東京の片隅から
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連休の谷間なので、仕事が超絶にヒマ。眠い・・・! 明日は休みだが、その後も休みを取った。 だからといってどこかに出かけるわけではなく、洋服を探しにいかねばならないのだった。
美容院に行こうとずっと思っていて、なかなか行かれない状態。 今まで10年以上通っているところは実家近くで、正直今の住所からはちょっと行くのがおっくうで、それでも実家があったから実家行くついで(どちらが「ついで」かはさておき)に年1〜2回通っていたのだが、実家がなくなってしまうとどうしようかなぁと迷っていた。
で、近所の美容院に行ってみた。 ピーク時だったのか予約時間から30分待ったのは仕方ない。 初めてのお客だったから意思疎通が難しいので、できあがりについては差し引いて考える。 腕はそれなり、だと思う。 お値段は安い。これまで行っていたところの半額以下。 だからこれまでの倍の頻度で美容院に通うかって訊かれると、自分の性格上それはないわけで・・・。
また近所で美容院を探すにしても、ここは「次」はないかなぁ。 美容院ジプシーを続けるか、1時間以上掛けてもとのところに通うか。それが問題だ。
子どもの3歳の誕生日。 もう3年、まだ3年。 ここまで無事過ごせたことに感謝。
この一月くらいで、言葉も、運動能力も、急に成長した印象。 いろいろなことを吸収する時期なんだろうなぁ。
朝、車の定期点検。 帰る途中で母から電話。 転居先の鍵の引き渡しが終わったので、良ければ顔を出してください、とのこと。 転居先は家から比較的近い。 そのまま車で向かう。
転居先は築10年未満の中古住宅。 父の仕事の関係で事務所スペースのある家が必要という特殊条件、かつ、再開発に伴う保証金の支払いがあってから立ち退き期限までという短期決戦のため、なかなか転居先が決まらなかったのだが、なんとか引っ越しにこぎ着けた次第。 今までの実家に比べると手狭な感じがあるが、老夫婦ふたりで暮らすにはこのくらいなのだろう。(注:最大二桁の人間が住んでいた実家と比べてはいけない。)
それにしても不思議な家だ。 必要以上に金を掛けた部分と、そうでない部分との落差が激しい。 躯体は丈夫なように感じられる。サッシもいいものを使っている。ユニットバスもいいもの。しかし、作り付けの食器棚の板が水に強いとは言えないシナベニヤだったり、やたらと引っかけフックがついていたり(画鋲もあちこちに打っていたらしい)、女性が生活していた割に、台所の使い方が雑すぎる。 なによりお寺だか神社だかのお札が多すぎ(笑) 商売をしている人は験を担ぐ人も多いが、頼りすぎの印象。商売がうまくいかなかったんだろうな、とこちらはうがった見方をしてしまう。買主がそういうものを全く信じていない父というのが皮肉だ。 配線についていくつか訊かれ、わかる範囲で答える。少し手伝うことになるかもしれない。
会社の歓迎会。 一応当事者なので不参加というわけにも行かず、とりあえずテーブルの片方が禁煙席なのでそちらの端っこで自分のペースで飲む。 料理の量が少なめで、男性陣には今ひとつ物足りなかった模様。 まぁ、冬は鍋でおなかがふくれるんだけど、それ以外の季節は蕎麦屋は厳しいかもね。 自分も腹八分目だったが、帰宅するうちに満腹に。 それでも何だか甘いものが欲しくて、帰りにアイスクリームを買って帰る。
ハーゲンダッツの実店舗がなくなるというニュースをやっていて、実家にいた頃は新宿のお店に良く寄ったこと、ポイントカードを持っていたことを思い出した。 ポイントを貯めてハーゲンダッツクラブ?のような会員になり、本社での試食モニターに行ったこともあったな。あれは抹茶発売直前だった。ロイヤルミルクティーとかマンゴーなんかも試食した記憶がある。女性ばかりでああだこうだと好き勝手にコメントしてた(笑) 当時からスーパーやコンビニでも扱いはあったのだが、全種類置いているわけではなく、実店舗に行かないと食べられないフレーバーがあったり、パイントやクオートの大きいパックは実店舗でしか扱っていなかったため、結構重宝していたのだが、今はコンビニでも何種類も置くようになり(昔はバニラとクッキー&クリームとストロベリーくらいだった気が)ハーゲンダッツの名前もすっかり浸透したので、実店舗の役目は終わったと判断したのだろう。 でもコンビニでは買えなかったアルコール系のベイリーズとかダークチェリーとか、美味しかったんだよなぁ。あれ、もう食べられないのかな。ベイリーズはリキュールを入手できれば自作できるのかしらん。
