東京の片隅から
目次|きのう|あした
この時期の音楽番組は特番が多い。最近は名曲カバーと銘打って80年代〜90年代の音楽を若い人に歌わせることもある。 スピッツやユニコーンを若手バンドが演奏していた。もう彼らの年齢だと「両親が若いころコンサートに行っていた」レベルんなんだろうなぁと思いながら見ていたのだが、だんだん、いやもうちょっとちゃんとやろうぜ、という気分に。 もともと好きで演奏/歌っていた場合はともかく、多分「お仕事」で急遽覚えさせられたんだろうなぁというのが窺えるものもあって、曲毎の出来不出来が激しい。「お仕事」であっても、自分たちの楽曲の評判にもかかってくるんだから、ちゃんとやろうぜ。せめて音程は外さないで欲しい。 これはカバーじゃなくてコピーだろ、それも高校の文化祭レベルの、というものがあって、がっかりすることもある。
小学生対象の予防接種会場が近所の小学校に開設されたので申し込んで接種させてきた。 対象者が限定されているせいもあるのだろうけど、ガラガラ。待ち時間もなし。子どもに聞いた限り、同級生では打たない子も多いようだが、高齢者と同居していること、もしコロナに罹ったときに重症化しにくいこと、今は一応問題ないけど一応低体重出生児だったこと等々考えて接種することにした。 本人は嫌がっていたが、針が細いせいか、インフルエンザよりも楽だったとのこと。
青山真治監督の訃報を聞く。不思議なことに意外な感じはしなかった。常に「生」と「死」が隣あわせにいるような映画を撮っていたからだろうか。 まだまだ撮りたいものがあったらしい。映画監督はいつも突然いなくなる。
そういえば同人誌ついでで思い出したんだけど、ヲタクの服装の話。 床屋に行けだの風呂に入れだの服を新調しろだの、周期的に流れてくるやつ。 昔1990年前後のコミケカタログにファッションというかマナー講座があったよなぁ。 男性向けジャンルでアパレル勤務の人?が絵を描いて学習漫画みたいになっていた。 汗はこまめに拭くとか、制汗スプレー(無香料)を使おうとか、前日に風呂に入ろうとか、腕汗が不快感を与えるからいっそ夏でも長袖で参加とか、なんかそういう話。 当時よりも今のほうは清潔感に関する最低レベルが上がっているのも事実だけど、変わらない(変われない)層は一定数あるんだろうな。
昔おすすめされたSF。洞窟の中に「わたしはここにいます」「あなたにあえてうれしい」あと一つくらいしかしゃべれない小さないきものが棲んでいる、という話。情報がこれしか頭に残ってなくて、おすすめされた場所も同人誌のフリートークコーナーで、そのあとすぐにその人は同人誌をやめてしまって、ずっと探しているけど手がかりが全く分からない。このままわからないまま人生は終わってしまうんだろうと思うけど、それもまたよしと思う自分もいる。
子供の体操着、6年まで着られるようにと少し大きめの物を買ったつもりだったのだが、買いなおしが必要そう。春休みに忘れないようにせねば。
沼野充義編「東欧怪談集」読了。 なんというか、土のにおいがする作品ばかり。春の雪が解けかけで泥っぽい、そういう感じ。ヤン・シュヴァイクマイエルのアニメーションとか、東欧の映画もそんな感じだったな、と思う。そういう風土なのだろう。ポーランドなど北のほうへ行くとだと土のにおいが薄れるのが面白いところ。
今回は副反応もほとんど出なかった。少し体温が高く(37℃くらい)上腕部が多少腫れているが、行動に支障はない。 歯医者だから上手だったのか、大量にさばいているうち注射の腕が上達したのか、それは謎だ。どちらでもないかもしれないし、両方かもしれない。
2022年03月13日(日) |
コロナワクチン3回目 |
前回までは近所の区の施設で予防接種ができたのだが、3回目からはどこかの医療機関か役所に行かなければならなくなった。 近所の小さい病院はすぐに枠が埋まるので、枠がたくさんある大きい病院を予約する。 ちょっと離れているので自転車で行く。1階で受付、2階で予診&予防接種、3階で待機という会場で、エスカレーターでどんどん送り込むのでとても流れがいい。 私の担当は歯科医だった。なぜわかったかというと、おそらく一般の医者でなければ嫌だという人向けにわかるようにだろうが「歯科」という札を胸から下げているのである。 何も考えずに並んだが、むしろ普通のお医者様より注射が上手なのではないかという気がする(笑)
「中国怪談集」(中野美代子・武田雅哉編)読了。 「怪談」と銘打っているが、民話的な「怪談」だけではなくフィクションも含まれる。 後半「五人少女天国行」の原作小説が出てきたり、「阿Q正伝」が出てきたりしたところで、霊の怖さというよりも人間の怖さに注視したんだろうな、と思ったんだけど、最後が天安門事件の当局記者会見。うわぁ。 これ、大丈夫なんですかね・・・わかる人にしかわからないだろうけど、本一冊通して読むとああこういう概念のもとにあの社会は動いているんだ・・・となるわけです。 読後がめっちゃこわかった。
