Kin-SMA放言
もくじ昨日のこと明日のこと


2003年02月27日(木) 限定ボトル缶GET

この寒いのにコーラかよ!

って思ってるよ〜、コンビニのお兄ちゃん、絶対思ってるよ〜(自意識過剰)

しょうがないでしょ、
リクツじゃ、ないんだからさぁ。


だいたい、コーラ、苦手だし(ぼくと同じような人、きっとたくさんいる!)

どうもあの、炭酸がね。


そんなアナタに、とっておきのレシピを伝授。

その名も「コーラの牛乳割り」
いやマジで。

何を隠そう、このわたくし、某サイトで結成された「全国“コーラの牛乳割り”普及委員会番長」の大任をおおせつかっております次第。
(何だ?“番長”って?)いや・・・、“会長”とか“広報委員長”とか“宣伝部長”とか、あらかた決まっちゃった後だったんで・・・

番長のおすすめは コーラ5.5:牛乳4.5 なのですが、コーラ好きの方はコーラ9:牛乳1でも大丈夫です。でも、なるべくは牛乳の方が多くならないようお気をつけ下さい。それだと「牛乳のコーラ割り」という、似て非なるものになってしまいます。これはけっこう珍なシロモノです。あくまでもコーラが主人公であることをお忘れなく。それから、もっちファンには辛いことですが、“氷は禁物”です。

見た目は、はっきりいって泥水です。まぁ、だまされたと思って(本当にだまされた!と思われた方は、苦情受け付けます)

ようするにさ、コーラフロートのアイスが溶けちゃったやつだと思えばいいわけよ。




←ハウス食品じゃなくて、すまぬ


会長〜! 普及活動したよ〜♪


2003年02月26日(水) 裏日記始めました

ちょっとですね・・・なぜか邪心の歯止めがきかなくなって(欲求不満なのか?>オレ)、裏日記を一時的に借りました(HP立ち上げるまでには至っていない)

同じエンピツさんですが、成人向けのジャンルに借りましたので、未成年の方は、残念ながら立入禁止です。
(ぼく思うに、未成年でも精神や道徳観が大人な人もいるし、その逆なんかそれこそわんさといると思うのだが・・・。はたしてこのような区分けは妥当なのかねぇ・・・)

で、“一時的”っつうのは、やばくなったらすぐ逃げるためなんだよ(こすい!)

さっそく暴走気味の第1話をアップしてあるので、興味のある方(たしか10人くらいだったと思うが/笑)は、何とかしてたどり着いてください(←無責任。でも多分簡単に見つけられると思う)

今までのはすごい過去の話だったけど、今日のはまさに2003年2月26日現在を想定して書いてありまする。

では、おやすみなさんせ。



←うち1つはもう手に入らないか?


2003年02月25日(火) 千穐楽観てきたよ

歌舞伎座の。

・・・ああっ、ごめん! ぶたないで・・・ひらに、ひらに〜っ!!<(_ _)>ぺこぺこ

(後で帝劇の話もするから、帰んないで〜!)



今日は確定申告のため仕事を休んだので、午後からまたまた銀座へ出かけたよ。

日曜日に昼の部をはずしてしまったので、せめて『吉野山』だけでも観とこうと木挽町へ。

久しぶりの一幕見席。
花道が見えないのが難点だが、今時800円でこんな可愛らしい舞姫(というのはもちろんジャック様=中村雀右衛門丈のこと)が拝めるというのは歌舞伎座最大の特長なり。
それに、七三にいると、上半身だけはかろうじて見えるのだ。

鳥の子色の常磐衣も可愛らしく、「女雛男雛」では、「ホント、あんなお雛様を飾っておきたい」とうっとり(でも、実物大だったらコワイだろう)

菊パパの忠信も、実力と華やかさのバランスが最大限にいい感じで(『四の切』も良かったよ。『鳥居前』を見逃すとは、不覚だったよなぁ・・・詳しくは昨日の日記で/まだ書いてないけど)

何つっても延寿太夫の美声には、いつもながらほれぼれ。満開の(書き割りだけど/笑)桜の中で聴くその清元は、まさに春のウグイス(は梅だが)って感じだった。

『鳥居前』が出たのに、『吉野山』の方に藤太が出てきた。

左團次丈が休演なさって(ここ数年お具合が・・・心配だ)三河屋が『鳥居前』の弁慶を代わったらしい。そのためか? どっちにしても得した。

特にぼくが、菊五郎劇団の立ち回りが大好きだってのもある。江戸時代の趣きがあって。
(沢潟屋一門のは、どうも「筋肉ミュージカル」みたいで。スーパー歌舞伎でやる分にはかまわないんだけどね・・・)




小一時間、桜満開の吉野山に浸ったあと(本当の春の吉野に行ったことないんだよな・・・行きたいなぁ、狐に化かされに←?)、平日だから空いているはず、と急に思い立って献血ルームへ向かった。

最後に献血したのが、ちょうど2年前。その後3回ぐらい血液比重が足りなくてはじかれてしまってるので、今日もどうかなと思ったが、かろうじて血漿成分献血ができた。

献血ルームって、スタッフが下にもおかぬおもてなしをしてくれるし、飲み物飲み放題、お菓子食べ放題の大名気分(安い大名だな)になれるのと、「良いことした」自己満足に浸れるので、時間があって体調がいいときは、つとめて行くことにしているんだが、ぼくにはもう一つ理由がある。

懐かしいKinKi君のポスターが見られるのvvv←やっぱりこういうバカ理由か

それこそ「いつのだよこれ?!」てのが(1994〜2002年までアトランダムに4〜5枚あるのだ)未だに堂々と貼られているのを見ると、「こ、これ、もらえません?」とはとても言えない(そうじゃなくても言えないだろ、ふつうその歳で)

ポスターもらえるなら、1リットルでも2リットルでも採って下さいてなアンポンタンなファン(ぼくだ)はいくらでもいるだろう、と思ったが、そういうのは人の善意に水を差すので、ダメなんだろうなやっぱり。それと、献血は16歳以上じゃないとできないし。

でも、たとえKinKi君につられてだとしても、若い女の子が偏食・夜更かしなどをやめてどんどん健康な血液を提供してくれれば、それにこしたことはないのに・・・あ、そうか、それでモデルになってるわけか(本人たちは献血したことないらしいが←おいおい)



成分献血は時間がかかるので、テレビを見ながら採ってくれるのだが、北朝鮮のミサイルが日本海へボチャン、というニュースを見て暗然としてしまった。・・・人がせっかくいいことしてるのに! ふざけんなよーー!!(怒)



何か寂しい気持ちになって、帰路につく。
少し遠回りをして帝国劇場の方を通ってみた。
終演後1時間を回ったあたりで、周辺にはまだまだたくさん女の子が出待ちをしていた。

舞台装置がどんどん搬出されていく。

ちょうどぼくが通りかかったときには、フライング用のワイヤーの束がトラックに乗せられるところだった。

2ヶ月間、もっちやとーまやG-Rocketsの命を支えてくれていたワイヤーに、「よく頑張りました、ありがとう」と心の中で声をかけた。




あー、ホントに、終わったんだね。



←みんなもそうだよね


2003年02月23日(日) 恥ずかしくてまともに顔が見られません

『堂本兄弟』ね。・・・まぁ予想どおりの展開で。

テツandトモは、ぼくは『ボキャブラ天国』のころによく見てたけど、そのあとお笑いを熱心に見てなかったので、ここ2、3年のことは知らない。
つうか、『ボキャ天』の頃から変わってないよテツトモ!(衣裳含む/笑)

ずっと同じことをやってきたのに、なんで今頃になってウケたんだろう? まさに“なんでだろう?”の心境なんだろうな。

「堂本兄弟版なんでだろう」のネタは嬉しかったね。
(ぼくが『堂本兄弟』で“なんでだろう?”と思うのは、なにげに『メントレG』とゲストがかぶるところ、なんでだろう? しかも別にプロモーションがらみとも思えないのに)←やはりPの好みが関係しているのか?

それにしても、これは全く私情なんだけど、ここ数日いやらし小説を書きまくっているせいで、そのモデル君たち(^^ゞが映ったとたん、もっすご赤面してしまった自分が恥ずかしい←なら書くなっちゅうハナシや

しかもK君(今さらイニシャル)の方は、少々おやつれ気味ながら、ますますお綺麗だし(おデコ出してる髪型もなかなかいいな、と一年ぶりに思う)

海外ベイビーの“一重攻撃”は、『うたばん』で見たときの衝撃が強すぎたので、今日はあんまり驚かなかった(これが、知り合いの「女性」にそっくりで/笑)。それと今日は前髪の処理がナイスで「何か、いい感じじゃん」と思ってしまったあたりが、まさに「ツヨシMAGIC」?





今日は本格的に花粉症の症状が出て、目はカユカユ、鼻水たらたらでさんざんだったにもかかわらず、惰性で銀座〜日比谷を徘徊。
(実は今日は、歌舞伎座昼の部を観賞の予定だったのだが、起きたら昼すぎでパスしてしまった。せめて『吉野山』だけは観るつもりで出かけたのだが、それさえ間に合わず。・・・あーん、ジャック様/涙)

まず、ヅカファン御用達の日比谷「キャトルレーヴ」で、マイモーストフェイバリットジェンヌたぁたん(香寿たつき)のグッズを買いまくり、ついでに(こら)「ポポロ」ともりん表紙の「PERSON」を買い、「マツモトキヨシ」で花粉症グッズ一式(鼻炎薬、目薬、ソフトティッシュ、マスク)を買い、「ビックカメラ有楽町店」でオムロンの低周波治療器を買い(笑)、その下で『SHOCK』の海賊版ビデオを売ってるヤカラをサツにチクろうかどうか迷いながら結局見逃し(おいおい!見逃しちゃだめだって)、駅中の「森永ダース」のポスターを観賞したあと(帝劇への待ち合わせにこのポスター前を指定するコ多し。気持ちは分かるぞ(^^))銀座へ向かい、「ニューキャッスル」の猫をかまい(猫の前を素通りできない真性猫バカ)、『天上の愛 地上の恋』11巻を買って(ルドルフ・・・/涙)帰ってきた。


お、なんか普通の日記だな(ふだんが“普通”でないだけに)

そして今、たぁたんのCDを聴きながらこれを書いている。

ぼくにとっては、たぁたんの声の方が低周波治療器よりもすぐれた癒しグッズであると再確認。うう〜、効く〜( ̄− ̄)
まったく・・・なんて、なんてナチュラルスィートな声なんだろうこの人は・・・
  好きっ!(感涙)←おいおい・・・落ち着け
(今、サヨナラ公演の真っ最中だが、舞台の世界に残ることが決定しているので、あまり哀しくない。ホントは退団前から進路が発表されるのって、あまり感心しないのだが・・・)

ただ不満は、このCD、37分しかねぇの! 短かすぎ! ぷんぷん。
ぜひとも「闇が広がる」を一人二役のダブルトラッキングで入れてほしかったのになぁ・・・(構成の)オギりん、頼むよもう〜(ぷんぷんPart.2)

でも「愛の面影」「この世にただひとつ」が再びたぁたんで聴けて、感激ですぅ(ちょろいファンですぅ、まったく)

そんで今日もこんな時間か(午前3時)

毎週毎週しょっぱなから寝不足でスタートするのを、今度こそ改めようと思っているのに・・・まったく学習能力がありません。

さ、寝よ。



←早くこ〜い\(^^)/


2003年02月22日(土) にゃん、にゃん、にゃん♪

全国の猫バカの皆さま、こんにちは。

本日2月22日は「猫の日」でございます(本当)←ネコ缶メーカーのプロパガンダらしいが

そして何と、本日『SHOCK』が222回を迎えたのだそうです。まさに「にゃん、にゃん、にゃん♪」でございます。←狙ってたのか・・・? まさか


本物の猫も、通称“にゃんこ”ちゃんも、そんなわけで今日は思う存分溺愛いたしましょう(おのおの好きな方法で)

で、本日ぼくは本物の猫の方を、ウザがられながらかまいまくっておりました。春先になって、「毛」の方がそろそろバラバラと抜けてくるので、くしゃみを連発しながら後始末に大わらわでした。

そして、何かびみょーな数の投票をいただいたヘボ小説第二弾を、またまたこの日記帳のどこかに隠しました。

条件とヒントは、おととい20日の最後をご覧下さい。

一応第一弾のテーマは「過呼吸」(笑)
第二弾は「くちびる」(やらしい?)となっております。
おととい同様、投票ボタンは小説の方につけました。それでは。


※第一弾は2月28日をもって、移動させました。第二弾の方も、近々移す予定でおります。(更新2003.2.28)

※第二弾も3月1日をもって、移動させました。読んでくださった方々、ありがとうございました。(更新2003.3.1)


2003年02月20日(木) じたばったするっなよっ♪(cヤッくん)

昨夜の『正直しんどい』(関西方面の皆さまにはネタバレ御免)、子犬ちゃんでしたね、子犬ちゃん(≧∇≦)
まさに。

シッポ振って翔やんのあとをチョロチョロ。

メンズ・ティノラスで、翔やんスタイルをおねだり(←翔やんて、ほんとに普段からあんな服着てんのか? やばくないか?)

