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■■ 愚痴
2003年11月27日(木)
ああ、もうこんな世の中いいことないから生きていたくなんかないよ、と思う。でも、そんな愚痴を言っている自分は、生きていたいという欲望でいっぱいだ。生きていたいから、愚痴を言う。
人事考課の季節がやってきた。外資系で働く人間にとっては非常に大切な季節で、この時期になると急に勤務態度が良くなったり、やる気を見せちゃったりする人も多い。私もやっぱり意識せずには入られない。だって、サラリーマンだもん。今日、人の人事考課表を書いたのだが、書きながら改めて客観的評価の難しさを感じた。公正な評価、といいながら、やっぱり主観が入ってしまう。ちょっと虫が好かないのよね、という場合、仕事がいくら出来ていても良い評価は付けづらいのだ。卑近な例だが、セクハラでクビになったドメ男が良い例だ(2月5日の日記参照)。彼は、百合子さんとウマが会わなかったので、部下である彼女の評価は史上最悪だったらしい。それも大人気ないけれど、多かれ少なかれ、人事考課に主観が入ってしまうのは避けられない。私だって、やっぱり少し入ってしまう。そうなると、仕事が出来ることも大事だが、とりあえず上司の機嫌をとっておく、というのも実に大事だったりするのだ。これを、社内政治とか呼ぶのかもしれないが、そういうのを目の当たりにするとウンザリする。
そんな気分で「白い巨塔」を見ていたら、さらにウンザリした。仮に人のいのちを扱う医者があんなんじゃ、死んでも医者にはかかりたくないと思う。こんな世の中、生きる価値なんかないんじゃないか、と思う一方で、やはり生きたいという欲望からは逃れられない。
そして、こうやって欲望の裏返しである愚痴を日記に書き留めていたりする。
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