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1976年06月30日(水)

最終更新日:2002.10.01


フランス、ベルギー等、海外における報告

○○真光は、フランスではカルト教団に指定されています。ベルギーの国会委員会報告では、「最も危険な団体の一つ」とされています。また、ベルギーにおいては法廷において解散請求をされたようです。

目次

・ベルギー国会委員会報告(抜粋)
・ベルギーにおける解散請求
・フランス政府によるカルト団体(セクト)のリスト
・ロンドンにおけるカルトのテロ行為への関与疑惑について
・真光教団のために使われた欧州連合の資金?



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ベルギー国会委員会報告(抜粋)

http://caic.org.au/eastern/mahikari/belgiump.htm

この報告書の中には,次の一文がある。

37) ***** Mahikari
According to a witness, it would be one of the most dangerous sectarian organisation in our country.

(訳: 証言によれば、○○真光は我国(ベルギー)の中で最も危険な団体の一つである。)

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ベルギーにおける解散請求

簡単にまとめます。

ベルギーにおいて、○○真光は金銭の扱いに関する不透明さ(着服、横領、使い込みなどの疑い)から、非営利団体ではないとの疑いをかけられ、検察から出頭を命じられた(1997年5月29日)。検察は、非営利団体としての○○真光は解散して財産を清算するべきだと要求した。しかしながら裁判所は、検察が疑う理由は認められるが、確証がないということで検察の訴えを退け(1999年9月7日)、検察は控訴を断念した(1999年10月6日)。

http://www.hrwf.net/English/belgium99e.html#pub (リンク切れ)

The Public Prosecutor v. Sukyo Mahikari - Case closed HRWF (10.10.1999) -

 The non-profit making organisation Sukyo Mahikari in Belgium was summoned by the Public Prosecutor on the 29th May 1997 in the following terms: "whereas it results from the evidence heard (...) that the Belgian members of the Board of Directors have accepted to be appointed to their posts by pure connivance and have failed to exercise their functions, the Public Prosecutor demands the dissolution of the non-profit making organisation and the designation of a liquidator".

The case was heard on the 7th June 1999, but as the Public Prosecutor failed to present his conclusions, the other side did not present its case to combat the allegations.

In his judgment of the 7th September 1999 the Judge stated that "the claim against the organisation Sukyo Mahikari is admissible and allowable but unfounded".

The Public Prosecutor confirmed on the 6th October 1999 that it was not intending to appeal against that judgment.

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フランス政府によるカルト団体(セクト)のリスト

http://www.cftf.com/french/Les_Sectes_en_France/cults.html#ici

この報告書では次のような要素のある団体をカルト(セクト)定義し、宗教とははっきり区別している。

- mental destabilization; (精神の不安定化)
- exorbitant character of the financial requirements; (法外な金銭の要求)
- isolation from society (社会からの孤立)
- danger to physical health (健康に対する危険性)
- embrigadement [bringing into the "troops"] of the children; (子供への勧誘)
- the more or less antisocial speech; (多かれ少なかれ、反社会的な発言があること)
- disorders with the law and order; (法や秩序の破壊)
- importance of the legal contentions;  (法廷闘争が多い)
- the possible diversion of the traditional economic circuits; (通常の経済活動からの逸脱)
- attempts at infiltration of the public authorities. (権力への浸透を試みること)

次に、

Cult Movements with from 50 to 500 followers: 
(信者数50−500人のカルト運動)

という項目の下に、***** Mahikari がリストされてる

つまり、○○真光はフランス政府によって公式に「カルト団体(セクト)」と認定されている。


また、別のHPでは、フランスが出したこの報告について、以下のような説明がある。
http://www.liberal-shirakawa.net/furukawa/totalitarianism.html

−−−−−−−−−− 以下引用 −−−−−−−−−−−−

こうした時代背景を受け、フランス国民議会(下院)の調査委員会がまとめ上げ、1995年12月に採択された報告書が『フランスにおけるセクト(=カルト)』です。

この報告書は、フランス国内はもとより、アメリカ、日本においても、カルト問題を考える重要な資料になっています。原本は140ページほどのものですが、「カルト」という言葉の定義から
始まって、その構成要件、そして、カルトに該当する団体の実名リスト、さらにはカルトの被害を未然に防ぐためには官民がどういうことをしたらよいのかということを、かなり具体的に書き込んでいます。

