へそおもい

2018年02月28日(水) 味噌汁4杯の日

6時半に家をでて
徳之島日帰り仕事。

車2時間
飛行機30分
バス1時間

仕事滞在時間は
3時間。

中身はみっちり。

きょうも
大切にできたかな。

日常生活では
大切にされにくい
ぽろりぽろり
おとされるものを
丁寧にひろう作業

ちいさなちいさな
影の作業。

カオの風邪がうつったのか
帰りのバスあたりから
のどはなあたまが
ぼよんぼよんと
なって
空気との境があいまいになってきた。

帰宅したら
カオが
かぼちゃのお味噌汁と
即席おかずを
つくってくれていて
ありがたい。

お味噌汁に
生姜をたっぷりいれて
4杯ものんでしまった。



2018年02月27日(火) イキモノたちがうきうきしてる

朝から
集落のねえさんと
アオサとり。

昨年は
うちの集落には
アオサはこなかったのに
今年はたくさん
やってきている。

かわいいふさふさの
アオサたち。

毎年潮の流れや
栄養分の影響で
来たり来なかったり
するらしい。

今年は
わが集落の磯で
会えてうれしいよ
アオサたち。

ねえさんに
おそわりながら
岩から
アオサを
ひたすらこそげとる。

ざるいっぱいにとったら
潮だまりの場所で
丁寧に砂をあらう。

雲一つない
ぽかぽか陽気。

途中休憩して
ねえさんがもってきた
おにぎりをほおばったり
お茶をのんだり
わたしが持参した
黒糖をなめたり。

遠足みたい。

お昼には
ざるいっぱいの
アオサを
持ち帰って

しぼって
網にいれて
庭のガジュマルに
つるして干しておく。

一日
陽気な空のしたで
風にあてていたら
夕方には
適度に乾いて
磯のいい香り!


