紫
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きのうは、久々に日本酒を飲みました。
去年、私の誕生日にもらった日本酒。
でも、私は基本的にひとりで日本酒は飲まないので、友の家に預かってもらっていました。
思いがけず友の家に泊まることになり、もう1年以上経つのでないだろうと思っていた日本酒が出てきてびっくり!
「これで、やっと野菜室が広くなるわ〜」
野菜室に1年半ほど保存されていた日本酒は、とてもとてもおいしくて、ほのかに友情の味がしたのが、とてもとてもうれしくて、くいっくいっと盃(さかずき)が進み、あっという間に撃沈……zzz。
ということで、これまた久々に飲んだ日本酒で、きょうは久々に二日酔い気味。
めったにしない昼寝をむさぼり、昼下がりにうどんをたらふく食べました。
ホント、久々にのんびり休日を楽しんだ気がします。
まったくの「休日」というわけではなかったのですが、とてもとてもリフレッシュできました。
なんだか、いろんなことに、ありがとう。
おやすみ。
「ぷらっとこだま」というけっこう安いチケットで、名古屋まで行きました。
片道4200円。
大阪から名古屋までだと、ひかりやのぞみと比べて10分ほど遅いだけ。
近鉄特急よりも安くて、おトクです。
しかも、ワンドリンク(ビール有り)もついています。
最近のチケットなのかと思っていたら、友曰く。
20年ほど前から使っていたとのこと!
名古屋まで、出張でよく行っていたのですが、このチケットの存在はまったく知りませんでした。
これからも、使わせてもらおう。
というか、名古屋。
あんまり行かないだろうなぁ。
おやすみ。
たまねぎをにんにくでしんなりするまで炒めて、アルコールを飛ばしたワインを入れて、そこに缶の中身を入れる。
そして、味付けは塩。
ホント?
それだけ?
おやすみ。
携帯メールで、恋の告白をするって?
なんとも情けない!
面と向かって相手の反応くらい見ろよ!
と思うのは、私だけだったようで。
時代の流れなのでしょう。
手紙を、ポストに投函した瞬間から、返事を待っている。
という内容の短歌があります。
俵万智さん作。
メールだと、どのくらい待てるのでしょう。
そのときの気分や感情で左右されやすいメール。
しかも携帯だと即効性がありすぎて、私はときどき振り回されてきました。
インターネットやパソコンを使いこなしているような私ですが、やはりどこまでもアナログ人間なようです。
時代遅れといえばそれまでですが、時代遅れな私が実は気に入っていたりして。
「せめて、手紙にしたら?」のアドバイスは、友には届いたのでしょうか。
聴く耳、もたず、かな。
おやすみ。
血糖値を、初めて測りました。
いっしょに測った友人たちは、ことごとく100を切っているのに、私はなぜか128。
正常範囲内とはいえ、気になります。
肉も食べないし、甘いものもまったくとらない私。
血糖値が高いなんて思ってもみませんでした。
いや、高くはなく、いっしょに測った友と比較して高かっただけなんですが……。
それにしても………。
……!!
これって、もしかしてアルコールのせい?
先日、生命保険から簡易人間ドックの案内状がきました。
郵送で送るやつ。
ちょっと検査してもらっとこうかな。
長生き、しないと、ね。
長生きする義務と権利が、私にはあるんですから。
おやすみ。
先日、クール宅急便で送られてきたカニを食べました。
季節が違うといえばそれまでなのですが、おいしかったです。
毎月1度、母宛てに送られてくる荷物。
それでもちゃんと私のぶんも入っています。
今回は、毛がにとタラバがにとイクラとイカの沖漬け。
1万円くらいするんだろうな。
送り主さんへ。
どうもごちそうさまでした。
おやすみ。
目の前に座っている面々を見て、思わず胸が詰まりました。
もう、こんなふうな光景は、目にすることがないだろう……と思っていました。
きょう、「かつての同居人」が「いつもの場所」に結婚の報告にやってきました。
ずっと口止めされていて、でも、ずっとずっと待っていて。
「かつての同居人」が結婚することはもちろんうれしいのですが、「かつての同居人」が、「いつもの場所」にいる、みんなと笑っている姿がとてもとてもうれしくて。
ホントに、こんな光景が、ふたたび見られるなんて、思っていませんでした。
そして、その同居人に集合をかけられて、いろんな面々が続々とやってきて。
今、ここに足りない人がひとり、いる、ということを、おそらくみんなが胸に思っていて。
でも、こうして集まってきている、ということがうれしくて。
私よりも、この懐かしい光景に喜んでいる人たちの心中を思うと、もっともっと切なくてうれしくて。
ぷっつりと切れたと思っていたクモの糸。
ホントは、つながっていたんだな。
そして、クモの糸をつなげていてくれたのは、やっぱり「彼」なのかな。
そんなふうに結びつけたがるって、おかしいですか?
