へそおもい

2004年05月31日(月) 東京にいっておりました

連日飲んでいたため
非常に不健康な状態に
おちいっている。

今なら
ワルモノにナイフで斬り付けられても
傷口から酒がでてきそうな勢いである。

今回の東京行きは
ライブがメインだったのだが。

学生時代のちび同窓会があったり
小さな頃よく遊んだ人と会ったり、
仕事がらみのうちあわせがあったり
いろいろばたばたと動いていたのである。

子どもの頃から学生時代をへて
バンド活動と仕事をしている現在までを
早送りで再体験したような3泊4日であった。

あまり関係ないのだが、
腸セラピーなるものも体験してみた。
腸を刺激して健康促進するらしいのだが、
あんまり効果がわからなかった。

即便意をもよおして
腸の中が綺麗になるという噂だったのだが、
もともと二日酔いでお腹がゆるい状態だったので
あまりその良さよくわからなかったのである。
それが旅の心残りである。

本日は
体調復活させるため
野菜たっぷりスパイスカレー。
がんばってつくります。


*東京ライブきてくださったみなさま、
 良音聴者のみなさま、スタッフのかたがた、
 ライブ御一緒したみなさま
 ありがとうございました。
 えらく楽しい夜でした。
 あと、
 一緒に音楽をつくっているメンバーにも、
 とてもありがとうとおもいました。
 この場をかりて感謝です。



2004年05月26日(水) ホームシック気味

終点ですよ。
ねえさん。

突然
バスの運転手さんの
顔があった。

びっくりした。

夢の中では
友だちと
白い粉におおわれたヤモリ肌の犬について
議論していたのだ。

ねえさん疲れてるんやろ。
ゆっくりやすみよ。

そういわれて
バスをおりるまで
方向感覚がわからなかった。

そうだ。
ここは終点の駅だ。
仕事帰りにバスで
ねむりこけていたのだ。

ふとふりかえって、
なんとなく
やさしくされたような気がして
子どもの気持ちになった。

子どもの頃って
こういう無防備な感じで
やさしくされることは
多かったようにおもう。

家にかえったら
おさななじみふたりの
イカレタ対談ファックスが届いた。

このふたりのいかれぶりは、
なんて素敵な
いかれぶりなのだろうかとおもった。

ジューシーとかげのジューシーぶりとか
もうたまらない。

また少し
ホームシック気味になってしまった。

おやすみ。




2004年05月25日(火) 鍵穴ミステリー

家に帰ったら
なんと
鍵穴がふたつになっているのである。

前からあったっけ?
気づかなかったっけ?
え?
どっちの穴で鍵をあけてたんだろう?

戸惑いながら
鍵をがちゃがちゃしていたら
いきなりドアがあいて
色白の疲れた顔の女がでてきた。

うわあ!
吃驚仰天である。
心臓の血が一瞬逆流しかけた。
その女も色白のこめかみに
青筋がたったような形相である。
コワイコワイ。

しばらく沈黙があったあと、
もしや…とおもい
表札をみると、
マンションのひとつ下の部屋であった。

「ごめんなさい
自分の家だとおもいました」

おそるおそるいって、
そのまま
そそくさと
逃げてきた。

女は最後まで無言。

ああ
もしかして
泥棒にまちがえられた
ままだろうか。

引っ越ししたてなので、
まだ顔をおぼえられていない。
上の住人だということを
もっとアピールしておけばよかった。

まだ心臓がどきどきしている。

おまけに下の部屋の
ドアの郵便うけにはさまっていた
出前中華のメニューを
もってきてしまったよ。

メニュー10個くらい増やして
かえしてあげよう。

とんこつキムチみそカレーラーメン 800円。
鶏爪のカラアゲ 30円。
X定食 730円(深夜料金プラス7000円)。
チャーハン(ご飯なし) 680円。
もやしのおどりぐい 1200円。
甘酢まえかけ 630円。

