痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2007年04月29日(日)  豆腐とグレープフルーツ

世間はゴールデンウィークで大騒ぎ。
千葉の潮干狩りのニュース映像なんかでは、畳一畳ぶんの砂浜に人間三人はいたね。
それも砂浜中。
地元もつつじ祭りで大騒ぎさ。
鼓笛隊を久しぶりにみることができたのは、ちょっとよかった。

わたくしは心静かに、パソコン周りを掃除して、
ちょいと衣装をひっぱりだしていたら収集がつかなくなり、半日ド派手な服を広げては畳んでいました。
それからカツラも洗いました。
絡んでグジャグジャになったカツラは、薄めた台所洗剤で洗って、
そのあと濃い目のヌルヌルの柔軟剤にたっぷりひたし、ようく濯いで乾すといいですよ。
リンスじゃ駄目ですよ。
あまり需要のない一口メモでした。

一仕事おえた充実感に満ちたりた夜、
わたくしの最近の友は 豆腐です。
変な名前の豆腐をのきなみ食べています。
少し前はざる豆腐・汲み豆腐のようなものが流行っていましたが、
最近の高い豆腐は、ねっとり系です。
ゴマ豆腐のような濃さと、チーズのような食感。
これ旨〜い。
晩酌に最高です。
生姜と山葵 どちらもあいます。
ペロペロと丼いっぱい食べたくなります。

それから、毎日毎日食べているのがグレープフルーツ。
グレープフルーツの旬なんて考えたこともなかったけれど、
もしかしたら今がそうなのかも。
1個が大きくて安いような気がするし、はずれが少ない。
不思議なことに、99円しょっぷで買ったものより、
普通のスーパーで特価1個98円で買ったものの方がだんとつに甘くて身離れがよく美味しいです。
やはり仕入先が違うのでしょうね。
明日で四月もおしまい。
今月はなかなか元気に過ごすことができました。



2007年04月27日(金)  不思議

もう何年もお付き合いしているのに、うちの大家さんの芯がつかめません。
タケノコや銀杏&イナゴハンターであることは置いておきまして。
わたくしが う〜い酔っ払っちゃったよ〜 と午前2時に隠れ家に帰ってきたとします。
すると大家さんの台所は煌々と明かりが灯っており、換気扇からは香ばしいごま油の香りが漂っているのです。
はっきりって、宵っ張りなわたくしより大家さんが早寝なことはみたことがありません。
この辺はごみ出しにうるさいので午前3時 もう月曜日の朝といっていいだろう、
とわたくしが静かにごみ出しの為にに階段を下りていくと、大家さんの台所は煌々と明るくて、
なにか美味しそうな香りがただよっているのです。
大家さんはどうみても、わたくしの両親より年上です。
わたくしも六十を過ぎたらこういう人になりたいと思います。

話は変わりますが、最近 春だなー 五月も近いんだなー と思うのは、
コンビニのバイトのお坊ちゃんお嬢ちゃんたちが、笑えるくらい使えないことです。
タバコの銘柄も分からない。
メール便がなにかも知らない。
3月までは、中学生だった、
反抗しつつもなにもかも親ががりだった、
新高校生の初めてのアルバイトの匂いが、どこへ行ってもプンプンします。
春 ゴールデンウィーク前 ってかんじです。



2007年04月26日(木)  薔薇のひと

今日はお誕生日でした。
先輩にケーキをご馳走してもらいました。
おうちに帰ったら大きなケーキが買ってありました。
でも夕飯はカレーでした。

さて、昼間に
「今日はおうちに帰るよー。」
と電話をしたときに、実は誕生日が一日違いの母の、
「うちに薔薇が届いたよ! 黄色い薔薇だよ。わたし宛かな。MAYUちゃん宛かな。あけてみてもいいかな!?」
と興奮した声が聞こえました。
宛名は? と聞くと MAYUちゃんだ・・・
とややしょんぼりした声。
「同じうちに住んでいるんだからあけていいよ。飾っておいて。」
と太っ腹にも許可し電話を切りました。

しかし平静を装ってはみても、
誕生日に家に薔薇を送ってくるなんて・・・
あの男(ひと と読んで欲しい)かしら、それともあの男?
黄色い薔薇の花言葉は、嫉妬。
でも最近、どころか長いこと男を振り回すようなまねはした覚えが無い。
彼のわたくしに対するイメージが黄色い薔薇なの?
もしかしてあの歌を知っているの? 
と、心乱れ、おおいにウキウキと帰宅しました。