「ゴールデンウィークどうする?」と訊かれたが、どこかに行くよりも家の中を何とかしたい。 いや、出かければ子どもは喜ぶんだけど、この家の中の荒れっぷりと自分の疲労感を考えると、あまり遠出もしたくないのが実際。 実際土曜日一日寝ていて、やっと久しぶりに疲れが抜けた感じがしたのに、月曜日一日会社に行ったら元通りだもんなぁ。
先週末は突然の腹痛でダウン、やっと回復しかけたと思ったら、今朝起きたら右目がお岩さん! 痛いし痒いし腫れてるしで、眼科に行ったらガンケンエンだそう。漢字がわからないので後で調べたら「眼瞼炎」らしい。 ものもらいはできていないが、どこかから細菌が入ったのだろうとのこと。腫れている右目だけでなく、一見無事な左目も結膜炎気味だったらしい。 なんだか踏んだり蹴ったり。
目薬を3種類ももらった。時間をおいて点眼しなければならないのがちょっと面倒くさい。
気分転換に出勤前に喫茶店で一息。 午後は会社に出勤した。 この時期暇なんで午後も休んでラファエロ展でも行こうかとちょっと思ったけど、5月は子どもの通院などで何日かお休みをもらうので、休みはなるべく残しておこうかな、と。
2013年04月22日(月) |
遅ればせながらニュータイプの感想 |
遅ればせながらニュータイプを読んだ。もちろんファイブスター物語のためだ(笑)よく訓練された読者だという自覚はあるぜ・・・!
で、感想。
まぁ、想定内だな。
あの漫画そのものが設定マニアな作者の産物で、かの「グイン・サーガ」もそうだったけど、ちゃんと完結するなんて読者は誰も思ってないわけで(笑) しばらく映画を作っている間に自分の絵や世界観が変化して設定をいじりたくなっちゃったんだろうなぁと。 休載前あたりに登場人物に急に漢字を当てはめてみたりあたりから変化の予兆はあったんだけど、まぁしかし実際は一読者の予想の遥か斜め上に来たのだった。
これでデザインズを含めて処分するきっかけをまた一つ逸したのは間違いない。
昨日一日、お茶と甘酒(酒粕消費策、ちゃんとアルコールは飛ばした)という病人以下の食生活を送り、今日はお粥に一歩前進。 胃が痛いのはしょっちゅうなんで慣れているはずなのだが、なんだか気が滅入る。 子どもの歌に涙が出てくる。 何だかなぁ。弱ってるなぁ。
夜、入浴中に突然の腹痛。 胃痛かと思って胃薬とビオフェルミンを飲んで寝るが、いっこうに良くならない。 周期的にものすごい痛みが来る。 でも場所が盲腸じゃない。 何だろうと思いつつ、ごろごろとのたうち回りながら朝までうとうと。
今日は友人と会う約束をしていたのだが、キャンセルの連絡を入れる。
医者に行くと、急性胃腸炎だろうなぁ、とのこと。 いろいろ薬を出してもらう。 帰宅してからも、なんだか疲れていて(夜あまり寝ていないからか)結局一日中寝ていた。
しばらく麺類・パン・乳製品は禁止らしい。 牛乳好きな自分としては、乳製品禁止が堪える・・・。
義母の検査が終わった。 おそらく慢性胃炎が悪化したのだろうとのこと。 がんなどではなかったそうなので、ほっとしたらしい。 あと、年齢的と生育環境的にピロリ菌がいる確率が高いので、その検査は別途行うそうだ。
連休明けの従姉妹の結婚式に招待された。 結婚するらしいよ、という話は去年のうちに聞いていたのだが、挙式すると聞いたのはつい最近。 唯一手持ちのシビラのワンピースはデザインはおかしくないが、サイズアウトしてしまい着られない。 困った時の着物、なのだが、実家はただいま引っ越し準備真っ最中で着物は全部段ボールの中、そもそも母も妹も洋装で行くそうなので、自分だけ着物というのもなんか変。 さぁどうする・・・!