翔やんのご命令なら、じんましんを出してまでも(爆)絶叫マシーンに乗り込む覚悟。

水族館で(男2人で水族館、てのがもりん的ブームなのか?)『仁義なき修羅』ごっこをねだり、「他のお客さんに迷惑だから静かに!」と叱られて(翔やん常識人vvv やっぱり大人だ)、またあとをチョロチョロ(≧∇≦)

なんで男相手だと、そんなにはしゃぐんだ?!

挙げ句の果ては、水槽を掃除しているダイバーを、銃(もちろん撮影用)で撃ってくれ、と翔やんに(相方のお株を奪う)MY WISH攻撃。

「どんな反応するか、見たいんですよ〜vv」

だとおっ?!!!

しかも足をじたばた、じたばた、じたばた!
く、くぁわいいじゃねぇか!!!(>_<;)

最初は渋っていた翔やんも、これには完敗(?)。やってくれました。

ダイバーも、のってくれました。(^^ゞ

みんな、かわい子ちゃん(海外ベイビー頭の“ピラ”でも?)には弱いのね。

スタジオにはギバちゃん(室井さんバージョン)がかけつけるし(笑)
(「NEVER GIVE UP!」なつかし〜! 踊ってほしかった)

メールでは、子だくさん(笑)翔やん家に招待されてしまったもりん(じゃなくギバちゃん/笑)、微妙そうな顔してたけど、もっと喜べ!

釣りも一緒にできそうだし、これは確実にお友達ゲットでしょう。




※以下のコメントは、2003年3月1日をもって無効とさせていただきます。小説は高飛び(笑)させました。読んでくださった方々、ありがとうございました。(更新2003.3.1)


さて、本日思うところありまして(^^ゞ、この日記帳のどこかにへボ小説を隠しました。

読みたいと思われるスキモノ方は、下記の条件に従って、そのページへおいで下さい。

◆条件1 へボ小説は、ヤオイヤバイ小説です。そちら方面に嫌悪感のある方は、およし下さい。

◆条件2 (アナタがどちらをお好みであっても)リバースを認められない方は、行かない方がよろしいかと。

◆条件3 もちろん、事務所には内緒にしてください。禁じ手をお守り下さい。


以上すべてOKだ! という方は、下のヒントを手がかりに、小説置き場へおいで下さい。では。
(皆さまの反応とお好みを知りたいので、今日の分の投票ボタンは、小説の方につけます。なにとぞご協力を)

〈ヒント〉『人間・失格』での、大場誠と影山留加の出席番号を足した数。留加がその数字を“おじさま”の車に刻みました。目次からその数字の日付(先月か今月か、2つに1つ)へとんで、留加のようにギリギリこすって下さい。ハエが、ハエが〜っ!(笑)


2003年02月19日(水) スペシャル(から派生して「一世風靡」思い出話)

昨日に引き続いて“ぼくがきんきっずに惚れたわけPart.3”をかまそうかと思ったが、かなり目の方がやばくなってきたので、今日はだるだる話で終わろう。

えーかげん過労気味なので、今日は9時で終業。「どんなもんヤ!」を生で聴くのは久しぶりだす(今日の話題は『SHOCK』。前回までは二幕が寂しかったので、大幅に内容を変えて動きを増やしたら、地獄のキツさになったという話。もりんは、もっぱらからあげを食しつつ「うん」「うん」としか言っとらん/笑)

もうちょっとだもっち。最後まで体に気を付けて、やりとげてね←ぼくは「がんばれ」って言葉は嫌いなので、なるべく使わない。言われなくても頑張ってる人には言いたくない

ラジオを聴きながら『ザ・テレビジョン』をパラパラめくってたら、春期の新番組速報が色々載ってて。めぼしいのもあったが、どうせぼくはビデオの中に永久保存してしまうんだろうな(そろそろ何とかせんと、本当に一生見れずじまいになっちまうよ〜)と思いながら、SPの方を見る。

ふんふん、目玉は『ごくせん』『池袋ウエストゲートパーク』でしょうかな、やはり。

・・・『堂本剛の正直しんどい』スペシャル?!

剛と男性ゲストがそれぞれ女性芸能人とデートをし、互いのデートを批評〜?!

び、微妙〜〜〜!!!

まずその“男性ゲスト”って誰?!

(それぞれとデートする女性芸能人ってのは、正直な話、興味ありません!←ほんとに正直)

もりん本人とスタッフが、どっちを狙ってくるかなんだよな。すんごいファンの期待に応えるか、逆に裏切るか・・・

微妙〜〜〜!!!←『スマスマ』世にも微妙な物語のナギ君風に

どっかのサイト行けば、もう分かっちゃうのかな?

でもがっかりすんのヤだから(分かるね?“彼”以外だったら、誰であろうとがっかりだぁよ)、おとなしく3月まで待とう。

というわけで、今日の『しんどい』は、前評判も上々の哀川翔やんの回だ。

昔よく行ったよ、ホコ天パフォーマンス(どこにでも行くなぁあんたは)

“そいやそいや”の直前ぐらいだったから、そらもうすごい人数の客を集めてた頃で。

でも、セピアがデビューしてしばらくしたら、興味がなくなってしまった。

一世風靡(セピアにあらず)って、けっこう大言壮語する人たちだったんで(代表がすんごい理屈っぽいやつで/笑)、もっと過激なムーブメントを巻き起こしてくれるのかと思ってたら、何だよ、要するに芸能人予備軍だったのかよ、みたいな。

おっと、別にそれが悪いとは言わないよ。

最初から素直に「役者目指してます」って言ってくれれば、こっちも素直に応援したのにってこと。だって、翔やんに限らず、ギバちゃん(柳葉敏郎=彼は「ジョニー」ってニックネームだったんだぞ! 今笑ったキミ、キミは正解!/笑)、シゲ(小木茂光)、ハルさん(春海四方)、イサじい(武野功雄)・・・ときどきテレビドラマや映画やCMで見かけるが(あとの二人は見ない・・・本業に戻ったのか? それはそれで立派)、あのころの“ギラギラ”が見事にないんだもんな。それがちょっとがっかりなんよ。

てなこといいつつも、今日の『しんどい』見たら、印象ががらっと変わったりして(笑)。でも、頭痛がしてきたから、後日にしよ。


と、どんどんどんどんビデオの山が築かれてゆくのであった。



↑何か“スペシャル”を考えなければ(笑)

「自分です」って方、メール下さい!(感謝と愛を捧げます)←いらねぇって・・・


2003年02月18日(火) 思い出話で茶を濁す

いよいよヤツの発症の兆しが。

今年は“目”から来るようだ。
この2、3日、どうも目がコロコロして、いっつもゴミが入ってるような感じがしていた(だからコンタクトは無理なのだ)

認めたくなかったが、いよいよだな・・・

ふう〜、これから向こう3か月、この苦しみが続くのだ。

同病の皆さま(もっち含む)、お互いがんばって乗り切りましょう。





なんか今日は書くことがないので(早く寝なよ、だからぁ)、この日記の最初に書いた「きんきっずに惚れたきっかけ」Part.2を書くよ。

雑誌ではまだ「W堂本」って書いてあって、例によってどこに出てもまずは「兄弟ではありません」といううたい文句が書いてあったのが印象的だった(今改めて見ても、全然似てない。なんで当時は見分けがつかなかったのか。ほんと不思議)

アイドル雑誌には毎号なんかしら出てたから、顔も名前も覚えたんだけど(今プロフィール見てすんごく意外だったのが、もりんの好きな色が「紫」って書いてある! それってマボ(松岡昌宏)の色じゃん!(決めつけ)でも、最近も「好きな色は紫」ってどっかに書いてあったな)、テレビではあんまり見かけなかった。

あとでビデオをチェックしてみたら、懐かしの『愛ラブSMAP』で当時“3 on 3”を毎週やってて、正直これはあんまり面白くなく(ぼくはコントとかの方が好きだったから)まじめに見てなかったんだけど、ある日、「風見慎吾(現・しんご)とジャニーズJrチーム」てのが常勝SMAPチームに挑戦。

なんで風見慎吾?!(のちにこの意味が判明)

そのジャニーズJrの中に堂本君たちがいたのだ。

察しの良い方はもうおわかりだと思う。
“3 on 3”てのはストリートでやる3人対3人のバスケです。
バスケです。 ←しつこい

そうなのだ、堂本剛君大活躍の巻だったのだ。

ぼくがますます惚れたのは言うまでもない。

“3 on 3”の帝王・木村拓哉に拮抗する無名のJr(笑)中学2年生!

これが惚れずにおらりょうか。

ところが。

他のメンバー(もう一人の堂本君含む)がてんで役立たずで(^^ゞ

Jrチームは負けたんですがね。でもぼくの中では完全に「スポーツヒーロー・堂本剛」(ちょっと太め/笑)の名がくっきりと刻まれたのだった。
(パスを出すときの眼差しの鋭さ、今思い出してもゾクゾクするぅ〜)

この、“むやみにかっこいいバスケ少年&役立たず(おい)”のふたりが、半年ぐらい経ってあのユニット名で再び『愛ラブSMAP』に登場したときには、顔つきがちょっとしまっていた(でも今と比べると・・・)ことに驚くと同時に、ユニット名のインパクトに爆笑してしまった覚えがある。


さぁ〜(ぼくだけ)盛り上がってきたところで、体力の限界。つづきはまたいつか。



↑続きをご所望の方は一押しどうぞ





すわて、『ストレイザー』も『エリザベート』も中途半端なまま月日は過ぎて行ってるが、何にもしてないのに毎日1時2時になってしまうわけで(家に帰るのが11時じゃあなあ・・・)、そんで休みの日は遊び回ってるわけで、こりゃ進むわけがない。

でもまぁ、今度の土日は(歌舞伎座だよ)・・・

どうせ誰も待ってねぇし(開き直り)


2003年02月17日(月) 光一様、お待ち申し上げておりました

テレビ見ないっ子生活続行中なり。

(さすがに『堂本兄弟』だけは見た。一週間のテレビ視聴時間30分!受験生か、わしは!)えーっと、『ジェネジャン』は?『正直しんどい』は? とか訊かないようにね・・・

こんなぼくが日常的にきんきっず体験できるのは、『どんなもんヤ!』のみ。

で、本日、やっと、ようやく、しばらくぶりに、“おっさん”(cもりん)が、ご帰宅。

パパァ!待ってたよぉ〜〜〜(>_<。)
(誰が“パパ”じゃ?)で、ママは誰なの? とか訊かないようにね・・・

おなつかしや光一様(感涙)←昨日テレビで見たじゃねぇか(顔つきが疲れてたね・・・)

いつに変わらぬローテンションが、また嬉しい。

嬉しさを噛み殺しているような、微妙なテンションのもりんが愛しい(?)




さて今日月曜日は「つっこみからあげKinKi」

雑誌のグラビアで、もっちのコンタクトがずれていたように見えた、という話。

ぼく、もっちのコンタクトがハードだったということを、今日初めて知りました。←ダメファン決定

“夜更かし君”のくせに、大丈夫なん?
(ソフトの方が夜更かしには悪いのかな?)

ぼくも昔はコンタクトを使っていた(今は牛乳瓶底メガネ)。ハードを。

で、彼とおんなじことをやりました。

ある日、吸盤のようにひっついて、押しても引いても水の中でパチパチしても、とれなくなった。
                     ↑
                そんなんで、とれるか!

ぼくはもっちみたいに根性がなかったんで、爪で引っかけてとる(うわっうわっ(>_<。))なんてことはせず、大騒ぎして病院行ってとってもらって、それっきりコンタクトは使ってない。

ドライバーみたいな器具を、黒目めがけてつっこまれたあの恐怖は忘れない。
(そうそう、もっちにつっこむ。「ハードコンタクトは、黒目より小さい」って言ってたけど、それは「虹彩より小さい」と言いたかったんだよね? 黒目(瞳孔)より小さかったら、どんな見え方になるっちゅうの)

いつしか花粉症の仲間入りをし、ますますコンタクト作る気は失せた。

今のはもっと性能がいいのかも知れないけど。


それにしても、もりんが最近、遠くが見えなくなってきたと聞いて、説教するもっちの気持ちはよくわかる。せっかく良い視力のまま大人になれたんやから、大切にせなアカン。

「あんまり・・・ゲームばっかりしないで・・・」

って、オカンみたいやったけど(笑)
(聴きながら書いてるから、言葉がうつってきた)



↑ぼく的には、『パンツの穴』に過剰反応するどんちゃんが可愛かった!


