2003年11月29日(土) |
子供だと思って・・。 |
今日、中2のうちの娘がTSU●YAで、大好きなゲームのサントラ盤を買ってきました。
開けて、びっくり。
ケースの外側は綺麗だったのですが、中を開けてみたら、2枚組みの仕切りの板が最初から割れていました。
仕方がないから、娘はレシートを持って、また買った店へ交換に出かけました。
店の人は、CDだけ抜き出して、隣の中古CDを扱っているBOOK●FFへ行って空のCDケースを持ってきてCDを入れて娘に返したそうです。
でも、そのCDケースを家で確認したらあら、びっくり。
傷だらけだし、最初からひびが入ってるし・・。
娘の顔を見たら今にも泣きそうでした。
こうなったら、こうるさいおばはんの出番です。
また、レシートと現品を持ってTSU●YAのカウンターへ行き
「今娘が新品のCDを買って、家に帰って封を開けたら不良品だったんだけど、何で新品を買ったのに中古のケースを渡されるの?え〜教せ〜てちょうだい。え?え?責任者を呼んでちょうだい。」と詰め寄ったら、さっさと丸ごと新品のCDに交換してくれました。
もう、まったく中学生だと思いっきりなめられちゃうんだから、困ったもんだわ。
新品買って、中古のケース渡されたんじゃ、さすがの私も黙っちゃいられまへんですよ。て、自分のことはあんまり言えないんですけどね。娘があんまりへこんでたもんで、ついつい(笑)
あなたが「ちょっと、話さない?」と声を掛けたから、今日がナンパ記念日。
私の可愛い宝物の一人娘が、今日、生まれて初めて『ナンパ』されたそうです。
おん年、13歳の中学2年生。
校則破りの下校時ゲーケン寄りをしていながら、今まで1度たりとも声を掛けられたことの無い娘が初めて高校生に声を掛けられたそうです。
ゲーセンで「ポッ●ンミュージック」をしこたまやり、自転車で帰宅しようとしたら駐輪場で声を掛けられたんだとか。
「高校生?」
「いいえ、中学生です。」
「ああ、中3。」
「いいえ、中2です。」
「ちょっと、話さない?」
「あ、いいえ、アニメ見たいから。」
「何見るの?」
「最遊記です。」
「俺もその口いけるよ。」
「いえ、家へ帰ってアニメ見るんで失礼します。」
と、さっさと自転車に乗り帰って来たんだとか・・。
最近の夕方はもう暗いですからね。
暗くて良かったね〜☆
明るいところで見たらジャイ子だったりして・・。
いえ、母が見るととっても可愛いんですけどね(:.;゜;▽;゜;.:)アハ…♪
最近まで、「そ〜ぷらんど」が「石鹸で遊べる遊園地」だと信じて疑わなかったうちの姫。見かけはデカいが、話すとなかなか手ごわいですよ、幼過ぎて〜〜爆
2003年11月23日(日) |
ちょっと嬉しかったこと。 |
今日近所の大型スーパーへ行った時のことです。
私は、大好きなシルバーのアクセサリーショップを覗いていました。
買いはしないんです。目の保養。いわゆる、「見てるだけ〜〜♪」
一番嫌な客ですよね。
そしたら、すごく小気味のいい曲が流れていました。
初めて聴く曲でした。
しばらく、その曲に聴き入っていたのですが、思い切って店員の男性に聞いてみました。
「あの・・、商品のことじゃ無いんですけど・・いいですか?」
「あ、流れてる曲のことですね。」
と、言ったかと思ったら、メモ帳を取り出して、アーティスト名を書いて私に手渡してくれました。
なんて、優しい店員さんなんでしょう〜☆
今度、小金が溜まったら絶対にこのお店で買います。
私、約束します。
こんな小さな親切が将来の顧客を確保するのね。この、商売上手め(笑)
で、渡してくれた紙には
「ASIAN-KANFU-GENERATION」
って書いてありました。
ネットで検索したら「ASIAN KUNG-FU GENERATION」(←音が出るよ)っていうのがあったから、たぶんこれかな?
親切な店員さん、どうもありがとう!!
