テントで目覚める朝。
キャンプは 今の季節が一番 気持ちいいかもしれない。
珈琲をのんで 帰宅。
お花見キャンプの 道具を片づけて
少し休憩し
午後は 今度のライブで ドラムをてつだってくれる 友の家で ふやよみ練習。
そのまま 加計呂麻島に渡り
友の誕生日。
なんだか 旅のような日々で わけがわからなく なってきた。
ビール片手に 夕陽が沈むのを みんなで眺め
楽しい 友たちと 焼肉や音楽を。
そして いろいろ 語れたことも よかった。
カオが 早々に気絶。
朝方 トイレに起きたカオが 月がすごいというので
日の出前の浜にいくと うっすらと しらみはじめた空と海
まんまるのお月様が 海に沈むところだった。
まるで 神話の中に 入り込んだような 不思議な時間。
この集落は 太陽も月も 海に沈む。
二度寝した。
大阪からの友を 見送り
今夜のお花見の準備など。
昨年から恒例となった 油井岳での お花見キャンプ。
わたしたちは 今年も カセットコンロの炭火焼き大将を 持参し 焼き鳥。
みんなで持ち寄った いろいろを つまんだりのんだり
最後は しゅんたと名付けた 桜の木に 声と踊りを奉納し テントで気絶。
楽しい会。
朝からカレーを仕込み
節子の学校の 「ゆかいな床みがき」 イベントへ。
ドレスコードは草 ということで、 昨日棕櫚の葉っぱで編んだ ぼうしのような被り物 首にはカニ草。
みんなそれぞれが 頭に花輪をつけたり 謎の帽子とネックレス コーディネートだったり。
すごくおもしろい。
その恰好で みんなで 音楽室の 床みがき。
ひとりでは気が遠くなりそうな 大変な作業も みんなでやれば 楽しい。
昼間は バナナの葉っぱのお皿で 持ちよりごはんで 手でたべてみる。
床は モップして ぞうきん掛けして 裸足でおどって 米糠でふいて
夕方には 気持ち良い部屋になった。
ありがとう。
大阪の友も一緒に参加。
今夜は 黒糖焼酎を仕入れ また宴会。
大阪より友来たる。 やっぱり来ることになった。
昼間は おばあと 畑の草取りや 買い物など。
夕方より 友が日本酒を持ってきたので
赤ちょうちんをぶらさげて 家飲み居酒屋 はなれ山。
久しぶりの話に 花が咲き 真夜中まで。
久々の夜更かし。
畑の師匠である お向かいのおばあ88歳と 過ごす1日。
師匠の 家をのぞいたら いないので
師匠の畑に行くと にんにくを収穫して 皮むきをしている。
皮むきを手伝い 一緒ににんにくをあらう。
塩がたりないというので 午後から自分の買い物ついでに 塩を買って持っていく。
そのばで ニンニクをまたあらって 塩をまぶす。
大きな袋を師匠がひろげて わたしが大きなザルから ニンニクを袋にいれようとしたら
ニンニクがごろごろあばれて おばあが塩まみれになってしまった。
あ! ごめん!
ふたりで 塩まみれで 大笑いしているうちに
おばあが 『泣けてくる』 といいだす。
ばあがなくと わたしも なけてくるやん!!
塩まみれで ふたりで 笑い泣き。
『あんた娘を2人は持て』
わたしもう歳だから 子どもはむずかしいかもよ。
『あんた親のとこにかえれ』
そうね。 顔みに帰らんばね。
ばあは 遠くに住む娘に 帰ってこいとは ぜったいに言わない。
ばあが 娘のことを 思うように
わたしの親も おもうところはきっと あるだろう、、、と
いろいろなことが 時空をこえて ここで つながったような 気がした。
師匠のおばあには 出会うべくして であっているように 思う。
午後は 四角豆の種まきや 草取りや なんだかんだ 一緒に過ごして よく笑って
すごく 楽しかった。
畑にいる ティンダリ(かたつむり)も 容赦なくつぶせるようになった。
師匠は 除草剤も虫除けの薬も 使わないという。
“ヘンテコになる” という言葉をつかう。
手で草をとり 虫をつぶして 自分の食べるものの 安全を守ること
種をまくのを カラスが監視していることに 気付くこと
師匠は 自然のことを よく知っている。
ひょうきんで 変わり者の キャラクターで いるが
実は 繊細に物事を感じて 自分で考えて 芯を持って生きている。
学ぶ知恵が たくさんある。
なるべく 時間をつくって 師匠とすごす時を ふやしたい。
*
夜 関西時代の 飲み友だちから電話。
飲みながら しゃべっているうちに
明日奄美にいってもいい?
といいだし
いいよー!
