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■■ シンクロニシティ
2003年10月17日(金)
「共時性」と日本語では言うそうだ。一見無関係な、心の出来事と外界の出来事が一致(シンクロナイズ)することを言い、ユングは普遍的概念である因果律を補うものとしてシンクロニシティと定義付けたのだ。
週末から香港に出張なので、外貨を買っておこうと思い、昼休みに銀行に行った。銀行に向かう途中で、大学時代のことをぼんやり考えながら歩いていた。というのも、週末に部屋を少し片付けていたら大学のESS時代に仲間や先輩からメッセージを書いてもらったノートが出てきた。ESSでは、ディスカッションをやっていたのだけど、ノートに書かれている言葉はみんな「パッションが足りない」「自信をもって発言しろ」「恥ずかしがってちゃだめだ」といったアドバイスばかりだった。そのことを思い出して、未だに全然変わってないなぁ…、とほほ。なんて考えていたら、銀行でESSの先輩にばったり会ったのだ。そのとき、私はESSのことを考えていたので、違和感もなく「あ、こんにちは」とか言ってしまったけど、考えてみれば十年近く会っていない。先輩は驚いていた。
因果律とは、原因と結果の法則のことだけど、この世の中には因果律だけでは説明のつかないことがある。例えば、「虫の知らせ」とか「予知夢」などだ。でも、科学的な説明がつかないから、単なる偶然、というひとことで済ませてしまうけれど、それは認識可能なデータ不足なだけであって、そこに何らかの法則があると考えてみても良いのではないか。人の心には、目には見えないけれどとてつもないパワーが潜んでいるのではないか、と思った一日だった。
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