連休はデパート巡りかなぁ。
去年からわかっていたら妹の顔合わせの時にベージュのスーツじゃなくてダークカラーのワンピース買ったよ・・・ベージュのスーツも当日になってみたら両家の他の人全員ダークカラーのワンピースとかで浮いたんだけどさぁ・・・
あ、靴も買わなきゃ。フォーマル用のパンプス、この前出してみたら合皮だったんで箱の中で靴が分解していた(笑)
2013年04月17日(水) |
ルーベンスとミュシャ |
行きたい展覧会が重なっていて、土日はどうも動けそうにない。 というわけで、ダンナの出張中を狙って有休を取りました(笑)
朝、渋谷のルーベンス展へ。 フライング気味でチケット屋で前売り券を買い、開館とほぼ同時に入場。 会期末に近いせいか、平日の昼間でもかなりの混雑。 日本でルーベスト言えばフランダースの犬なわけで、アニメを知っている世代から上が多い、東急bunkamuraのいつもの客層。 ギリシャ神話と聖書の知識がないと理解しにくい題材が多いんだけど、当時なぜこのテーマが選ばれた(人気があった)のかを考えると奥が深そう。 当時の時代背景などはパネルで上手く説明されていたかな。世界史の知識がないとそれすら訳がわからないと思うが(苦笑) 工房のシステムの説明も含め、パネルの説明が上手でした。 銅版画を見て、網掛け作業を思い出してしまったのは元漫画研究会のサガですな・・・。 油絵の筆致は、顔はやはりきちんと書き込んでいるんだけど洋服などは意外とラフで、同時代のブリューゲルとはかなり雰囲気が違う。全体的にもっと細かいタッチかと思っていたので、そこはかなり意外でした。
あ、会場にデートとおぼしきカップルさんがいたんだけど、「ルーベンスって人気あるんだぁ」なんて台詞を始め、もういろいろと突っ込みたい会話のオンパレード。突っ込みたくなるからこちらから距離を取っても、なぜか次の展示室でまた近くにいたりする(苦笑) どちらのチョイスかわからないけど、デートの場所と相手は選んだ方がいいと思うよ・・・。
ルーベンス展を午前中には見終わり、昼食を手っ取り早く済ませて渋谷駅から六本木ヒルズ直行バスに乗り込み、六本木へ。
ミュシャ展もルーベンスと同じくらい混んでいた。もっともミュシャ展の場合、一番混んでいるのは物販なんだけど。 ミュシャ展そのものはもう3回目くらいだが(うち2回は20年くらい前)、今回はスラヴ民族としてのアイデンティティに重点を置いた展示。だからパリ時代の版画やデザインワークは少なめで、プラハに戻ってからの作品がメイン。 これも世界史の出来事を並列で書いた年譜がわかりやすかった。というか、それを抜きにしては彼の変遷は欠かせないわけで。あぁそうか、と改めて思うところも。 展示スペースの関係か、「スラヴ叙事詩」は持ってこられなかったけど、そのあたりは映像展示でカバー。 個人的には20年以上前の最初の展覧会で見た「イヴァンチッチェの思い出」がまた見られたのが良かったです。 小さい絵なんだけどね。なんとも言えずいいんだよね。
そしてここにもいるんだバカップルが・・・。「ミュシャって100年くらい前なんだ全然新しいじゃん(それはそうだよね)そんな新しい人でも展覧会やるんだ(・・・?!いや生きてる人でも展覧会やるよ!)」なんていう若いカップルとか、ポスター原画を見て「うちにはもっと大きいのがあるで、20年くらい前に買ったやつだけどなハハハ」って言うバブル引きずってるおっちゃんと若い女の子のカップルとか、もうどうしてくれようって感じですよ。