2003年02月16日(日) ヴェルサイユでオスカルに逢う

一瞬みぞれになって「明日どうしよ〜!」と大騒ぎしていたが、今日のところは雨のまま、持ち越しそうだ。

猫ども(ウチには「ごろー」ともう一匹「ツチノコ」というのがいる。上から見下ろすと、伝説の珍獣・ツチノコに形も模様もそっくりなのである)も、慌てて帰宅し、ストーブの側で香箱を組んでいる。
(さっき、ウチのじゃないヤツまで玄関のとこで雨宿りしていた。入れてやりたかったが、人の顔をじーっと見て警戒したまま、入ってこなかった)

さて昨日は、激痛によろよろしつつ、マッサージ屋さんにたどり着いたところで、終わったのだった。

マッサージ屋さんで「頭痛がひどいので、首から上をやって下さい」とお願いし、30分ばかり揉んでもらった。

「あーこりゃひどいね」とマスター。「これは全身から来ている」と、結局、腕、肩胛骨、脛、足指などもちょっとずつ(悪く言えば中途半端に)施術してくれて、「時間のあるとき、またいらしゃい」と、送り出された。
「ほっとくと、脳血管が危ないよ」と、キョーフな一言。

げげ、脅かすなよ。

全身の秘孔を突かれて、ますますよろよろ状態で、赤坂にたどり着いた。

『レディ・ゾロ』

去年退団した元花組トップスター・匠ひびき(チャーリー)の、退団後初出演作。脚本が劇団☆新感線の座付き作家・中島かずき氏なので、けっこう期待したのだが、演出(なぜか文学座の大御所・西川信廣氏)と波長が合ってなかったようで、全編通して歯がゆい感じ。

ストーリーは、中島さん得意の“仇討ち冒険活劇”。
元男役の退団一発目というシチュエーションをよく分かってらして、男勝りの正義感の強い女の子の役を、見事ちゃり坊に当て書きして下さっていた。

だが、中島脚本の「どうでもいいとこにこだわる」→「そこをくすぐる」→「だから面白い」という、いのうえ演出ならあって当然のパターンが、どうも無視されているというか、見落とされてしまっているというか。

ようするに、まじめすぎるのだ。演出も、出演者も。

中島脚本をしっかり理解して、きっちり表現していたのは、主要キャラの中では、六角精児さんだけだったと思う。




ネタバレしない程度にストーリーをばらすと、
「圧政時代のスペインの片田舎の街に、かつて“怪傑ゾロ”と呼ばれた民衆達のヒーローがいたが、初代は何者かに殺され、今は二代目(草刈正雄)がその跡を継いでいる。ある日、その街に初代ゾロの忘れ形見(娘)が戻ってきて、『私こそが本物のゾロ』と宣言し、二代目ゾロと対決する。その娘(これがちゃり坊)が戻ってきた目的は、この街を為政者の横暴から救うためと、父の仇を討つためであった。ところが、仇と狙っていた男とは・・・」
てな具合。

ちゃり坊は男役にしては小柄で、目が大きいべっぴんさんだけに、女姿は最初から何の違和感もなかったが(むしろそういう意味で、彼女は「男役」としては・・・だった。かといって、昨日まやちゃんのところで書いたような「フェアリータイプ」でもなかった。どことなく中途半端な感じで、本当の魅力を発揮できないままに退団してしまった感がある)、これまた哀しいことに(退団者の多くがそうであるように)、全く色気がない←文字でかすぎ

せっかく肌の露出の多い衣裳を着て、得意のダンスを披露するシーンをいくつかもらっているにもかかわらず、その場をさらうようなオーラを発しきれていないように思った。

それと、今作品は「音楽活劇」と銘打ってあって、途中歌やダンスシーンが入ってくるのだが、この入り方に、演出のうねりの中で音楽が自然に出てくる感じがなく、「そうそう、この辺で入れなくちゃ」みたいに、思い出したように入ってくる感じが、失礼ながら「出来の良くない時の宝塚歌劇」みたいだった。

基本的にストーリーはしっかりしていたので、とにかく演出をもっとテンポよくやってほしかったと思う。
(ぼくは、頭痛をこらえつつ見ていたのでアレだったが、一緒に行ってくれたKさんは、途中寝てしまっていたぞ、ホンマ)

プログラムを買い損ねたので、「おっ」と思った出演者の方もいたのだが、名前が確認できない。あ、今日買いに行けば良かった・・・

「この人、良くなかった」と思った方については、あえて書かないことにする。









観劇後、Kさんと「宇明家」の餃子をたらふく食す。満足。



↑ぼくはガク(Gackt)なんかでも是非見てみたいのだ

帰宅したときには、頭痛もいくらか治まっていた(でも、秘孔は相変わらず痛かった。・・・マスターはケンシロウだったのか? うごっ!ぐぇ、ぴょ?!)←バカ?

イタタ、イタタ、とうめきつつ昨日の日記を書いて、4時間ばかり寝て、今日はHさんと約束していた「ヴェルサイユ展」へ。

雨なので、一瞬中止しようかと思ったが、いやむしろ、悪天候の方が空いているはず、と思い直し、決行。

正解であった。

案外人出が多く。これで天気が良かったら、おそらくもっと混んでいたであろう。

ゆっくりと自分たちのペースで見て回って、およそ2時間。

高校時代に習った世界史よりも、むしろ池田理代子氏の名作『ベルサイユのばら』で培った知識を総動員して、ロココの世界に浸る(例の“首飾り事件”の首飾りのレプリカ(といっても、ダイヤモンドがサファイアになってるだけ!なんつー高価なレプリカ!)なんてのも展示してあった)

『週刊新潮』が“オスカルはおりません”と皮肉を書いていたが、ざーんねーんでーした(?)オスカルはおります。というか、オスカルが案内してくれるのです!!

「まんだらけ」のコスプレ店員を想像したそこのアナタ(東京都美術館が、そんなことやるか!)、違いますぞ。イヤホンガイドの解説を、『ベルサイユのばら2001 オスカルとアンドレ編』でオスカルを演じた、元星組トップスター・稔幸(ノル=現在主婦/笑)がやっているのだ!

正直、ぼくはこの解説を聞くために行ったといっても過言ではないのだ!

そんな、どーしよーもなくミーハーで、ルイ16世の肖像画を「せんだみつお」呼ばわりするアホバカ中年に付き合っていただいて、Hさん、ほんとありがとうございました。

お昼には優雅に『精養軒』でおフランス料理、といきたかったのだが、予算の都合でカレー(しょぼん。でも美味しかった)を食して帰宅したのだった。

雨のマイナスイオン効果のせいか、夕べ風呂でさんざん揉んだのが効いたのか、本日は頭痛も秘孔の痛みもだいぶ和らいでいる。

あとは『堂本兄弟』だけだな。


2003年02月15日(土) “美少年”の条件(『ボーダーレスII』博品館劇場)

今日は朝っぱらから緊張性頭痛(20年来のつきあい)に悩まされてしまったのだが、これしきのことで遊ぶのを中止するぼくではない(←何威張ってんだ)。洗濯、掃除、昼風呂(←これがいけなかった・・・)をダッシュですませて、博品館劇場へ。

『ボーダーレスII ガーディアン・エンジェルス』

このシリーズ、前回の座頭は寿ひずるさん(イーちゃん)だったんだけど、今回は、ぼくがヅカにはまるきっかけとなった元花組トップ・大浦みずき(なつめ)様。

なーちゃんの舞台は、退団後もできるだけ観ることにしているのだが、最近情報にうとくて、気がついたら終わってた、なんてのもあり(『マレーネ』観たかった/涙)、久しぶりである。

しかも、“踊るなーちゃん”は、ことさら久しぶりの気がする。

出演者は、女優(というより、女性ダンサーと言ったほうがいいのか?)7人こっきりで、元ジェンヌ4人+ミュージカル・ダンス界より3人。ぼくは高木ナオさんだけ初見。元“セーラー・ウラヌス”だそうだ。・・・さすがに『セーラームーン』は観てない、ぼくも(笑)

ストーリー自体は複雑な構成ではなく(近未来SFもの)、見所はなんといっても、7人のダンス(と歌)であった。

元ジェンヌは全員元男役だし、あとの3人もユニセックスなキャラの方ばかりで、登場する人物たちは、実は「男」とも「女」ともはっきり打ち出していない(ここに、『ボーダーレス』の意味の一つがある)。
なので、基本的には「愛」だの「恋」だのは出てこない。

だからダンスも、どっちかっつうとアクション系、ストーリーダンス系だった。






これも良かったのだが、彼女たちの本領発揮は何といってもACT.2の“ショー”であった。

「薔薇」をテーマにしたショーで(あれっ? 去年観たような気が・・・ねぇ? 雪組ファンの皆さま?/笑)、構成はほっとんどタカラヅカのショー(その、去年の雪組のショーとは違うよ)なのだったが、それを7人だけでやってしまったのもスゴイが、ぼくが見たところ、面白さの点でも遜色がなかったのもスゴイ。

やはりショーの出来を左右するのは、構成もさることながら、出演者のダンス力なのだなと、しみじみと再認識したのだった。

タカラヅカ男役の退団者のうち、芸能の世界に入る人の中でも、退団してからはきっぱりと“男”は演らない人と、“男役のイメージ”を残す人(退めてしばらくしてから“男”に戻ってくる人もいる)に分かれるが、ぼくは、少なくとも「ダンサー」は、男役の部分を残してほしいと思う。

歌はキーの問題があるし、芝居も「一声二顔」というくらいだから、“本当は女”の人が男女混合の芝居の中で違和感なく“男”を通すには、少年役ならともかく、難しいものがあると思う(←あっ!でも、ターコさんの『ハムレット』というとてつもない傑作があったな・・・。何にでも例外はある)

ダンスこそが(難しいことはわかんないが)、それこそボーダーレスが一番発揮されやすいジャンルなのではないかと思う。

だって、むちゃくちゃカッコいいんですもの、皆さん
(≧∇≦)
←結局それかよ

元ジェンヌじゃないお三方さえ、マニッシュな衣裳でビシビシと踊るそのお姿に「男前じゃあ〜vvv」と目がハートに。

黒エンビ(なーちゃんの黒エンビがまた見られるなんて・・・/号泣!)で総踊りになったボレロの「The Rose」と来た日にゃ、あの狭い博品館劇場の舞台に、はっきりと大階段が見えた!(ぼくの目には)

今からでも現役に戻れますよ、大浦さん・・・。明日大劇場の真ん中で踊ってても、きっと誰も驚きませんよ。なんて人だ、スゴイ、すごすぎる。

なーちゃんの退団理由の一つには「体力的な限界」てのもあったのだ。でも、これを見せられたら、そんなん納得いかない。おそらく、後進のため、というのが一番の理由だったんだろう(あと、結婚したかったらしい/笑)←なぜ笑う?! 失礼だぞ!!

