1日中 バリの竹のガムランのCDをききながら 家にこもってパソコン作業。
頭の中に バリの風景が いっぱいになって
あたまが ぽやぽやしている。
こんな日に 晴れていたら 悔しいなあと 外をみると
くもり空で よかった。
*
水曜日 ぴかぴかに晴れた日
大好きな絵描きの 山口マオさんの 展覧会にいった。
震災以降 関東にいったのは 初めてだったけれど
やっぱり なんとなく 街や人の空気感が 関西とちがう気がして
それが以前からなのか いまだからなのか わからないけれど
わたしの頭の中で なにかがずれるような なんともいえない くらくらするような ふしぎな感じがした。
展覧会は 25周年記念の企画展で 300点もの作品が 展示されていると。
ギャラリーの 入り口をはいったときから 胸がときめいた。
1階も2階も ぜんぶマオさんの絵が 展示されているのだ。
マオさんの絵を みていると 不思議ななつかしい感覚になる。
絵のひとつひとつが 別の世界の入り口で その向こうに ひろがっている世界のにおいや感触が とても心地がいい。
その世界からの 声や音やにおいに 感覚を集中しながら いろいろな想像をする。
そうしていると 子どもの頃の時間の流れと まざるような ぼわんとした感覚になる。
これまでの 絵本や雑誌や本の挿絵も 壁一面に
絵本のラフまでも おいてあったりして
マオさんが 積み重ねてきたものが ずっしり 楽しそうに集まっていた。
カラダをつかって 生きる!ということを 感じた。
2階の奥の部屋では、 マオさんが手掛けたCMと一緒に ソラネコのパンツ100枚も流れていて 自分の声がきこえてくると ちょっと落ち着かない気持ちになった。
でも うれしい。
しばらくしたら 海の香りをまとったマオさんが やってきて
その場で 3曲うたをうたわせて いただいた。
ひとりでうたうのは ひさしぶりだったけれど
お客さんの力をかりて 子どもたちが 一緒になりものを ならしてくれたりして
たのしく うたえてよかった。
ああ いい一日。
すばらしい人に 出会えている 人生に感謝だ。
ありがとう。
*
わたしも カラダをつかって 生きなくちゃ。
人生の時間は 限られているから。
今年は 創ろう。
ゆっくりでも ひとつひとつ 自分のペースで できることだけして
でも確実に カタチにしていこう。
まずはバリの本と バリのアルバム。
たのしいことで 人生を うめつくさなくては。
パンツ100枚
映画「玄牝」を観にいった。
自然出産を題材にした ドキュメンタリー映画である。
出演されている 80歳の吉村先生が 車いすでこられて 会場の人たちとの お話会もあった。
映画では 吉村医院で出産すると決めた 妊婦たちのさまざまな思いや 畳の上での出産のシーン そこにたちあう家族たち 吉村先生自身の生き方
生と死の間の人生の物語が 空や木や風や太陽の気配の中に やさしくつつまれていた。
*
今朝めざめたときに ふとおもいだした風景があった。
曇り空のした つづく一本道。
なんともいえない さみしい気持ち。
母が双子を妊娠したのは わたしが4歳の時だった。
母のお腹が大きくなっていく様子を 身近に感じていた。
「うごいてる?」といって さわったり 耳をくっつけて 音をきいたり
4歳のわたしは わたしなりに とても楽しみにしていた。
だんだんお腹が おおきくなってきて もうすぐ生まれるんだよ というのをきいていて
わたしの わくわくも どんどん大きくなっていった。
そして ある日
もう生まれる!という段になって 母は父につれられ 病院にいってしまった。
わたしも 一緒にいきたくて いきたくて
だけど
「さとみは おうちでまっていなさい」
といわれて 祖母に手をつながれて
父と母の車を 見送った。
車がみえなくなっても しばらくそこにたっていて
そこには 曇り空と 父と母がいってしまったあとの 一本道。
父や母と一緒に 楽しみにして 待ちにまっていた 一番大切な瞬間を
わたしだけ みせてもらえない という
仲間はずれの さみしい気分だった。
子どもだから という理由で 対等に扱って もらえなかった…という 気持ちだった。
あの気持ちを わすれていたけれど
今回の映画をみて
出産という 神々しい瞬間に たちあっている 小さな兄弟たちをみて
うらやましいなあと おもったのだ。
それで 今朝 あの風景と あの気持ちを おもいだしたのかもしれない。
数日後 母が病院から 戻ると
おなかの中にいた 双子は
ひとりは赤ちゃんになって わたしの妹として おうちにやってきた。
もうひとりは 青い小さな骨壷の中に入って やってきた。
青い骨壷の中身を
みたくてみたくて
