こなす日々 - 2004年07月30日(金) たまる前にこなして 積み上げないようにして 放り出さないようにして たまる前にこなして 外へ逃げないで 内にとどまって 丁寧にのして それでもこなせないことだけを 暇ができたら無駄なことをしたいんだ 暇があったら隣の人のをこなすんだ - 歌う気持ち - 2004年07月04日(日) ありがとうって思えるような そんなことがあるのさ たとえば きみがいてよかった たとえば 「きみがいてよかった」って もうどうしようもないこと そんなこともあるのさ それでも きみと会えてよかった それでも 「きみと会えてよかった」って 伝えたいから 届けたいから - 離れていく - 2004年07月03日(土) それはただの予感なのに それはただの思い込みなのに 離れていってしまう気がする 思い当たるふしはあるけれど まさかまさかと考え直す それでも 離れていってしまう気がする 電話のベルがどこかで鳴っている 鳥がこっちを見ている 犬の悲しそうな鳴き声 近所の子供達の声に ふと大人になってしまっている 自分に気が付く それはただの気のせいなのに それはただの思い過ごしなのに 離れていってしまう気がする 人知れずどこかで 花の命が途絶えた 地面にぽつり 花びらが落ちた ああ 遠ざかる 離れていく - せめて夜には - 2004年07月02日(金) 一日の終りを 静かに迎えたいのに それだけの願いも 壊されてしまった また 一からやり直し また 始めから積み上げないと 深呼吸をして 静かに始めよう 足元が崩れないように 静かに また 一からやり直し また 始めから積み上げないと うまく呼吸を合わせて うまくリズムに乗って 心が波立たないように 静かに 静かに 朝が来たら 眠れるように 明日の夜には 眠れるように - 沈黙と月 - 2004年07月01日(木) 何も言わないで 理解はいりません 日と蔭の間に あなたが居ることを知ってください 言葉は月のようなもの 照らされることがなければ わかっているのです 弁解などいりません 夜は一日の たった半分であることなど 照らされない月のように 沈黙を守りましょう 何も言わないで 理解などいりません 夜も昼の間にも 私が居ることを知って頂けるなら -
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