と答えたら
ちょっと明日の朝起きて まだこの衝動を 感じられたら 行くわ
と。
おもしろいな。 きっと来る。
2018年03月26日(月) |
気に入った住み処に出会いたい |
蜜蜂がうちの巣箱を 住み処に選んでくれたよう。
たくさんの蜜蜂たちが 出入りしてる。
ずーっと眺めてて 飽きない。
意味不明にうろうろするヒトや 一生懸命入口をかじってDIYしてるヒトや 全身まっ黄色になって花粉を運び込むヒトや、、、 とってもかわいい。
蜜蜂は個人を認識するというから 近づいて 話しかけて 自分のこと おぼえてもらおうと 毎日家の前に 挨拶にいく。
こういう日々が しあわせだ。
蜂や鳥や 新緑の木々たちや 山々
だまって 目と耳をすましていると みんな生きているのが 感じられる。
みんな シンプルに みえる。
今日の午後は いろいろな人の 思惑や 勘ぐりや そんなことにふれることがあって
すこし 疲れた。
人間はややこしいな。
木みたいに 生きたい。
それにしても わたしたち 来年はどこに住むことに なるのかしら。
2018年03月25日(日) |
時間の流れにぷかぷか浮かぶ |
空気がかすみがかっていて 朝陽がまるで赤い月のように のぼってきた。
きょうは 流れにまかせて 楽しんで過ごそうと 決める。
おもいがけないことだらけ。
久しぶりの方が やってきて じゃがいもとスナップえんどうを いただいたり。
大家さんのご親戚の方が ヨモギ取りにいらして 手作りの サータアンダギーいただいたり。
おばあの管理してる土地の 草刈りをしたり。
自分の庭と畑の 草刈をしたり。
みつばりちが いよいよ本格的に うちの巣箱にすみついて くれたみたいで うれしくなったり。
おばあと 浜であそんでいたら すてきなお姉さんと犬のはなちゃんと 出会い
その方の旦那様が 以前からゆっくりと お会いしたかった 我が家のうわさの人であったり。
流れに任せてみると なかなか おもしろいことになる。
夜は いただいた車エビと 長命草と人参の葉の 天ぷら。
糠床もいい感じにできていて にんじんの糠漬けに クリームチーズをつけて 食べるのに はまった。
仕事があると 仕方ないのだけれど 自分で時間管理を したくなる癖を なくしたい。
もっと 自由になりたい。
加計呂麻島へ 展示の うちあわせ。
ピッカピカのお天気で 頭がぼおっとする。
加計呂麻島は 相変わらず ゆったりとした時の流れ 濃厚な空気。
人間関係が 近いゆえに 絶妙な距離感を 保っている その独特の感じが
ああ、 加計呂麻島にきた と感じるところ。
夏の展示の 会場をみながら
展示のイメージについて ぐわあっと 土の底から かきまぜる感じ。
昨夜 このことについて いろいろ カオと意見を 交わし合って
なんとなく カオとの間に 緊張感がある。
なんだろう。
いつも使わない エネルギーを つかう。
お昼には 古仁屋に戻り 買い物して 帰宅。
いてもたってもいられず 浜にでて 創作につかえそうなもの いろいろ拾い物をする。
そうしたら お向かいのおばあと 一緒になり お互いの畑を 見学したり 草取りしたり いろいろ話ながら すごすことになった。
わたしの 両親のことを 話すと
おばあとだんなさんのことと
『一緒だ』
と。
おばあは
いろいろ ひとりで 抱えているだろうこと 感じる。
わたしは おばあと たくさん あそびたい
とおもった。
今夜は おばあにおそわった メニュー。
豚の三枚肉と うちの畑のじゃがいもと うちの畑のフル(にんにくの葉)の 煮物。
2018年03月23日(金) |
守られた場所で種をまきたい |
渡そうと思っていて 渡していなかった写真が たまっていたので
わたしたい人に 送るために お手紙をかく。
普段字を書くのは メールが多いけれど
ゆっくりと 紙に字をかくのって いい感じがした。
夜ごはんの後 ふやよみの展示について カオと話し始めたら 熱くなる。
ものをつくるときに わたしが大切にしたいことは いかに自分に正直で あれるかということ。
正直に楽しめる状態で あれるかどうか。
その状態を どうやってつくろうか。
こういう感じのことは とても繊細で 微妙なことで なかなかカオに 伝わらない。
わかってほしい という気持ちが でてしまう。
久しぶりに 夜更かし(といっても23時) してしまった。
昨日から 冬っぽいお天気。
冷たい風が ぴゅーぴゅー吹いて 雲が流れて 降ったりはれたり。
そんな中 節子小中学校跡の草ラボへ。
きょうは 枇榔の籠を頭に乗せて ファッションショーしたり 枇榔やヤシっぽい葉っぱを採りに行って それをそれぞれ自由にあんでみたり。
午後からは 来週床磨きイベントをする音楽室のお掃除。
それぞれカラフルな個性の 女4人でえっさかほいさか 掃除する。
とっちらかるようで うまくまとまる感じが とても楽しい。
節子小中学校跡が おもしろいことに なってきた。
朝はまだ このところの 身体の重さがのこっていたが 一日を終えたら 結構すっきりとしている。
草ラボは なんだか 元気になるぞ。
2018年03月21日(水) |
いつでもうたっておどれる身体に |
この数日 身体は重いし腰痛だし 今朝は やたら風が強くて 寒いし。
そんな中 月一回の 地元のお野菜市のはる市へ。
わたしたちふやよみは カオの絵葉書や 似顔絵即興うたを出店しているのだ。
はる市のメンバーは いい意味で妖怪みたい。 みなカラフルに個性的で 大好きだ。