おかしく、ないよ、ね。
おやすみ。
朝7時に待ち合わせて、奈良の曽爾(そに)高原に行きました。
途中、榛原(はいばら)に住む友と合流。
友は、道の途中で自分の名前を書いた看板を掲げて立っていました。
どうしてもヒッチハイクをしたかったとのこと。
ヒッチ成功です。
ひと笑いした後に5人そろったところで曽爾高原。
下界より涼しいとはいうものの、それでも歩いていると玉のような汗が噴出!
亀山を登って山頂で何回か休憩。
トンボと戯れたり、風を感じたり。
でも、今回の小さな旅の目的は「叫び」です。
数週間前、友の「叫びたい」という一言から「曽爾高原のお椀のなかにむかって叫ぼう」という企画になりました。
山頂から、みんなで叫びました。
それぞれ思ったことを。
なんとなくすっきりしたような気分になり、昼食。
やはり塩ラーメンを作ろうと、山頂で準備をしようとしたら……、あれ?あれ?ガスがない!
なんと、私ったらガスボンベを忘れてきたみたいです。
あぁ……、やってしまった!
嘆いてもないものは仕方がありません。
持参したおにぎりを食べて、下山しました。ごめんなさい。
曽爾高原の青少年の家のベンチを借りて昼寝もしました。
1000円ほどで宿泊できるきれいなきれいな施設。
今度は泊まりに来たい。
私が寝ているあいだに、友が施設の人からガスコンロを借りてきてくれました。
これで、塩ラーメンができる!
さっそく隣接しているバーベキュー場に行き塩ラーメン。
具材は、各自が好きなものを持ってくる、ということで、きのこやレタス、ウインナー、目新しいものとしてゆで玉子!
久々に珈琲も作りました。
いつもはトイレが近くなるから、山の中では飲まないようにしているのですが、きょうはドライブ。
アウトドアの珈琲、とてもおいしかったです。
その後、お亀の湯温泉。
こちらもぬるぬる美人の湯。
気持ちよかった。
なんとなく箇条書き的な日記になったけれど、ま、かけたぶんだけよし、としましょう。
そんなこんなで、楽しい楽しい1日。
毎週、遊んでばかりいますが、週に1日くらい休まないとね。
インプットがあるからこそ、アウトプットできるんです。
おやすみ。
車の定期点検に行きました。
この車に乗り換えてもうすぐ1年。
もともとの年式が古いので、いろいろと癖を持っている車ですが、この1年でだんだんとその癖に愛着がわくようになりました。
運転していても、飽きがきません。
荷物がたくさん積めるように買ったのですが、まだ遠出はしていません。
この秋、どこかに行かなくちゃ。
遠出ではありませんが、あしたは曽爾高原までドライブしてきます。
まだすすきの時期には早いみたいですが、目的はすすきではありません。
点検を待っているあいだ、車の査定もしてもらいました。
7万円。
まだ値段があるだけよかった。
査定してもらっただけで、まだまだ乗ります。
まだまだ、いろんなところにいっしょに行くんです。
めざせ10万キロ。
おやすみ。
六甲全山縦走大会が、毎年11月に2回開催されています。
須磨から宝塚までの約60キロを1日で歩きます。
実は数年前、友に誘われ申し込みまですませたのですが、1度、練習に参加して「今の私には、無理だ!」と参加を断念しました。
まだ山歩きを始めたばかりの私の足は、60キロを1日で歩きとおす自信なんかまったくありませんでした。
その年。
大会に参加した数組の友から、全山完歩したという報告を受け、ちょっと悔しい気持ちと、やっぱり棄権してよかった、という安堵の気持ちが入り混じり……、いえ、安堵のほうが大きかったような気がします。
そんな私でしたが、今年は歩きます。
いっしょに歩きたい、いっしょに私とゴールを目指してほしい仲間たちとの出会いが、私を大会参加に誘い出しました。
きょうは、六甲全山縦走大会の申し込み締切日。
さて、来月からトレーニングの開始です。
みなさん、がんばりましょう!