みせてと たのんでも
ダメだと言われた。
大人はみているのを 私は知っていて
なんで こどもだからって だめなんだと
またもや さみしい気持ちに なった。
両親には いろいろな おもいや いろいろな 理由は あったのだろう。
でも
こんな 近くに いたのだから
ちゃんと この目で
命がやってくる 神聖な瞬間や 命がなくなるということを ちゃんと みて 感じたかった。
ちゃんと かくさずに みせてほしかった。
対等に 扱って もらいたかった。
そう おもった。
いまの日本の生活では 死について ふれたり 味わったり する機会が 極端に少ないように おもう。
いま自分が ここに存在して 生きているとは どういうことか。
死ぬこと 生きること
それは 人間が コントロールできることではなく
それを つかさどっている 大きな流れが あるということ。
もっと そこに 目をむけて 感じながら 生きていきたいなあと おもう。
舟のかたちの お月さま
ひくいお空に 笑いがお
だれをのっけて ゆくのでしょう
どこへゆられて ゆくのでしょう
*
仕事の帰りみち ピリリと冷えた 空の真ん中に
細い月が きれいでした。
2012年01月24日(火) |
新年がはじまりました |
昨日は旧暦の元旦だったので 我がみつりんハウスでは 久しぶりの新月会。
近所のお友だちと 2012年をテーマに 作品をつくって
即興祈りをした。
お祈りするときに 部屋の真ん中に ボリビアでかった アンティークの布をしいて
その上に お花とか ペルーで買った地球石とか ろうそくとか 線香とか 作品とか をのせて
即興祭壇みたいのを つくる。
お友だちが かえった後も
そのまま即興祭壇の ろうそくをつけていて
お風呂もまっくらなので ろうそくをつけて
せっかくだから 枕もとのろうそくもつけて
こうなったら お部屋を真っ暗にして。
そうしたら なんだか 時間の流れがかわって
自分の家じゃないみたいな 不思議な気分になって
新月会の 静かな気持ちの 余韻もあって
昨夜はいい気分で ねむりについた。
2012年 いい年が はじまるよ。
きょうは だいすきな ホルモン鉄道さんと ライブをしました。
おなかが 筋肉痛になるくらい 笑いました。
ばかばかしいっていうことが なんてすてきなんだろうって おもいました。
いっしょに すごしたみなさんや 気持ちをとばしてくださった みなさん
ありがとうございます。
いきててよかったって おもえることが 人生で たくさんもてたら いいなあ
まいにち そうおもえたら しあわせやなあ
あ でも たまにやから しあわせ なんかなあ
とか いろいろ おもいました。
でも きょうは まぎれもなく しあわせな いちにちでした。
ありがとうございます。
実は 風呂の電気は 2週間くらい前から こわれている。
蛍光灯をかえても つかないので どうやらベースが 壊れているみたいだ。
わが家は ふーふともども めんどくさがりなので
いまだに 大家さんに連絡しておらず。
わたしはろうそくで 相棒はまっくらなまま お風呂にはいっている。
ろうそく風呂は ろうそく風呂で 雰囲気があって なかなかいいもんだ。
ろうそくの ゆらゆらゆれる光を ながめながら ちゃぽんちゃぽんという音を きいていると
なんだか どこか知らない国の 旅先の宿のような 気分にすらなってくる。
わたしが ろうそく風呂を 堪能している間に
相棒が まっくら風呂に 不便を感じ
しびれを切らして 電気をなおしに かかるのではないかと ひそかに期待していたのだが。
先日
「まっくら風呂も 慣れてきたら ちょうどいい暗さやなあ…」
とすがすがしい顔で いっていたので
当分は うちのお風呂は まっくらなまま
なおりそうに ない。
*ライブのお知らせ*
いよいよあさってです!
■『ホルモン定食とソラネコランチ 〜おかわり!編〜』
*2012年1月22日(日)open12:00/start13:00 *出演:ホルモン鉄道(石川浩司:パスカルズex.たま&大谷氏)/ソラネコ *場所:高槻 南風楽天 http://www.h3.dion.ne.jp/~nampu00/ *charge:投げ銭制 *ご予約&お問い合わせ 南風楽天0726856395 または ソラネコsolaneco☆sun.zaq.jp(☆を@にかえる)まで。
大好きな、ホルモン鉄道さんが、大阪にやってきます! 元たまでパーカッションを叩いていた石川さんと、 富山で活躍中の大谷氏さんとの、超いかしたユニットです。 もう存在だけでも笑いがこみあげる、すてきなおっちゃんたち。 2012年の新年は、なんともめでたい!一緒に祝いましょう!