しかし、 きょうは体調も不調 風も強くて テントが張れない上 雨がふってくる。
絵葉書や楽器がぬれたり 看板がとんだりするのを 気にして落ち着いていられず 出店を早めに断念。
そして、 たまたま今日すぐ近所で ハーブサウナをしているという タイマッサージ師の友のところへ。
なんという ベストなタイミング。
足湯をしながら タイのハーブサウナ。
気持ちよい。
終わった後 お腹をあたためるための 塩ポットのマッサージみたいなものも 体験させてもらえて もうなんとも 身体がよろこび ありがたい。
考えてみれば 自分のカラダをいたわるために こんなに時間をつかったのは 久しぶりだった。
昨日から あまりにも身体が重くて痛いので ひさしぶりに 昔はまった 身体の本やワーク資料をひもといて 久しぶりに身体に向き合ってみた。
いろいろ動かしてみると 足腰が弱くなっているし 骨盤もかたくなっている。
すこし 身体の管理を していかなければ。
友は とても心をこめて 施術してくれて すごく助かった。
これから歳をとって 自分で生きていこうとおもったら やはりカラダは大事。
医者にかかればお金もかかるし 人に面倒をみてもらわなければならなくなる。
身体が気持ちのよいものを食べて 身体の声を聴いて 元気でいることが 大切だね、、、というような 話をする。
身体をもっと 自由に動かそう。
いつでも やわらかく うたっておどれる身体で いよう。
今回の不調のおかげで 身体のこと いいメッセージを うけとることができた。
2018年03月20日(火) |
みえるものみえぬもの大きなつながり |
久しぶりに母と電話。
常々 実家の両親のことが 気になっているのに 連絡があとまわしになっていることが
今朝 起き掛けの布団の中で おおきな不安になって やってきたのだ。
電話で話せて よかった。
これから たくさん電話しよう。
仕事やライブを工夫して 実家にも時々帰れるように できぬものか。
アンテナを はっていこう。
*
午後からは ヨットで暮らしている ジョンがやってきた。
小笠原から オーストラリアに向かっている途中で ヨットがこわれて 古仁屋に流れ着いたらしい。
部品を取り寄せ 出発するのにふさわしい 風向きや海流を待つために 古仁屋の港にとめたヨットの中で 暮らしている。
我が家で お茶をのみのみ 身振り手振りと 片言と筆談で お話しする。
わたしは カオがチェンマイで 売れっ子画家になって わたしは 英語ペラペラになって カオの通訳として 一緒にチェンマイについていく
これが わたしの第二の人生だ! などと 語っていた。
よし がんばって 英語ペラペラになるぞ!
ジョンを 街に送りがてら ヨットをみせてもらう。
秘密基地みたいで すごくいいのだが
ちょっといただけで 波酔いする。
わたしは やっぱり 海よりも 山が性に会っている気がするな。
*
きょうは なにか みえるものみえぬもの すべてひっくるめて 大きな流れのなかに 自分がいるのだと
感じさせられる日だった。
もっと 身体をやわらかくして 身体で 世界を感じて 生きていきたい。
きょうも 5時半に目が覚めて 鳥の声散歩。
日の出前の うすぐらい 山道は
カオと ふたりだと
安心して 鳥の声にみみをすましながら あ、アカヒゲだ アオバトだ シジュウカラだ なんだと のんきに歩くことが できるけれど
これがひとりだったら どんな感じかな…
と想像してみたら
とても こわかった。
うすぐらい山道。
藪の中から かみついたりひっかいたりする こわいケモノが でてくるかもしれない
道路のむこうに この世のものではないものが ゆらゆらたっているかもしれない
いろんなことが 想像されて
鳥の声どころでは なさそうだ。
ひとりだと うすぐらいうちから この山道をのぼる気には ならないだろう。
この 鳥の声散歩
ふたりだから 経験できることを いま 経験しているんだな と気がついた。
わたしは ひとりで なんでもできるように 生きていけるように ならなければいけない と
結構最近まで 強く思って 生きてきたけれど
もう少し 肩の力をぬいて
こうして ふたりのよさを 感謝しながら 生きるのも いいものだとおもった。
ふたりでも ひとりでも おおぜいでも
自分が 自分の人生で うけとったものは 唯一のものなのだから
大切にあじわって ありがとうを 天にかえせたらいい。
もっと 執着をすてて かろやかに なりたい。
きょうの朝陽は ドラマチック。
いろんな形の雲と 朝焼け
雲の間から オレンジピンクの宝石みたいに 顔をだすおひさま。
涙が出た。
きょうも6時には目が覚めた きのうとは打って変わって 元気だ。
昨夜 あんなに 空がすんでいたのだから
今朝は 水平線から おひさまが のぼるかもしれない!
期待に胸をふくらませながら 山の道をあるく。
ちょっと前は アカヒゲが 多かったのだが
メジロの鳴き声の 割合が 増えている気がする。
いつもの 眺めのいい場所で おひさまを待つ。
水平線に すこしだけ 雲がかかっていたが
きょうは くっきりとした おひさまが でてきた。
おひさまは まいにち ちゃんと 自分で動いて のぼってくる。
すごいな。
きょうは 元気だったので
畑仕事も すすんだ。
そして!
蜜蜂の巣箱に 探索蜂が 出入りしているのを 発見。
住んでくれる 可能性がある!
うれしい!