夜は
いただきものの
塩サバを焼いたのと

これまた
集落の磯でとれたての
ブッタゲ(カサガイ)を
さっと湯がいて
醤油マヨしたものと

アオサのかき揚げと

大根とねぎのお味噌汁。

風邪でダウンしていた
カオは

食欲ないかも、、、

と暗い蒼い顔で
いっていたのに

食卓にすわったら
おいしいおいしいと
むしゃむしゃ
平らげていた。

大丈夫そうだ。

いまは
アオサもとれるし
野菜も豊富だし
みつばちもうれしそうだし
新緑がではじめてるし

島のこの季節
わたし
大好きだ。



2018年02月26日(月) ただただそばに存在することのチカラ

昨夜は
早く寝るどころか

ふーふ
手巻き寿司まつりが
もりあがりすぎ

日本酒の後
いつのまにか
赤ワインにまで手がでて
飲みすぎてしまい

今朝は
ドロドロと寝坊して
しょんぼりした。

布団から
パウスカートとTシャツに着替えて
フラダンスレッスンに。

実は
斜め前のおうちが
フラ教室ということで
こっそりマイペースに
個人レッスンを
うけている。

ご近所なので
冬でも
半袖で
ぴゃぴゃっと
教室にはしるのだ。

フラは
自然のものが
ふりつけにでてくるのが
気持ち良くてたのしい。

帰宅したら
春の旅計画を
つめて

午後は仕事へ。

なにかするでもなく
ただただ
そばに存在する

ということの
チカラを
信じて
すごすのが

今日のテーマだった。

帰宅したら
カオが
絵を描くのに
没頭している。

久々に
おもいつき
即興ごはんを
つくった。

おいしかったけど
夜中にお腹が
すいてくるのよ。



2018年02月25日(日) 思いがけない晩餐

寝不足で
早起きで
身体がだるくて
不機嫌になっていた。

古仁屋での用事を済ませ
対岸の節子集落の
廃校利用プロジェクトのお祭りへ。

わたしたちは
音楽室担当。

黒板に絵を描いたり
そこらの植物を
わさわさとってきて
飾りつけをしたり
そうこうしているうちに

不機嫌が
へって
音楽室もいい感じに。

午後からは
この音楽室が
舞台になる。

地元の子どもたちの
フラダンスと
先日であったばかりの
奈須重樹さん。

そして
わたしたち
ふやよみ。

小さな教室で
少人数のライブだったので
みんなに
脇カスタや
タンバリンや
太鼓をたたいてもらう
参加型。

みんなで
音をだしたり
おどったりするのは
楽しい。

グリーンカレーをたべたり
他のお店をのぞいたり。

そして夕方
奈須さんを
名瀬まで送って
瀬戸内までかえってくると

もう
使い物にならぬ
ボロ布人間に
なっていた。


「今日晩御飯なにつくろうか。
 想像もしなかった
 晩御飯がたべたい、、、」

と小さな声でつぶやく。

「例えば?」

ときかれて

「フランス料理とか、、、。
 ムール貝のパエリヤとか、、、」


などと
話しているうちに


刺身をかって
手巻き寿司大会を
しようということになる。

古仁屋で
おさしみと
おいしそうな
日本酒を
入手すると

少し
風景に光がさしてきた。

いまから
お疲れさま
晩餐会。

今夜は
はやく
ねむろう。



2018年02月24日(土) 旅の続きのような

朝から
バタバタとおにぎり握って
加計呂麻島の友の結婚式へ。

式まで時間があったので
友夫婦のおうちに寄って
一緒にごはんをいただく。

ほんのひと時
よく笑って
お花畑のような気持ちに。

式は山の中腹の
小さな神社。

法螺貝をふく儀式があったり、
天女たちの舞いがあったり
とても美しい
不思議な時間であった。

式がおわったら
急いで
舟にのって
帰宅。

お向かいの88のおばあに
タイ旅行の写真をみせる約束をしていたので
声をかけて
たんかんをたべながら
縁側で一緒に写真をみる。

おばあに
脇カスタをしている
動画などみせると
すごくうけたあとに

あんたらはかわってる。
どんな生まれしてるんかい?

といわれる。

わたしは
そのおばあが
とても好きだ。

笑ってくれると
とてもうれしい。

夜は
名瀬まで
小一時間車をはしらせ

奄美ゆかりの
ミュージシャン
ハシケンさんの五十祭ライブ。

贅沢なメンツがそろい
すばらしいライブだった。

泣いたり笑ったり
うきうきしたりうっとりしたり。

生きていて
ここにいられてよかったと
感じながら

全身で気持ちの良い
音楽を浴びた。

帰宅したら
夜中の2時。

明日は
早起きだというのに

体中の細胞の水が
振動していて
なかなか寝付けない。



2018年02月23日(金) 小春日和

昨夜ははなれ山。
よく飲んだ。

奈須重樹さんは
とても
キュートで
オモシロイ人だった。

午前中は
4人ともだらだらし

午後
ふたりが帰った後

せんたくしたり
布団を干したり。

とても
気持ちのよい
小春日和。


なつかしく
大切な友から
とても久しぶりに
お電話をもらう。

うれしくて

電話を切った途端
がまんしていた
涙があふれた。

生きていたら
いろいろあるでしょうけど
お互い元気で。

またお葉書しますね。

お互い
まいにち大切に
生きましょうね。


人とのつながりは
わたしの宝物だ。

わたしは
もっともっと
うたやことばを
つくりたい。

3月は
身体ともっとつながって
声をだして
創作することに
没頭したい。

フェイスブックが
とてもよくない
感じがしている。

宣伝や発信には便利だが
余計な情報が入ってくる。

上手に付き合えるようにならなければ。



2018年02月20日(火) チェンマイ6日目〜7日目(2/18〜2/19)

チェンマイ6日目。

ずっと夫婦ふたり一緒で
すごしていたのと
疲れがでてきたので
なんとなく煮詰まってきた。

ということで
今日は夫婦ではなく
「たまたまゲストハウスで
であった一人旅同士」
という設定で
すごすことにする。

あれ?
苗字がいっしょですね、、、。

というような
会話をしつつ

カオはバイクをかりて
モン族の村にいくというので
わたしものせていってもらう
ことにする。

朝ごはんはそれぞれ
好きな場所で済ませ
10時にバイク屋で待ち合わせ。

わたしは
近くのおいしいおかゆ屋へいき
珈琲やで珈琲をのんで
待ち合わせ場所へ。

カオのモン族市場で買った鞄をみて
バイク屋のおかみさんが
「わたしもモン族出身なの!」と
うれしそう。

カオのバイクで
ドイプイ方面へ走りはじめるが

グーグルマップでみつけた
さらに奥の村に
いってみようか?