などなど
いかがでしょうか。



2004年05月24日(月) 旅する人のにおい

昨夜は
旅の途中のおさななじみが
我が家に宿泊。

カレーとか
あやしい炒めものとか
チーズとか
おみやげつまみとか
いっぱい食べて。

ビールとか
九州のにごり酒とか
いっぱい飲んで。

あとはとてもいい気分で
ゴロゴロした。

彼女は
旅する人のにおいがして
うらやましくて
わくわくした。

それと、
田舎にかえりたいなあと
ホームシックのような気分になった。

わたしはいつのまにか
田舎をはなれて
関西で鳥とイモリとくらしている。
バンドなんてはじめて
ライブなんてしている。
こんなふうになるとは
全然知らなかった。

不思議なものだ。

今朝
ゴミをすてるのを忘れてしまったことが
ちょっとショック。
2回目なのだ。



2004年05月22日(土) 生きてる意味

たのしみなことしか
やらないことに決めた。

わたしがやることは
わたしが決めた
楽しみなことのみ。

人生をそういう状態にしておきたい。

だから
そのたのしみが
最高のものになるように、
精一杯の準備はしたい。
努力はしたい。

そう決めた。

ぐうたらで快楽的な道を
徹底的に真剣に
一生懸命すすんでやる。

楽しみなことしかやらない。

カレーをつくっていて
そんな決心をしたのでした。

*カレー研究第7弾*
華麗なるチキンカレー。
89点。




まだ煮込みがたりないが
一晩おいて
あしたはもっとおいしくなっているはず。


さて
今夜はひさしぶりに
サマサマに飲みに行こう。

よるのおでかけ
るんるんるん。



2004年05月21日(金)

きょうはイモオとあそぶ。

相棒は、
「はやく水槽にもどしてやりよ」と
遠くからいう。

「恐竜みたいやな」とか
「色がうんこみたいや」とかもいう。

どうやら
あんまりすきじゃないらしい。




こんなに愛らしいカタチをしているのに。



2004年05月19日(水) ペット屋の青年

ペット屋の青年はもてるとおもう。

イモリのために水槽や餌を買いに行ったのだ。

ペット屋の青年はイモリのことを
うれしそうに話していた。
好きな餌のはなしとか、
おおきくなったらどれくらいになるとか、
飼い主が神経質になると
イモリもそうなるから
少々ずぼらがいいとか。

その話をする時の
たのしそうな感じをみていたら、
こりゃもてるわ、とおもう。

イモリにやさしいだけなのに、
自分にやさしくされている気分に
なってしまうのだ。

同じような理由で、
自転車屋の青年ももてるとおもう。
自転車がこわれたときに
やさしく修理されると、
どきりとする。

自転車にやさしいのに、
自分にやさしくされている気分になるのだ。

こんど男にうまれかわったら
自転車屋かペット屋でバイトをしてみよう。

そういうわけで、
きょうからうちに
イモリのオスとメスがきた。

イモオとイモミ。

イモオは身体がちいさく弱々しい。
イモミは腹のふくらみが色っぽい。




水槽にはりつくイモミの腹。

動きがキュートかつ野蛮で
なかなか目がはなせないふたりだ。

職場の人に、
「あなた鳥よりイモリの方が似合うわー」とか、
「鳥がやきもちやかんよう気つかえよ」とか言われ、
少々複雑な気分ではあるが。

まあ家族4人で仲良くやっていこうとおもう。


*カレー研究第6弾*
先日いただいた豆でつくったカレー。




ちょっとスパイスいれ過ぎで78点。

渓流でバーベキューしながら
食べたい新緑の似合う味。



2004年05月17日(月) 修行中

なんとなくからっぽで
朝がはじまる。

曇り空で
電話が故障中。

おおきなトマトが5つ
ぐちゅぐちゅになりかけていたので、
トマトたっぷりカレーをつくった。

最初はトマトスープを作りはじめて
途中から方向転換したので、
あまい洋風のカレーになった。

空気をすうように
音楽をしたい。

まいにちの御飯を
つくるみたいに。

ここ最近いろいろ
ぐるぐる
考え過ぎていたので
まっしろけっけで
うたいたい。

電話の修理屋さんにお願いして
電話をなおしてもらったので、
夜は友だちに電話をした。

なんだか笑いがとまらなくて、
電話をしてよかったとおもった。

くだらないことは最高だ。




*きのうライブにきてくれたみなさん。
どうもありがとうございます。感謝。



2004年05月15日(土) たなからぼたもち

書類の整理をしていたら
2万円がひょっこり出現。

感動のあまり
心臓がどきどきした。

ああ
整理整頓がへたくそで
よかった。

あしたはライブ。
ライブ
ライブ。

ひさしぶりなので
新鮮なたのしみ度が
いつもよりも
高いような気がする。


*もうすぐだけどちょっと宣伝*

ラ・ソラネコ“かみさま”発売記念ライブ 梅田編
5/16 梅田 HARD RAIN 06-6363-5557
with ふちがみとふなと

おまけつきだよ。






2004年05月13日(木) 立ち読みコパ

Dr.コパの風水のインテリア術の本を
1時間くらい立ち読み。

帰り道
いろんなことを考えて
あたまがぐるぐるになった。

風水って要は気の流れと人間の運の
法則学のことなのかなあ?

