バリから 帰ってきてしまいました。
つがいの鳥は 満天の星空に はばたいてゆきました。
鳩くらいの 大きな鳥だったので 手づかみするのに 苦労していたけれど
ちゃんと 空にはばたいて ゆきました。
三日月が 日本と反対向きに かけていて
北斗七星も 反対むきに まわっていました。
天の川が くっきりと みえて
ほんとうに 川がながれているのかと おもいました。
最後の日の朝の アグン山は くっきりと 姿をあらわしてくれて
もう 植物も鳥も虫も 山も風も太陽も 緑たちも みんなみんなが 強い気配で生きていて
みんなと お別れするかとおもうと 涙がでそうでした。
空港に行く前に 大好きな海辺に よってもらいました。
山からおりた神様が マンディー(水浴び)を するという海辺。
黒い砂で 広い空で 裸足になって お祈りと約束を しました。
約束の石を いただいたので これを大切に 日本で がんばろう
そうして また バリに もどってこよう
と 誓いました。
*
日本は 雨です。
いろいろなものが 洗い流されるような 雨です。
日本の風景をみていると グレーの国…という言葉が でてきました。
きのうまでの カラフルな そこらじゅうのものが 生き生きとした国との ギャップに 少し戸惑うけれど。
わたしは この国にくらす ジャパニーズです。
この日本での 2012年の すてきな春を つくってゆきます。
今年は 変化の年に なりそうです。
きのうから この村にきている。
わたしのだいすきな村。 アグン山がみえる村。
きのうは、 バンリのバリアン(シャーマン)に会い、オダラン(お寺のおまつり)に行った。
どしゃ降りで。
バンリからシドゥメンの 真っ暗闇の道で 事故になりかけたけど 車がパンクしただけで 助かった。
みえるもの みえないものの 支えを 感じた。
今日は ひょんなことから ひとりベモに乗って 街の市場につがいの鳥を 買いにいく羽目になる。
つがいの鳥は 今夜夜中に 空に放つのだ。
夜は 手相をみてもらい トゥアックという お酒をまわしのみしながらうたいおどる。
ポンポンと 歌った。
みんなあったかく 人間も山もアヒルも 植物もみんな
あったかく、
心がみたされるって こういうことかと おもう。
地球とつながっている 安心感。
いま 昼間の暑さがうそのように 肌寒い。
ダウンがほしいくらい。
真夜中まで あと一時間。
鳥を空に放つまで あと一時間。
バリにいる いろんな人と出会い 語り 大切なメッセージを いただく日だった。
アルバムジャケットを 描いてもらいたいと思える人にも 出会うことができた。
その すてきな おじいちゃんは CDというものを しらなくて
長時間にわたる 辞書みせながらの 身振り手振りも つうじなくて
とにかく またくるから 描いてほしいと お願いして 握手してお別れした。
必ず 来なければ!
いいもの つくらなければ!
いろんな人から いまの日本に必要な メッセージを いただいている感じがして
わたしは ちゃんとバリからいただいているものを カタチにしようと 心に誓った。
あと 英語がうまくなりたいと 強く思った。
まず 日本の『ふつう』の縛りから わたしが 自由にならんと はじまらんな。
すこしずつ バリの濃い空気に カラダがなれてきた。
最初は 日本とのギャップに 感覚が慣れず カラダが重かったのだが
だんだん バリモードに。
今日は たくさん歩いて たくさんのアヒルに会った。 人生で最多の アヒルカウント数。
そして きのうわたしが 恐怖のいぬ攻めにあった場所が “でる”場所だったことが ひょんな会話から 判明した。
どおりで……。
と鳥肌がたつ。
バリには みえないものたちが あたりまえに そこらにいて
それをふまえて 振る舞うことが 必要だ。
日本にいると そういうことが 感じにくくなってしまうが
バリにいちにちいると カラダが 思いだしてくる。
本来 人間のカラダは そういう感覚を 持っているものなのだと思う。
みえないものたち 自然の中にいきている ものたちを
日本は 忘れてきたのだと 思う。
すべて 人の手でコントロールできる なんて錯覚してしまうのは いかん。 いかん。
アブナイ アブナイ。
自然のいきものたち みえないものたち 人間 みんな同じレベルで 存在しているのだと思う。
というか 人間はむしろ 下かもしれない。
バリに来ると いつも それを実感する。
みえないものたちに 自然のいきものたちに ちゃんと 敬意を持って つきあっていきたい。
ビンタンビールを飲みながら 虫&カエルたちの声に圧倒されながら
そんなことを 考える夜です。
バリの夜道 迷うはずのない道に迷い、 恐怖の犬攻めの洗礼をうけ、 汗びっしょりになったけど なんとか無事に バリにいます。
いま、まどから カエルとか ありとあらゆる虫とか 妖怪とかの 声の大合唱がきこえます。