もし、フランス語がわかる方はフランス国民議会Webサイトのホームページ(URLはhttp://www.assemblee-nat.fr/)からもアクセスできますし、日本語の抄訳なら国会図書館にありますので、興味のある方はご覧になったらよろしいかと思います。

そして、この報告書には、フランス国内で活動している172団体を「カルト」と認定し、実名をリストアップしているのですが、そのうちの一つが、自・自・公以降、ついにわが国の政権中枢
に入り込んでしまった「●●●●」なのです。

この報告書では、それまで曖昧な形で使われていた「カルト」(フランス語では「セクト」)ということをはっきりと次のように定義づけています。

<(カルトとは)精神の不安定化を狙った操作で、メンバーからの無条件の忠誠、批判精神の低下を誘い、一般社会にある価値観(倫理的、科学的、公民的、教育的)との断絶をもくろもう
とする集団で、これは個人の自由、健康、教育、民主制度に危険を与える。この集団は哲学や宗教、精神医療といった仮面を被ることで、その裏にある権力の獲得や支配、メンバーからの詐取といった真の目的を隠蔽している。>

ここで、この報告書が画期的なのは、はっきりと「宗教」と「カルト」との間に線引きをした点です。私自身がフランスでの現地取材をするまでそうでしたし、まだ、日本でもかなり大勢の人が「宗教」と「カルト」を混同しているのではないかと思います。

−−−−−−−−−引用おわりーーーーーーーーーーーーー

さらに、次の文献も参考になる。

『カルト宗教のトラブル対策 日本と欧米の実情と取り組み』
山口広 中村周而 平田広志 紀藤正樹 教育史料出版会
ISBN4-87652-381-9 C0036 ¥1900E 2000年5月20日初版発行


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1976年06月29日(火)

ロンドンにおけるカルトのテロ行為への関与疑惑について。

http://www.rickross.com/reference/mahikari/mahikari1.html

サンデータイムズ(ロンドン)/1998年12月27日付。
ライター:デービッド・レッパード、ジェシカ・ベリー、クリス・ヘースティングズ。

最後の審判の日と称し、ミレニアムを謳ったカルト、オウム真理教のメンバーが死者12人を出した地下鉄サリン事件で警察に逮捕されました。彼らは英国・ロンドンにも拠点を持ち、多くの成員が潜伏していました。昨年、崇教真光は危険なカルトであるとして、国会での公式な質疑応答で、地下鉄サリン事件の証人によって非難されました。「地下鉄サリン事件をもとにして、ネオナチと反ユダヤ主義の教えを広めていた。」と、元信者が告白したからです。

警察はテロリスト集団・オウム真理教のリーダーの命令によって、1995年に東京地下鉄に対するサリン攻撃を起こし、大量殺人を企てた何人かのメンバーを初めから疑っていました。日本至上主義を掲げる崇教真光の代表はそれに対して、「これこそが『火の洗礼』の神仕組みです。来年世界は滅亡します。そして私達信者だけが生き残ります。」とコメントしたのだと、イギリスで人道的保護を受けている崇教真光の元信者は証言しています。さらに、「地下鉄を狙った破壊活動が懸念されることを教団のブレインが予言し、そのことを組織的に編集した文書によって発表しました。そのため、イギリスの信者のうち何人かの成員は、社会的動乱か災害に備えて食物を備蓄しています。」とも述べています。

サンデータイムズのリポーターは、南ロンドンにある真光の拠点に極秘潜入取材を敢行し、そこで一か月を過ごしました。真光の代表者は、英国に300人を越える信者をマンチェスター・リーズ・北東英国・ウェールズに派遣していると主張しています。さらに信者は、教団のブレインが「早くとも来年には世界が滅亡することを予言している。」と言います。元信者にとって、それが何を意味するかといえば、2000年に向けて彼らがある種の行動を計画しているのだということです。三年前に集団自殺を遂げた「太陽の寺院」や「オウム真理教」をはじめ、破壊的宗教の共通点は、ロンドンにある真光の拠点の告発者が持っている終末論の影響を受けた書物を教義教理として採用していることなのだと元信者は語ります。