よくわからないが
やはり人間も含めたこの宇宙には
目に見えない法則は
必ずあるようにおもう。

“気持ちが落ち着いてない時は
部屋も散らかってしまう”とか。

“病気になったのは神さまが
ちょっと休憩しなさいって
いっているのかもしれない”とか。

“笑いによって癌細胞が減る”とか。

“こんなことがなかったら
あなたに出会えなかった”とか。

“昨日あの人夢をみたら
今日電話がかかってきて吃驚した”とか。

この世界には、
いろいろな不思議なことや
不思議じゃないことや
それを含めた偶然があって。

それは、
何が先で何が後におこったのか
わからなくて。

時間もふくめて
あらかじめすべてがつながった
生命体みたいなものなのかもしれない。

“気”っていうのは
そういうみえない法則を上手に表した
概念だよなあ…。

もしかして
この世の中
ほんの
それだけなのかもしれない。

お金とか人間関係とか仕事とか
努力ではどうしようもないことで
ちょっと気の流れに敏感になったり
ちょっと家具の配置をかえるだけで
ぐんぐんよくなっちゃったり
するのかもしれないよ。

逆にいい気の流れだから
努力ができるのかもしれないよ。

とりあえず、
植物はいいらしいから
たくさんかざろう。


Dr.コパの本の中で
一番おもしろかったところは、
自分のことを「コパは…」と書いているところ。
いくつくらいから自分のことを
「コパ」ってよんでいるんだろう。

風水でもそれがよかったのかな。



2004年05月12日(水) ビール1本

新居で初ビール1本だけ。

引っ越しで
予想外にお金がないことに気がついて、
かなりの節約人生をおくっているのだ。

もちろんビール禁止令。
トイレの電気はマメに消すし、
皿洗いの水もチョロチョロである。

しかし、
きょうはあまりにもビール日和で、
お仕事おつかれさま!&節約おめでとう!ということにして、
自分にビールを買ってやることにしたのだ。

なにせ今回の質素ぶりは凄い。
先週の給料日前の休日など
外貨両替えのためだけに大阪にでた程だ。

家中のドルやユーロやバーツやルピーをかきあつめて、
できるだけ日本円にしてもらった。
結局はドルどユーロの札しか両替できなかったが、
もう、わらにもすがるおもいである。

日本円に両替した数千円を
にぎりしめて
給料日までつないだのである。

どうだ、えらいだろう。

そんなわけで。

貴重なものはなんてうまいのだろうかと、
ビール1本の有り難みを
噛み締める夜でありました。


*イモリをもらう人と空き時間があわず
本日はイモリをもらえませんでした。
ちょっとさわってなでただけ。
来週こそもらう約束。
じらされております。



2004年05月11日(火) ペットちゃん

ちょんすけを左手ににぎるのが好き。

左手ににぎって裏かえすと
ぽよーんという顔をするのが好き。

左手ににぎって
ジェットコースタ−ごっこを
するのも好き。

ちょっといやがっているときの
足の動かしかたもすき。

頭をなでていると
だんだんねむくなって
力がぬけていくのも好き。

ああ
わたしのかわいい
ペットちゃん。

わたしは、
君にはうまれかわりたくないなあ。

あしたはうちに
イモリのオスとメスが
やってくる予定

どんな名前にしようかしら。


*カレー研究第5弾*

キャベツとえびのカレー。




ヘルシーでうまい。
これは仲のいい女友だちと
お散歩にいってかえってきてから。
気持ちのよい午後に食べたい感じ。
92点!



2004年05月10日(月) さむいはるのあめのひ

とうめいな
プラスチックの箱が
ライターの火で溶けていく。

その映像を
逆回転したみたいに、
なにかが
ゆっくりとカタチになっていく。

そんなふうに
ゆっくりと
おちついてきた生活。
所詮はプラスチックなのだけれど。

こうやって
人生はかたちづくられて
いくのだろうか。

今日は
左がひどい肩凝りで、
大好きな中国整体院に行った。

やっぱりあそこはオモシロイネ。



2004年05月09日(日) マッチ箱

18の頃から最近まで
マッチ箱集めが好きだった。

数年にわたってあつめたマッチ箱が
段ボールいっぱいあったのだが、
厳選して小さめの箱いっぱいにした。

マッチ箱ひとつひとつに
おもいでメモがかいてある。

誰とすごしたかとか、
なにがおいしかったとか、
すきだとかきらいだとか
おいしいとかきれいとか。

マッチを手にとると
その時の空気が
よみがえってきて、
それがとてもとおくの
しらない他人の物語りのよう。

マッチ箱たちは、
あまりにかわいらしい
ミニチュアの物語みたいで、
今回の引っ越しでもそれがすてられず、
天袋にその箱をおさめたのだ。

しかし、
その存在をおもいだしてしまった今、
「自然発火したらどうしよう」という
不安に襲われるようになってしまった。
それまで忘れていた時は
なんでもなかったのに。