天井ではファンがまわっていて わたしはふたつのベッドをひとりじめ。
明日は早起きして ヨガです。
あしたからバリ。
いくつかの 目的。
きもちのよい 場所でヨガをすること。
バリから戻ってきてから つくるアルバムのジャケットを かいてくれる すてきな絵描きさんを 探して出会うこと。
そのアルバムの曲の イメージをふくらませること。
バリの音楽とお祭りを 味わうこと。
お祈りをすること。
2012年春からの 活動についてイメージして 心身の準備をすること。
いつも お会いするバリアン(シャーマン)の方に 会うこと。
たのしみだ。
バリから へそおもいを かけるようなら かこうとおもう。
2012年03月23日(金) |
ざあざああめのかえり道 |
ひとつ おわった。
お別れの 季節。
あめが ざあざあ ふっていて
おうちに かえっても やることが たくさんあって
しみじみ している暇は ないのだけど
この 出会いを 大切に しよう と
心の中で 誓う。
虹色がゆれる シャボン玉みたいな 玉のなかに 大切に いれておこう。
シャボン玉みたいな 玉だけど ざあざあ雨でも きえないよ。
夜ごはんは ぱぱっと パスタに してしまおう。
*
あ、そういえば。
きのうは わたしだったけど
今朝は 相棒が 朝4時半から トイレに こもっていました。
わたしのが うつったみたいです。
トイレのレバー さがらんかった?
ときくと
さがらんかった。
やって。
2012年03月22日(木) |
トイレのレバーがおりないくらい |
朝5時から 腹いたとゲーリーで めがさめる。
どうも さえない はじまりの一日。
あやうい おなかをかかえつつ 年度末の仕事に おわれ げっそりする。
ちょっと おそめの 晩御飯に
やっと ゆっくりして
うめとしょうがのはいった おうどんを いただいて。
おちついた。
相棒に
おなかが こわれて 大量に 内容物がでたので すごいやせた
という話をする。
すっごい 一瞬で 体重がへったとおもう。
だって トイレのレバーが いつもなら じゃーって 軽く流れるのに
きょうは レバーが どんだけ力入れても さがらなくて 手がぷるぷるって震えるくらい やったもん。
と話をしたら
ふうん ようでたんやねえ
で すまされた。
レバーが さがらない ってところに 気づいてもらいたかったんだけど。
わたしって やっぱり わかりにくい のかしら。
ここまでかいて もういっかい よみかえしてみたら
ちょっと きたない日記になりました。
ごめんなさい。
朝から すごく会うのをたのみにしていた 人に会う約束を すっぽかしてしまう。
あまりのショックに 自分のスケジュール管理の へたくそさを
せめる。
でも
せめても 仕方がないので
ひとまず 白い紙に 気になっていることや とりかかっていること やりたいこと やらねばなこと など ありとあらゆる おもいつくことを かきだしてみた。
いろいろ ぬけているところを みつける。
たのしみな気持ちも ふえる。
ちょと いろいろやりすぎ のような気もする。
でも こうやって たちどまって 整理できて よかった。
はやねはやおきして 体調も たてなおさねばと おもった。
そんな わたしの気持ちもしらず
太陽は今日も 美しい陽射し。
畑にいって えんどうまめの棚を ポールと麻ひもで つくってあげました。
えんどうたちの棚
おおいぬのふぐりが じゅうたんみたいに咲いていました。
小人にとってはきっと 天国のお花畑です。
春分の日なので 庭のよもぎを つんで
よもぎもちを つくりました。
よもぎは トリカブトと 似ているときいたので
どきどきしたけれど
こうして 無事に 生きて へそおもいを かけているので
ちゃんと よもぎだったみたいです。
おもちをたべたのが 夜の7時ごろで
相棒もわたしも おなかがいっぱいになってしまい
そのまま 晩御飯を たべないで
いまに なってしまいました。
わたしは 部屋の片付けの スイッチが はいってしまい
猛烈に いらないものを 捨てています。
はじまりの 春です。
先日 畑にいったら 管理人さんが
ほらほら さわってみて あったかいでしょ
と
木箱につまった おがくずみたいな 土を指さす。
さわってみると やさしいあたたかさ。
これは酵素のおがくずと 土を混ぜたもので 熱は発酵しているときに でる熱なのだそうだ。
無理やりつくったものではない ひと肌のような いきもののあたたかさだ。
夏野菜の種をポットにうえて この上にならべて 発芽させるのだという。
いいですねえ これをベットにして ねたら気持ちいいでしょうねえ。
とわたしがいうと
酵素風呂 近くにありますよ。
そこから このおがくず もらってきたんです
と。
地図をみると 自転車で 行ける距離だ。
これはいってみなければ!