探索蜂たちが 満場一致で 気に入れば
蜜蜂の一群が 入居してくれるのだ。
昨年から 心をこめて 準備していた 巣箱。
どうかどうか 入居していただけますように。
みつばちさま よろしくお願いします。
2018年03月17日(土) |
二日酔いだというのに |
こんなに 二日酔いだというのに 朝6時に目が覚める。
そして どうしても 鳥の声をききに でたくなる。
こんなに 二日酔いだというのに 朝のお散歩の快楽が 半端ないのだ。
酒臭いふたりで さわやかな 朝の林道をあるく。
いつもの道を のぼるのが 非常にだるい。
途中 あまりにも しんどいので 道路で 横になってみた。
鳥の声のシャワーが ここちよく ねむりそうになるが
こんなところで ねむってしまっては 車にひかれてしまう。
がんばって いつもの日の出スポットまで。
くもり空で おひさまは みられなかったが
空の色とあかるさで おひさまが 水平線から 上にでたんだと わかる。
鳥たちは ちゃんと おひさまにむかって 鳴いていた。
帰宅すると 力尽きて ダウン。
朝お散歩できたのは 我ながら すごいと思ったが
その後の一日を 棒に振ってしまった。 ショックだ。
夜にはなんとか復活し ばんめしやぽっちさんで ライブ。
平田輝さんという 島出身のミュージシャンのライブ 前座でうたわせていただいた。
とても あたたかな空気を つくる方で
まあるい気持ちで のびのび うたうことができた。
今夜も 初めての人 会いたかった 久しぶりの人 いろんな人たちと あえて うれしかった。
集落に帰ると 星がすごくたくさん。 空気が澄んでる。
浜にでて 星空をめでて ねむった。
久しぶりに 夜の古仁屋に 飲みに行く。
このところ お金をかけずに 豊かに生活する キャンペーンで
自宅に 赤ちょうちんを ぶらさげて 飲むことが多かった。
外にのみに出るのは ひさしぶりで うれしくなってしまって かなり よっぱげた。
帰りの記憶が まだら。
新しい人 久しぶりの人 いろんな人に であえて
たまに 飲みに行くのも ええもんだ。
昨夜は白い日まつりだったので 眠るのが遅くなり
今朝は日の出ぎりぎりに 目覚める。
いそいで起きて 速足で坂道をのぼって なんとか間に合った。
早起き4日目。 三日坊主ではない。
*
きょうは 節子小中学校跡で はじまった いのちの学び舎企画 草ラボで 月桃蒸留水作りに挑戦。
みんなで わいわい
川に水を汲みに行き 月桃をとって刻むところから。
蒸留器にセットして ぐつぐつ蒸留して 濃厚な蒸留水を とることができた。
お昼の もちよりごはんも おいしくて 色や形が 美しくて
集まった 仲間たちも なんだか 気持ちが良くて
島での暮らしに 新しい風が 吹いてくるのを感じた。
こういう 自然なであいが うれしい。
Iターンだけでなく 島出身の人が そのメンバーに 自然に はいっているのも うれしかった。
島で暮らしていると Iターンということばが ふっと 差別されているように 感じることがある。
Iターンも Uターンも ずっと地元の人も どこのひとも
まざりあって お互いの感覚の違いや それぞれの個性を おもしろがりながら 一緒にいる世界が 好き。
そのしっぽを ぴろんと さわれたような 気がした。
白い日だった。
夜ごはんを カオがつくってくれる というので
お願いしたら
白いテーブルクロスに 白いお皿で 白いお料理が!
そうだ! きょうは白い日だ!!
これは! と思い、
急いで 白い服に着替える。
メニューは、
塩こうじ冷奴シラスのせ イカそうめんカルパッチョ風 大根とカリフラワーの温サラダ 白シメジのバターいため 白身魚のムニエルホワイトソース仕立て 白飯 白桃のゼリー
これでもか というほど 白い。
それが またうまい。
白くてうまい しろうまい!
しろうまいもんを たべながら
うれしくて なんだか 涙がでた。
テーブルクロスとおもっていたのは 障子紙というのがわかったので
食後は クレヨンで よろこびを 障子紙いっぱいに 表現した。
大きい絵や文字を 自由に描くのは すごくたのしい。
そして こういうことを すなおにシンプルに うけとれるようになった 自分にもおどろいた。
歳はとるものだ。
ありがとう。
今朝も早起きして 鳥たちとともに 朝陽を拝む。
今日も おひさまは ちゃんと 自分で動いて 地球の海と雲のまじった 間から 顔をだした。
安心できるな。
昨日一昨日の 早起きコーフンがたたって きょうは ダウン。
ひどく疲れやすい 身体になっていて
朝ごはんを 食したら 午前中いっぱい 気絶してしまった。
口の中に 味のない ガムを大量に つめこまれるような
いやな夢を たくさんみた。
昼からは 集落のサロンに 顔をだして
夜は お世話になっている 妖精みたいなご家族宅へ。 娘さんの中学卒業のお祝いだ。
島では 小学校や中学校の卒業式など 節目の時には 自宅でお祝いをする。
たくさんのお料理を準備して 次々とお祝いにやってくる お客様がたに お料理やお酒をふるまうのだ。
今回 わたしたちは ふやよみとして。
娘さんのお祝いと お祝いに来られるお客様が 楽しんでいただけるように なにか演奏をしてほしいと
妖精のお母さんが 声をかけてくれたのだ。