オウム真理教のように、真光は三流の専門家(例えば、顧問弁護士など。)に取り入ります。信者は、できるだけ早く現金を寄贈するように促進されます。極秘潜入リポーターも、二度目の訪問の時には寄付を勧められました。個々の信者たちも後の訪問においては、寄付が歓迎されるのだろうということがはっきりとわかりました。ロンドンの本部に配属されている信者は毎朝、小さな木製の祭壇にむかって、二回お辞儀をして三回拍手(かしわで)を打つ「二礼三拍手」のあと、天津祈言を奏上するといった異常な祈願儀式に参加しているでしょう。現金寄付用の空の封筒が置かれ、祭壇の前にある木箱へご奉納していました。情報提供者は、短冊に名前と名目ごとに指定されたご奉納金額を書くように求められました。ヨーロッパ、日本およびオーストラリアの元信者は、信者が高額ご奉納や、高価な品を寄贈することもしばしばあるのだと言いました。

五カ国の政府首脳や警察は、崇教真光の前身でもある、元日本帝国軍隊指揮官・岡田良一によって設立された世界真光文明教団に対する懸念を示しました。この系統の教団の拠点は既に、アフリカの1州から追放されています。彼は1930年代に、南京、中国で、200,000人の男性、女性および子供の大虐殺に深く関与していたという重大な責任があります。会計記録には、英国の拠点からは2万ポンドの奉納金をヨーロッパやアフリカの本部・ルクセンブルクに寄付させていると記録されています。この本部はアンセムバーグ城に拠点があるのですが、アンセムバーグ城はギャストン伯爵が76万ポンドをかけて1987年に建設しました。

申し立てによると、ルクセンブルクの本部は、カルトの建物の改装費用として欧州連合の資金が4万2千ポンド使われたというスキャンダルの渦中に既にあります。真光のベルギーの財務に関する告発のための新しい調査資料がこれから2週以内に警察からそこに渡されると予想されています。真光は、ベルギー国内では最も危険なカルトの一つとして関係者から評価されています。

真光はフランスの上院議員からの調査対象になりさらなる追及を受けました。フランス国会の委員会の報告書により、カルトの危険性があることがわかったからです。被害者とその家族の人権擁護団体の責任者・ルネ・ポー氏は、「真光の代表者を通じて役員関係者が中核となり、一万二千人のフランスの信者からお金を巻き上げました。莫大な資金が集められ、それが日本に送金されています。」と語りました。

しかしながら、崇教真光のスポークスウーマンは先週、オウム真理教に関与しているのではないかというクレームを否定しました。

「そんなのは全くの言いがかりです。オーストラリアのオウム信者の中に真光の元信者がいたことは真実です。しかし私はそのことについては、知るよしもありません。私達には終末論の妄想なんてありません。しかし、英国の拠点にいる何人かの信者が食品や防災用品などを備蓄することも含めて、天変地異を乗り切るための準備をしていることは事実です。しかし、そんなことをしているのはごく一部の成員だけです。私達の教えの書には教え主様による地下鉄サリン事件の予言が掲載されていますが、私達は別に反ユダヤ主義ではありません。」

と彼女は言いました。


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真光教団のために使われた欧州連合の資金?

http://www.rickross.com/reference/mahikari/mahikari2.html

ラ・ムーズ(ベルギー)/1998年10月 22日
ライター:ジーン・ニコラス

ECHOおよび欧州委員会の周辺では、不正行為のスキャンダルについて、ますます騒動がエスカレートしています。何百万ベルギー・フランもの欧州連合の予算が、日本のカルト崇教真光(カルトに指定されている)に寄付されていたようです。ヨーロッパ下院議員ヴィヴィアン氏にとって、この事件は「もはや我慢の限界だ。」と述べています。「欧州連合の資金が、一体どのくらい日本のカルトの貯金通帳に入金されたのですか?」と、ヴィヴィアン下院議員ははっきりと尋問しています。