と
そんなわけで、 本日の大イベントは 酵素風呂体験であった。
酵素風呂のお店は もう20年くらいになるらしく 昭和の香りのする デザイン…。
店内に入ると ぬか漬けのような 香り…。
まずは ほうじ茶に 酵素をいれたもの…という すごく不思議な味の甘いお茶を いただく。
そして 脱衣所に案内してもらい
素っ裸の上に 簡単なパジャマみたいな ものを着て
いよいよ 酵素風呂に。
引き戸をあけると そこは、 昭和の温泉宿の大きな宴会場の 床が砂場になったような ふしぎな空間であった。
低い天井には 造花の桜や植物、 なぜかお花見のぼんぼりみたいなのが つるされている。
男性のスタッフが スコップで穴をほり 女性のスタッフが わたしのカラダに 酵素のエキスをすりつける。
そして 酵素おがくずの穴の中にはいって 顔以外の部分に 酵素おがくずがかけられる。
ちょうどよい 重さとあたたかさ。
これは… なかなかよいかもしれない。
発酵した菌たちが 何百何万と わたしのカラダのまわりに いるのだ。
菌たちに よろしくと全身の肌で あいさつすると 菌たちが よろこんでいるように 感じる。
他にはいっている おっちゃんたちをみると ちゃいろのおがくずのなかから 顔だけがでてならんでいるので なんだかおもしろい。
きっと 自分もあんなのだろう。
15分ほどすると もうほかほかで 汗をかいている。
最後に 半身浴をすこしして 背中におがくずを すりつけられて おわり。
それから シャワーでながして お風呂につかる。
あがると 冷たいおしぼりや イオンのお水が 用意されていて ゆっくりできる。
なんだか 日常から 脱して 少し前の時代に タイムスリップしたような ふしぎな 気分だ。
なぜか黒糖焼酎が たくさん売られているので きいてみると
社長さんが 奄美出身とのことであった。
スタッフの人たちが みんな素朴であたたかいのは 奄美リズムだからだろうか。
帰りは 車で 家の近所まで おくってもらった。
今度は 二日酔いの時に いってみよう。
ドラマセラピーの ワークショップへ。
参加する前は なんとなく苦手意識が あったのだが
参加してみると たのしくって 苦手どころか 大好きかもしれない とおもった。
子どもの頃 お友だちと ごっこ遊びをしたのと おなじ
大人のごっこ遊びだ。
宇宙船にのって 月にいったり ハワイにすんだり 8人子どもを育てたり した。
うまれたての仔馬のものまねをする人や ゲロをはくひともいた。
それが とても 深く楽しく 大笑いで
やっぱり あそぶって ええなあ…と あらためて思う。
夜そのまま スタジオで ソラネコ練習。
ひるま おもいきり あそんだせいか
よく声がでたし メンバーみんなの感じが よくみえた。
あそぶって 生活の すべてに いい影響を あたえるような 気がする。
もっともっと あそびたい。
あそび人に なりたい。
雨の日。
初夏のワークショップの うちあわせ。
テーマがおりてきた。 前回の「うんこ」の次は「声」だ。
声。
声について いろいろ ぼわぼわ 考えながら
あっという間に 時間がすぎる。
また おもしろいことに なりそうだ。
*
やりたいことは たくさんある。
わたしは 欲張りだから あれもこれもと いつも いろいろな やりたいことが 行列をついて まっている。