島のお祝いごとに いくのは初めてのことで とてもうれしく ありがたい。
わたしたちは 脇にカスタネットをはめ 楽器をもって お祝いの即興うたを うたいながら ちんどん屋風に お宅訪問。
おうちは 部屋と部屋の間のふすまを とっぱらって 机を並べて
たくさんの人たちが 宴会できるような仕様に してあった。
おそうじや準備は さぞかしたいへんだったろう。
最近は お祝いごとはたいへんだからと やらなくなったご家庭も 多いらしい。
おいしいお料理が並び 知り合い同士 知らない者同士 カラフルにいりまじり
いれかわりたちかわり たくさんのご縁ある方々が お祝いにおとずれる。
あたたかな気持ちが 部屋いっぱいに あふれてる。
わたしたちも たべたりしゃべったり しながら
時々 うたわせていただいて
とても 楽しんだ。
わたしは 体調万全ではなかったけれど
地球の日本のこの島で 島の家族の めでたい場所に 身を置けて
しかも 自分たちのうたを うたう。
それを この身体をもって 体験することは すごく おもしろいことだと思った。
わたしが この世界を感じるためには この身体を 感覚器にするしかない。
身体が生きている限り 好奇心のおもむくままに 体験していこうとおもう。
目覚ましより一時間早い 朝4時に目覚めてしまった。
まだ真っ暗で 三日月が浮かんでる。
家の中を箒で掃いて 雑巾がけをして お湯をわかして
5時半すぎたころに カオとふたりして そろそろと 懐中電灯をつけて 外へ出る。
自分の集落では どんな鳥たちが なくのだろうか。
集落の周りを歩く。
リュウキュウコノハヅクが ないている。
しばらくすると アマミヤマシギさんが べーべーとはばたいた。
あとは かえるの声。
住めたら素敵だなあと おもっている空家も のぞいてみる。
朝露が屋根からぽたぽたしたたっている。 湿気のたまりやすい場所なんだとわかる。 ガジュマルの木がやさしい。
少し空が あかるくなってきた。
集落の畑を 上から眺められる場所まで あるいてみようということになり
またふたりであるく。
日本語をしゃべらないで 耳を澄まして あるくことにする。
あ オオトラツグミの鳴き声だ!
あ アカヒゲがなきだした! いっぱいなきだした! こんなにいるのか!
山々そこらから 鳥たちが 目覚めて なきはじめる。
仲間の鳴き声で どんどん 鳥たちが 目覚めていく。
さっきまで ひっそりしていた 山が一斉に めざめていく。
不思議な瞬間だった。
坂道を のぼりながら たちどまりながら
空気が イキモノたちの めざめの気配で いっぱい。
命の気配が 濃厚で
いつもの 集落の道とは思えない。
道をのぼりきって 東の浜と海がみえる場所にきた。
地球の朝だ!
動き続ける海と どっしりとゆるぎない陸地と 表情ゆたかな空と。
その空の色が だんだんかわって もうすぐ おひさまが 昇ってくる。
こりゃ 鳥も うたいだすわけだ。
喜びでいっぱいの 地球の朝だ。
わたしも この朝がうれしくて 身体が うたっておどりたくなった。
ルリカケスが すぐそばで 一緒に朝をみてる。
シジュウカラも 朝にむかって うたってる。
あ!
とカオが 声をあげた。
水平線と雲の間に 太陽のかけらが みえた。
オレンジとピンクと 金色と赤と なんともいえない 宝石みたいだった。
涙がでた。
わたしたちの 住んでいる 地球はすごい 美しい場所だ。
地球は イキモノで 神秘だ。
わたしも その中に くみこまれた 神秘のかけらだ。
それが 実感として やってきた。
わたしも 鳥の仲間の 気持ちになって
朝のうたを うたって おどって
さあ 餌をくいに かえろう!
と もうすっかり 明るくなった道を 帰途につく。
最初の車が 通ると もう すっかり いつもの集落だった。
不思議な まるで 知らない国に 旅したような
朝の時間だった。
これから 早起きが やみつきに なりそうだ。
朝4時に起きて 野鳥の声を 聴く会に参加。
来週奄美で行われる オオトラツグミの調査のための 練習会らしいのだが
夜明け前から なきはじめる 鳥たちの声に 耳を澄まして
あ、 ないた! あっちの方だね〜 と
ゆるゆると 山あいの道をあるくのは とても楽しかった。
朝の山の中。
奄美では ほとんど経験しない 息が白くなる現象が おこって新鮮だった。
1時間ほどで 最後にみんなで集まって
『トリアワセ』をしましょう
という。
トリアワセってなんだ? なんだ? なんだかかわいい!
とおもっていたら
きょう 声をきいた鳥 みつけた鳥を みんなで出し合う
というものだった。
アカヒゲ ズアカアオバト リュウキュウコノハズク アマミヤマシギ ハシブトガラス シロハラ メジロ シジュウカラ カワウ キジバト オオトラツグミ ルリカケス ヒヨドリ カラスバト ウグイス オオストンオオアカゲラ
いっぱい覚えたよ。
わたしは アマミヤマシギさんが とてもすき。
のんびりしていて 鳥とは思えないゆっくりさ。
夜の道路の真ん中で ぼんやりしているのしか 見たことなかったが
今 繁殖期には なきながら 空を頑張って飛んでいる ということを知って また愛おしくなった。
帰宅しても まだ7時半。
とても 有意義な 1日。
早起きって とってもいいなあ!