コンディショナーのボトルの中身を使い切ろうとして、ポンプを取り外してひっくり返したら、思ったよりも残量があった。普段つける量の倍くらい。 もう面倒くさいのでそのまま全部頭につけたのだが、なんだか髪の調子がいい。そうか普段の量が少なすぎたのか。
そう言えば、チラシの間取りを見るのも好きなのであった。 実家が増築改築でニコイチどころかサンコイチのような謎の間取りで、2階に上がる階段も屋上に上がる階段も二つずつ、しかも階段をつぶして作った床下収納とか、ふすまを開けたら壁とか、玄関真下の地下室とか(笑)もうギミックだらけだったので、忍者屋敷というあだ名がついたこともあった。 そういう環境も影響していると思う。
バブルの頃、家から少し離れたところの物件が出ていた。億越えだったので年単位でチラシに載っていたのだが、やたら広い敷地(いま思うと斜面だったのかも)、くの字に曲がった平屋、ただしとても広い。表玄関と裏玄関があって、女中部屋らしき部屋もある。別宅か料亭か、そんな感じだったんだろうなと思う。叔母含め家の大人全員でフルローン組めば買えるんじゃね?と笑いあっていたけど、現地くらい見に行けばおもしろかったかな。
高速道路や高架の電車から見える、雑居ビルの屋上に建った「普通の家」を見るのが、大好きである。違法建築かもしれないが、なんかわくわくする。
Eテレ「0655」に「きょうの選択」という曲がある。 どういう服にするか、どの本を持っていくか、右の道を行くか左の道を行くかで分岐が出て、もし別の選択をしていたらどんな日になったかな、という曲だ。
私自身でも、自分の分岐ルートはどこにあったのか、よく考える。みんなそういうものだと思っていたのだが、家族に聞くと案外そうでもないらしい。そういうものなのか。心が健康だなぁ。
この季節、椿の藪の中にメジロをよく見かける。藪から藪へ、弾丸のように飛び込む。藪の中に猫とかそういう敵がいることを彼らは考えないのだろうか。なにか確信があるのか。
パラリンピックを見ている。アルペンスキーのカービングがすごい。あのカリカリのバーンであそこまでエッジを立てるのは、私にはできない。それをハンディキャップのある人たちがやる。普段のスキー場でもチェアスキーの人を見かけることがあるが、ものすごい勇気である。
ひな人形をしまう。
オンラインで保護者会。次年度にクラス替えがなく、PTAの役員決めも終わっているので、15分くらいであっさり終了。 こんなに短時間だと、このために半休をとるのはいささか効率が悪い。
ウクライナ紛争で山岸凉子の「アラベスク」を思い出す。 ソ連時代のマンガだけどバレエマンガだけど、東西冷戦とか亡命とか政治がらみのエピソードもあったし、キエフ−レニングラード(サンクトペテルブルク)vsモスクワの対立構図があったりしたなぁと。「瀕死の白鳥」でレニングラード側が「ボリショイ(モスクワ)の『瀕死』は腕の動きが派手で下品」みたいなことも言っていたっけ。京都かよ。
まーさんはいまいちピンときていないようだったので、キエフ公国からのスラヴ史を簡単にレクチャーした。 説明しているうちに、ロシア側の言い分が盧溝橋事件時の日本と似ていることに気がついたようで、そうなると話が早いのであった。
会社にキエフ(キーウ)に仕事で行ったことのある人がいて、その人曰く「ロシアの中でも京都的な立ち位置かなぁ」と。都市としての歴史も古いし「重み」があるのだそうだ。
シューベルトの肖像画を見るとKING GNUの人を思い出すので、疲れているのかもしれない。
ベネッセの女性専用サイト「ウィメンズパーク」がサービス終了した。 第一子妊娠中に入会したのだが、当時はネットで入会を申し込むと葉書でパスワード等が届き、それに従って正式入会手続きをとるというアナログな方法をとっていて、なぜそんなまだるっこしいことをやっていたのかと思ったら、女性専用と謳っていたため架空人物の入会を防ぐ目的があったらしい。 入ってみると検閲のある2ちゃんねるという雰囲気で、ネガティブなコメントは管理者により削除されるので保育園や病院などの実情がわかりにくいなど、必ずしも使い勝手の良いシステムとは言えなかったが、それでもこれだけ情報が集まるサイトは当時他にほとんどなく、いろいろと参考にさせてもらっていた。 他に情報を得られるようになり、情報漏洩事件があったことをきっかけに退会した。 今はもう他にも情報を集める手段もあるし、自治体のサイトも昔とは比べものにならないくらい便利になったし、こういう場所の役目が終わったのだろうと思う。ムギ畑(入ってなかったけど)ももうないしね。
|