そしてテーブルの上にはロングネックの一輪の黄色い薔薇がすっきりと立っていました。



でもさ、送ってきたのは 化粧品の通販の会社なんだよ。
なんだよ。
微妙に嬉しくねえよ。
すんごい顧客サービスのつもりなんだろうけど、女心がわかってないぜ。
恥かかせんなよー。
化粧品会社のくせしてさ。
企画会議で、
『やっぱり女性はいくつになってもお花を贈られたらうれしいですよ〜』
とか誰かよけいなことを言ったんだな。
もう〜。

夜になって おめでとうメールをいっぱいいただきました。
ありがとう ありがとう。



2007年04月25日(水)  イブ

今日 生まれて初めて タケノコを自分で煮てみました。
いまビールとともに食べてます。美味しいです。
あ、下茹では友人宅に持ち込んで、やってもらいました。
ありがとうございます。

4月なので、バイト先にたくさん新人が入ってきました。
今年からは、雇用拡大と長期定着 地域密着 などいろいろな理由から、
主婦層を多くとったようです。
身も心もおばさま たちです。
でも履歴からすると、たいしてわたくしと年は違いません。
わたくしも外からみればこうなのかな、
と思いつつ 親しい同年代の方々を思い浮かべると、
これまでの生き方で、同じ年代でもずいぶん見た目が違うものだと、感心します。


そんな春
地味めですが、明日はわたくしのお誕生日です。
ありがとうございます。



2007年04月23日(月)  中古

このところ日記がおろそかだったのは、
ノートパソコンを買ったからです!
わーい。
もちろん’98の IBMくんもまだまだ動くのですが、
この頃暖かくなったせいか、動作が異常に遅くなり、
もしかしたらこの夏は氷でもアイスノンでももう乗り越えられないかもしれない、
と不安になっていたところ、新聞で中古PCの安い限定品を発見し、
でもまだ踏ん切りがつかなかったので、
電話ではなく、わざわざハガキで問い合わせて、
それでも在庫があったら買おう
と姑息な賭けをしてみたら、
ものすごく感じのいい電話で、まだ商品を用意できますよ、
と言われてしまい、現金で即買いしたのでした。
電話の応対は大事よ。
ものの数語で この会社なら、と思わせてしまうとは、
あのお姉さんはたいしたものです。

そういうわけで我が隠れ家にもXPくんがやってきました。
中古だったので、動作確認をしてすぐ みんくるちゃんおのシールも貼ってしまいました。
現金で買ったので、完全にわたくしのものなのです。
わーい わーい。

でもネットとメーラーの設定以まだ何も覚えさせていないので、
これからいろいろ手がかかって大変です。
でも楽しい。
中古PCで、十分と十分なっとくできたら、これからは2年くらいで、2年おちものに
買い換えていこうかな。

まずは画像処理ソフトをいれて、6月15日のライブの告知を作らなくては。
その前に譜面をだしてきて、歌とウクレレの練習を始めなくては。
その前にメーデーのお仕事の歌を覚えなくては。
でもまず、このPCでゲームをしてみなくては。
初めて新しいPCで日記を打っているのですが、
半角・全角キーのすぐそばにESCボタンがあるので気をつけなければ。
いつか、そのうち 打ったものを全部消して泣くことになりそうです。



2007年04月18日(水)  アンチエイジング

今日から もりみつこ を見習ってスクワットをすることにします。
TVでカネモト兄貴も、浜のオジさんも言っていました。
とにかく 足腰・脚力・股関節 なのだと。
でもあの婆さんは、毎日100回(200回だっけ!?) やっているんだよね。
わたくしは先ほど 10回やりました。
眠る前に、あと10回やります。

女も股関節だよね。



2007年04月17日(火)  めーでー

何年振りでしょうか。
5月1日の、メーデーに、日比谷野音のステージに立つことになりました。
三年ほど続けて、日比谷や千葉のメーデーのステージに出演し、一時はすっかり
労働組合御用達バンドとして、
各地組合のパーティなどで活躍した、タブーショウ に久しぶりにお声がかかったのです。
な・に・を・着・よ・う・か・な ?
その前にダイエット!
タブーショウは、かっとびラテンバンドなので、ここ数年ライブを休んでいたとしても、
いくらわたくしが年を取ったとしても、
ステージに出るからには 露出魂 を忘れてはいけないのです。
たとえ顔に皺はなくても、下腹のお肉はどうにもならない・・・
あと2週間を切りましたが頑張ります。