という話になる。

ドイプイへの分岐をとおりすぎると
道はさらにでこぼこになってゆく。

森の中のくねくね道を
ゆっくりと走る。

からりと晴れていて
気持ちがいい。

ずいぶんと長いくねくね道をゆくと
San Kuという看板と矢印が。

森の中に道がつづいている。
緑の中にオドル光がとても美しい。

バイクをとめて
道の奥へ。

そこには
遺跡のような
仏塔の台座と建物の土台のようなところ。

珊瑚のような軽石のような煉瓦を
つんでつくられている。

祭壇にはろうそくがともっていて
燃え尽きそうなお線香が。
だれかが守っている場所だ。

とても心地のいい
神聖な雰囲気の場所。

わたしたちもお線香をあげ
即興の声を捧げた。

しばらく過ごしたい場所であったが
目的地はまだ先だ。

バイクにのって
またくねくねでこぼこ道を
すすみゆく。

街をでてから3時間くらいだろうか。

鶏の声や人の気配が
感じられる
村が近い。

道路脇に珈琲農場が広がり
背中に籠を背負った女性が
収穫作業をしている。

のどかでとても気持ちのいい場所だ。

しばらく行くと
村が見えてきた。

鶏と犬がうろうろしている。

まずは
村の入り口にある
眺めのいいカフェで
腹ごしらえ。

わたしはガパオライス。
カオはオムレツライス。

小さな犬が無防備に足元にきて
ねころがる。
鶏がコケコッコーとなく。
意味がわからない。

風がきもちよく
緑がうつくしく
のどかで
たべものがおいしい。

しあわせだ。
大好きな村だ。

村の中を散策し
珈琲を飲んだり
子どもに脇カスタをプレゼントしたり
休日の学校を散策したり。

都会のタイ人カップルに3組出会う。
ここはデートスポットなのか?

モン族の人たちは
女性は皆
モンの民族衣装のような
カーディガン的なものを
上に羽織っている。

その恰好で
木の下で
おばちゃんやおばあちゃんが
集って大きな声で
雑談している。

やたら痰を
カーペーと吐く。

子どもたちが
目をきらきらさせて
かくれんぼをしている。

長いすりこぎ棒と
すりばちのようなもので
珈琲の皮をむいている
子どももいる。

犬が多い。

カオは村をあるきまわって
絵をかきたいのだが、
犬がうろうろしているので
なかなか落ち着いて
かけないらしい。

広場の木の下で
犬にびくびくしながら
絵をかいていた。

わたしは
珈琲をのみつつ
思いつき言葉を
ノートに書きなぐる。

気が付けば16時。

そろそろ帰らねばならぬ時間。

カオのバイクにまたがり
またくねくねでこぼこ道を
はしる。

村にはホームステイがあるらしい。

今度は準備をして
ステイするぞ
トレッキングもいいかもしれない
と心に決める。

山をおりると
途端に空気がぬるくなる。

排気ガスと町のコンクリートか?

シャワーをあびて
一息ついて

今夜も石川さんと
そのお友だちのKさんと合流。

4人でシャン料理へ。
シャン地方とはミャンマーの影響を
大きくうけている地方だそう。

やさしい味のごはん。
お茶の葉の漬物サラダが
やたらとおいしい。

チャンビールをのみつつ
色々話す。

一軒目が閉店になったので
石川さんの借りているマンスリーマンションと
Kさんの借りているちょっといいホテルと
それぞれの部屋見学を経て
わが宿の近くのバーへ。

バーというか
屋根の大きい東屋の中に
カウンターがあるような。

道路にせりだしている
テーブルに腰かけると

露出度の多い服をきた
女の子がウイスキーを
だしてくれる。

古仁屋のスナックのような
感じではないかしら。

カオの絵を
建設中のマンションに売り込んで
10年間毎年一か月くらい
ただでとまらせてもらうよう
交渉してみたら、、、など
おもしろいアイディアをもらう。


チェンマイ七日目。

きょうがまるいちにちゆっくりできる
最後の日だ。

パッタイ屋と
カオソーイ屋をはしごして
そのまま
老舗百貨店のようなカートスワンゲオにいって
お土産をかって
タイマッサージでもうけて
ゆっくりしようかという話になる。