一日に展覧会のハシゴなんて普通はしないんだけど、流石にそうも言ってられない。流石に脚が疲れた。 でも偶然か、ルーベンスもミュシャも芸術家でありながら工房制というか、作品が広く流通する前提で(銅版画やポスターなど)制作する環境だったんで、下絵と完成品の差異などのプロセスに共通するものを感じたりして、面白かった。
保育園のお迎えまでちょっと時間があったので、上野に寄ってちょっと休憩してからマルイと松坂屋へ。去年マルイでスーツを買ったときに実感したんだけど、もうそういうフォーマル以外では自分の年齢的にも体型的にも(爆)マルイは卒業だな、と。 でも普通のデパートだとプロパーで買うには高いんだよねぇ・・・カットソー1万5千円は手が出ない。 結局無印でシャツを1枚買って終了。
なんとかいつものお迎えの時間に間に合ったけどぐったり。
さー今度はラファエロだ。前売り買って自分にプレッシャー掛けてみますよ。
今週はあちこちのニュースでディズニーランドの特集を組んでいるので、テレビをつけると子どもが「みっきーちゃんは?」と訊くようになってしまった。 そのうち行きたいと言い出すんだろうなぁ・・・。 父も母もあそこはイマイチ苦手なので、なるべく行きたくないのであった・・・。
夜中にふと目が覚めてしまい、布団でゴロゴロしているうちに、実家のことを考え出してしまい、余計眠れなくなった。 いろいろ考えているうちに何だか涙が出てくる。 それこそ小学生の頃から、再開発計画があること、いつか自分の家やふるさとがすっかりなくなってしまうことは知っていたし、バブル経済で地上げの嵐があって同級生たちはどんどん引っ越して小学校も閉校になって、でもバブルが崩壊してからは虫食いの土地が何年も放置されて、そういう意味ではここ20年くらいカウントダウンはずっとされていたようなものだけど、それでも一時期はカウントダウンが一時停止している感じがあって、ちょっと忘れかけていたのかもしれない。 ここ5年くらいで一気に話が進んで、いよいよ全部なくなってしまうとなると、自分にかなり心理的ダメージがあったらしい。 昨日見た実家とその近辺の様子は本当に「崩壊」という言葉がぴったりで、ショックが大きかった。
さよなら、新宿。
実家から電話がかかってきて、今月か来月に立ち退きが決まったとのこと。 実家に置きっぱなしのあれこれを取りに行く。 映画パンフレットや、アルバム、画材など。 油絵のキャンバスは処分してもらう。 高校時代のものはずいぶん前に処分していたが、まだ大学時代のものがずいぶん残っていて、まぁずいぶんマメに描いたなぁと。そしてずいぶんお金をつぎ込んでいた模様(苦笑)。 しかし下手さに頭痛がする。やっぱり自分には才能がないんだな。 大学生後半に描いたものはまだちょっとはマシ。
叔母たちも来て、みんなで食事をし、ガランとした家の中を写真で撮って回る。 家具など余計なものがなくなったからわかるんだけど、商家だったからあちこちに鉄骨が入っていて、だからこそ60年なんとか保ったんだけど、流石に躯体がもう限界。
近所の家もどんどん引っ越しの準備をしていて、不要品が玄関先に出してあったり、建具を取り外していたり。 再開発計画自体が20年延び延びになっていて(実際は私が生まれた頃から計画自体は存在していたそうだが)、その間にすっかり疲弊してしまった地域は、もう元には戻らないだろう。 両親も、再開発が終わったここには戻らない。 タワーマンションになってしまったら、元の住民は管理費を払えないのだ。 誰のための再開発なんだろう。 ちょっと気分重く実家を辞去する。