2012年01月19日(木) |
自分のことってわからんもんやね |
夏の頃から ときどき
洗濯ものにティッシュが 混じることが あった。
ティッシュにまみれた 洗濯ものは 白いかすがたくさんついて ガムテープでぺたぺた 誇りをとらないといけないので 手間がかかる。
相棒は 「さとちゃんがポケットにティッシュをいれてたやろ」と わたしにいう。
わたしは相棒に 「わたしこの服のポケットには絶対いれんよー。 いれたとしても、洗濯出す前にポケットみるもん」 と反論する
というやりとりが 何度もあった。
しかし、 どちらもゆずらず 洗濯ものティッシュ混入事件は 謎のままであった。
その謎が 今日判明したのだ。
夜寝る前に 相棒がおもいだしたように 言った。
「わしな、発見してん」
なにを?
わしな、鼻かみながらな 洗面所に行く時な 無意識で洗濯かごに 鼻かみなげてたわ…。
え?
… ということは、 これまでの謎の 洗濯ものティッシュ混入事件の犯人は 相棒で
洗濯ものにまみれていたのは 相棒の鼻をかんだ紙… ということだ。
そして 相棒はひとこと しみじみと
「自分のことって わからんもんやねえ…」と つぶやいた。
確かに 相棒のことは わからんもんやねぇ。
***
今朝 職場のエアコンのスイッチを 押そうとして
無理やり変な格好で 手をのばしてから
肩甲骨から首にかけてが 筋違いのようになって
それが 徐々に痛くなり
夜には 首が左と上に 曲げられなくなってしまった。
会話するにも うなずいたり 首をふったり できないし
うがいもできないし
夜の練習で うたをうたうのに いたくていたくて
ちょっと しゅんと している。
ライブまでに なおさねば。
今夜は お風呂で あたためて ゆっくり眠ろう。
そう 思うのだが
そのお風呂も
いまは 電気の部品が こわれてしまって 真っ暗風呂。
どうも ぱっとしない。
まあ ろうそく風呂で やすらぐと しよう。
冬になると どうも つかれやすいし 朝起きにくい。
人間にも 冬眠が必要なはずなのに
太陽がたくさんでている季節と 同じだけ働くのは ちょっとカラダに 負担なような気がする。
今日は ひさしぶりの休日で
夕方まで 予定がなかったので
冬眠と決めて
ケモノの気分になって 布団をあげず ねむくなったら眠り たべたくなったら食べ ごろごろした。
昨夜も 風呂にも入らず 10時に就寝した。
たっぷりとねむったし 夢もたくさんみた。
夢では 自分はオトコで
色白で小柄で ショートカットの クールな感じの女の子に 恋をしていた。
彼女をみると ほんとに 胸がドキドキして
目が覚めてからも 自分の性別がわからなくなるような へんな感じだった。
ごろごろしながら 夢うつつの時間をすごすと 結構カラダが楽で 自分本来のリズムに 戻る感じがする。
本来の自分のリズムというのは 小学校1年生くらいまでの 自分のリズムだとおもう。
すごくゆっくりで のろまののろすけと いわれていた頃の わたしのリズム。
学校にいくようになってから 社会にあわせるために たぶんがんばってきた。
がんばってることも ふつうだと思い込むくらい 外のリズムに あわせていたけれど
本当は すっごく ゆっくりなリズムで いまなお そのリズムが わたしの中で 流れているのだとおもう。
そういうことを 最近おもいだして
2012年は 自分のペースで 目の前にあることを ひとつひとつ心をこめて 大切にして
できたとしても ちょっと無理をしないと できなかったり 心をこめられないものは やめていこうと おもう。
それがわたしの 限界だとおもう。
まずは たっぷり冬眠する時間を つくって
気持ちよく春を むかえていこう。
南風楽天の新年会は しし鍋でした。
とろっとしたお味噌のおだしに たっぷり猪肉とごぼう 大根白菜ネギきのこ。
手元には日本酒。
なんとも幸せでした。
みんなで鍋にむらがるのも またたのしくて うしししししでした。
かくし芸は 二人羽織で 未来からきたオババを やりました。
みんな 芸達者な方々ばかり
ベリーダンスとか サルサで みんなが踊りだして
人間ていいなぁと おもいました。
いくつになっても たのしいことや ばかばかしいことして あそびたいなあと おもいました。
仕事のあと 今年初ソラネコの練習。
