おばか日記

こんなの見つけました

2008年07月02日(水)

ワンピフォルダで発見。
暗い！

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彼が自分に優しいのはいつもの事だ。だけど、最近その優しさがひどく辛い。
まるで壊れ物に触れるかの様に接してくる彼が悲しい。
何も恐れる事はないのに。壊してしまってくれてもいいのに。
彼になら、何をされてもいいのに。

夢を諦めたわけじゃない。刹那的になっているわけでもない。
ただ、彼への想いが自分と一つになって切り離せなくなって、例えば志半ばで死んだとしても、もっと言うなら彼に殺されたとしても、それは自分の人生の必然なのだ。
なんと甘美な死だろうか。
夢を追う瞳はまだ濁ってはおらず、この目に世界は少し哀しくも美しくて、自分が帰る場所が少なくとも三カ所は思いつけるという幸福。
そんな優しくて美しくて愛するもの達ばかりに囲まれて生きている自分が、今この場で彼に殺されその腕の中で息絶える事ができるのだとしたら。

サンジのそんな危うさに彼は気付いているのだろうか。
だからかもしれない。そんなサンジを恐れているのかもしれない。

そっと二の腕に手を添えて、恭しく額にキスをされる。
自分は彼のものなのに、そうではないのだと否定されているような気にすらなる。
どうかあなたものでいさせて。おれを拒絶しないで。大切にするそぶりでおれを遠ざけないで。

寂しくて悲しくて絶望して流す涙さえも、気遣わし気な目で拭われて。
捨ててしまいたい感情が地面にこぼれ落ちる暇も無い程に、息をひそめて自分の様子を観察して、こうやって何もかもに手を貸して、そのくせサンジが一番望む様にはいてくれない。
なんて残酷なんだろう。
ひとつひとつが彼への感情を秘めたカプセルになるはずだったその雫さえ、形になる前に彼の掌で捻り潰されてしまうのだ。

絶望的に混じり合えない二人は、それでも完全に離れる事もできなくて、こうしていろんな感情を持て余しながら、恐る恐る寄り添っている。

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私信：
N文田さん、ご無沙汰してます！メッセージありがとうございました。サンジちゃん妊娠！？エース相手じゃ女の子なら100回くらい孕んでそうですが（笑）。そう言えば、昔サンジちゃんの想像妊娠ネタっつー超アホ話を書きかけた事がありましたが、サンジちゃんはデフォで母性本能備わってそうなので、是非一度孕ませてみたいものです。サンジちゃんとエースの子ならきっと可愛いよ！