カートスワンゲオに
向かう途中の建設中高級マンションに
さしかかったとき

昨夜いただいた売り込みアイディアを
おもいだし
ちょっとダメもとで売り込んでみようかという
話になる。

中に入ると
事務所のようなところに
いい服をきた
ハイソ感あふれる中華系ご夫婦が。
オーナー夫妻のようだ。

カオが
「わたしは画家です。絵はいりませんか?」

というと
奥さんが
「みせて」という。

カオが旅の間にかいていた
はがきの水彩スケッチをだすと
すごく気に入った様子。

チェンマイの絵がいいの
こういう絵がいいの。

これ、
いくらで売ってる?

もう少し大きい絵はないの?

など具体的な話に。

しかしわたしたちは英語力がないので
なかなかスムーズに話が進まない。

彼女は
メールアドレスをわたしに渡し、
ここに絵をおくってくれたら
そこから選ぶから、
という。

そのうち
旦那さんの方が
エントランスの天井に壁画をかいてくれ
といいだす。

カオは
描けるけれども
明日日本にかえらなくちゃ。

すると旦那は
いつ戻ってくる?

まだ予定はノープラン。
お金が必要だから。

飛行機代はいくらかかる?
メールにスケッチを
おくってくれて
それがよかったら
飛行機代はだすよ。

という。
すごいではないか。

チェンマイの風景がいいんだ。
ビルではなくて
昔のチェンマイのような。

遠い目で旦那さんがいう。

ひとまず
メールでやりとりをすることにし
握手をして

カートスワンゲオへ向かう。

しかし
状況は朝とかわった。

カオは
絵の題材を
すこしでもあつめておきたいということで

急きょ
バイクをかりて
お寺と博物館にいくことにする。

旧市街はやたら
車や人が多いので
少し郊外のお寺と
その隣の博物館へ。

博物館は
今日明日休館日だった。

お寺は
静かで
地元の人たちが
本当にお参りにきていて
とてもよかった。

大きな木があって
すごくやさしかった。

ゆっくりお寺の境内を散策すると
もう日が暮れる。

宿に戻って一息ついて。

今夜もまた
石川さんとKさんとごはん。
チェンマイラストナイトだ。

一軒目は
タイ語しか通じない
串焼き屋。

2軒目は、
少し高級なレストランでカクテルを。

物乞いのおばちゃんがきたので
脇カスタをプレゼントして
鳴らし方をおしえてあげた。

たのしく
あたたかな
晩餐会。

また
この町で
いつものように
会えるような気がしながら

またね
と手をふった。

もしかしたら
チェンマイ暮らしを
することになるかもしれない、、、

自由な夢が
ふくらんだ。

そう
想いは自由なのだ。



2018年02月19日(月) チェンマイ5日目(2/17)

昨日一昨日と続けてみた
「依存」に関する疲れる夢。
今日はみなかった。

朝ごはんは
猫のいる麺食堂へ。

カオは
食堂の風景を
絵に描いて
お店の人に渡していた。

きょうは
ワロロット市場に
行ってみることにする。

トゥクトゥクを
つかまえて
一路ワロロット市場へ!

やはり街中は
すごい車とバイクと人。

中華街付近で
トゥクトゥクを降り
はちみつやや
スマホ修理屋や
さとうきびジュース屋や
洋服屋を
眺めて歩く。

モン族市場で
わたしはパンツを
カオは鞄を買う。

少し休憩しようということで
市場から少し離れた場所のカフェで休憩。

オシャレな若者がいたので

髪を切るのにいいお店ある?