お正月に カラダが ゆるゆるゆるんでいたので 気持ちよく 声がでた。
ライブ たのしみだなあ。
(ライブのお知らせは一番下に)
***
ゆるゆる ゆるんだ お正月をふりかえる。
母のおせち
「いつまでつくれるかな」
といいつつ 毎年つくってる。
母のおせちの味が 馴染みがあるせいか いちばん 好きだ。
お重を裏の納屋においておいて ご飯の時間になったら みんなでバケツリレーみたいにして 机に運んで食べる。
お酒を飲む。
あとは ごろごろする。
鳥はなかなかこない
2日の夕方から ちょっとだけ つもった雪も
3日の朝の やわらかい陽ざしに とけてきた。
めいやおいたちと切り絵。
なにができるのか わからなくって 自由にきって 自由につないで つくる。
わくわくする しあわせな時間。
みんなそれぞれで おもしろい。
みつりんハウスの酋長
今年も よろしくおねがいします。
*ライブのお知らせ*
■『ホルモン定食とソラネコランチ 〜おかわり!編〜』
*2012年1月22日(日)open12:00/start13:00 *出演:ホルモン鉄道(石川浩司:パスカルズex.たま&大谷氏)/ソラネコ *場所:高槻 南風楽天 http://www.h3.dion.ne.jp/~nampu00/ *charge:投げ銭制 *ご予約&お問い合わせ 南風楽天0726856395 または ソラネコsolaneco☆sun.zaq.jp(☆を@にかえる)まで。
大好きな、ホルモン鉄道さんが、大阪にやってきます! 元たまでパーカッションを叩いていた石川さんと、 富山で活躍中の大谷氏さんとの、超いかしたユニットです。 もう存在だけでも笑いがこみあげる、すてきなおっちゃんたち。 2012年の新年は、なんともめでたい!一緒に祝いましょう!
ダージリンティーが 春摘茶と夏摘茶で 味が違うだけでなく
その年の気候によっても 味が違うし 茶園によっても 味が違う
ということを じっくり味わった。
両手に きれいにおさまる 白いカップで。
ゆっくりと 時間の流れるところで
帰り際に お店の人が ウィンクっぽい顔をしながら
ほんとはね 一番おいしいのはね 夏のね 満月の夜に摘んだ茶葉の ダージリンなんですよ
と小さな声で 教えてくれた。
こんど 飲んでみてください
飲ませてください
と約束した。
初仕事の 昼休み
おもいがけない いい時間をすごすことができて
今年は ますます お仕事が たのしくできそうな 予感につながった。
ひとつひとつ 丁寧に 大切に 愛をそそぎながら
身体をつかって 生活していくこと。
そうしている人と すごすのが とても 心地がいい。
*ライブのお知らせ*
■『ホルモン定食とソラネコランチ 〜おかわり!編〜』
*2012年1月22日(日)open12:00/start13:00 *出演:ホルモン鉄道(石川浩司:パスカルズex.たま&大谷氏)/ソラネコ *場所:高槻 南風楽天 http://www.h3.dion.ne.jp/~nampu00/ *charge:投げ銭制 *ご予約&お問い合わせ 南風楽天0726856395 または ソラネコsolaneco☆sun.zaq.jp(☆を@にかえる)まで。
大好きな、ホルモン鉄道さんが、大阪にやってきます! 元たまでパーカッションを叩いていた石川さんと、 富山で活躍中の大谷氏さんとの、超いかしたユニットです。 もう存在だけでも笑いがこみあげる、すてきなおっちゃんたち。 2012年の新年は、なんともめでたい!一緒に祝いましょう!
2012年。
今年のテーマは 野性と独立。
まずは 空と大地の間に しっかり立って、
みんなと つながって 輪になって
うたい踊り 祈る年に する。
そして シンプルに。
ひとつひとつの まいにちのことを 大切にして
よくばらないこと。
きのうから 金沢に帰って
陽気な めいやおいたちと まみれてあそんだり
ゆかいな 幼なじみたちと 集ったり
降る雪をながめたり
していたら
ひさしぶりに 心に静けさが 戻ってきました。
やっぱり わたしの原点は ここに ある。
これまで 出会ってきた ひとたち ものたち
これから 出会う ひとたち ものたち
ありがとう。 ありがとう。
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