だけど 自分のエネルギーと時間が なかなか ついていかない。
そんな 状況のなかで
ふと
バリの旅から 戻ったら…
ソロ活動を また再開してみようかなあ…と いうおもいが
ふってきた。
エネルギーが たりなくて きりかえが たいへんで 本格的なソロ活動は しばらくお休みしていた のだけど。
いろんなことが また やろうよっていう 流れになっているような 気がする。
長く続けている 専門の仕事をもっていたり サンキャッチャーをつくったり スパイスの効いたカレーが好きだったり のぐそしたり シャーマンをたずねる旅をしたり 山あるきしたり 飲みすぎたり いろいろなことを やっているけれど
でも わたしは うたうたい なんです
って
大きな声で いいたいなあって おもった。
わたし いろいろやってるけど
うたうたい なんです。
一見 みえにくいけれど
軸は いつも
そこに あるのです。
2012年03月16日(金) |
新鮮じゃなくなるんだよ |
あっというまの いちにちだった。
いそがしいけれど いそがしいと 感じないようにして
目の前のこと ひとつひとつ とおもいながら
すこし はりつめながら 動いている。
来年度から ひとつ 仕事がかわるので
これまで 毎週のように 会っていた人と
あえなくなるのは さみしいなあ…と おもいながら
その人との 時間を たいせつに すごす。
でも べつに 仕事がかわらなくても
会う人会う人の その瞬間のその人は そのときしか ないのだから
いつも こんなきもちで ひとと会って すごせたら すてきなのにな
人間って やっぱり
慣れたり あたりまえだと 感じちゃったり するんだよなあ
これ 年になんかいも おもってるよなあ
なんかいも おもってるけど やっぱり 新鮮じゃなくなるんだよなあ
うんうん そうなんだよなあ
と
なんども おもう。
それにしても きのうつくったスープに ひやごはんをいれて リゾットにしたら
はてしないくらい おいしかった。
きのう 早起きをしている人の 話をきいて
わたしも勢いがついて きょうは早起きして 畑へ。
冬の朝は寒いし暗いし 朝畑にいくのを やめていたけれど
そろそろ またはじめても いいかもしれない。
今朝は 小さいブロッコリーを ふたつ収穫して
朝ごはんに いただいた。
あまくて ええ 味だった。
夜は 仕事の帰り道に 友からメールがあり
西の空に 金星と木星が よりそっているという。
いそいで 遠回りして 空がひろくみえるところにいく。
ふたつの ひかるほしが よりそっているのがみえて
その右下に 白い梅の花が みごとに満開だった。
街のなかだけれど その空間だけ 神秘的にみえた。
はじまりと おわりの すてきな 一日だった。
朝 布団の中で ぼおっとしていたら 相棒(タケシ)が
「はい」と
茶色い紙袋を 目の前にだしてくる。
昨夜は 南風バイトで ぱあっとした気持ちになって いつものごとく 帰り道に ご近所の日本酒のお店に ふらりと入って 結局 おそくまで のんでしまったのだっけ…。
おもたい頭で ぼおっと おもいだしながら
なんとなく ひんやりとした 紙袋をながめてみる。
紙袋には
「特濃タケシ100.0」とかいてある。
ああ、そうだ。 きょうは白い日だ!