真夜中目がさめて
マッチ箱のことをおもいだして
不安になる。

天袋からマッチ箱をとりだして、
ひとつひとつの箱からマッチをだして
水にぬらして捨てようかとおもうのだが、
めんどくさいしねむいしで
なやんでいるうちに
ねむってしまう。

誰か
はやいとこ
安心させてください。



*カレー研究第4弾*
ココナッツミルクのしゃばしゃばチキンカレー




しゃばしゃばすぎてカレーというよりスープ。
おいしいけど期待外れで69点。



2004年05月08日(土) 人間らしい生活

引っ越し片付けに夢中で
へそおもいの存在をわすれていた。

ひさしぶりです。

ようやく人間らしい生活ができるレベルまで
段ボールが減りました。

ある程度まで
荷物の整理がすすむと、
花なぞ生けてみたり
シャケ雑炊などつくってみたり
毛布を洗濯したり。

なにげない生活って
なんてたのしいのかしら!
などと
青空に目を細めたり
しております。

今日は
ぼんやりしていたら
以前の家に
帰ってしまった。
鍵があかなくて
びっくり。

習慣ですな。

まいにち
よいつみかさねをしたいものです。



2004年05月02日(日) あそび惚け

引っ越し片付けをほったらかしで
あそび惚けている。

バーベキューでは予想より酔っぱらってしまい、
夢のような美しい時間が続いて、
気がついたら今朝だった。

そして、きょうはバンド練習の後、
ひさしぶりの映画の日だったのだ。

数カ月に1度映画友だちと、
映画をみてカレーを食べて
珈琲をのんだりするのが習慣になっている。
わたしにとっては、
そのゆっくりした時間は自分をリセットするような感じで
とても大切なのである。

きょうは、
クラピッシュのスパニッシュアパートメントをみた。
わたしはクラピッシュの映画がかなり好きだ。
久しぶりの新作でクラピッシュの感覚を忘れていたのだが、
でもやっぱりよかった。

なんというか、
いいところ取りではなくて、
不完全で欠けたものや
無駄だと思われがちなものも
おおきく包み込むような
優しい感じがするのだ。

映画館にはGWだというのに
客がちょっぴりしかいなくて、
なんでこんなにいい映画を
みんなはみないのだろうか、
不思議に思う。

あまり大っぴらにしられてないだけなのか、
わたしの感覚がズレているのか。

わたしは、
歳をとるごとに
自分が曲者の堅物になっていくような気がして、
ときどき心配になる。

外の世界と交信を断って
自分の世界にひきこもるのは
結構心地がよい。
曲者の堅物でいたいけれど、
ひとりぼっちは淋しい。

要は私はわがままだということだね。

…とそんなことを話したりして。

かりたマンガを読みながら
きょうも、
遊び惚けの一日がおわったのである。

明後日はリサイクルゴミの日なので、
それまでに段ボールをゴミにだせるよう、
明日こそは片付けがんばります。

おやすみ。



2004年05月01日(土) 軟弱女

新居にやってきた。
新しい部屋にくるということは
新しくてうきうきすることかと
おもっていたのだが。

わたしは
結構軟弱なので、
“引っ越しめんどくさい”
というのが
“新しくてうきうきする”に
若干勝っていて、
いまはどちらかといえばブルー気味なのである。

おまけに
風邪までひいてしまって、
わたしの身体までもが
引っ越し作業を拒否しているときた。

なんて軟弱!

なにせ、
荷物が多いのだ。

山にのぼったときに
杖がわりにつかってた棒きれとか、
海でひろった流木とか、
インドかどっかでかってきた布きれとか
どこかの国のあやしい人形とか。
酔っぱらってもってかえってきた看板とか。
レンガのブロックとか。

引っ越しを手伝ってくれた相棒は
無駄なものが多すぎるという。

世の中無駄なものこそ大切なのだ。
無駄なことの美しさをわからないといけないのだ。

…そう反抗したいところだったのだが、
なにせ今は引っ越しブルーで、
こんなものなけりゃいいのに、
と自分までおもってしまっている。

段ボールの山の間に
がらくたと大切なものがまざって
ちらばっている。

どこから手をつけていいのかわからなくて
鼻をかんでは音楽をきいて
洗濯ばかりしている。

日当たりのよいベランダで、
天気がいいので
洗濯はたのしいのだ。

ふとんもまくらもカーテンも
寝袋も鞄も順番に
みんなベランダに干そう。

ちょんすけには
引っ越し祝いで、
半月型のすてきなバードケージスタンドをかってあげた。
探して探してやっとみつけて
三割引きでゲット。

はやく
バードケージスタンドが生きてくるような
すっきりした部屋にしたいよう。

さて、
今日の午後は友だち宅でバーベキューです。
天気もいいし
いい気分転換になりそう。

帰ってきたら
全部片付いていますように。


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