あしたも 鳥のリズムで 夜明け前に 起きることにきめた。
しばらく 続けたいな 早起き。
朝から カオと2人で
先日たんかんを 収穫させていただいた 木たちに
お礼の肥料を あげにいく。
集落の端っこの 藪の中の3本の木。
枝にからんだ つたを掃除してあげて
木の周り 根っこの先あたりに穴をほって 肥料を埋める。
『ありがとうございました』
と おじぎをすると
たんかんたちは ふうっとためいきをついて ごろんと よこになった感じがした。
木だから 実際よこになってはいないのだが そんな雰囲気を感じた。
午後は こんどは わたしひとりで
自宅の裏の畑の 8本のたんかんたちに 肥料をあげる。
大好きな 畑の場所。
ここも もうあと1年かと思うと 淋しい。
仕事をしてる途中に ふっと顔をあげると そこに新緑のはじまったもこもこの山があるのが 安心する。
穴をほって でてきた土に 大きなみみずがうようよいるのが 安心する。
そこらじゅうが イキモノの気配で みたされているのが 安心する。
わたしは 安心を求めて この島にきたのかもしれない。
都会で暮らしていたら 感じることのない この自然の中の安心感。
わたしにとって かけがえのない 安心感。
これは 日本に暮らしていると なかなか得ることができないものなのだが
島にずっといると きっと 珍しくもない 当たり前のものになってしまうんだろうなあ。
空気のように どこにでも あるもののように 思えてしまうのだろうなあ。
人工的なきらびやかなもののほうが 魅力的に感じてしまうのだろうなあ。
わたしには まったくわからない感覚なのだが そうなってしまうのだろうなあと 感じることがよくあるのだ。
人間って へんなイキモノだ。
*
夜ごはんは
きのういただいた 肉じゃがと きのう作っておいた 細昆布と人参の煮たのと 大根と野草の味噌汁と 塩サバ大根おろしつき。
至福の晩御飯。
最近 とにかく 美味しい飯ばかりだ。
午前中は4人で おかゆやおみそしるや たんかんや 珈琲や お茶や お菓子を 口にいれながら
また いろいろな 話をする。
話がつきない メンバーだ。
ふたりを 見送ってから
なんだか どうしても タイカレーが 食べたくなり
ご近所の チルチルカフェで グリーンカレーを 食す。
食べたい時に 食べたいものを 食べる幸せ。
午後 お向かいのおばあと お散歩する。
今朝病院にいったら 血圧が 生まれてはじめて 高くなって お薬をもらったのだと。
2年ほど前から だんなさまが 目に見えて弱くなり
そのおじいを 元気に支えていた おばあも
先日たまたま 転んで頭をうってから 少し元気がないのだ。
幸い 大きなけがはなかったのだけれど あれから 気持ちが少し弱くなったように 感じられる。
『歳には勝てんなあ。 心配することないのに なんでかね やっぱり心配するのね。』と。
つぶやくおばあ。
ふたりで おさんぽして カオのアトリエにいって 3人でヤクルトのんで かえってきた。
風がつめたくて さむいさむいといいながら おばあと歩く集落の風景。
とても大切な時間だった。
夜は ご近所さん家族のおうちで宴会。
広島風お好み焼き おでんにくじゃが いろいろなおつまみたち
しあわせだね〜 おいしいね〜
を連発した。
2歳の娘ちゃんが かわいくて
わたしも 身体は43だけど 気分が2歳になった。
帰り道 空をみあげたら 満点の星空。
いそいで 梅酒をコップにいれて カオとふたりで浜へ。
久しぶりに すごい星たち。
空の上には 宇宙はあるんだよ。
わたしたちは 宇宙に生きてるんだよ。
2018年03月08日(木) |
サメだってやさしいところはあるのだ |
おにぎり握って 午前中は節子へ。
節子小中学校跡で 友だちが中心となって うごきだした 『いのちの学び舎』は 毎週木曜日が活動日。
しっとり雨の学校の校舎で ゆるゆるわくわくを ふくらませながら 過ごす時間のゆたかさよ。
午後は 夕方からの 来客に備え
買い物に行ったり お掃除をしたり いろいろ雑務を片づけて つまみをつくる。
夜は あかちょうちんを 室内に灯して
友だち夫婦を 迎えての宴。
お土産にいただいた サメかつのおいしいことよ!