ときいてみた。

ターペー門近くにいい店あるよ
と教わる。

せっかくなので
髪を切ることにしたのだ。

お店は都会的なお店。
家族連れの赤ちゃんが
髪をきってもらっていた。

きいてみると
すぐに切ってもらえそう。

あかちゃんは
お母さんにぎゅっと固定され
スタッフのねえちゃんに
ピロピロパロパロ〜とあやされながら
あかちゃんのくせに
とてもかっこいいしゃれた髪型に
されている。

とにかくこの店は
しゃれた感じなのだ。

いよいよわたしの番だ。
普段使ったとしても
石鹸シャンプーだというのに
ほぼ自然乾燥だというのに

何度もシャンプーされ
ドライヤーでこまめにセットしながら
切られる。

慣れぬ目にあわされて
髪の毛がびっくりしている
悲鳴がきこえてくる。

まあたまにはよいとしよう。
旅だから。

そしてできあがる。
くせっ毛の気配がかくされるくらい
ドストレートの都会的な
髪型にしあがった。

新鮮でおもしろい。

カオはわたしが髪をきってもらっている間
道端で絵を描いて絵葉書行商していた様子。
楽しかったようでほくほくしている。

そのまま
街をあるきながら
旧市街北門あたりへ。

楽器店をみようとおもったが
もう日が暮れて
閉店している。

街に疲れたわたしたちは
北門の屋台街でごはん。

やたらとおいしい
ごはんに豚肉の似たのと
半熟卵をのっけたやつ。

店を変えて
チャンビアと
空芯菜炒めと
鶏と野菜のカシューナッツ炒め。

うまい。

うまいが
二人とも疲れていて
不機嫌となる。

北門の屋台から宿へと
てくてく歩く途中
タイのクラフトビール屋を発見。

2杯たのんだら1杯無料という売り文句に
つられてオシャレな店内へ。

みんな若い。

DJがかっこいい音をならしている。
きっとバンコクからやってきた
先輩DJだ。

そこへチェンマイの後輩DJが!

など、
人間模様を想像しながら
若者たちを観察するうちに
疲れがとれてきた。

クラフトビールも
やたらうまい。

3杯注文して
おとなしく宿へ。

帰りに水を買いに寄る酒屋へ。
今日も猫に会いに寄る。

猫の名前はチータとタイクゥー。



2018年02月18日(日) チェンマイ4日目

チェンマイ郊外には
ドイステープという山があって
観光地のある山のお寺を通り過ぎて
奥に行くと
ドイプイという
モン族の村があると
教わったので。

きょうは
バイクを借りて
二人乗りで山へ走ることにする。

運転の激しいタイの道を
最初はビクビク
でもなれると
なかなか爽快なバイク旅。

途中観光地の滝で
余計な寄り道をしてしまったが

人の多いドイステープは
通り越して
目的地のドイプイの村へ。

その山あいの村は
おみやげ物屋さんがずらり並んで入るものの
昔ながらの山あいの街並みの
風情が残っていて
なかなか心地がよい。

ネパールトレッキングをした時に
通る山あいの村々と
似ていて
とても愛おしい
懐かしい気持ちになる。

ゆっくりと村を散策。

子どもたちの声が賑やかな学校
道端でだべるおばちゃん
音楽を聴きながら
トイレ番をするおじさん。

その音楽の
優しくて美しいこと。

アイヌの歌い語りと
とても似ている気がした。
モン族のうただという。

村の奥には
10バーツ払って入っていく。
ゆるーいお土産やさんがならび
観光用に手入れされたお花畑や
小屋の中に古道具を並べたような「ミュージアム」
斜面の上の眺めの良い場所に
カフェがある。