その次は歌詞です。
組合ソングを歌うのは本当に久しぶりだからなあ。
まず、サルサインターナショナル ですが、
組合員の皆さん、サルサのノリにはついてこれなくても、歌詞はみんな知っているから、
間違えられない。
それから、毎回歌詞がかわる、NOの唄。
最後に覚えているのは、労基法NO!の唄 でしたが、とっくの昔に法案は通っちゃったし。
今年はいったい政治の世界の何に、NO! と言うのでしょう。
国民投票かな?
覚えられるかな。

さあ、心のどこかに自由や平等を阻むものと戦う、熱いなにかがまだくすぶっている方々。
5月1日は、一緒に日比谷でインターナショナルを歌って踊りませんか。

朝早いんだよね。
いないよね。



2007年04月14日(土)  浮上

今日、突然目の前が開けました。
なぜかというに、今日はじめてボブと挨拶を交わしたからです。
ボブとはもちろん、向かいのデブのアメジカ人です。
本名、リチャード。
もしかしたら、イギリス人なのかしら。(なんとなくシェークスピア的に)
でも、あのやたらと友人と玄関ポーチで立ち話する癖を考えると田舎のアメジカ人っぽい。
今日の午後、わたくしは結構おしゃれをして家を出ました。
すると向かいの家の玄関先には、いつものようにタイミングよくちょうど夕刊を取りに出たボブ。
わたくしとボブの関係は微妙です。
お互いに、いつも、ほんとうにいつも顔をあわせるなあ、と意識していることはビンビン感じています。
それが、今日はおしゃれしていたからかなあ。
それとも初夏のような気持ちのよい天気だったからかなあ。
ボブが、コンニチハ と言ってくれたのです。
もちろんわたくしも こんにちは と返しました。
すると突然、ここしばらく閉じていたものが、パーっと開いた感じがしたのです。
そうだ、わたしから こんにちは って言ってもよかったんだ、と
いつもなら反省したり落ちこんだりするところですが、
今日は、ボブ(本名リチャード)ありがとう と明るい気持ちになれたのです。
やっとボブ(本名リチャード)と隣人になれました。
ありがとうボブ。
そして突然ひとと交流する気持ちになった単純なわたくしは、さっそくバイト先の知り合いと、
お酒をくみ交わしてみました。

ちなみにボブの洗濯好きはあいかわらずで、先日も夕方から突然雨が降ってきましたが、
物干しに布団がでていました。
次からは、インタホンで教えてあげよう。
東京の冬はほんとうに雨が降らないので、最近のように頻繁に雨がふると、
桜が咲くよりももっと、冬は終わったんだな、と実感します。




2007年04月13日(金) 半畳分 石鹸開始日

足の爪が全部はえかわるにどのくらいかかるでしょう。
昨年の十二月の頭に、お芝居のために塗った真っ赤なペディキュアが、まだ2mmほど残っています。
だから、なんと4ヶ月はかかるということです。
あれ?そのあと塗りなおしたかな。
いや、冬はいつも靴下をはいているからわざわざそんなことはしない。
マニキュア落しも持ってはいるが、放っておいたということは、
たぶん4ヶ月そのままと思われる。
だから爪を剥がすと1年の3分の1はたいへんです。

今日、マルセイユ石鹸の1kgの塊をおろしました。
どうしても、石鹸を切る道具にめぐりあえなかったので、塊のまま頭や身体に塗り付けています。
さて、1kgの石鹸はどれくらいで使い切るのか実験です。
ちょっと楽しみです。
8月くらいかな、と予想しています。

遅れ馳せながら、はりぽった を読みました。
階級っぽいイジメがいっぱいのダークなファンタジーでした。

なんともかんとも身の回りの狭い狭い範囲のことしか書くことがありません。
視界が狭まっているようです。
今日も、ファミレスで、学校の先生たちの春の組合大会の打ち合わせなんていう面白そうな集まりに
隣り合わせたのに、なにも面白いことを引っ張れなかった。
でも、面白くない集まりだったのです。
大会の役を発表(書記 板書××先生 筆記○○先生 とか)した後は、
組合費を集めにいくか、持ってきてもらうか、を10人で真剣に話し合っていたのです。
学校の先生の集まりは、若い女先生でもおじいさん先生でも、
△△せんせい 呼ばわりなので、
セクハラや不倫が露見しずらい、と思いました。