デカダンなムードを漂わせた美女役も似合いますが、やっぱ年にいっぺんぐらいは、黒エンビ着て、ぼくらに目の保養をさせてほしいと思うのであった。

そして、退めたばっかりで未だ現役そのものな、たまお(楓沙樹)ちゃん。キザキザにきめて唄い踊った「バラのタンゴ」これも現役時代そのもの。さっきも書いたように、退めたばかりのジェンヌは、いったん自分をタカラヅカから切り離そうとするのが常だが、彼女は潔いほどそれがない。去年のヤン(安寿ミラ)さんのリサイタルでは女役(って、“女”じゃ!)もやっていたが、完全に男役のダンスもたくさん踊っていた。一つの空間の中で女にも男にもころころ変われるのが、ショーダンサーの特権なのである。色んなダンスを身につけて、楽しませてほしい。

そして・・・特筆したいのが、まや(蘭香レア)ちゃん。

見た目は一番女の子っぽい。ショーの中でも、唯一、“女性キャラ”の「バラの精」を演じていた(あ、なーちゃんも女性キャラは演ったか)。現役時代も、彼女はいわゆる「フェアリータイプ」であった。

なのに、何だろう。現在の彼女の蠱惑的なムード。前回のルシファーでも感じたのだが、彼女こそ「ボーダーレス」を体現する存在であると言える。

驚異的なジャンプ力を誇るそのダンス技術もさることながら(ただし、時にはテクニックに片よりがちになり、「新体操的」に見えるきらいもある)、そのたたずまいが何とも“美少年”ぽいのだ。

ACT.1でも役の上で自分を「私」と言っていたが、それが不思議と「女の子」になっていない。妙になまめかしい少年ぽいのだ。たとえて言うなら、萩尾望都のマンガに出てくる少年のような。

話が古くなって申し訳ないが、昔『1999年の夏休み』という映画があった。これは『トーマの心臓』を潤色したものなのだが、今でこそ、この耽美的な物語を本当の男優が演じても苦しゅうない時代になったが(いやー、初演を観たときには、スタジオライフがこんなに人気が出るとは・・・思ったよ/笑)、当時は、“美少年”は女が演じるものだったのだ。

正直言って、元祖耽美スト(?)世代のぼくらにとって、昔はこれを女に演じられるのも「カンベン」だった。

女が演じる美少年、というのは、男の美意識を押しつけられているような気がしたものだ。

「本物の美少年が出てくるまで、待ってほしい」と思っていた。

でも、結局観たんだけどね(笑)

で、案の定、がっかりしたんだけどね。

そうそう、『ベルサイユのばら』を“本物のフランス人”でやられたときのぶざまさに近いものがあった。

女の子が、女の子のまんま、衣裳だけ男物を着、セリフだけ男言葉を使っている画面を延々と見せられて、何ともいたたまれなかった。
(映像的には、感心するところもあったが)

ところが、出てくる少女役者(女優までいってない)の中に、一人だけ、「おっ」というのがいたのだ。

それが、深津絵里だった。

彼女だけ、他の少女たちと違っていた。
別段、特に芝居が上手かったとは思わない。
彼女だけ、いわゆる「少年の肢体」をもっていたのかも知れない。
(単に発育不良だっただけか)←おい
だが、この映画に出演していた少女たちの中で、現在でも度々映画やテレビで顔を見るのは、深津ひとりである。

そこに答えがあるのかも知れない。

このときの、深津に抱いた「おっ」という感じを、まやちゃんを見ているとぼくは感じるのだ。

結局、「声」が決め手なのかもしれない。
(全然、深津と関係なかったかな)
これは、地声が低ければ有利ではあるが、それよりも訓練がものをいう。
“男役十年”の格言には、やはり根拠があるのだ。

こうして、内容的には大満足の昼の観劇であったが、肉体的な辛さがだんだん激しくぼくを襲いつつあった。

前頭葉側頭葉の激痛に耐えきれず、次の場・赤坂ACTシアターに向かう前に、慌ててマッサージ屋さんに飛び込み、手当をしてもらったのだが・・・

以下、明日。



↑原作でも、大変お気に入りのキャラである。変わってる?

「明日」っつって、書いたためしがねぇ・・・は禁句だぞ(開き直るな)


2003年02月14日(金) 信じることが愛

愛、愛、あ〜い〜♪(Hさん、早く「ヴェルサイユ展」行きましょうね<私信)

なるほど〜(ダースCMのもっち風に)「信じることが愛」ね・・・

本日の「どんなもんヤ!」は、“もりん、不仲説に関してまじめに語る”の巻だった(最近はテレビを見る気力もなくて、毎日チェックしているのは唯一、ラジオだけになってしまっている)

でももりんが言っていた、
「ぼくまでソロ活動をしてしまったから」
というのは、「不仲説」ではなく、「解散説」の方の原因ではないのか?

まぁ、どちらにしても不愉快なことではあったが。







でもねぇ、ぼく(あんまりアンテナを張り巡らしてないせいもあるが)「不仲説」って、それこそテレビで本人たちがネタにしているとき以外、聞いたことないよ。

一体誰が流してるわけ? 謎だ。

それ以前に、あのふたりを見て、「不仲」に見える人が信じられないんだけど・・・

本当に不仲で有名な某大物お笑いコンビなんか、絶対目ェ合わせないし。会話もちぐはぐなのが、一発で分かるしね。

視聴者はバカじゃないよ。見りゃ分かるんだから。

噂を流す人の心理として、絶対間違いなくあるのは、結局それを言う本人が、自分の願望を押しつけているに他ならないってこと。

「ねぇねぇ知ってる?」の先には、実は「私はこうなりゃいいと思ってるんだけどさ」という勝手な決めつけがあるにすぎない。

好きな人に少しでも近い位置にいたい、相手よりも少しでも詳しい自分を誇りたいという心理が、
「ねぇねぇ知ってる?」
という言葉を言わせ、聞かされた方も、それに敏感に反応し、次の日には、自分が別の誰かにその言葉を言いたくなる。

そうやって一人経過するごとに、話は一言ずつ“いらん”部分をくっつけて転がってゆく。

そんなのを真に受けてそわそわイライラするなんて、ナンセンスだ。

まぁこれに限らず、ジャニに関しては、昔から、大きい噂も小さい噂も、笑える噂も笑えない噂も、たんと耳にしてきた。
なかには“公然の秘密”とされているものもある。

でも、ある時からぼくは悟った。

自分が本当に見たもの以外、信じまいと。

あとになって、「知らなかったのは自分だけ」だったとしても、正直「それがどうした」って気分なんだよね。

イジョーに入れ込んでる部分と、ミョーにしらけている部分が、同居している(どなたでもそうだと思うんだけど)

なので、もりんに伝えたいことは、
「噂を流しているのは、本当のファンじゃないんで。本当のファンはちゃんとアナタたちを信じてるんで、安心してください」
ということです。




ただし、エンディングでちょっと残念だったのは、もりんがSHOCKのDVDを実は見てないことが判明してしまったこと!

「SHOW TIMEの『夏の王様』の時に、転びそうになったジュニアの子に、すかさず手をさしのべた光一くんに感動した」

というお別れショートポエムだったんだけど、見てる人ならわかるけど、『夏の王様』って、ジュニアがでかいボールの上に乗るヤツだよね。あれでこけそうになったんだよ、多分(←オマエも見てないだろっ!)

ところが、もりんは、ダンスを失敗して転びそうになったと思っているようなコメントをしてくれちゃったんよ。

・・・山○楽器で100本買い占めたくせにぃ〜!!!(←これも噂?/笑)

ちゃんと見とけ!(厳命)



↑どっちだと思う?

〔お断り〕
実はこの日記は13日深夜(14日早朝)に書いたものです。なので、“本日の「どんなもんヤ!」”とは、13日放送分を指します。
抜けてしまった13日分の日記は、今日(14日)こっそり更新しましたが、案の定たいしたことは書いておりません(笑)
大変失礼いたしました。


2003年02月13日(木) こそっと更新

あれっ?

実は今日は14日だよ。

今日の日記を、さて書くべか(福島弁)と日記帳を開けたら、あれれ・・・? もう書いてある。

ページを間違った!

いつも、日付が変わってから前日の日記を書くので、前日の日付のページを開いてから書き始めるのに、昨日は13日のウチに書き始め、書いてるうちに日付が変わってしまったらしいよ。



まぁ、この日記がアリバイ立証に使われるようなこともねぇべから、いいか。

さて、明日(ホントは今日は14日だから、“明日”は15日)は休み♪

ぼくが休みにすることっつったら、当然劇場通いだ。

明日はダブルヘッダーなんだけども、昼は“元タカラヅカ”の人たち中心のダンス・ミュージカル。夜は“元タカラヅカ”の人が主役のミュージカル。
・・・同じじゃねぇか!!(←セルフつっこみ)

しかも、中心になる人はどっちも“元花組”。

特別花組びいきってわけではないが、なぜか重なってしまった。

こないだの演舞場ほどハードではないだろうが、やっぱダブルヘッダーは肉体的にキツイので(洗濯掃除もやんねっかなんねし←なぜか福島弁全開だ)、もう寝っぺ。
  ↑
まだ『メントレG』も始まってないのに!


2003年02月12日(水) こっちにも“謎の男”を

出すべし。

何の話かって?

決まってんじゃん。

本日話題沸騰の、

NO REASON
   ↑
イメージカラーにしてみました

の、CMですがな。

明日があるヤツにも、いるじゃないですか。

「何者なの?」

っていう、オイシイ役の人が。

モリシゲをおぶったり、新庄をフキフキしたりしている、

一番印象に残る人が。

こっち(すっかり身内意識)にも出すんよ、そういう人を。

誰が演るのかって?

わかりきったこと聞くな。

あー、マッチね(そうそう・・・コラ!)←ノリつっこみをしてみました



↑ベタやな。ベタすぎる

記者会見にいなかったのは、秘密兵器だったからさ(←夢見てろ)

本当になんねぇかなあ〜・・・


2003年02月11日(火) 10時間耐久レース

新橋演舞場ヒルヨルより帰還いたし候。

午前11時から午後9時までいましたで候(言葉遣いが、変だぞ)

くたぶれた(名古屋弁)で候。

だったら、とっとと寝ろ>オレ

でも、書かないとコーフン状態で(エッチ♪←アホかお前は)眠れなさそう。



↑投票ボタンをここにおく姑息なぼく

とりあえずガンジー(鴈治郎)は化け物である

ってことだけは書いておこう。

今月は「曾根崎心中」お初一役。今年はお初を演じて50周年だそうだ(な、なんですとーーーっ?!)

70歳を越したじいさん(この人にこの単語は全く当てはまらない)が、なぜ? なぜ?! なぜこんなに可憐に19歳の少女を演れちゃうのか?!

なるほど、これだけの若さ(肉体的にも精神的にも)がなきゃ20歳の芸妓とホ○ルで(以下略)

一方、智さん(とつい呼んでしまうが「翫雀」になってしばらくたつよね)の徳兵衛には、今日はあんまりパッションが感じられなかった。

「足で問えば〜♪」

のところね。前に観たときは、思いっきりぎゅ〜っとノドをくっつけてたんだけど、今日は、既に魂が抜けているっていうこころだったのか? 上の空な感じでスリスリしていた。

お父さん(ガンジー)が常に車輪(熱演すること)なお方なだけに、少し疑問符。

「そのはず、そのはず〜っっ!」(官能的〜♪)

のセリフが言いにくそうだと感じたのは、こっちの思い入れのせいか?

坂東吉弥丈は相変わらずたよりになるお方。九平次はもうこの方しか考えられない(「陣屋」の弥陀六は、ぼくは初めて拝見)。

久右衛門は竹三郎さんだったんだけど、ぼくは今まで我當さんでしか観たことがない。女方もお演りになる方なので、最初はちょっと違和感があったが、以下のシーンでやはりボロボロ泣いてしまった。

このおじさんが、甥であり奉公人でもある徳兵衛をいかに心配しているか、お初に恨みを述べるシーン、また、徳兵衛をだました九平次に怒りを爆発させるシーン、そして、

「徳兵衛、死ぬなよーーー!!!」

の叫びには、いつもやりきれない思いでいっぱいになる。

だって、徳兵衛は死んでしまうことが分かっているから。

こんだけ心配してくれる人がいるのに、どうして死ぬんだ?! 徳兵衛(とお初)

・・・この芝居の主題とずれた感想になっているのは認める。

でも、ぼくは自殺する人って、ほんと哀しいと思うんだよなぁ。

自殺された方の身になれ、なんて、自殺する本人には通じない説教なんだろうなとは分かっているんだけれども。

多分(憶測に過ぎないが)、自殺をやり遂げてしまう人ってのは、その「残される人」への憎しみ(憎んでなくても、愛は消え失せているだろう)が、自分の命を惜しいと思う気持ちよりも大きくなってしまうんだろう。

ぼくも昔、親と言い争ったりしたときに、「死んだろか」と思ったことがないわけではない。

でも、自分の命の方が惜しかったから、あっさりやめた。

ぼくの場合に限って言えば、その「死んだろか」って気持ちは、「死んでお前らを後悔させてやる」という愚かな一瞬の激情だったので、頭を冷やしたら治まったのだけど(自分大好き人間で良かったよ、ほんと)

・・・これ、『人間・失格』を観たときにも、ずーっと考えていたことなんで、その話をいつかするときに、また詳しく書こうと思う。
(ぼく、留加のこと大っきらいだったなぁ(笑)。だって“光一くん”とは見てなかったもん。誠のことも“剛くん”とは思ってなかったし。ふつーにはまって観ている、素直な視聴者でした)

あちゃー、話がどんどんずれまくってしまった(眠い証拠)

以下、スピードアップ。

〈熊谷陣屋〉
赤ッ面の熊谷にいきなりびっくり。これは芝翫型なんだそうだ。
ハッシー(橋之助)は上手い人、だとぼくは思っているんだけど、さすがに義太夫狂言の初役(だよね?)は最初から完璧とはいかず。
でも、この“芝翫型”にこっちが面食らった分を差し引けば、上出来だったのでは?
そして菊坊(菊之助)の相模が良かった!
あんな役ができるようになったんだなぁ。声の使い方もうまいし、姿にも片はずしらしい厚みがある。お父さん(菊五郎)が若かった頃って、きっとこんなだったんだろうな。

芝翫型に関しては、相模のクドキになるところで、小次郎の首を熊谷が抱いて相模に渡す、というのが、情にあふれてて良かった。

「十六年は一昔・・・」

は、やっぱり花道で言った方が、このセリフの意味が際だつよね。

16年間、せっせせっせと育ててきたわが子を、一瞬にして失ってしまった無念、虚無感。今までの16年は、何だったんだ? って気持ち。せつない。

戦争反対、とかっていう主張よりも、熊谷は本当に「あぁもうホントどうでもいいや」って気持ちで坊さんになってしまうのではと思う。

どうしても“親”の方に感情移入してしまうなぁ。(また『人間・失格』の話しになりそうなのでセーブセーブ)

それから、梶原役のトータス(亀蔵)にいさん、出てきたときお父さん(片市さん)かと思っちゃった!(歌舞伎によくあるデジャヴ)

梶原や平山武者所といえば片市さんだったもんね・・・

トータスにいさんの方が十蔵さんよりお父さんに似てるのだろうか?