舎人公園でバーベキュー。 本来先週予約していたのだが、嵐の予報でキャンセル。 このままあきらめるつもりで昼休みに公園のサイトを覗いたら、たまたまこの日にキャンセルが一つ出ていて押さえた。 急なことだったので、うちと比較的近所の一家族のこじんまりとしたバーベキュー。 交代で子どもの面倒を見る。 八重桜ももう散り始めていて、もうちょっと気温が高いともっと良かったんだけど、まぁそれはしょうがない。 早めに終了して、余裕を持って後片付け。 人数が少ないのものんびりできていいかな。
2013年04月12日(金) |
過ぎたるは及ばざるがごとし |
最近香水(ダウニーかもしれない)のきつい人が多い。 特に、ブランドバッグを持っていて、私の使う通勤路線には珍しくお洒落と化粧に気合いが入っている人は要注意だ。 まず間違いなく香水がきつい。もはや臭い。 香水って、自分じゃ「つけたかな?」と思うくらいでちょうどいいんだけどねぇ。
自分の作るものが基本的に「飲み屋のお品書き」であることを再確認した39歳の春。
だってそういうメニューで育ったんだもん。 いや、バランスは考えてるよ? でも、短時間で、それぞれ違う料理法で、味付けも食材も変えるってなると、やっぱり飲み屋のお品書きが最強なんだよな。
2013年04月10日(水) |
料理という名の頭脳労働 |
義母の調子が悪く、滅多なことで医者に行かない人が自分から医者に行くと言い出したらしいのが月曜日。 再来週胃カメラなどの検査を受けるそうだ。 今のところ病院でもらった鎮痛剤を飲んでなんとかなる感じ。
で、料理当番が回ってきているわけですが。
買い物は義父に頼んでいるのでなんとかなるのだが、久しぶりに料理をすると自分の手際の悪さにがっくりする。 親世帯と一緒に暮らすようになってから、土日くらいしか包丁を握らない生活。 確実に料理の腕が落ちている。 あまり丸投げじゃなくて、もうちょっと自分でもやらないとダメだ。反省。
月曜日は病院帰りに義父が買ってきたメンチカツ&アジフライにせんキャベツとほうれん草のおひたしとその他ありもの、昨日はブリの塩麹焼きと酢の物(蛸、ワカメ、キュウリ、新タマネギ)、今日はカレーとマカロニサラダ。 カレーは明日も食べるとして、副菜は何にするかな。キャベツでサラダにするか、のらぼう菜なるものが冷蔵庫に入っているのでまたおひたしにするか。辛子和えでもいいけどカレーと喧嘩するな。
冷蔵庫の中のものを繰り回して料理を考えるのは実際楽しい。 ちょっとしたパズルやゲームの感覚。
本屋大賞が発表。 「海賊と呼ばれた男」らしい。まぁ妥当な線なのかな、と。 最終ノミネート11作は見事にジャンルがバラバラ。 でも傾向はあると思う。書店のヘビーユーザー「じゃない」層へのアピール=映像化しやすそうなもの、が選ばれやすい感じ。「隠れた良作を世に出したい」という最初の動機があるから、どうしてもそうなるんだろうなぁ。過去大賞受賞作品がすべて映像化されているから、投票する側にもそういうバイアスがかかっている可能性はある。 今年のノミネート作品のうち、冲方丁はもう一度大賞を取っているから(「天地明察」)再受賞はない。 過去2位に入った人の大賞受賞はない。(3位はある。)だとすると横山秀夫と窪美澄もないのかな。 宮部みゆきはビッグネーム過ぎる。 本格的「過ぎる」SFやミステリは受けなさそう。だとすると 伊藤計劃+円城塔はない。 残りの作品で、「映像化しやすそう」「今の世間の潮流に求められているもの」とすると、ここに落ち着くんだろうなぁ。 再来年あたり渡辺謙主演で映画化されたりして。
幼稚園から社会人まで、ピカピカの一年生で溢れる電車。 そんな時期をとっくに過ぎてしまったおばちゃんはただ初々しいなぁ、と思うのであった。