コーヒーを頼み
眺めのいい席に座ろうとすると
奥の方でおばあちゃんとお兄さんが
コーヒー豆の選別をしている。

喋りかけてみると
この豆はこの地域で取れた豆。

昔モン族は阿片を育てていたけど
今はコーヒーを育ててる、
とお兄さんは笑う。

わたしも生豆を家で焙煎してるという話をすると
お兄さんが自分の焙煎機を見せてくれた。

モン族のお兄さんは
バンコクに出て
お寺に住みながら
コーヒーの勉強をしたそうだ。

自分の村に戻って
自分の手でコーヒー屋を建て
今は家族でお店をしているのだという。

先ほど一緒に豆の選別をしていたのは
おかあさん。

モン族のうたを聴きたいと言ったら
スマホから
またとても美しい歌をきかせてくれた。

カオの腕に鳥肌がざっとたち
わたしは涙がでた。
その感覚を
言葉もほとんど片言同士の
そのお兄さんと
一緒に共有できたことが
奇跡のような
大切な時間だった。

お兄さんから
新鮮な香りのいい生豆と、
心を込めて焙煎した豆を
買わせてもらった。

夕暮れの時間。
村を出て山を降りる。
山道はバイクで走っていると肌寒いほど。

宿に戻って一息ついて
夜は石川さんと
餃子のうまい中華屋へ。

隣のテーブルの
謎のおじさんが
ずっと水だけ頼んで
こちらを見ていたのが
不思議だった。

夜は
コトンと眠れた。



2018年02月16日(金) チェンマイ3日目

タイ3日目。

朝起きると
昨日まで元気うきうきだったカオが
胃が痛い、、、
トイレに行くとお尻がヒリヒリする、、、
と弱々しくなっている。

朝は近所のおかゆやさんで
お腹に優し目のものを食し

きょうは
チェンマイ旧市街を中心に
お寺巡り。

1つ目のお寺
ワットプラシンにたどり着いた時点で
車やバイクの多さに参る。

お寺の中のベンチで休んでいると
オレンジの袈裟を着た若い僧が
話しかけてきた。

日本語を勉強している
お寺横の仏教系高校の1年生だそう。

日本語の知っている言葉で
一生懸命話そうとがんばる姿が
初々しい。

カオが似顔絵を描いて
渡してあげた。

その後
ワットウモーンまで
トゥクトゥクで往復。

ワットウモーンは
瞑想をするために作られた
洞窟の迷路みたいなお寺。

1番奥にいらした
仏様の場所がすごく好きになって
しばらくその場で過ごす。
静かないい時間だった。

また街に戻って
暑さと車に参りながらも
Tシャツや食材や
いろいろ買い物しつつ
ワットチェディールアンに
到着した頃には
カオが腑抜けのようになっている。

クーラーのきいたカフェで
やすみやすみ
するうちに
日も傾いて涼しくなり

タニン市場に立ち寄ることに。

市場はカラフルで
賑わっていて
心が浮き立った。

市場ってなんで
こんなにワクワクするんだろう!

カオも少し回復。

夜は
日本食を食べて
おとなしく早く寝る。



2018年02月15日(木) チェンマイ1日目〜2日目

チェンマイに到着して2日目がおわる。

カオのギターが
到着せず
遅れて宿に届けてもらう事件や
宿のブッキングがされておらず
とりあえず空いてた
暗い部屋に通されるなどの
トラブルはあったものの
無事に宿到着。

1日目は到着してすぐに
宿で音楽好きの
中国人若夫婦と出会い

歌を歌ったり
ワキカスタをしたりするうちに
夜になり

チェンマイ滞在中の
石川浩司さんと
そのつながりの素敵な方々
私たち含め総勢7名で
タイ北部料理を食しに行く。

わたしはまだ飛行機移動の影響で
身体はタイでも中身が移動中という
状態のところに

うまいものや
おもしろい濃い出会いが重なり
わけのわからない夢のよう。

2日目は
旅疲れがでたのと
部屋が身体に合わず
ゆっくり休めなかったため

元気うきうきな薫に
お付き合いいただき、

まずは拠点づくり。

部屋を変えてもらうよう交渉し
午後には新しい二階の気持ちのいい部屋へ。

それまでは
洗濯をしたり
バレンタインチョコのための材料調達に
スーパーを探して回ったり。

午後落ち着ける部屋で
休憩し、
毎年恒例うんこ型チョコを作って
薫に渡す。

夜はまた石川さんと
素敵おもしろい女優さんと
千人入れるという大規模な
バイキングビュッフェ鉄板焼き鍋のお店へ。

静かな細道の奥に
大きな場所で賑わうスペース。
舞台もあり現地の人たちがライブをしている。
夢の中みたい。

肉や魚や野菜を
好きなだけとって
焼いたり煮たりして食べる。
ビールもある。

そして4人でワキカスタを装着し
バラードの曲で
舞台に飛び入り乱入。

わけがわからず
おもしろかった!