2007年04月12日(木)  さっぱりやる気がでない

今週を乗り切ればもうすこし浮上するはず。
最近は五行以上のことが書けないので、もっぱら掲示板にどうでもよいことを書いています。



2007年04月05日(木)  花冷え

ご心配をお掛けしましたが、無事お花見はできました。
しかし日が暮れてからは寒くて花の下でお酒は飲めませんでした。
心のお姉さまと自転車で、谷中の墓地をぶらぶらしたのです。
谷中の桜は、上野の桜より古いのか、幹が太くて立派です。
墓地でも桜の時期だけはここも宴の地。
墓場内(墓石が並んでいるところ)でのお花見は禁止されているので、
みなさん大抵は、街頭があって明るい車道の端や小さな公園で飲み食いしているのですが、
桜をもとめて墓場内の狭い小路を進んでいくと、
ところどころにポツリポツリとある街頭の灯だけの薄暗ーい中、
ふと足元をみると人がしゃがみこんでビールなんか飲んでいたりして笑えます。
こちらの暗い墓場花見はたいてい一人か二人。
仕事帰りのおじさんがワンカップとサキイカをもって、
見知らぬひとのうちのお墓の置き石なんかに勝手に腰をおろして黙って飲んでいる。
どこかの由緒ある家かなんかの、敷地の広い墓の入り口では、わたくしの両親くらいの年頃の夫婦が、
買ってきたから揚げやゲソ揚げや焼き鳥のパックを広げ、黙ってビールを飲んでいる。
ものすごく寒そう。
そしてものすごく、楽しくなさそう。
きっとなんにも話すことなんかないんでしょう。
でも、この夫婦のどちらかが、
「桜も終わりだからちょっと谷中でもブラブラしてみるか。」
(たぶんお父さんが言い出したのではないかと思われます。そしてお母さんは別にいきたくはないけれど)
「そうですね。」
行きがけにお惣菜屋(谷中にいっぱいある)の前を通りかかったお父さんが、
「なんか買ってくか。」
とか言い出して、お父さんという人種はバランスというものを考えないから、
揚げ物とか鶏肉とかやたらかぶって似たようなものになる。
そしてお父さんというのは野菜やヘルシーに興味がないからやたら肉々しく茶色いものばかりになる。
それで
「せっかくだからビール買うか。お前も飲むか。」
とか言い出して、
お母さんはブラブラ桜を見たらすぐ帰ってうちでテレビを見ながらあるものでご飯を食べようと思っていたのに、なんだかこんなことになって、
それでもってお父さんは昔風に照れ屋だから、ひとがいっぱいいる明るいところで、
お母さんと二人、いそいそと食べ物を広げたりできなくて、
しかも思いつきだから敷くものも持ってなくて、
「あっちの方はまだ満開だな。」
「この辺静かだな。」
「ここなら座れるか。」
なんて流れで他人のお墓の入り口の段に腰掛けたりして、
ビールをあけてお惣菜のパックも広げてみたけれど、
別にもう話すこともないし、結構ひとも通るし(わたくし達のように)、
そのたびに見られているようでお父さんはますますなにやら恥ずかしく不機嫌になり、
そのまま30分もしないうちにお父さんがビールを飲み終えると、
お母さんは3口くらいしか口をつけていないけど、
「帰るか。」
「そうですね。」
ってことになるんだろうと思います。
いや想像だけど。

それでも「行くか」って言い出したり、「そうね」って一緒に来たり、
なんだか幸せそうには見えなくても、それでもずっと一緒にやってきたんだなあ、
と、ちょっといいなと思ってしまったのでした。
これでお互いにもう少しなにか話すことがあればねぇ。
いや想像なんだけど。



2007年04月01日(日)  4月馬鹿

本当のことをいうと、桜って好きじゃないんです。
キレイだと思うし、満開の時にはそれは素晴らしい、見事だ、と思います。
でも、桜って花が咲いているときに葉っぱがないじゃないですか。
まわりの木々もまだ新緑萌え出る前で、
春霞のぼんやりして、色の薄い青空に、裸の木々の中、花だけがもうもうと咲いている。
寂しくてすこし気味の悪い風景に思うのです。
わたくしはお花は緑の中に咲いているのが好きなのです。
このあとで咲き始める、街路樹として東京にたくさん植わっている、
ハナミズキなんか大好きです。
若葉の淡い緑に、薄桃色の花が映えてとても可愛らしい。
葉も花もひらひらと妖精の服のようです。
これは決して今年 誰からもどこからもお花見のお誘いがなかったから言うのではありません。
本当だもん。

春鬱の頃がやってきました。
近頃、心が燃えないの。
いつもは百まで生きる、と豪語していますが、
六十くらいで死にたい、五十五でもいいかも、なんてことを始終考えています。
五十では、ちょっと早い、と思うのでまだ大丈夫です。


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