急に目がさめる。
わたしは 「特濃ミルク8.2」の飴が 大好きで 山にいくときは いつも特濃ミルクなのだ。
特濃タケシは 特濃ミルクの 仲間なのだろう。
手作りの キャラメルっぽいものが たくさん入っていた。
ひとつ なめてみる。
味も ふしぎな キャラメルっぽい。
これが タケシエキスなのだろうか。
やたらと 歯にまとわりつくところも タケシエキスなのだろうか。
これが特濃タケシです。
貴重なエキスを ありがとう。
***
ちくちくさんに 新しいサンキャッチャーを 納品してきました。
よかったら サンキャッチャーたちと お話しにいってみてください。
ちくちくさんの中は いつもゆったり あたたかで たのしげな空気が ながれています。
http://tiku3.exblog.jp/
2012年03月12日(月) |
ただ一緒に存在することが |
11月にしたのぐそと 感動の再会を果たす。
木の根や虫たちや 菌類たちと 楽しそうに暮らしていた。
トイレだと じゃーっと流されて やたらと電気を使う 下水処理場で処理されて しまうけれど
こうして いろんな仲間と 共存しながら 土にかえっていくのは いいなあと 思った。
わたしも 死んだら土葬が いいなあ。
山は 晴れているのに 雪がちらついて 光が 美しくて 夢みたいだった。
次の初夏の ワークショップ どうしようかと 話す。
きょうのうちあわせでは まだぴったりとした イメージがおりてこなくて 祈りをとばす気持ち。
そのあと 京都からきた 友ふーふと ひさしぶりに会う。
ゆらゆらと かたりながら ぱくぱくと おいしい鍋をいただき
これまでのこと これからのこと いろんなことを ふわふわと おもった。
お酒を ちびちびのみながら
みんな ただ 一緒に 存在することが うれしいなあと おもった。
家にかえると 金沢の友だちから
リフォームを おねがいしていた パンツがとどいていて
それが あまりにも すてきで うれしくて
そえられている 言葉たちも あたたかくって
胸が きゅんとして
目から 涙がでながら しみじみと よろこんでいる。
ありがとう。
バリ旅で 着るね。
2012年03月11日(日) |
希望の音がきこえるよ |
ヨガの先生が いまインドにいっていて インド時間朝5時から プージャ(お寺でのご祈祷)があるので よかったらご参加ください とメールがくる。
日本時間では 朝の8時半。
きのうの山のリュックとか 脱ぎ捨てた服とかが 散らかっているところに よいしょよいしょと 即席で スペースをつくって ヨガマットをしいて
瞑想の時間。
清々しいきもちで きょうは はじまった。
朝はぴかぴかのお天気で ふとんを干して 洗濯を2回する。
それなのに 3時前から 急に雨がふりだして
空が泣いているみたいだった。
いろんな涙が まざっているようだった。
その向こうの 遠くの方で かすかに 希望の音が 聞こえてきた。
カラダが とってもだるくって
だけど 腹をすえて 3.11のサンキャッチャーをつくる。
「希望の音がきこえるよ」 という名前のやつにした。
今日届いた インドの真鍮の鈴を 4つつかって
とっても いい音がする。
夜は 久しぶりに 5人そろった練習で
最近の新曲 「オレはゲンパツオ」を うたった。
山にのぼる。
雪が降って 霧がかって 手がかじかんで お弁当の 卵焼きが おはしで つかめなくなる。
だから 手でたべる。
でも さいごは 温泉にはいって あたたまって
おともだちの やっている おいしい おいしい 鶏屋さん トリカーナ にいって
ワインボトルを 2本あける。
トリカーナは ほんとに おいしくて センスが きもちよくって たまらない。
電車で うたたねして おうちにかえって
いま へそおもいを かいている。
温泉は 有馬温泉。
竹細工のお店で 「頑固な職人が… 一本一本丁寧に 削りあげました…」 という 耳かきをかったので
快適耳ライフを これから おくれる 予感がする。
先日 酔った勢いで ゲロニカというミドルネームをもらい、 通称ゲリーと名乗ることに なっていたのだが。
本日は ホンモノのゲリーだった。
1時間ごとに トイレにかけこむ。
お茶を一口のもうものなら 一発でトイレ行き。
昼食も食べず おやつも食べず
おなかのようすに ふりまわされる いちにちであった。
Iam Gelly!