〈鏡獅子〉
真女方の「鏡獅子」って、めずらしいなと思った。まぁ、玉さんや時蔵さんもやってるけど。真女方さんがやると、どうしても後ジテが弱く感じる。
フクちゃん(福助)も頑張って足踏みならしてたけど、逆に「必死やな」って感じがして・・・。あと、今日は扇落としたりして調子よくなさそうだった。弥生も、小姓のあどけなさがあんまりなくて。
この人は、色っぽい役、仇っぽい役(夜の部の「土手のお六」なんて大得意)の方が断然良い。

〈毛抜〉
弾正って、演技力とかよりも、その人のもつムードや芸の大きさで魅せる役だからねぇ。
でも、不器用ながらも一所懸命に取り組む松緑を見ていると、どんな役の時でも“初挑戦”は必ず見なきゃ、って気持ちになる(って、要するに単なる激甘ファンなんだけど)

すべてのシーンに全力投球なんで、正直疲れた。
かといって、今から力の抜き方を覚えられても困るんだが。

うぅ〜ん、ジレンマ。

〈雪の道成寺〉
先月から「道成寺」バリエーションシリーズが続いてますが。
でもこれは、モチーフが安珍清姫である以外、さほど共通点はなし。

これに関してはね、
菊坊は、今日本で一番美しい男の子だ
としか言いようがないね。

つーか、
ホントに男なのか?! 脱がし
(以下略)

・・・すいません、取り乱しました。
踊りももちろんしっかりしてるし。
(正直、この幕では松緑なんてこれっぽっちも見てなかったぼく)

そうそう、あと、
研佑は勘太郎をしのぐかもしれない

役者にするのかなぁ? 延寿太夫。やっぱ清元の方に行っちゃうのかなぁ?
踊りは続けてほしいなぁ。なんか、惜しいよ。

〈杜若艶色紫〉
この狂言、タイトルだけはよく聞くんだけど(「かきつばた、いろもえどぞめ」と読む)、初めて観た。かっちょいい姉御、土手のお六が主人公。「東海道四谷怪談」の作者、四世鶴屋南北の作。
神谷町兄弟(フクとハッシー)中心に、ストーリーのおもしろさと早替わり、やたら人が死ぬ(こういう話、好きねぼく)の“ザッツ南北”であった。

おもしろかったよ、たしかに。

でも、10時間監禁(おだやかじゃねぇな)のラストに、2時間もある濃い〜芝居を見せられて、正直つかれたよ〜(−−;)

と、ふと考えたら、ハッシーは「陣屋」出て、これも出てる。・・・家にいる時間ねぇじゃん!(それは大げさだが、それでもすごい拘束時間だ。労働基準法は大丈夫なのか?←あほ、役者は例外だ)

・・・お疲れさま・・・(しかも最後には本物の雨に濡れてびしょびしょになるし/笑←今の季節に本水使うとは思わなかったなー。本水好きだなーこの兄弟(^^ゞ)

結局こんなに書いてしまったぼくも、体力の使い方間違ってるし。

最後まで読んでくださったあなた様も、(以下略)←こればっかり

ありがとさんでした。


2003年02月10日(月) ぐったりもっちと暴走もりん

いやー皆さん正直で(笑)、昨日今日の投票数の少ねぇこと!

きんきっずらばーの威力にはやっぱりかなわんのね。

まーさ・・・「自分のために書いてんだから」と、開き直ってみても、やっぱ支持されてないと思うと凹んだりするんだな・・・これが。

でも、今日は意地を張って(^^ゞ『エリザベート』後半戦を仕上げる予定だったのだけど、明日はヒルヨルと新橋演舞場にカンヅメになるし、早く寝たいので、短めのきんきっず話でコビコビ(←やらしいぞ!)するだ。

※今日『ストレイザー』で検索して来てくれた方、ほんっとーに申し訳ない!・・・見捨てられたかなぁ?




さて、今日の「どんなもんヤ!」は冬コンの話でしたな。

件の12月31日コンには、ぼくも4年ぶりに参加したんだ。

なんせその間がぽっかりと空いてたから、去年と比べてどうこう、一昨年と比べてどうこうってのがさっぱり分からず、「KinKiには違いあんめぇ」と案外平常心で出かけられた。

本日の“つっこみKinKi”で指摘されていた「“オレたちKinKi Kids!”直前の内緒話」シーンは、ちょうどそのサブステージの上方の席だったので、双眼鏡越しに、まるでテレビで見ているように(それって、幸せか?)見えた。

やおらもっちの側に寄っていったもりんが、両手でもっちの耳を包んでなにやらごにょごにょ・・・

「ぎゃー、近づいてるよ! あんなにくっついてるよ!」(←それがどうした)

「何話してんだろ?『好きやで』とか?」(←バカ)

などとアホ妄想をふくらませていると、もっちがいきなり「うひゃひゃ」ってな感じで破顔。

「やっぱコクられたんだぜ」

アホ妄想に拍車がかかる。

すると、その直後、
「おれたちー!キーンキ、キーーーッズ!!!」
と、もっちは華麗にロンダートバク転、もりんは可憐に(?)側転をキメてくれたのだった。

もっちのデレデレ笑顔は、「ジュニアか?! オレらは」という意味だったのだろうけど、邪心にまみれたぼくら(“ら”って?)の目には、

「光一さん、なんでそんなに嬉しそうなの? ツヨっさんに寄ってこられたことが、そんなに幸せなの?」(←幸せなんはお前じゃ)

としか映らず。

この一件も含めてだけど、ぼくは(4年に一度しか参加してないくせによく言うが)今回の冬コンのテーマは、「初心に返る」だったのかな? と勝手に想像していた。

だって、「kissからはじまるミステリー」とか「スッピンGirl」とかって、ここんとこ唄ってた?(ここんとこのコンサートを知らないので・・・)

あまりに懐かしすぎ。

「たよりにしてまっせ」「冬の散歩道」が出たときにゃぁ、“KinKiの歴史総ざらえ”みたいな感じがして、まるで解(ほんっとーに敵を増やすなあお前は!)

・・・えー・・・

そんな感想を抱いたのでした。
(ここ数年を知らないトーシローファンの言うことだからね、気にしないで、ね?←気ぃ小っせえ!)

そしてもう一つ強くぼくの印象に残っていることは、「Solitude〜真実のサヨナラ〜」の大合唱。

KinKiのファンはコンサートであんまり一緒に唄わないって話の真偽は知らないが、この曲を周りのみんなが(少なくともぼくの周囲の人たちはみんな唄ってた)唄ってるのを聴きながら、
「これがコンサートの醍醐味だよなぁ」
と、ほんとーに幸せな気持ちになった。

みんなで一つの唄を唄うっていうのは、独特の感情をもたらす。これをヤバい方向に利用している悪い人たちもいるが(○チスとかウヨ○とか)、それぐらい一体感や高揚感を与えてくれるものなんだよね。

ここでは「KinKiが好き」というたった一つの共通点で結ばれている者同士がそれを体感してる、そんな気持ちがぼくを包み込んでいた。

この時点では、この曲の作者が誰かってことは“謎”(か“噂”)だったわけだから、この曲にそういう意味の思い入れがあったわけじゃない。

ただ、「2002年冬のKinKi Kidsとそのファンの間に流れていた曲は『Solitude』だったよね」と、きっと後になって思い出すだろう。その時に、この温かい気持ちが一緒に思い出せるんだなぁと思ったら、たまらなく嬉しくなったわけなんだ。













と、かっこよく終われればいいのに、やっぱりたわけ者は見ているところが違うっつーことで。

アンコールでは、クレーンはもちろん、花道、グラウンド、そこかしこ走り回ってくれたきんきっず兄さんたち。

「やっぱ20代前半のオノコ(福岡弁らしい)は違うな、元気やなvvv」

と、ラブ200%で見ていたぼくの目に飛び込んできたのは、走り回ったあとクレーンに乗り込んで、上昇するまでのほんの数秒「ぐったりぜーぜー」しているもっちの姿であった。

・・・座長・・・“あっぷあっぷ”なのね、やはり・・・

がっかりするどころか、そのお姿にスイートな胸苦しさをおぼえる中年乙女(気色悪・・・)であった。

あぁ、そんな座長に酸素ボンベを手渡す役目をしたい・・・(?)


一方、バックネット越しにファンをあおるわタオルは飛ばすわ大暴れの釣り師。

目をハート形にしてガン見しつつも、ついついその後ろをケーブルをさばきつつ追っかけるスタッフの方もなぜか気になってしまう(どういうわけか、いつも裏方さんを目で追ってしまうのだ)ぼくであった。

あぁ、あのタオルを拾って歩く役目をしたい・・・(大丈夫ですか? あなた)

そんなことより剛さんを見ろ、剛さんを。

今度いつ見られるか分かんねーんだぞ!(と自分に言い聞かせる)

そんなとっちらかった4年ぶりのぼくの冬コン体験でした。めでたしめでたし。


2003年02月09日(日) 女優は、男だ(『恐怖時代』日生劇場)

『エリザ』の後半が残ってるが、本日はお隣の日生劇場にて上演中の『恐怖時代』(こうして書いていかないと、どんどん忘れるからな)

今さらであるが、
女優は、男でなければできない職業である
ということを痛感する。

浅丘ルリ子しかり、夏木マリしかり。

とにかく、とんでもなく男前。

あの骨太な存在感って、一体何なのだ?

(ちなみにルリ子様は、体重が30kg台であることは、よく知られている)

内容は、
「いつかはわかんないが、とにかく江戸時代のいつか。ある架空の大名の江戸屋敷が舞台。殿の寵愛を受けている側室・お銀の方(これがルリ子様ね)は、家老の春藤靭負(西岡徳馬)と密かに通じており、お家の乗っ取りをたくらんでいる。それに荷担する奥女中の梅野(夏木マリ)。お銀の方に横恋慕している医者の玄沢(大門伍朗)から毒薬を手に入れ、妊娠中の正室を亡き者にしようとする。その毒を正室の食事に盛る役目を、臆病者の茶坊主・珍斎(木場勝己)にやらせようとするが、その娘・お由良(三船美佳)がそれを密告しようとするので(以下ネタバレになるので略)」
という、
ザッツ、時代劇!
というもの。

とはいえ、脚本が谷崎潤一郎なので、「正義が勝たない」(爆笑)

とにかく谷崎潤一郎なので、「エロい」ヽ(´−`)ノ

なにしろ谷崎潤一郎なので(クドいわっ!)、「グロい」(・・・)

もう、やたらと人が死ぬ。死にまくる。

ラストシーンでは(ネタバレなので略)
 ↑
このラストシーンは、『ハムレット』を連想させたが、狙いだったのかな? それともぼくが、数少ない演劇体験から、似てると思っただけなのかな?

この舞台は、最初にルリ子様が上演した18年前には、蜷川幸雄氏が演出したそうで、今回もそれを踏襲しているらしい(今回の演出は、蜷川さんの弟子の井上尊晶氏)。

緞帳(これが、大名屋敷の雨戸の形をしている。ステキざんしょ?)が降りている状態でも、舞台前面に百合の花がたくさん植えられていて(この百合は、あとでむちゃくちゃ増える)、「おー、なんかニナガワだ」(分かってんのか? ホントに)って感じ。

しかも、ミュージカルでもないのに生バンドがいる!