早速、近所の「TSU●YA」へ行ってみるね。サンキュー(^^♪
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11月26日(水) 追記です。
お店のお兄さんも「アジカン」のスペルがちょっと違ってたけど、間違ったスペルで検索してこの日の日記にたどり着く人がたくさん居ます。
正式には「KUNG-FU」です。
よろしくね(*^^)v
2003年11月20日(木) |
子供は親を選べない。 |
中3の息子に盗みをさせ生活していた両親が逮捕されたとネットのニュースで読んだ。
子供を虐待する親のニュースも後を絶たない。
同じ親としていたたまれない気持ちになる。
いつも、同じことを思う。
子供は親を選べない。
親は何のテストを受けるでもなく、もしかしたら子供が欲しかった分けでもないのに親になってしまった人もいる。
一方では、欲しくて欲しくて仕方ないのに子宝に恵まれない方もいる。
人生は思い通りにいかないものだね。
まだ、うちがなんとか夫婦をしていたころ、よく二人で話したっけ・・。
「殺すくらいなら、うちにくれれば育ててあげたのに・・。」
そう、「裕福な生活はさせてあげられないけど、なんとかご飯くらいなら食べさせてあげられるのに」ってよく二人で話してた。
けど、うちがひとり、ふたり養子をもらったところで日本中の親の愛に恵まれない子全部を助けてあげられるわけでもなく・・。
切なくて、切なくて、胸が痛くなる。
盗みを働いていた子だって、本当はそんなことしたくなかったはずなのに・・。
虐待を受けあの世に逝った子だって、本当はもっともっと生きたかったろうに・・。
子供は親を選べない。
子供は親を選べない。
子供は親を選べない。
私も幼い頃、「違うお父さんだったら良かったのに・・。」って、ずっと思ってた。
家庭内暴力のひどい父だった。
自分の気分で、そばにいる子供に暴力を振るう父だった。
子供心に弱いものイジメはずるいと思っていた。
子供は親を選べない。
子供は親を選べない。
子供は親を選べない。
嫌なニュースを聞いた後は、いつも、切なくて、苦しくていたたまれなくなる。
2003年11月18日(火) |
あなたの常識は私の非常識。 |
何故、私はこんなに人に趣味を押し付けられるのが嫌いなのか考えてみました。
思い返してみれば、OL時代、当時の保険外交員のおばちゃんに
「あなた、その口紅似合わないわよ〜〜。そんな、ピンク駄目よ! 口が浮いて見えるわよ!」と言われたあの時からでしょうか。
で、そのおばちゃんの口を凝視したら、お約束のまるで人を食ってきたかのように真っ赤でした。私は内心「あんたはドラキュラかい!?」と思いました。
私はその頃流行っていたサーファールックにあこがれて、雑誌JJのコピーをしていました。
パステルカラーのお洋服にパステルカラーのお化粧。
まぶたは水色のアイシャドウにピンクのルージュが定番でした。
自分ではとてもお気に入りのスタイルでした。
自分で気に入ったファッションを身にまとっている日は心も軽く、表情も軽やかでした。
なのに、なのにです。その保険屋のおばちゃんは見事に一瞬にして私の気分をどん底にしてくれたのでした。
20年経っても忘れられないこと。
保険屋のおばちゃんは何の気無しに発した言葉。
到底本人は覚えてはいないであろう些細な言葉。
けれど、私をいっぺんに鬱にさせた言葉。
その時も、心の中で
おばちゃん!自分の価値観を人に押し付けないでおくれ!
あんたが付けてるその口紅。私も嫌いなんだよ!!
って、叫んでいました。
世間では「そりが合わない。」とよく言います。
本当にそうだと思います。
人間、合う人ばかりじゃありません。
あなたが内心苦手だと思っているその人は、きっとあちらもあなたのことが苦手でしょう・・・。
今から書くことはあくまで私の考えなので、いくら人がそれは違うといっても、それがそもそも価値観の相違であって、元来人は色んな考えの人が集まっていて、ものに対する評価はひとつじゃないからと理解してください。
そして、ここまで聞いて、嫌なら直ちに退出下さい。
昨日、私のBBSで少し議論がありました。
私とお友達がBBSで「いきなり音の鳴るサイトはネチケットに反する」旨のトークを繰り広げていたら初対面の方が書き込んで下さいました。
はじめまして!