サメって くさみもぜんぜんなくて やわらかくって すごくおいしいおさかななのだ。
食した印象は とってもやさしくて ふわふわしている。
サメは 怖いだけじゃないんだ。
サメだって 人間だって いろんな面をもっているんだから やっぱり 決めつけちゃいけない。
おいしくて 楽しくて あっという間に 夜が更ける。
旦那様は 飲めないので 3人で日本酒一升あけた。
*
色々話して わたしが 考えたこと。
奄美は 薩摩にも 琉球にも アメリカにも 支配されてきた 歴史がある。
その歴史の影響も あるからだろうか。
支配するかー支配されるか 勝つかー負けるか 賛成かー反対か
など なにか 物事をすすめる時に
二元論で 物事をみていこうと するところが あるのではないか。
勝った方 強い方 支配する方が ものごとを決めて
そうじゃない方が それに文句を言わず 自分の心にふたをして 絶対に従わないと いけない。
世の中の人間は そのどちらかに 所属しているのが 普通のことだ。
という世界観が あるのではないか。
自分は どちらかの なるべく都合のいい方に はいりたいし
他の人も どちらかに カテゴライズしないと 落ち着かない。
でも 実際 人のこころは 二元論では片付かない。
いろいろ矛盾したものが 混沌と同時に存在するのが 人のこころだ。
人のこころは カラフルなのだ。
いい悪いや 勝ち負けや 強弱で はかれないものだ。
生物多様性だ。
なにか物事を 進める時に
正しいとか 間違っているとか そういうことは おいておいて
みんなそれぞれが 心の中で感じているそのまま
矛盾があるなら あるそのままに ひかりをあてて
それを オープンに まな板にだしあって
お互いの だしあったものを 大切にしあい 刺激し合い やりとりしながら うごいていく
という ものごとの 進め方だってあるのだ。
わたしにとって 大切なこと 表現したいと おもうことは
どうやら その辺に かかわることだ。
仕事で この半年ほど ずーっと 手探りで積み重ねてきたことが
あ、 これまでやってきたことが あっていたんだ!
とうれしく 感じられることが あった。
やっぱり 外側の 誰が何と言おうとも
自分の内側の 真ん中の純粋な感覚に 正直にいることが
その人にとって 道が開ける ことなのだと思う。
わたしの場合は 内側に
顔のない ふわふわの毛でおおわれた 楕円状の白いまりもみたいな
でもまりもよりも ずっしりしている イキモノがいる。
そのイキモノのことを サトタマと こっそり 呼んでいるのだが
サトタマが いうことは 結構 わたしの人生を たすけてくれてきた。
時々 サトタマと 遠くなってしまうことも あるけれど
そういう時は サトタマは いろんな人の口をかりたり いろんな状況をおこして 教えてくれたりもする。
でも なるべく 一緒に そばにいながら
人生を あそんで 思う存分満喫して 一生を終えたいと 思う。
きょうも嵐。
帰宅したら
集落のお姉さんの 美味しい ブリ大根と 赤い大根のお漬物が とどいていた。
サトタマも わたしも オオヨロコビ。
2018年03月06日(火) |
せんせいがやってきた |
大阪時代に お世話になっていた先生が 研究のために インタビューをしたいとのことで 島にやってきた。
ふしぎだ。
突然のことだ。
関西に住んでいた頃は 毎月くらいのペースで 自分に向き合う時間を つくっていただいていた。
おかげで 矛盾だらけの 自分そのままを大切にして 身体の声に耳を澄まして 自分にしっくりくる道を えらんでもいい ということに自信をもてた。
そして 気がつけば 島に住んで 今の暮らしをしている。
変化の過程では 失ったものもあるが 悔いはないし 結構しあわせだと思う。
久しぶりに お会いして
ゆっくりと お話できて とても刺激的だった。
3時間ほどの インタビューの後
カオも一緒に 3人で晩御飯。
フィンランドでみてきたという オープンダイアローグの話や 愛媛の自殺率の少ない地域の話 奄美の話 いろいろと刺激的だった。
わたしはいま この島に住んで なにをしていきたいのか すこし言葉にできてきた。
心理の仕事は 本当は
ひかりのあたらない場所に そおっとひかりをあててみたり あたり前とされていることに とらわれない自由な気持ちで 耳を澄まして対峙したり 滞っているものを ちょんとつついて 自然な動きを促進したり 今ここの可能性にひらかれて 存在する
そんな仕事なんだよな、と その先生に会うと いつも思う。
尊敬できる 心理の先生だ。
お宿が遠いので ほどほどで お別れ。
先生が 出発するころは 星がみえていたのに
1時間ほどすると 大嵐。
テラスに干していたものが バタバタと飛んで落ちた。
今夜は 不思議な風が ふいたよ。
2018年03月05日(月) |
わくわくの種がたくさん |
昨夜はひさしぶりに 加計呂麻の友だちふーふの 妙に安心するおうちで のんでしゃべってあそぶ。
大好きで 尊敬する友たち。
朝は ゆっくり起きて 友の釣ったおさかなのだしがきいた汁 白いご飯に魚味噌、 しあわせの食卓。 ありがたいな。
食後は カオとふたりで 海に挨拶。
東シナ海に開けた この海岸も ひさしぶり。
しめった曇り空に 風があそんでる。
二日酔いで 『オレだめかも、、』 とつぶやくカオと一緒に 午前中の定期船で 古仁屋に戻る。
帰宅すると 軒下で雨にうたれて 腐敗臭をただよわせる キノコインクが!
そうだ わたしは キノコインクで 絵を描かねばならない!
雨があがったすきをねらって 軒下で キノコインクで 絵を描いてみた。
インクとしては 水墨画タッチで なかなかいいのだが
なんせくさい。 その上 コバエがたかっている。
きっと キノコたちは インクになって 描かれたかったろうから キノコたちを描いてみた。
昨年亡くなった 猫の楽太郎も 描いてみた。
久しぶりに 絵を描くのは 楽しい。
絵を描くのも いいな。
*
今年は いろいろと 表現の場を いただく機会が 多そうで わくわくしている。
絵をかいたり 言葉をかいたり うたをつくったり うたったり おどったり
たくさん しよう。
自分の内側に 正直に 生きよう。
カオのアトリエの前に 謎のキノコがたくさん生えていたので
キノコに詳しい友人に 食べれますか?と 画像を送って聞いてみたところ
『ハラタケ科のヒトヨタケの仲間だとおもう。 体内のアルコールを分解できなくさせる物質を もっていて、お酒をいつも飲んでいる人が食べると 船酔いしたみたいに気持ち悪くなるので、 あんまりお勧めしないよ。』
とかえってきた。
これは、、、食べるわけにはいかない。 残念に思っているところに
『すぐに腐ってインクみたいに真っ黒になるので、 インクタケっていう愛称もあるよ。 これで絵を描いてみれば?』
という情報が。
それは素敵!