2018年02月12日(月) 出発

昼前にバタバタと家を出て
車で2時間
奄美空港へ。

奄美から那覇へ
1時間と少し。

那覇空港では
沖縄そばを食べたり
オリオンビールを飲んだり
3月のライブについて
議論を繰り広げたり
ワインの試飲をして
ワインを箱買いする暮らしに
思いを馳せたり。

脇の下には
カスタネットを忍ばせ
ここぞというときに
鳴らすことにする。

夫のカオも
脇カスタをしたそうだったので
渡してみると
えらく気に入った様子。

2人して
那覇空港の水槽前で
脇を鳴らしてみたり。

さて、
夜の10時前発の
peachでバンコクへ
向かいます。

久しぶりの海外で
わくわくと緊張感。



2018年02月11日(日) ワキワクワク

以前の職場の同僚が
島を離れることになり
その前に、、、と
家族でうちへ。

1歳男子の
シャイさに
キュンキュンする。

3人を見送った後
旅の準備。

脇カスタネットを
持っていくことを思いついたら
もういろいろな妄想が
ふくらんで
わくわくがとまらなくなる。

眺めのいい場所
美味しいお店
屋台の前、、、
いろんな場所で
ワキを鳴らしたい。

現地の人たちと
一緒に鳴らせたら最高!

家中のカスタネットを
かき集めたら12個。
それとゴムを
トランクに仕込む。

うしし。

夕方
お向かいのおばあと
ジャガイモ掘りに行って
かぼちゃとジャガイモを
いただいた。

夜は
かぼちゃとジャガイモと
冷蔵庫のもの大掃除で
ご馳走になった。



2018年02月10日(土) 1日の時間がながい日

対岸の集落節子の廃校を利用した
わくわく企画が動き出している。

朝から
近くの町へ夫を仕事に送り
買い物をして

節子の学校をのぞきに。

思いがけず
泥染め体験をすることになる。

その辺の山の土をとってきて
それで染める。
鉄分の多い赤い土。

濃いオレンジピンクの
鮮やかな色に染まる。

1時間半の
素敵な旅。

それから
お向かいのばあに
買い物をお届けに。
いただいたキャラメルで
歯の詰め物がとれ。

夫と待ち合わせして
お昼を食べ。

ドラムの友と
わくわく
初音あわせをし。

急いで予約した歯医者で
とれた詰め物の下の虫歯を
宣告され。

しょんぼりしたまま
ばんめしやさんで
3月のライブの打ち合わせと
なつかしい方と再会おしゃべり。

そこに電話がかかってきて
夫が頼まれていた仕上がった絵を
お届けに行くことになり。
そのご親族の集まる
にぎやかな宴に
参加することとなる。

帰宅後
明後日からの旅の準備を。

なんとも
出会いと冒険に満ちた
1日であった。



2018年02月09日(金) 春の気配

地球が動いてる
日本も動いてる
奄美も動いてる

がたがたと
大きな変化が
やってきている。

わたしも動いてる。

仕事のやり方が
急激にかわった。

子どもたちに
伝えたいことが
あふれてくる。

伝え方が
下手すぎて
うまくつたわらなかったり
時にはうまくつたわったり

思考錯誤しながら
管になろうとしている。

本当に大切なことを
大切にすること。

自分の中心の感覚に
耳をすますこと。

みんながもっている心は
まぎれもなく大自然の一部だ。

コントロールなんて
できやしない。



食卓は春の気配。

アオサ、菜の花、長命草、
キャベツ、ハコベ。

そして今年も君にあえた。


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はたさとみ [MAIL]

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