ヒトリゴト partIII
 Moritty



『恐ろしい結果』って・・・

2007年01月22日(月)



環境問題については関心が高い方々が多く、ヒトリゴトIIIで書いた温暖化の話に関して、関連記事 ("Hawking warns: We must recognise the catastrophic dangers of climate change")を送っていただいた。

「ホーキング、宇宙を語る」で有名な理論物理学者のホーキング博士は、今起きている地球温暖化の脅威は、広島や長崎における核の脅威に匹敵する、と警告している。もちろん科学的根拠に基づく警告である(と思われある)が、事実の多くは公表されていないという。データばかりが一人歩きして、いたずらに人々の不安を掻き立てることはよくないと思うが、事実であるならば知る権利はあると思う(少なくとも私は知りたい)。

先日紹介した『不都合な真実』でアル・ゴアは、そういった事実を公表することに対して政治的な圧力があるという。もう随分前になるが、NASAゴダード宇宙科学研究所のジェームズ・ハンセン博士は、サンフランシスコで行った講演で温室効果ガスの大幅削減が今日の科学技術で可能なことを訴え、米国がその努力を主導すべきであると主張したところ、NASA幹部から、そのような主張を続ければ「恐ろしい結果(dire consequences)」を招くと警告された、と報じられていた。科学データを改ざんするということは、何もブッシュ政権に始まったことではないのかもしれないけれど、国家機密情報でもなく人類存亡の危機がかかっていることなのだから、そういう態度はやめてほしいと強く願う。対応策があるのだとしたら、一刻も早く事実を知る必要があるのだから。



An Inconvenient Truth

2007年01月09日(火)



昨年末、アメリカ内務省は北極海の氷がとけて生息域が脅かされつつあるホッキョクグマを、米国の絶滅危惧種に指定すると発表したというニュースが流れていた。地球温暖化対策については消極的だったブッシュ政権だったけれども、さすがに世論を無視できなくなったのか。

クリントン政権下で副大統領を務めたアル・ゴアは70年代頃から環境問題について積極的に活動を行っており、環境保護主義者として有名であるが、つい先日、彼が出演するドキュメンタリー映画"An Inconvenient Truth"(邦題「不都合な真実」)を観た。アル・ゴア自身の人生のエピソードなども描かれているため、彼のプロパガンダ・フィルム的側面もあるが、平均気温・最高気温の上昇や二酸化炭素の割合が変化していることといった科学的データや、実際にキリマンジャロの雪が解けていることや、溺れている北極グマが目撃されているといった事実を見せられて身震いした。京都議定書や排出権取引といったことに関連してそこそこ環境問題は認識しているつもりだったけれど、それは机上論的なものであり、本当の意味での危機感が低かったことに気づかされる。実際、ニューヨークではすでに桜が咲いている。極寒であるはずの1月のニューヨークで桜が開花!いかに環境問題後進国のアメリカの人々も、何かがおかしいと感じているはずだ。

映画は昨年6月にアメリカで公開されているが、日本でも1月20日から公開されるようだ。機会があったらぜひ観てほしい映画です。




あけましておめでとうございます

2007年01月06日(土)



今年もどうぞよろしくお願いします!
日記をぜんぜん更新していないため、ほとんど誰もきてくれていないとわかっているのだけれど、お正月(と言えるのかなぁ)のうちに書きたかったので書きます。

あっという間に新年となり、正月気分をゆっくりと味わう間もなく日常に戻る。年末に除夜の鐘を聞いて(テレビだけど)罪が浄化されたばかりなのに、すでに罪を重ねているような気がして落ち込んだ。冷たい雨のせいだろうか。藤原新也は生きることを「浄から不浄への抜き差し難い生の弁証法」と表現していたけれども、生きるということは歓びであると同時に幾多もの罪を重ねていくことで、それは生れ落ちたすべての生き物の宿命なのかもしれない。

最近よく夢を見る。怖い夢が多い。誰かが死んでしまうとか自分が病気になるという夢だ。幸い昨日は誰も死ななかったが、ちょっと不思議な夢を見た。どこかアジアの山を登っている夢で、自分が息切れしているのを感じるほどリアルだった。誰かが私の前を歩いてる。それが誰なのかはわからないけれど、その人の登山靴の足元を見ながら歩いていると、目の前に絶壁があらわれた。一緒にいたはずの人はすでに絶壁の上のほうにいてこちらを見下ろしている。逆光で誰だかわからないが、手を貸してくれる様子はない。早く来いとせかされたので早く行かなければ、と思って絶壁を登ろうとするのだけれども、なかなか登れない。苦労の末、やっと登れたと思った瞬間に目が覚めた。

絶壁の上にいったい何があったのか、とても気になる。そして逆光の中の人物は誰だったのか。絶壁の前にいるような無力感が見せた夢なのか、それとも絶壁の上にはすばらしい世界が広がっているという期待から見た夢なのか。気になる。今晩続きが見られるといいな。

【マウイ島ハレアカラからの朝陽】

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