5人編成で、バロックのさる名曲(実は、曲名が思い出せない。何だっけ・・・「アルビノーニのアダージョ」だと思ってたら、違ってたし)をモダンジャズっぽくアレンジしたテーマを演奏するのだが、これが、50年代か60年代あたりの時代劇映画を彷彿とさせる。カッコ良かった。

美術はニナガワ演出でおなじみの朝倉攝さんで、「ありえない写実主義」というか。大名屋敷なのに、ふすまがハーフミラーだったりするのだが、それを実に緻密に精巧に作ってあるので、役者は演ってて嬉しいだろうな、と思う。
 ↑
「何にもない空間」での芝居におととい大感心(この感想は後日アップします)した口で言うか。節操のないやっちゃ。

衣裳は、色使いで辻村寿三郎先生? と思ったが、違ってた(川崎員奥氏)。

この衣裳に一つだけ疑問がある。大名の酒宴の席で、家臣たちが裃着けてないのがちょっとひっかかった。「殿」の前に出るのに、裃着けないってアリなの? それとも「勤務中」じゃないから、いいのかな?
この辺の時代考証はよくわかんないが、時代劇(というより歌舞伎)好きとしては、いつも観ている舞台と様子が違うと「アレ?」と思ってしまう。

そういえば、腰元の帯の結び方も、立矢の字じゃなく文庫だったし。細かいことは気にせんで行こう。

さて、前述のあらすじには登場しなかったが、後半とんでもなく大活躍する“小姓”伊織之介。これを元(いつ解散したんだ?! 知らなかったぞ。といっても、全然興味なかったけど←おい)ΛuciferのMAKOTOが演じたのだが・・・



↑こらっ・・・

MAKOTOに関しては、ぼくは『NINAGAWA火の鳥』しか観ておらず(双眼鏡で見ても顔が見えなかった! さいたまスーパーアリーナだもんな。『サイコメトラーEIJI』も観てなかったし)、今回が二回目。
その、あまりにも貧困なMAKOTO体験で言わしてもらうと、
「顔だけじゃん」
(うわっ、また敵を作ったな・・・)
でしたね・・・うーん、ちょっと評価しずらい。

あぁ、教えられたとおりにやってるな、って感じ。
(教えられたとおりにやらずに自滅するバカ役者もいるわけだから、それだけでも感心なのかもしれないが)

藤原竜也レベルはそうそういないってことだな。ふっ(笑)<なぜお前が勝ち誇る?

おじさま役者連も達者な方ばかりで見ごたえがあっただけに(おじさま連に入れてしまうのは心苦しいが、元ピスタチオの保村大和氏。ここでも“殿”かよ(笑)。暴君ぶりはお手のものだが、さすがにあの感じではできなかったみたい。周りと合わせるにはしょうがないけどね)、若い二人(MAKOTOと三船)の役者がいかにも生硬で、物足りなかった。

お由良はすぐ殺されてしまうんだから(あっ、言っちゃった)いいんだけど、伊織之介はとにかく、この作品の谷崎色を司る役どころ。もうちっと得体の知れなさとかを出せるように、今後の修行に期待する。

あーそれにしても、ルリ子様は勿論のこと(しかし、なんだってあんなに綺麗なんだろう。その、単に美人の部類だとかいう意味とは別に)、夏木マリのすばらしかったこと。

幕が開いての第一声で、この“梅野”という役の持つ「怪しさ」「悪党ぶり」を全て表現してしまう、その力!(と、その美貌を犠牲にしてまでも“あのメイク”をした役者魂に感服)

えーもん見さしてもろたなー。






日生を出て東宝劇場前を通ると、お見送りのファンがまだいっぱいいた。

今日は東京地方、暖かくて穏やかな天気(一部、花粉症を発症した人もいたらしい。ううう〜恐怖の季節だ)。
ミドリちゃん、すぐるちゃん、卒業おめでとう。幸せになってね。
そして花組の皆さま、千穐楽おめでとう! おつかれさまでした。
(それより、いつになったらKinKi話が再開するのだ・・・?)


2003年02月08日(土) えーやん!花組vvv(そしてお疲れさま)←一日早いぞ

「えーやん」って、いきなり関西弁かい?! と思った方、違いますってば。
そうとも。これは勿論「ELJEN!」(ハンガリー語の「万歳!」)のことさ。

神様が、たまには中年にもいい目を見させてやろうとくれたご褒美が、4○歳の誕生日に『エリザベート』貸し切り公演ロイヤル席!
(これで、今年の運はすべて使い果たした・・・間違いなく)

いやぁ、良い席だと、音もやっぱり違うんだ・・・。

一階後方壁際で聴く音と、こんなにも違うというのは、ちょっと納得いかない気もする。それが値段の差なんだ、と言われればそれまでだが。

しかも、どの席のお客にも平等に情熱が届くように、と演者が心がけているのが伝わってくるだけに、辛い。

でも、せっかくこのような大幸運を頂いたのだから、本日のこの出来こそが宝塚歌劇団(オーケストラ含む/笑)花組の実力なのであると信じることにした。

かといって、全編激甘に褒めまくるつもりもないが。
(ここからが本番)

Act.1
〈プロローグ〉
それでもやっぱりオケの低音が、どうしてもウィーン版やエッセン版のCDに比べて弱いのであった。キーの違いだからということで、やはりガマン、なのだろうか。

そして残念ながら、ルキーニ。新機軸を出そうと頑張っていたあさこではあったが、「初めて観る人の目」で見れば、やはり「役と個性が合ってない」と言わざるをえない。

ルキーニは、確かに登場人物達とは一段階別の次元にいて、深刻な場面をちゃかしたりするキャラだが、そういうところでも「なるほど、このルキーニって男は、真剣に生きている人間を憎んでいる、危険な脳みその持ち主なんだな」という感じじゃなきゃいけないのではないか。

たとえお軽い場面でも、気のいいニイチャンじゃ、いけないのだ。

ルキーニの狂気がすべてをスタートさせるプロローグなら、なおさらだ。

でもフィナーレでは、あさこがいつもショーなどで見せる「危ない色気」がパッと匂い立つ場面がやっぱりあった。
でも、それはルキーニという役が持つ「危険度」とは、別物なのかもしれない。

さて、霊魂がうぞろうぞろ現れてのコーラスだが、これもやはり、男女混声と比べると、弱い(こればっかりは、タカラヅカの宿命なのだから、見逃すしかないのか・・・)

トート様のご登場。

かなり、ナルシーです(爆)

なんか、ずんこトートあたりからナルシー度が増したように思うんだが、何故なのだろうか? 別にいいんだけど。

〈ポッセンホーフェン城〉
最初の詩の朗読やセリフは、花總の独特の言い回しが耳に残っているから、あやちゃんにしろミドリにしろ、不利であったと思う。
唄はミドリの方が、はるかに上手い(笑)

パパにりつさん復活。良かった。
チハルちゃんも、渋いかっこいいパパだったが、りつさんのマックス公は、自由人で遊び人、若い頃はブイブイ言わせた(←おい)って感じだった。

〈シュタルンベルク湖畔〉
副組長のママ。・・・なぜにタカラヅカでは、ルドヴィカは唄の○○な人が担当するというジンクス(こらっ)があるのか。これがいわゆる「組事情」というやつなのか?(以下自主規制)

あとは・・・あまり印象なし。(- -)

〈冥界〜シシィの部屋〉
イチロさんのために作られた唄だからってわけじゃないが、「愛と死の輪舞(ロンド)」はやっぱイチロさんがダントツだ、と思っていた。
(特に、外国勢も含めて男性トートは、この唄ヘタだ。音程の問題じゃなく)

おさ、よくやった!(←おっ)

小池先生がよく使うパターンで、主人公に、同じ唄を前半と後半で、全く違う感情の元に唄わせる、というのがあり、この曲もまさにそのパターン。ところが東宝版ではこの唄、ここでしか使われない。はっきり言って、意義が消失していたと思う。

ヅカ版では、マリコもずんこも二回唄ったけど、この「二回唄う意味」を、きちんと表現できていたのは、イチロさんとおさだけだったように思った。

ここで黒天使たちについて。

“ダンサー殺し”(驚)の大島早紀子の振付で踊るトートダンサーズを見ちゃうと、なんと「あまり動いてない」ように見えるのが気の毒。めちゃめちゃ踊ってるしキレイなのに・・・

でも、必ず何人かは「その髪型は・・・だぞ」っていうのがいるな(笑)

〈謁見の間〉
皇室チーム登場(笑)
はっちさんのゾフィ様は、体型的にも今までの方々と違って(笑)、よりギスギスしたコワい印象。シシィを虐めるんでも、「母親が息子の嫁に微妙に嫉妬して」というよりも、まさに「宮廷を、君主制を守るのだ」という“男”的発送から来ていると思わせた。

王宮6人男(笑)の中では、さすがにグリュンネ伯爵のソルさんが、「喰えないヤツ」感を出してて上手い。

じゅりぴょんフランツ。実は、先月16日の日記でほとんど彼女について感想を書かなかったのは、正直に言うと、「あんまり感心しなかった」からなのだ。

うーん、なんて言っていいのか・・・。単に、ぼくが思っているフランツ・ヨーゼフじゃなかったってことで、「じゅりぴょん良かったv」と思っている人がいても、いいんだけど・・・

どこが「フランツじゃなかった」のかは、もっと後の場面で書くことにする。

つっつさんの死刑囚の母。

たった1分の勝負で、悪目立ちもいけない、なかなか難役だと思う。
おかしなつけたし演技(?)もなく、きっちり演じていてけっこうでした。

〈バート・イシュル〉
じゅりぴょん、ここは良かった(←これこれ・・・)
まず「お久しぶりです、おばさま」。このセリフが良かった。今までの皇帝陛下は「おばさん」と言ってた気がする。身分の高い人なんだから、「おばさん」はねぇよなぁ、と思っていたので。さすがだよ、じゅりぴょん(?)

そして、ネコをかぶったヘレネよりも、おてんばシシィを気に入るまでの過程も、違和感なく演じていたし(ここは、今までのどの陛下も上手だったが)。

そしてこの場面を見ながら、ぼくはあらぬ感動をしてしまった。
要するに、舞台に出ているどんな小さな役の子でも、すべての生徒が、一人として気を抜かず、芝居に参加しているという当たり前のことにだ(聞いてるか?! かつん!!)。
加えてタカラヅカでは、「主役に対するリスペクト度」が他の劇団やカンパニーとは格段に違うという、良いときもあれば悪いときもある特徴もあり。でもこれが良い方に転ぶと、たまらなく「タカラヅカが好きで良かったなぁ」と思わせられるのだけど。

〈天と地の間〉
ここで、じゅりぴょんに苦言が出てしまうのだけど。

ぼくが(勝手に)思うフランツって、シシィを愛していることには何の迷いもなかった人であることは事実だが、その根底で、彼は自分が皇帝であることがシシィを苦しめているなんて、あまり気づかなかったのではないだろうか、と思うのだ。

ここで、ネックレスをつけたシシィが「とても重い」と唄うのがぼくは好きなのだが、フランツは、この「重さ」が「愛のあかし」なんだと信じて疑わない。シシィがその重さに一抹の不安を抱いたことに気づいていないのだ。

だからこそ、子どもが生まれた後で「あなたは敵だわ」と言われても、「何で?!」と思いこそすれ、「悪かった」とか「分かってくれ」て顔なんかしちゃいけないのだ。

自分は「皇帝の義務」として当たり前に「感情を抑えて」「冷静に」生きてきたので、それをシシィは逆立ちしたってできないってことが、フランツは理解できないのだ。
どっちが正しかったのかという問題じゃなく、根本的に、分かり合えない二人だったのだ。

この点を的確に表現できていたフランツは、ぼくが見た中では、ユキちゃん一人だったように思う。
演技力の点では雪組版にとどめを指すのは、「初見の衝撃」だけではないと思うんだ、やっぱり。

(突然ミーハー発言)
ありがとう! ロイヤル席!
フランツとシシィが銀橋を渡るシーンでは、いつもそっちばっかり見てて、センターにトートが現れる瞬間を見逃してばっかりいたのだが、今日は、眼前に「ぬっ」とトート様が!!(きゃあぁ♪)

「予定が狂った」怒りをその半眼に込めたおさトートのキレイ怖さといったら・・・
(この時点でかなりヤラレ気味)

〈結婚式〉〈舞踏会〉
何度観ても、すべての歌詞を聴き取るのは不可能・・・
(「かまわないさ〜♪」をルドルフ(ちゃうって/笑)が唄っていたのに、初めて気づいた!)

えー、トート様最大のナンバー「最後のダンス」でござる。
ジェンヌはロック系の唄が弱点、という共通認識もあるのだけれど(ずんこは上手かったが)、おさも、最後のスキャット部分は「楽譜なぞってる」て感じがした(うぅ)
だが、特筆したいのは、「あなたは彼を選んだ〜♪」の「エェラんだ〜♪」の節回しの、艶っぽさ。ここはイチロさんもすごくなまめかしかったのが記憶にあるが、おさのもまたそれとちょっと違ってて、「選んだろうおまえは! 知ってんだぞ・・・」みたいな凄みがあって(何じゃそりゃ)、ぞっとしつつも快感vvだった(へ、変態?)