電車の前の席には新小学一年生らしき子どもと、その弟とおぼしき子どもと、そして母親。 私立の小学校からの帰宅途中だろうか。ランドセルを持ち、制服を着ている。 (制服のある公立小学校もあるが、少なくとも東京23区では制服のある公立小学校は少数派であり、制服=私立=ぼんぼんという図式が成り立つ。) ごく普通の親子連れに見えるのだが、一つ違うのは、母親の頭に「大きなレンズのサングラス」が乗っていること。 ファッション雑誌のグラビアなんかで見かける、アレだ。 モノクロのツイードのシャネルタイプのジャケット、ちょっと変わった織りの(ツイード風でもある)シルエットの綺麗な黒のスカート、きちんと磨かれた黒のヒール、毛先を巻いたロングヘア。でも頭にはサングラス。 いや、似合ってるよ?ファッション雑誌の「子どもの入学式、主役は子どもだけど、適度に今の流行を取り入れた甘辛ファッション美ママを目指す」みたいな特集から抜け出てきたみたいだよ?
でもサングラスは変。TPOに合ってないし、そもそもサングラスはカチューシャじゃないし、ただのイタイ人だ。とても残念。
2013年04月07日(日) |
宇宙戦艦ヤマト2199 |
やっぱりキャラクターデザインは松本零士そのままの絵じゃないんだなぁとか、テーマ曲はアレから逃れられないのかとか、元のヤマトはこんなに人物の性格描写が細かくなかったなぁとか、いろいろ考えながら見ていたんだけど、一番気になったのは、今この時期にヤマトを放送するのは近隣諸国からの余計な懸念を招くんじゃないかということだ。 いいんですかね。「日本の軍国主義化!」とか騒がれそうだな。
暴風雨の天気予報で、舎人公園のお祭りは全部「中止」。延期もしないらしい。当然花火も中止。 残念。 家から出られず、子どもはちょっとつまらなそうなので、正月にもらってほとんどがそのままになっている酒粕を使って何か作れないかとネットで検索、クラッカーを作る。 薄力粉100g、酒粕20g、塩小さじ1、油大さじ2、水の代わりに豆乳大さじ2を混ぜて麺棒でのばし、スティック状に切ってオーブンで20分焼くだけ。 子どもが「おてつだいするー」と寄ってきたので、生地作りを手伝わせたら、手にまとわりつく生地の感触が嫌で半泣き。・・・あれ?ふだんあれだけ砂場遊びが好きなくせに、意外。
焼き始めてから生地に塩を入れるのを忘れたことに気づき、焼き上がってから塩を振る。 味は可もなく不可もなく、いかにもクラッカーという素っ気ない味。 粉チーズを入れておつまみ系に走るか、もしくは塩でなく蜂蜜などで甘くするか、もうちょっとアレンジした方がいいかもしれない。 ホットケーキミックスに混ぜて焼いてもいいらしいので、今度買ってきて試してみよう。
そして酒粕はまだまだあるのであった・・・。甘酒作ったときは結局私しか飲まなかったしなぁ・・・粕汁や粕漬けは実家で食べなかったから味がわからないしなぁ・・・味がわかる義父母は面倒くさがって作らないしなぁ・・・
通勤途中に川を越える。 水面には桜の花びらが点々と。 神田川ほどではないが、それでも少しまとまった量でゆっくりと下流に流れていく。 電車から見える範囲には桜の木はない。 どこか上流から流れてくるのだろう。
周囲の人をちらりと見ても、窓の外を眺めている人は少なく、自分と同じ景色を見ている人がこの1編成の中にもう一人くらいいるといいな、と思う。
電車から見える桜並木もだんだん隙間ができて淋しくなってきた。週末は嵐が来ると言うし、もう終わりなんだな。 とはいっても散り始めたのはソメイヨシノが主で、オオシマやソメイヨシノじゃないサトザクラやヤマザクラはまだもうちょっと持ちそう。それも週末までか。 代わりに八重桜がぽつぽつと咲き始めている。