おやすみ。
きょう、のんびり。
おやすみ。
さて、また山企画に乗り出しました。
しばらくお休み……、と思っていたのですが、やはり無理でした。
今度は、紅葉をねらっていきます。
まだ、どこに登るかは決めていません。
調べれば調べるほどに、いろいろと登りたい山が出てきて困ります。
さぁ、どうしよう。
もすこし、迷います。
おやすみ。
先日、信州のおみやげを母に渡しました。
いつもはきゅうりとかナス、わかめやしいたけなど、台所で使うものばかり。
だって、お菓子を買ってきても食べるのは母だけだし。
でも、ちょっとくらいは……と思い、6個入りのおまんじゅうを買って帰りました。
ちゃんとした「おみやげ」って感じがします。
母に渡すと「やっとお供えできるものがきた」と一言。
それからおもむろに仏壇に供えて、ちーん。
そっか。
父と祖父とご先祖さまたちにお供えしたかったんだ。
末っ子に生まれながら仏様を守っている母。
いずれ私がこのお仏壇を守る日がくるのでしょうか。
大事にしないとね。
おやすみ。
もうしばらく山はおやすみ……、と思っていたけれど、せっかくのシーズン。
どうもそわそわしてしまいます。
10月。
どこか、やっぱり行こうかな。
おやすみ。
のんびり起床。
朝食はにゅうめん。
周囲のテントはひっそりと静まり返っています。
もう山へ向けて出発したのでしょう。
太ももが少し筋肉痛になっているのを確認しながら歩きました。
この感覚。
この疲労感。
山に登った後に味わえるすがすがしい朝。
きのうと同じバスに乗り、駐車場まで戻りました。
きょうは、信州に住む友といっしょに温泉&お昼ごはんです。
駐車場まで迎えに来てくれて、きょうの私たちのコースをいろいろと考えてきてくれました。
友のおすすめの温泉に入りました。
「みのわ温泉ながた荘」
つるつるぬるぬる美人の湯で大満足。
それから昼ごはんは伊那名物の「ローメン」。
ローメンについては後日、書くことでしょう(たぶん)。
そんなにゆっくりする時間もなく友とさよなら。
ホントに短時間だったけれど、会えてよかったです。
それから道の駅に寄り道したり、ガス欠寸前でどきどきしたり、他人の車に乗り込もうとしたりと、なんだか最後までスリルあふれる笑いのつきない旅になりました。
最後は、おにぎりを作ってもらった場所へ。
5人でこの3日間の旅を報告。
みんなで代わる代わる今回の山行について語りました。
そして笑いました。
ふと思いました。
旅を語る、ってこういうことなんだ。
旅を人に語って、また思い出が新たになるんだ。
いっしょに旅した仲間との思い出も共有できるんだ。
そして、こんな旅の語りを聴いてくれる場所があることが、なんともシアワセだな、と思い、眠りにつきましたとさ。
ホントにホントに、ありがとう。
また登りに行きましょう。
おやすみ。
仙丈ヶ岳の登山口「北沢峠」に着いたのが午前7時。
みんなでせっせとテントを立て、各自で朝ごはんを食べ、準備体操をすませてからいよいよ登山開始です。
山シーズンが始まってから、立て続けに私の参加する山計画は雨で流れていたけれど、今日は快晴。
誰にも文句を言わせないほど、快晴。
あぁ、ありがとう。
登り始めてすぐに、北岳が山の向こうにそびえたっているのが見えました。
日本で2番目を誇る北岳。
いつか登りたい。
急登をどんどん登ってふとうしろを振り返ると、2年前に登った甲斐駒ヶ岳がそびえたっていました。
山頂の砂礫にずるずると苦しみながら登った山。
またもう一度、あの山頂に立ちたい。
空は快晴。
上昇気流にのって上がってくる雲の動きがとてもきれいで、見とれるくらい。
前を歩いていく仲間たちの姿がとても、とても頼もしくてうれしくて。
なんの役割分担もしていないのに、それぞれがそれぞれに動くチームワーク。
あぁ、何度でも言える。
ありがとう。