このカルトのヨーロッパとアフリカのリーダーであるアンセムバーグ城に住むギャストン伯爵は、コミッションとの外部契約によって、さらに利益の上乗せをしているようです。「苦しんだ人々を助けることを目的とした資金をよりによって、霊媒信仰で世界的に悪名高いカルトに対して融資しているとは・・・。もはや、我慢の限界です。」これは、欧州委員会に忠告するヨーロッパ・ルクセンブルクのヴィヴィアン下院議員によって書かれた文書の一部です。

先週の月曜日、パリ在住のマロウ・クリプス夫人は、欧州委員会から人道支援のための予算の使い道のことで呼び出され、数億ベルギー・フラン横領事件について尋問を受けました。さらに彼女はペリー・ラックス社との関係について、ルクセンブルグ警察からも尋問されました。調査官はその尋問内容について守秘義務を守り続けていましたが、ようやく、我々の情報と一致する部分を聞き出せました。

ペリーグループは3つのオフショア市場(国内の金融市場とは切り離し、非居住者間で自由に資金を取引できること。)として創設されたソフトウエア・システム会社で、AcadianとParkingtonはアイルランドにあります。そして、悪徳下院議員の癒着もあって、評判の悪いカルトに深く関与していました。
オフショア市場会社と崇教真光と不正を行った委員会の間には具体的な関係があります。クリプス夫人(この人はこれらの会社を管理していた)は崇教真光のメンバーで、一味であるクロード・ペリーの貯金通帳を利用して、クロード・ペリーと日本の崇教真光の本部あてに、数百万ベルギー・フランを自分の口座へ移したことで非難されています。

もぐり会社の存在

ヴィヴィアン下院議員の文書によって、ギャストン・ド・アンセムバーグ伯爵と呼ばれているこの人物が、資金癒着の三角関係を形成する上で重要な役割を果たしているのを知り、ルクセンブルクの調査官の興味を引き始めました。そうです、伯爵は不動産業と平行して、真光カルトの権力の椅子として、ルクセンブルグの小さな港町に城を構えています。

伯爵の城は、ヨーロッパの資金で最近修復されました。私達が所有している文書によれば、伯爵は、人道支援を目的とする数億ベルギー・フランの予算を11人の欧州委員と手を組み、伯爵の経営するワティンサート社を媒介にしてもぐりの横流しを行い横領しました。この癒着関係について、ヨーロッパの報道機関は、しばしば送り状を捏造していた偽契約者に電話取材を行っています。これらの11人の「公務員」は、欧州委員会で働く資格を剥奪されていたメンバーで、ワティンサート社に臨時に雇われた人々でした。彼らの取り分は度を越しています。彼らは、伯爵名義で借りたブリュッセルのビップラン通りにある、とある地域に住居を構えていることにして、架空の登録を行いました。実際には、彼ら11人の元欧州委員は、アンセムバーグ城にいて住み込みで働いていましたが、ペリー・ラックス社からはその後、賃金を再度払った2つのオフショア市場会社からワティンサート社を通じて、二重の賃金を支払いました。もちろん、これらの会社はみな元欧州委員からマージンを得ていました。この報告書から、彼らが搾取目的のために、欧州委員会の経営陣の目を盗んで不正な手段による人員雇用をしている様を想像できます。

現在、そのことはルクセンブルクの検察官事務所で疑惑をもたれていますが、アイルランドでの取調べを正式に委託されているJeannot Nies行政官と、とりわけルクセンブルクで一般的に参加されているこのカルト教団やヨーロッパのKirchberg地域にあるペリーラックス社にかたくなに拒否されています。

ルクセンブルクにある検察官事務所は非常に沢山の会社を通じてこの金融の「位置付け」と関連問題をよく知っています。そして彼らは事実解明を急ぐために、確実な目標を持っています。彼らはいくつかの不意打ちによって他の南ヨーロッパからの大きな派閥も含めて、いくつかのカルトの隠蔽された金銭的支援について暴露しようとしています。

この記事はヨーロッパで調査中の真光の報告書を参考にしました。



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