ぼんやりと暖かい夕暮れ。中原中也の詩が頭をよぎる。
前の勤務先はすべて地上の電車だったが、今は通勤時間の半分は地下鉄に乗っている。 地上の電車に乗っていたときは外を見ていることが多かった。 空を眺めたり、線路沿いの建築現場の進行状況が楽しみだったり、季節の移り変わりを見たり。 地下鉄だとそういうことができない。 もちろん乗ってくる人の格好をみて、今はこういう格好が流行ってるんだなくらいはわかる。 でもそれ以上のことはない。 自然、スマートフォンを眺める時間が増える。
実は、1回乗り換えが増えるけど、ずっと地上の電車に乗れる通勤ルートもある。 ターミナル駅で乗り換えるから、会社帰りに(お迎えがあるからダッシュだけど)本屋やCDショップに寄ったりすることも一応可能だ。 でも、交通費もちょっと高くなる。 たぶんうちの総務は黙って見逃してくれるだろうけど、でもそういうことはしたくないんだな。
私の代わりに元の部署に来る人に仕事の引き継ぎ。 一応マニュアル的なものを作って、それを見ながら引き継ぎ。 なのだが、入ってくる仕事が定型がありながら内容が千差万別なので、「とにかく作業してみて、わからないところは言ってください」としか言いようがないのであった。
夕飯をとりながら見ていたニュース番組。 至れり尽くせり保育園の紹介。たぶん認証で、保育料が月9万円とかする。 ネイティヴによる英語教育、忍者風の体操着を着せて行う体育の授業、お店屋さんゴッコを(英語で)できるキッザニア風スペース。 全部室内なのが気になるっちゃ気になるが、「教育熱心」な親御さんには受けそうな感じ。
で、VTRが終わって、キャスターがコメンテーター(国際結婚している人)に「これからの時代はやっぱり英語なんですねぇ、○○さんのお宅はどうですか」と振ったら、「子ども時代に一番大切なのは自分の確立。英語よりも日本人としてどうあるか、○○家の人間としてどうあるかを教える方が重要だと思います」VTRの全否定(笑) キャスターは聞かなかった雰囲気で次のコーナーに流したが、実際保育園で英語を話していても、家では日本語だし小学校に入れば授業は日本語だし、あまり意味ないんじゃないかなぁと。 英語や欧米系外国人に対する免疫はつくのかもしれないが、世界には欧米系(白人)じゃない人の方が多いしねぇ。 幼稚園からシスターのいるカトリック系ミッションスクールに通っていた大学時代の知り合いが、アジア系の外国人を露骨に回避する人だった例を見ていると、「外国人=白人」で刷り込まれちゃうのも弊害がある気がする。
海外青年協力隊に行った姉の経験からすると、海外に出たときに必要なのは、日本文学と日本史の知識と、茶道華道といった伝統文化芸能に対する教養らしい。
通勤途中に大学の入学式に向かうとおぼしき親子連れや保育園の入園式に行く途中の家族など見かけましたが、会社近辺は都会なのでみんなオサレですねぇ。 保育園の荷物が入っている紙袋がトッカですよ。 そんないい服親子ともども持ってないけど、「汚れたおてては親の服で拭く」という子どもの基本仕様(本能)を知ると持ってても怖くて着られない(笑)
個人的には久しぶりの人事異動でもといた部署に戻りました。 といっても離れていた間の半分は兼務で仕事していたし、そもそも同じ部屋の中なので、実質的にはあっちからこっちへ島を移動しただけという...
まぁそれでも新しい仕事もあるにはあるので、気持ちを新たにしてがんばります。
一日目から遅刻ぎみでしたが...orz(爆)
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