仕事の帰りに ともだちにサンキャッチャーを 渡す約束をしていて 久しぶりに会う。
わたしが あたたかい日本酒なら 飲めそうだ…と リクエストすると
よく行くという飲み屋に つれていってもらった。
あたたかい日本酒と おでんの大根と 豆腐をちびりちびりと おそるおそる いただいてみたが
なんと さっきまで あれだけゲリーだったわたしが トイレにいきたくは ならなかったのだ。
やはり 日本酒は 殺菌作用があるのかもしれない。 ほんとうに効いたような気がする。 コーフンの大発見であった。
サンキャッチャーは 彼女の分と 彼女のお友だちの分と。
体調を 崩されているお友だちへの プレゼントに…と 声をかけてもらえて うれしい。
心をこめて 祈りをこめて つくるために
やっぱり わたしは 自分が シンプルに いい状態の自分で いられるように がんばろうって おもった。
小一時間飲んで ふたりで1200円
きゅっとつまった あたたかい時間 だった。
せわしない一日。
いろんな人に会って 話をしたが
なんとなく もやがかかっているような 水の中にいるような 感覚の日だった。
バイオリズムなのか 満月だからなのか 本当に世界にもやがかかっているのか。
わたしは ときどき こういう感覚になる。
昔は クリアになれない 自分の感覚に 腹をたてていたけれど
最近は どうしようもない こういう日もある とおもえるようになった。
このもやがかった状態の中で いちばんいいことを できたらそれでいいや とおもえると
すこしだけ もやの重みも 軽くなる。
帰り道に 大好きな雑貨屋さんによって バリの旅で着るための ゆるゆるのパンツを2つも 衝動買いしてしまった。
もやの中ながらも うきうきした。
きゅうくつな 仕事の服をぬいで ゆるゆるパンツを 試着したときに
わたしは おもいっきり 手足をのばして くねくねと おどりたいのだと おもった。
急にあたたかくなったので 小さな野菜たちが 小さなまま花芽がついてきたので 小さいのを急いで収穫。
小さいほうれんそう 小さいこまつな 小さい春菊 小さいかぶ
かわいい。
小さい春菊についた アブラムシを食べに 大きなテントウムシが やってきていて あまりに テントウムシらしい みごとなテントウムシだったので
そこの春菊だけ 残して 春菊の花を 楽しむことにした。
はたけの管理人さんに ひさしぶりに会えて いろいろ 教えてもらえて うれしかった。
そして こんど 畑においてある 物置きのシートに 絵を描こう!という話になり わくわくする。
ペンキで 大きな絵。
楽しみだ。
小さなカブたちの一部は 塩麹漬けに。 ホウレンソウは炒め物に。
小松菜と春菊と 小さなカブたちは シンプルなお鍋に。
おいしくて しあわせな 晩ごはん。
ごはんが終わったら
なんだか 調子にのって 台所をピカピカに 掃除してしまった。
たのしく よっぱらって 帰り道に 発見した。
ダウンの腕と 腰がすれたときの きゅきゅきゅという きもちのいい音を。
家の玄関をはいる前に 相棒がいる窓をたたいて 窓をあけてもらう。
そして ダウンの腕と腰を すれさせて 演奏する。
相棒は 窓のうちがわから しばらくきいて
「はいわかったから…家にはいれば…」と あきれたように言うが
ちょっと 芸術をわかっていないと おもう。
家の中に入って 相棒のいる部屋にいって もういっかい 演奏する。
が あまり 感動した様子がない。
わたしは とても 感動しているのに。
それで しょんぼりと いま へそおもいを かいている。
ダウンの腕と腰が すれる音は かわいくて 芸術的だとおもう。
相棒も 本当は ちょっと いいと おもっていると 思う。
掃除をしていたら ノートがでてきた。
表紙を自分で コラージュした 小さなノート。
昔 未来日記を書こうと おもって準備したノート。
まるで 今日のことのように こんな風になったらいいなあ ということを書くノート。
ちょっとよんでみたら わくわくしてきた。
その日記の中のわたしは 大きな木が窓からみえる 気持ちのいいおうちに住んでいて きもちよさそうで たのしそうだ。
読んでいて わくわくするのは ええなあとおもって
そのノートをもって 近所の喫茶店にいって
日記のつづきをかいた。
昔よりも 今のほうが
こうなったらいいなあ…とか こんな風に生活しよう…というのが 具体的にたくさんある気がした。
相棒のことや 音楽のこと バリのこと 家族のこと 友だちのこと…
いろんなすてきな映像が あたまにうかんできて それを書きなぐった。
そのページの最初には 年 月 日 と、日付を空白にしておく。