〈シシィの寝室〉〈天空〉
ゾフィがなぜ口うるさいのか、ということや、フランツは優しそうに見えて実は何にもわかってないということに関しては前述したので省略。

ここでシシィがわんわん泣くのは初の演出。16歳らしさを出そうとしたのかな? でもちょっと疑問だった。
本当は、ここで自殺しようとするヅカ独自の演出もいただけない。
エリザベートという人は、こんなところで死のうと思うような人じゃないのでは? と思うので。

シシィ最大のナンバー「私だけに」。
ミドリはよく唄っていた。
ただ、この唄は、それこそ芝居の流れを止めてもいいくらいの曲なのに、あくまで「エリザベートとして」唄っているミドリに、謙虚で律儀なジェンヌ魂(?)を見た。
でも、千穐楽ではやってくれるのかな?(何を?)

〈ハンガリー訪問〉
前から一つ疑問だったのは、シシィが長女にゾフィという名前を付けられたことを何で怒るのかってことだった。
だって、昔の名家では当たり前のことでしょ? 初孫に祖父母の名前を付けるってのは。実際、ルドルフの娘だって、自動的(?)に「エリザベート」って名前が付けられてるし。

そんだけです(←疲れてきたな)

エルマーたち登場。
いいね、らんトムv(また・・・)
ふふふ、新人公演のビデオ買っちゃったv(←幸せなヤツ)
愛音も未涼も有望な男役だが、いずれ老いぼれてゆく革命家たちにしては、ちょっとこの場面で美青年すぎるかな?
(実は、ジュラは色男だったという説がある。シシィの愛人説まであったもんね)

前にも書いたけど、ここで「女狐め云々」のセリフが増えたのは、あんまり好きじゃない。
場面がだれたような気がする。

〈ウィーンのカフェ〉
えー・・・省略(←絶対疲れてきた)

〈シシィの居室〉
世にも美しい旋律「えーりーざべーーー♪」を、フランツとトートが唄うんだけど、「えー」をじゅりぴょんが唄えてないのが、今公演最大の嘆きどころだった。

たしかにじゅりぴょんは、男役の中ではキーが高いのだ。そして、フランツは登場人物中、最もキーの低い役なのだ。

残念だったなぁ・・・

ついたての陰から出現のトート。

これは、マリコがあまりにも美し妖艶すぎて、未だに誰もかなわない。
唄は・・・・・・(沈黙長すぎ)だが、このシーンだけはもう「マリコじゃなきゃ、や!」みたいな(何者?)

シシィに拒否られて部屋を出ていく時に、なんとも慇懃にお辞儀をする仕草も、マリコのは、もう、・・・ゾクゾクゾクッ! とたまらんものがあった。

でも、おさもまだトップとしては若葉マーク。
これからいくらでもがんばれるのだ。
期待してるぞvv

そして、部屋を出てから「もうダメ、立ってらんない」みたいに、柱にへばりついている姿が、むちゃいとおしいのだ(笑)

〈ウィーンの街頭〉
「ミルク」は元来ルキーニと市民の持ち唄なんだけど、ヅカ版ではトートが先導してしまう。この辺も、ルキーニ役者には、気の毒な改変ではあるのだが、雪組版でイシちゃんが「誰も信じないさ、そうだろう!!」というところで見せた迫力が、他のルキーニには見られないのがやはり残念だ。

ただ、この場面でぼくは柱にへばりつくトートばっか見てて(笑)、ルキーニの「ないものはないんだ!」の芝居を見てないのは、あさこ、ごめん。悪かった(でも、つい目が・・・)

〈更衣室〜鏡の間〉
ちあきちゃんのリヒテンシュタインは、残念ながらあんまりいいところを見つけられなかった。東宝版の伊東さんも良かったんだけど、ぼくは宙組版のちずちゃんのリヒテンシュタインが好きで。
この人も、この作品ではゾフィ一派でシシィを虐めるみたいに描かれてるけど、実際には、ゾフィより厳しかったんだって(笑/あかんがな)

シシィが嫁いできたとき、既に50過ぎのオバサンで、それはそれは厳格な教育係で、「私がヨーロッパ一の皇后に仕立て上げなければ」みたいな誇りと義務感で生きていた人。

その厳格さは「虐めてやろう」とかいう感情レベルのものなんかじゃなく、とにかく「鍛えなければ」「教えなければ」というものから出ていた。それを、ちずちゃんはうまく出していたように思う。

ところでこの場面、「こんな遅い時間にどうして〜♪」と女官が唄うのだけど、その「こんな遅い時間」に、なんでシシィはあんなに着飾ってるの? というつっこみがあったらしい(笑)

それはさ、その時間にヴィンターハルターが肖像画を描きに来てたからなのさ〜♪ 昼間は公務で忙しいもん。
だから、あの有名なドレスを着てるんだよ〜♪ これで解決(←相当疲れてきたなぁ)

しかもなんで「そんな遅い時間」に、フランツは軍服なのかって?

彼は「皇帝である前に軍人でありたい」と言う言葉を残したくらい、自分が軍人であることに誇りを持っていたのさ。
だから寝るときも軍服だったのさ(嘘)

おっと、最後に残念だったのは、一幕を締めるトートの「エリザベェーーー!」の表情に(声は良かった)、「人間を、ただの人間を愛してしまって、オレは、オレは・・・」みたいな苦悩が感じられなかったこと(感じられなかったのはぼくだけかもしんないが)

ここはずんこのすごさが印象に残ってる。




あうぅ、一幕だけで夜が明けてきた・・・
続きは明日(というより、一週間ぐらいかけてやろう)←メインタイトルに偽りありの日記になってしまう〜・・・かといって、今さらHP立ち上げる気力はさらさらないし・・・

まぁ、もともと自己満足日記だもんな。



↑この先も読んでやってもいいぞ、という方はどうぞ一押し

どうしよう・・・?>オレ


2003年02月07日(金) 役者の肉体(『ストレイザー』サンシャイン劇場)

タイトル周りをちょっとだけ変えてみた。

たったこれだけ変えるのに2時間もかかってしまったので、今日書くつもりだった『ストレイザー』(腹筋善之介&アーモンドアイ プロデュース)の話は、明日更新するよ。

でも明日は『エリザベート』プレ千穐楽なので、とんじゃう危険性がいっぱい・・・

ま、いつかは必ず書くよ(頼りな〜)



←「動物」ジャンルにも日記作ろうかと、真剣に考え中






※以下、3月1日に更新しました。

『ストレイザー』

ピスタチオ解散以来、NHKテレビ小説にチョイ役で出ているのを目撃したり、『エレファントマン』に出ているのに偶然遭遇したりで、全くダメダメファンだったぼくが、久々にきちんと腹筋ちゃんの舞台に出かけた。

内容は、あんましピスタチオと変わんねぇって感じだったけど(こら)

役者が多いんでびっくりした。ピスタチオは、客演入れても10人ぐらいだったのに、今回は26人。それでもお約束の“一人二役”が何人かいて、楽しかった。

そして、最大の特徴は「セットがない」
別に、「予算がない」のが理由ではないはず(き、禁句か?)

これは「役者が思いっきり演技するのにジャマだから」あえてなくしたとぼくはとった。

もちろん、物語の設定上、どんなセットを組んでも100%表現不可能だったからであろうが。でもそれより、むしろ積極的に「なくした」と思いたい。

それだけ「役者の動き“命”」みたいな舞台だった。

そして、「役者とは、肉体表現者なのだ」ということを、これほど端的に教えてくれる舞台に、久々に出会った。

腹筋ちゃんの肉体表現には、よく「パワーマイム」という単語が当てられているんだが、「マイム」っていう割りにはやたら説明セリフが多いとぼくは思ってる(笑)。どっちかというと、コントに近いのだ。落語にも似ている。噺家は、扇子と手ぬぐいだけですべての小道具をまかなうのだが、腹筋ちゃん(ピスタチオがそうだったし)の場合は、一切小道具も持たない。すべて自分の動きで表現する。
ただし、その「動き」は、本物のパントマイマーのように精巧ではなく、どっちかというと力業でごまかしてる(笑)感じ。

ところがその「力業」が、やけにこっちに訴えてくるのだ。

裸一貫で勝負してる感じ、というのだろうか。

点が甘いかも知れないが、役者が、必死に動きだけで観客に何かを伝えようとしている、という満足感なのかも知れない。
一所懸命やってくれてる感、というのかな。

それとこれが一番大きい理由だと思うが、ぼくは「運動神経のいい人(たくさん動ける人)に無条件に弱い」(爆)
仮面ライダーしかり(?)、ジャッキー・チェンしかり、古今東西の優れた舞踊家(ジャニ含む)しかり。

腹筋ちゃん以外の役者で、ぼくが知っていたのは元ジェンヌのマユさん(大峯麻友。当たり前にヒロイン役だったんでびっくり←失礼なヤツ! 唄もあった。サービスか?)と、明樂哲典さん(この方も、運動神経ダンチ!もちろん芝居もいいんだが)ぐらいだったが、みなさんそれぞれに個性があり、滑舌も良く(説明ゼリフが多いから、これ重要)、今回のお話の世界観も好きな感じだったので、大変満足な芝居でした。

・・・一番の不満は、客の入り(き、禁句!)

宣伝も足りんかったんじゃない? だって、ぼく一週間前に偶然『ぴあ』立ち読みして知ったんだよ、この公演(それで、当日ですんなり入れたってのも、ちと哀しい)

結論として、本当に旨い魚は、刺身が一番だってことか。←例えがもりんだな(笑)


2003年02月06日(木) 猫が寝込んだ

くだらないタイトルで、すまん!

だが、事実なのだ。

愛猫ごろー(某イナガキ君とは特に関係ない)が、ゆうべから、一歩も外へ出ず、飲まず食わずで眠ってばかりいる。

既にこの状態で27時間が経過。

過去、目を覆いたくなるようなケガをしても、平気でひょこひょこ歩いていたのに・・・

心配だ。











看病(と言っても、吐いたりしないか見てるだけだが)のため、本日はこれでお暇(いとま)しますじゃ。



↑微妙に運動神経がニブいってのもある(ご、ごめん・・・)

しかも今日は、日記のジャンルが「家族/動物」であった。
重ねて陳謝。


2003年02月05日(水) ボクはお酒に弱いです

いきなり『正直しんどい』風に始まってしまったが・・・

はい、弱いです。めちゃめちゃ。

今日はぼくの誕生日(正確には今日じゃないが、つれあいの休みなので、今日になった)っつーことで、つれあいが、ディナーをおごってくれたんだよ。

スイスレストランで、チーズフォンデュを食べさしてもらった。

昔、なんかの本で読んで以来、憧れていたんだよ。

ところが、チーズフォンデュってやつは、「エメンタールチーズを温め、白ワインで溶かし、それをパンにからめて食べる」料理。

アルコール含有率高し。

これがネックで、今まで食べられずにいたのだ。そんくらいぼくは下戸(ゲコ)なのだ。

なので今日は、「アルコール率低めで」とわざわざ頼んでの初挑戦となった。

・・・う、うまい!(>_<。)

こんなうまいものを、今まで食べられずにいたなんて・・・(悔し涙)

ばくばく食いましたさ。
オイルフォンデュ(ウシさんを素揚げにして食べるやつ)も、食いましたさ。
仕上げはチョコレートフォンデュ(うあっ! 甘党には堪えられぬvvv イチゴが秀逸)。

フォンデュ三昧

あー満腹&満足。

しかも、なぜかさっきからハイテンション気味

そう、今のぼくはまさしく『正直しんどい/MAX編』のツヨシさん。

「なんやそれそれワキをそれ」とか言い出しかねない。

「どぅーーーーん!」とか、やりだしかねない。

やべー・・・ ヘ( ̄ー ̄ヘ)))。。。。。。ヽ((( ̄ー ̄)ノ(←ふらふらし始めた)

つれあいに怒られる前に、落ち着かなくてはっ!





しかしこんなことでは、酒に弱いもりんを酔わせてあんなことこんなことをする陰謀(野望ともいう)は、永久に実現不可能!(つーかその前に・・・)

うらやましいなぁ・・・(誰が?!)



↑投票ボタンだよ

おめでとうございますvv(一応ぼくの好きな人限定)


2003年02月04日(火) 熱望!SJF(Super J-FRIENDS)結成

これはまじでお願いします、プロデューサー堂本剛さん。

本日(2/4)の「どんなもんヤ!」で、最後にもりんがぽろっと口にしたのである。

曰く、
「TOKIOとか嵐とかV(6)とか、ゴチャゴチャにしてグループ作って、バンドでやっても面白いのになと思ってね、うん。そういうことを色々、2003〜2004年と、できていけばいいのになぁと思っているんですれどもね・・・」

大賛成ですっ!