山の水で作った具のない塩ラーメンが、いつもより格別においしかったこと。
残念ながら山頂ではガスが出てきて遠望がきかなかったけれど、それにもまして仲間たちの笑顔がとてもとてもステキだったこと。
ほとんど手伝いをしていないけれど、夕飯の鍋とゴーヤチャンプルが絶品だったこと。
そして、寝る前に見た満天の星と天の川。
すべてに、すべてに、ありがとう。
そして、今回の登山でいちばん感動したことは、夕飯のとき。
各自が各自の飲み物を持ち「おつかれさま」の乾杯をしようとしたとき。
みんながいっせいに「ありがとう!」と缶やグラスを高く掲げたとき。
「おつかれさま」ではなく「ありがとう」。
お互いがお互いに感謝していたんだな、と実感した瞬間。
ありがとう。
ありがとう。
ありがとう、という言葉を言わせてくれて、ありがとう。
おやすみ。
大きなザックを背負った仲間たちが集まってきました。
わいわい、がやがやと車に荷物を詰め込み、出発の準備を終えました。
いつもの場所で作ってくれた大きな大きなおにぎりをふたつ、各自の荷物に加えました。
いつもいつも、ありがとう。
きょうから南アルプスの山「仙丈ヶ岳(せんじょうがだけ)」に向けて出発です。
今回の山仲間は5人。
女性陣だけの山チームです。
さて、この山行。
どんな旅になることやら。
とりあえずはあしたの後半の運転のために。
おやすみ。
1週間前に、ザックに詰めた荷物を確認しました。
テント、寝袋、エアマット、防寒具、救急セット……。
今年の私の山は、すべて雨といっしょに行動しています。
そして、今週末も天気予報に「雨」マーク。
雨には慣れている……といっても、やっぱり快晴に勝るものはありません。
お願い!
晴れて!
切実な願いをインターネットの天気予報図に向けて祈っていました。
ま、天にまかせるしかないんですけどね。
おやすみ。
NHKで、松尾芭蕉の「奥の細道」をたどる番組をやっていました。
芭蕉も好きな私。
学生時代は「奥の細道」を深川から大垣まで歩きたい、と真剣に計画を立てていました。
ただ、その計画はやはりすべて北海道の旅に変わってしまったのですが、今から思えば、一度くらいは北海道はあきらめて「奥の細道」へ旅立てばよかったな、と思います。
とはいえ。
そんな旅にはいつても出られます。
やる気さえ、行く気さえあれば、いつでも行けます。
ただ、今の私には先立つものがなさすぎてどこにも行けないのですが。
さて、歩こ。
おやすみ。
三連休は、雨模様。
1行日記。
おやすみ。
歴史が好きです。
いつの時代もロマンあふれるものですが、とくに好きなのは戦国時代でしょうか。
そのなかでも、とくに好きなのが「真田家」です。
「知ってるか? 真田家が強い理由を」
子どものころ、兄が目をきらきらさせながら私に問いました。
小学校低学年だった私は、もちろん知るよしもありません。
「知らない」と答えると、兄は語り始めました。
「三途の川を渡るには、六文の銭が必要なんや。真田家はその六文をかたどった旗にすることで、どの戦で死んでも三途の川を渡って極楽浄土に行ける。だから、真田家の武将は死ぬことに怖れがなかったんや……云々」
武将たちが持っているあの旗に、そんな意味があったことさえ知りませんでしたが、兄が浪々と語ってくれる歴史の話が、私にはとてもおもしろく、興味津々で「で、それから? そのあと、どうなるの?」と質問攻めでした。
今日はNHKの大河ドラマ「風林火山」の日。
武田信玄とそのほかの武将たちの「その後」にいろいろと質問はあるけれど、答えてくれる兄は側にいません。
代わりに、インターネットという時代の長物が、私の質問にいろいろと答えてくれています。
ホントは、兄の自身満々の語りが聴きたいんだけどね。
おやすみ。
先日、軒下のようなところに、ハチの巣を発見しました。
しかも3つ!