アトリエ小屋の前に生えているのだから、 もしかすると、このキノコたちは、 インクになって絵に描かれたいのかもしれない。
というわけで、 今日はキノコインクで 絵を描くぞ!と 朝から キノコを収穫に行く。
紙皿にいっぱい キノコをいれて 歩いていると 集落のいろんな人に会う。
ちょこっと 立ち話をしていたら
お向かいのおばあが 草むしりをはじめ
なんとなく一緒にむしりはじめたら 楽しくなってきて 一緒にうたをうたったり おしゃべりしながら 草をむしる。
通りがかりの おねえさんが 大きな袋にいっぱいの きれいなたんかんをくれる。 ありがたい。
また別のねえさんが 野菜ジュースをもってきてくれる。 おいしい。
きょうは蒸し暑い。
草をむしって 気が付けば お昼になっていた。
おばあがそうめんをくれたので お昼ご飯は あおさの天ぷらと そうめんにする。
お昼をたべたら すごくねむくなってしまい 気絶しているうちに 夕方に。
今夜は加計呂麻島の 友人宅へ遊びにいくので
キノコインクで 絵を描くことが できそうにない。
ひとまず キノコは縁側において 家をでることにした。
2018年03月03日(土) |
こんにちはとばいばいの繰り返し |
集落の端の藪の中に たんかんの木が 放置されている。
どうせ ほったらかしだから 藪を刈って たんかんを自分で 収穫して 自由に送っていいよ
といっていただいたので
雨が降る前に と
朝早くから カオに草刈り機隊に なってもらって
たんかんの収穫。
テル(奄美の伝統的な籠)に いっぱいとれて ゆたかな気分。
たんかんを とったら
お礼に 肥料を施さねば ならない。
近々 肥料を かってこよう。
*
春に 千倉のアートフリーマーケットに 出演させていただくことになった。
ソラネコの時代に たくさんお世話になったが
『ふやよみ』としては 初めての出演。
きょう 山口マオさん作の 素敵なポスターが あがってきて
錚々たるメンバーの中に ふやよみの名前が ならんでいる。
がんばろう。
とても 楽しみだ。
しかし 千倉のアートフリマも 今年がファイナルだそう。
当たり前に いつまでもあると 思っているもの
いつまでも あるわけではない。
すべてのものは 変化し続ける。
変化し続けるから おもしろい。
だけど 淋しい。
この世は 出会いと 別れの 連続だ。
夜中 咳がでて 何度も目が覚める。
夢の途中で 無理やり 咳で起こされるものだから
夢をよく覚えている。
『オトナの海水浴!』
という 謎のイベントを 企画しようと している夢だとか。
焼き鳥屋で 焼き鳥を買おうと 値段をきいても
『どこどこの店よりは安いよ』
とか
『どこどこの店よりも大きい』
とか そんなヒントめいたことしか 教えてくれず
わたしは しびれをきらして
『わたしが焼き鳥を何本買うかは おおきさと値段で決めようとおもってる! その判断材料がほしいの!』
と店先で大声で 怒る夢だとか。
とても つかれたので 朝寝。
いろいろな 予定を キャンセルして 今日明日は 身体をやすめることにする。
昼間は 久しぶりに
お向かいの おじいちゃんおばあちゃん夫婦 そろってにこにこしているのを みられたことが うれしかった。
あと 確定申告が サクッと終わり
思ったよりも 還付金が多かったことも うれしかった。
しかし 来年度は 税や保険料が あがりそうだな。
今年は 激動の年になりそうだ。
まずは どこに住んで どんな暮らしを つくっていくか。
次なる場所の リサーチだ。
2018年03月01日(木) |
春の陽気に満たされる |
風邪がドロンと まきついた状態で 目が覚める。
しかし だんだんと 雲が晴れ、 おひさまが 照りはじめ
空気が 春の陽気に 満ちてくると
身体は風邪でも 魂がうきうき しはじめる。
魂がカラダをひっぱって わたしを外につれだし
みつばちがぶんぶん集う 菜の花の間をとおりぬけ じゃがいもや島ラッキョウが にこにこしているところを ぴょんとまたいで
たんかんの収穫へ。
今年は不作だけれど それでも収穫する時間は うれしくて豊かな気持ちになる。
咳をしながらも たんかんの足元の ヨモギの新芽を かごいっぱいにとって
お昼は ヨモギパスタだ。
もちろん お皿をテラスにもっていって 陽気な風にあたりながらの お昼ご飯。
しあわせだ。
イキモノたちが よろこぶ春のひかりで 身体中がみたされた。
3月は クリエイトする月にする。
お金のことや 住み処のことや いろいろ みえぬことは あるけれど
なんだか わくわく安心している。
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