それが 現実になったときに 日付をいれたら おもしろいなあ…と おもったのだ。
昔かいた未来日記 ふたつ 叶っていることが あったので。
かいていたら 叶っていくのかもしれないと おもった。
というか…
叶った未来にいる 自分が いまここにおりてきて 書いてくれているので
もうすでに 叶っている そんな未来が 存在しているような 気がした。
夕方 友だちが サンキャッチャーを 買いにきてくれた。
サンキャッチャーを プレゼントしたい人がいて ひらめいた…と連絡を くれたのだ。
こんど納品しようと思っていた サンキャッチャーのうちのひとつを 梱包してお渡し。
そのまま お茶をのみながら 小さなサンキャッチャーをつくる会が はじまった。
だれかと サンキャッチャーをつくるのは おもしろい。
わたしが選ばない パーツの選びかた 配置の仕方 その人らしさが でていて わくわくする。
雨降りの日の おうちのなかで。
心が軽く ふわふわとなるような 月曜日だった。
ああ
ナイフみたいな言葉を 話せる女になりたい…。
2012年03月03日(土) |
ひなまつりだというのに |
午前中に髪をきって 午後から仕事にでる。
空気は はるめいているけれど
カラダの細胞が どうも 元気がない。
特に 胃腸の細胞や 目の細胞や 脳細胞の 元気がない。
仕事が 早くおわったので
誘われたけど 断っていた飲み会に やっぱり いこうかなあ どうしようかなあ
と まよいつつも
きょうは カラダの元気がないから おうちにかえって ここは しっかり カラダをやすめよう
と決心する。
そうして 駅のホームを あるいていたら
その飲み会に 声をかけてくれた 友だちにばったり 会った。
神様が わたしの決心を ためしているかのような タイミングだ。
たのしそうな わらい声がきこえる 飲み屋さんの まんまえまで 一緒にあるいて
わたしだけ 決意をかたく おうちにかえる。
おうちにかえってからも みんなの楽しそうな声を おもいだして
ちょっと 心がうごきながら
春の野菜たちのみそ汁と 菜の花の煮たのと 麹納豆で 晩御飯にする。
味噌汁を おかわりして
お番茶を たくさん飲んだ。
今夜は早ねだ ひなまつり。
なまぬるい雨。
仕事から かえって ご飯を食べて
どうもさえない 気分なので けん玉の練習をする。
中学くらいの頃 “もしもしかめよかめさんよー” のうたにあわせて トントンとリズムよく するやつが
わたしと 隣の家の小学生との間で はやっていて
当時 すごく練習した。
スケバン刑事みたいに ヨーヨーで相手を倒したり ビー玉でワルモノをやっつけたり するみたいに
けん玉を自分の 武器にしようと おもっていた。
「けん玉のおさと!」と ポーズを構えてから
ワルモノの急所を けん玉でノックアウトだ!
とおもっていた。
が
けん玉のおさとになる前に わたしは大人になって けん玉をさわらなくなっていた。
最近 けん玉が好きな友だちが けん玉を大量購入するとのことで 一緒に買ってもらって
十数年ぶりに マイけん玉を手に入れた。
無垢の木のやつで かなり 気に入っている。
昔すごく練習した 「もしもしかめよ…」のうたのやつは 「もしかめ」とよばれる技だとわかった。
結構カラダがおぼえていて いまでもすぐできるようになった。
ほかにも いろいろ技があるみたいで 友だちがメールで送ってくれた 基本の技の画像をみて ひとつひとつ順番に練習している。
いまは 「ふりけん」というやつを ひたすら練習している。
100回に1回くらい 偶然にうまくいく。
ときどき 2回つづけて できたりするが
またぜんぜん できなくなる。
木と木が ぶつかりあう音
同じ動き。
つかれた頭が ふわふわしてきて
足の裏が 汗ばんできて
なかなかいい。
冷え性も なおりそうだよ。
3月になったというのに どうもカラダが重たい。
昼休みに 黄色いバラを一輪買って 職場のテーブルの上に飾る。
黄色いバラは わたしの大好きだったおばあちゃんが 大好きだった花だ。
黄色いバラが 一緒にいると すこし 気持ちがおちついて すこし カラダも 落ち着いてくるような 気がする。
仕事を終えてから 仕事がらみで出会った 仲間たちとの 飲み会。
久しぶりに会う人 よく一緒にあそぶ人 3年ぶりに会う人 みんなの顔が なつかしくうれしく
よく笑った。
みんな それぞれの場所で いろんなことを 感じて いろんなことを がんばって いるのだなあ…と しみじみと した。
先日の二日酔いで 懲りていたので
一杯目の日本酒から お水を一緒に飲んだら
こんなに 遅くまで飲んだのに(終電) ぜんぜん 酔っ払っていない。(つもり)
酔っていないのがうれしくて 念入りに耳かきをした。
|