さっそくインターネットで調べてみたところ、巣の形状からしてアシナガバチのようです。
さて、どうしよう。
来たる季節は、秋。
そして、冬。
気温が落ちて、ハチが活動を停止したところで、巣を駆除しよう(してもらおう)と思います。
それまでは、のんびりアシナガバチとお付き合いです。
だって、夏のあいだずっと気が付かなかったのだし、この秋さえお互いに危害を加えることなく共存すれば問題はないでしょう。
そう思い、毎朝毎晩、窓を開けてハチを観察。
巣に群がる……というよりしがみつき、互いに身を寄せ合い、巣の中の温度を下げまいと必死な姿に、どうも愛情がわいてしまい、「おはよ」「おやすみ」と挨拶までしてしまうワタシ。
これが、ブンブンと活動的にしていたら、目の色変えて「駆除!駆除!!」とうるさかっただろうに。
アシナガバチは、真冬になれば死んでしまうそうです。
女王蜂もどこか越冬に行ってしまうとか。
そして、作られた巣は再び使用されることはないとのこと。
この秋、急に入ってきたハチの知識が、いつか役に立つことを期待します。
おやすみ。
テレビの話?
よくわかりません。
テレビ?
気が向いたときに30分ほど観るくらい。
だって。
物心がついたころには、チャンネル権はまったくなく。
そして、自由な生活になったころには、テレビがわが家になく。
それでも、気になる番組はなぜかあるわけで、つねに、インターネットでチェックしています。
たとえば、探偵ナイトスクープが始まる時間帯とか。
番組は、観ないけど。
ということで、はい。
さようなら。
もういい。
もう、おわり。
ちらっと山の打ち合わせ。
楽しいひとときでした。
願うことはただひとつ。
ただ、ただ、雨が降らないことを祈ります。
たったそれだけ。
おやすみ。
「ムカってきた」
とか、
「イラってきた」
とか、よく聞きます。
そんなにそうたやすく怒らなくても、人生、長いよ。
おやすみ。
2007年09月03日(月) |
意味はあるけど、こんな日記 |
ふぅ。
ま、今日はこんなもんかな。
おやすみ。
すずめが、わが家のベランダに遊びに来ます。
去年の秋から春にかけて、暖を求めてベランダにあるエアコンの室外機の横で過ごしていた1羽のすずめ。
「あの場所が暖かいのかなぁ」
「そうかもなぁ」
と父と母の会話を思い出します。
母は、すずめが食べるようにとベランダにごはんつぶや水を置き、すずめは冬の間、それを食べていたとか。
食べるときと、食べたあとに必ず「ちゅんっ!」と言っていたそうです。
春になり、すずめがわが家のベランダからどこかに引っ越しました。
今度は、暑かったのでしょう。
それでも、すずめは1日に1回は「ちゅんっ」といいながら、ベランダにやってきます。
そして、最後に「ちゅんっ」といって飛び立ちます。
ある日、すずめが2羽になっていました。
きっとパートナーを見つけてきたのでしょう。
「ちゅんちゅんっ」
最初のすずめに教えられたのか、きちんと2羽とも挨拶をしてごはんつぶを食べているとか。
なんとも礼儀正しいのでしょう。
それもつかの間。
しばらく、また1羽だけになったなぁ……と思っていたところ、ある日、すずめたちが2羽の小さな雛を連れてやってきました。
「ぢゅぢゅぢゅぢゅ、ぢゅ」
雛にえさの食べ方を教えているのでしょう。
いつも以上ににぎやかに、4羽でわいわい。
わいわい。
すずめも、すずめとしての「生」をまっとうしているんだな、って、母の話を聴くたびに思います。
あしたも、来るかな?
おやすみ。
九月の季語に「枝豆」があります。
枝豆といえば、ビール(というのは、酒飲みだけ?)。
夏の季語のようにも思いますが、初秋なのです。
枝豆の異名が「月見豆」だということを、知っている人はほとんどいないでしょう。
いにしへでは、陰暦九月の十三夜の月に枝豆を添えながら月を眺めていたようです。
もちろん、枝豆の収穫時期も初秋。
今でこそ、ハウス栽培が盛んで初夏から枝豆が出回っていますが、ホントの旬はこれからなのです。
花といえば桜をさすように、月イコール秋。
自然と接する機会が少なくなった昨今、たまには俳句の季語から、季節を感じ取ってみるのも、季節の楽しみのひとつになるかもしれませんね。
おやすみ。
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