過去、「相方改造計画」やら「外国の姫と結婚計画」やら、ぺてんばっかぬかしてきた(←オイオイ・・・)もりんだが、「J-FRIENDS」に関してだけは、やはり本当に、やり残した感があったのだろう。

全国ツアーも、したかったであろう。
合作によるアルバム制作も、したかったであろう。

やらしてあげようじゃぁないか←お前はジャ○ーか?!

諸君、ぜひぜひファミリークラブへ圧力・・・じゃなかった、ご希望のお便りやお問い合せをいたしましょう。

あまりにコーフンしすぎか?>オレ



↑タンバリンかマラカス担当で(笑)

自分で書いといて、「チョコモナカジャンボ」のCM思い出して、笑っちゃったよ・・・


2003年02月03日(月) おれたちっ! マメ、マ〜ン♪

今日は節分だよ。

豆まきは、数え年25歳の年男(みなさんよくご存じのお二人も該当)が厄落としのためにするのが正式らしい。

各地の有名神社では、その年男さんたちを始め、関取や役者が豆をまいて、その年の厄災を払う。
その豆(袋ごとまく)をもらって帰って、年の数(一説では年齢+1とも。数え年ということなのだろうか)だけ豆を食べると、一年間の健康と除厄が約束されるそうな。

ぼくの実家では、じいちゃんがこういう年中行事が大好きな人で、毎年、近所の皆さんに聞こえるぐらいの大声で「鬼は〜外ーーー!」とやっていた。
子供心に恥ずかしかった。

だが血は争えないのか、今ではぼくも、こういう年中行事にこだわる人間になってしまった(その代わりといっては何だが、クリ○マスとか○レンタインなんとかという舶来の行事は大っきらいだ)。

でも、生まれ育ったイナカの一軒家ならともかく、今住んでいる集合住宅で「鬼は〜外ーーー!」はキツイ。

事前に「お騒がせしますので」と、ビール券ぐらいは配っとかないとヤバそうだ。

ところで、トーホグ生まれのぼくが(というか、東日本の人間にとって)最近知り得たすてきな節分の風習に、「太巻きの恵方食い」というのがある。

ここ数年、全国に広まったようで、関東でもスーパーやデパ地下などで、節分の日に「恵方巻き」が売られるようになった。

これは、その年の恵方を向いて太巻きを一気(?)食いすると、一年間の健康と除厄が約束されるものだそうで、しかも、食べ終わるまでしゃべってはいけない、というオプションまでついているらしい(未確認)。

健康が約束される行事で窒息などしたらシャレにならないが、それさえ気をつければ、近所に迷惑もかけず、しみじみとおいしく厄落としができそうで、ここ数年はこっちを実行するようにしている。

そして今日は、豆まきにちなんで(?)「マメラン星雲」からやってきた二粒のマメ星人のビデオなんぞを取り出して観ている。

科学者のくせに、むちゃくちゃおおざっぱな“ぜんじろう博士”が大好きだ(時々『ジェネジャン』に出てるらしいね←観てない証拠)。

そういえば、このコーナーのタイトルコールで、
「おれたちっ!」
と言った後、顔を両手で覆って横を向くのが、何を意味するのかいつも不思議だった。
噂によると、なにかHな意味があるらしい。
・・・気になる〜〜〜〜〜!!!

真実をご存じの方、ぜひご一報を!



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2003年02月02日(日) 哀しい出来事(『SHOCK』帝国劇場)

エンピツさんで日記サーフィンをしていると、本日(2/2)帝国劇場にお出ましになった日記作家さんがけっこういらっしゃる。
ぼくも今日、2度目にして今公演最後のSHOCK体験をいたしました。

だが残念ながら、今日のぼくの日記には、楽しい内容は書かない。

いや、書けない。

楽しかった内容に関しては、全公演が終わった後で、DVDの分も合わせつつ(まだ見てないんだよ・・・ああ神よ(は?)ぼくに時間を!←自分が悪いんじゃねぇか)、書ければ書こうと思う。

楽しい内容じゃなきゃ読みたくないという方は、ここでサヨナラ(明日、来てね。ぜひ来てね←いじましいやっちゃ)。

では、本編。

今日、ぼくは1階の後ろの方で見てた。

そして通路ぎわだった。

2幕の前半で、ヒカルが自殺する回想シーン。

「兄さん!」

と、コウイチが駆け抜けていく、その通路だ。

歌舞伎で言えば花道付け際。道成寺の花子が化粧紙を投げる、あの場所に匹敵する、一種の特等席

その「兄さん!」のシーンで、その残念な事件が起きた。

一人の女の子が、もっちが入ってくる直前に立ち上がって、その通路に飛び出したのだ。

明らかにもっちはその子と接触した(ように見えた)。
でも、スピードを落とさず、彼は舞台に駆け上がっていった。
(まさに「Show must go on!」←ちゃちゃ入れとる場合かっ!)

その子が何を思って飛び出したのか、何のために飛び出したのか、一瞬分からなかった。
トイレに行きたかったのかもしれない。

だがそれにしてはあまりにもタイミングが良すぎた。
その子も、その後トイレに立った形跡はない。

気になったのは、ぼくの席からは、もっちとぶつかった瞬間、その子が消えた(つまり転倒した)ように見えたのだが、係のお姉さんも寄っていかなかったし、結局何事もなかったのかもしれない。

何事もなかった?!










舞台作品のレベルは、決して出演者や制作者たちだけで作れるものではない。
観客がいて初めて、「舞台」は完成するのだ。
その作品の最後の仕上げをするのは、観客なのだ。
こんなことはシアターゴアーにとっては釈迦に説法、あたりまえのことだ。

もっとも、わかっていない人たちは、「自称見巧者」の中にも残念ながら、いる。

だがこういうことが起きると、
「やっぱりジャニタレのファンってさ・・・」
と、ののしられても仕方がないのか? と、ぼくは石を飲み込んだみたいに胸が冷たく、重たくなった。

正直、それ以降、ぼくは意識が半分とんでしまった。

ごめんね、今日、楽しんだ人たち。
そして、これから観るのを楽しみにしている人たち。
水を差してしまって。

でも、「ここまではやってもいいんだよ」という範囲が、自分勝手に拡大解釈されていくのはコワイ、と思ったので書いてしまった。



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2003年02月01日(土) 腹筋300回の男と女泣かせの男

土曜日の午前中という、週で最もゆるい時間帯にこの上なくふさわしい(失礼)
「いつでも笑みを!」
大阪方面で舞台とかがある役者さんが、プロモーションのために時々出るので、ぼくもたまに見ている。

本日はヒガちゃんこと東山紀之氏と、“恋人以上夫婦未満”の森光子さまがご出演。

相変わらず妖怪ですね。

なので、それに関しては何も言わない。
お二人の(微妙に気色○い)ご交際ぶりにもノーコメント。
ヒガちゃんの“腹筋好き”(cLOVE LOVE あいしてる)も、今さらなので別に驚かなかった。

でも、ヤワラちゃんこと田村亮子選手(婚約記念(?)に単独でご出演)の「毎朝200回します」には、やはり(◎_◎;)
(その時、ぼくの脳裏には『柔道一直線』で200回腕立てをした一条直也の姿が←古すぎ!)

そりゃあ、金メダルとる人だもんな。

そんなヤワラちゃんの「アスリート」ぶりを見て、目の色が変わるヒガシ(笑)。あんた、女の判断基準がおかしいよ(笑)。

あまつさえ光子さままでが、ヒガちゃんのお嫁さんにはヤワラちゃんがふさわしいと思っていたとあおる始末。

やめとけ(どっちに?)

ヒガシの嫁になるには、まず(以下自主規制)

そんなことより、光子さまの楽屋のれん(事務所のみんなの名前をコラージュして“森”を形づくっている)が映って0.1秒で「堂本剛」を見つけてしまったわしって・・・
(なのに「堂本光一」を見つけられなかったわしって・・・)←一時停止してみた(バカ)。すぐ隣によりそってたよv(←幸せ者)

そして、光子さまから贈られたヒガちゃんの楽屋のれんは「“森”の中を走る白馬」(耐えろ、みんな)。
光子さま曰く、
「東山さんは“白馬”のイメージで(はぁと)」(・・・耐えろ・・・)
つうか、“白馬に乗った王子さま”じゃなく、“白馬”そのものなのっ?(らしい)
まぁ、「ひのえうま」だし(なんのこっちゃ)。

というわけで、朝からぐったりしてしまい(弱!)、今日はとーちゃんの遺産相続のために印鑑証明をとりに行くはずが、ぐずぐず洗濯なぞして時間がなくなってしまった。


夕方から『亜門版 ファンタスティックス』

昨日までがプレビューで今日が初日、ということなんだけど、当然すっかりできあがっていた(何に対する皮肉だ・・・?)。
『ファンタスティックス』はとてもポピュラーな作品なのだが、ぼくは初見。内容も全然知らずに見に行った。

有名作だからストーリーをばらすが、「全然ガキで人生のこともわかっていない青年と少女が愛し合ってる。父親同士は本当は仲良しで二人を結婚させたがっているが、へたに賛成すると子供は逆に反抗するからと、わざと反対している。思惑通りに子供同士はますます盛り上がる。そろそろ(ウソの)仲違いを解消させようと、やらせで娘を誘拐させて息子に助けさせ、結婚を許すという狂言を仕込む。それが成功したかに見えたがばれてしまい、息子は家出して、色々あって、人生の真実に目覚めて帰ってきて、改めて子供二人は結ばれる。めでたしめでたし」という話。

はっきりいって、たわいない。

が、こういうたわいない話こそ、演出次第なのだなと思った。

亜門さんの演出は、あんまりはったりめいたものがないという印象なんだけど、今回もやっぱりそんな感じ(亜門さんの作品をそれほど見てないくせに、言い切ってしまうのか? すごいな、わし)。

ぼくははったりと毒が好きな、わかりやすい客なので(だから、小池修一郎が好きだ!←ここで求愛してどうする)、「まぁ面白かったけど、はまらないな、たぶん」と思った。

ひとつ好きだな、と思ったのが、誘拐の片棒をかつぐ役者のヘンリー(二瓶鮫一氏。これこそ“俳優”! こういう方がわさわさいるから、商業演劇や新劇はあなどれないのだ)とモーティマー(なすび、思いのほか快演/笑)が、つづらみたいなものから出てくる演出。
芝居に登場する役者たちというのは、『ハムレット』の旅役者にしろ『夏の夜の夢』のやとわれ役者たちにしろ、どことなく“異次元の人たち”みたいに見える。芝居の中に出てくる「演劇をする人」って、その芝居を客観的に見る(=観客に寄り添っている)役割をもって出てくるのじゃないかと思える。
その異次元ぶりを、この「つづら」がうまく表現していたと思う。
(そういや、『夏の夜の夢』で、トランクからパックが出てくる演出もあったな、亜門さんじゃなかったけど←こらこら

ポピュラー作だから曲も有名で、初見のぼくでも知っている曲がちらほら。
「I can see it」がこの作品の曲だと初めて知った。

役者について。

井上芳雄くんと高塚恵理子ちゃんは、まぁそつなく。(そ、それだけ?)
芳雄くんはコスチュームもののイメージが強く、今回のようなふつーの青年のふつーの服装が逆に新鮮。スタイルが良いので、ジーンズのしわの出来具合までが美しい(細けーよ、見るとこが)。

父親役のお二人も、難なく(「野菜を植えよう」の歌詞に共感できたぼくは、すっかり“親”側の年齢になっていることに愕然)。

エル・ガヨ山路さん。ハンサムですね〜v(またそれか?)
なんか宝田明さんぽいなと思ってたら、日本の初演では宝田さんが演ってた役だった。おぉ〜。
10年したらニシキ(錦織一清氏)が演りそうな役でもある(笑)。


で、急いで帰って「キンキラキンキ ワールド」を聴いたら、もりんがリスナーを泣かせていた(爆)。

イヤ、電話企画だったんよ。したら、そのリスナー(姉妹)が、感激して泣きじゃくってしまったと。
イマドキ珍しく純情♪愛情♪過剰♪(c小泉今日子)な姉妹であった。

ツボったのは、
「何かボクに聞きたいことがあったら、聞いていいよ」
というもりんの言葉に、大ファンという妹ちゃんが、
「本物ですか?(しくしく)」
( ̄□ ̄;)

・・・そゆことじゃなくてっ!!

悪いけど、爆笑してしまいました(だってカワイイんだもん)。

しかもそれにマジメに応えるもりん。
「街」を熱唱してしまうのであった(笑)。

いやぁ〜、心が洗われる一日でした(大嘘)。



たぶんオンエアではカット(笑)


ておどる 【2006年以降に書いた日記はこちら】てくてくミーハー道場