 もうすぐ出産予定日なのだが、いつまたどんな騒ぎが起こるか わからないので、生まれるまで放っておこうと思っていたのだが。 Where are you when I need you?! I'm going into labor any day, any minute... let me know how you are! いつもだらだらに長いメールをよこす彼女のこの短いメール! びっくりして「はいはーい、ここにいるわよぉ〜」と すぐに返信してしまった。
忙しい時に限って、断れない客に妙にもてる。笑。
2004年10月03日(日)
作業なんだよね、ただの
肩にずっしりと圧し掛かっているものがある。 早くやらなきゃと毎朝夜毎思う。 現状、そのことは日々優先順位の二位以下なので、 一向に進まない、終わらない。 こなきじじいのように我肩と心を圧迫するのみ。 雨は降るし、仕事はあるし、でもスキップできないし。 明日目が覚めたら、奇蹟が起こっていて 衣替えが全部済んでいたらいいのに・・・・・・ で、今日も出来ない私だった。がっくり。
2004年10月01日(金)
欠けた月に似合う店
久しぶりに会う友と、渋谷宇田川町の小料理屋に行く。 磨きこまれた板場に、花板(もっとも腕の立つ板場の長)と呼べる貫禄と技量のありそうな料理人、その下の職人、和服を着る女将。このみっつが揃う店の暖簾をくぐったのはどれくらいぶりだろうか。 時代のせいで変わらざるをえなかった部分もあるのだろうが、 さみしい親父が一人で行ける余地を残しながら、 会社の小宴会を受ける幅をも広げたように見える。 店の持つ親父度の高い雰囲気と、親父らを庇護する器量。 あんど、酒香と煙の混じった空気が妙に嬉しくて しみじみした夜だった。
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