このような人もいるんですね。
BGMがうるさく感じる人・・・
ちょっとだけ肝に銘じました。
でも、音楽っていいですよ♪
人の心に入り込んでくれます・・・
この文章を読んでおや?と思いました。
これこそが人それぞれ。
価値観の相違。
自分が好きな音楽が必ずしも他人も好きだとは限らないのだから・・。
まぁ、私は前のHPの自己紹介では書いていましたが無類の音楽好きで、だからこそ2箇所の違うイベンダー(プロモーター)の会員にもなっていて、そのために年会費も納めています。
それは、チケット代とは別に、それぞれ、4000円と3500円投資している人間です。
「人の心に入り込んでくれます。」
そう、音楽は人の心に入り込んで癒してくれるということは、前々からこの日記でも、写真日記でも私は何度も書いています。
音楽好きだということも触れています。
だけど、音楽は決して他人に強制されるものではないと思います。
たとえば、「気志團」。
いくら、友達のお勧めでも私は好きにはなれません。
「ミスチル」もそうです。
なんで?と聞かれても「嫌いだから」
そう、生理的に受け付けない。それだけです。
自分の好きなもの=他人の好きなもの
そういう考えは一切止めてもらいたいと思います。
人の好みはそれぞれ。
だからこそ、みんな色んな人と結婚するのでしょう。
他人から見ると「え〜〜あんな人のどこがいいのかしら?」という人同士が結婚しているではありませんか。
「捨てる神あれば拾う神あり」ではありませんが、価値観が違うからこそ、世の中うまく回るのだと思います。
さて、話は元に戻りますが、いきなり音の出るサイト。
やはり、おかしいと思います。
それは、サイトを開いた人が音を出すかどうか選択できるようにすべきだと私は考えます。
元来音は人によって好みがあって、たとえその人がいい音だと思っても他人には不愉快な音なのかも知れないのだから・・。
それが、人に対するエチケットだと思います。
この意見に反対の人、それが価値観の相違というものです。
人間みなそれぞれ、自分の価値観=みんなの価値観 と思ったら大間違い。
人間誰でも、そりの合うやつ、合わないやついるではありませんか。
音楽しかり、好みは人それぞれ、自分の趣味を強制しないで選択権を与えてください。
「あなた、何年生まれ?」とか、「何年生まれ?」と聞かれると無性に損した気分になる私です。
私の誕生日は12月の末。
クリスマスも終わり、皆がお正月の準備に忙しい頃、私は生まれました。
なので、「来年はいよいよ○○歳ね。」などとと言われても、まだ、今年の誕生日も来ていないのに、一体何ゆうてますのん??」って、感じ。
いっぺんに2歳も増やされちゃ、かないまへん・・。
いっそうのこと、母親がもう少し我慢して私をおなかの中に入れておいてくれれば、こんなに損な気分にはならずに済んだのに・・。
たかが、数日のせいでえらい損ですわ。
ちょっと、そこのあんさん。
頼むから、干支のことは聞かんといておくれやす。
いくらおばはんとはいえ、年が急に増えるんは、勘弁だす。
2003年11月13日(木) |
お気に入りのスタイリストさん。 |
私のお気に入りの美容師さんが、最近ファミリーから独立して自分の店舗を持った。
私の好みをよく分かっててくれて、「黙って座ればぴたっと当たる。」占いのように、黙って椅子にすわるだけで、お気に入りのヘアースタイルに仕上げてくれる。
まぁ、要するに、おしゃれで、軽い感じに・・決して、間違っても年相応のおばん臭い(もはや死語!?)ヘアースタイルには、しやしないのでR。
そして、また彼は黄金の親指の持ち主。
マッサージが特上。
美容師さんのマッサージってツボをはずす人が多くて嫌なのだけれど、彼はマッサージまで、黙っていてもぴたっと人のツボに親指が吸い付いてくる。
おまけに人柄も良い。
おしゃべり過ぎず、寡黙すぎず、程よいトーク。
なので、少し料金はお高めだけれど、彼が修行からファミリーに戻ってきてからは、ず〜っと通わせていただいている。
そんな、彼が開いたお店は「家内工業美容院」
つまり、彼と、彼の奥さんの二人だけで経営する美容院になったのだ。
店を訪れると、まず彼の奥さんが受付をしてくれる。
まず、そこからなんとなく気まずい←もちろん、そんなことを思っているのは、私だけなのだが・・。
カットをしてもらっている間のトークも、何だかぎこちない←もちろん、これも私だけなんだけど・・。
一番不愉快なのが、彼と話している時に、ぴったりと奥さんも横に張り付いていて、二人の会話に入ってくること。
仕方ないから、
「優しいご主人でいいですね。」
とゴマすっといた。
そしたら、奥さん、ぬけぬけと
「いつも『優しい』で、一度も『かっこいい』って言われたことないんですよ。」と言ってくれた。
「なんだよ〜〜、気に入らなきゃ、私がもらっちゃうぞ!」と言いたいところをこらえて、「え〜〜 とっても優しくて、とってもかっこいいですよ〜。」と言っといた。
も〜〜、なんで客がこんなに気を使わなきゃいけないんだろ?
私のPCが退院してきたので、一から勉強しなおそうとインタラクティブ トレーニングをした。
学生の時からの習性で、まるで、パブロフの犬のごとく、勉強を始めると途端に睡魔が襲ってくる。
始めてから3時間のところで力尽き、倒れそうになったので選挙に出かけた。
続きは明日にしよう。
それにしても、PCを購入して1年以上経つのに知らないことだらけだった。
適当に触ってたのかなぁ・・。
一応、「ぱそガイド」(導入書)を見て勉強し、市の無料PC教室にも行って勉強したはずだったんだけど、PCは奥が深すぎ。難しすぎ。
ひとつ分からない言葉が出てきて検索してもまたその説明が難解。
まるで、初めて英語を始めた時のよう。
調べても、調べても、メビウスの帯のごとく分からないことが延々と続いていく。
とても、一生掛かっても太刀打ちできそうも無い。
で、うちが加入しているプロバイダーに電話をして、「PCを2台モデムに繋ぎたいのですが、」と言ったら、「ルーターのことまで、フォローしていません。本を買ってきて勉強してください。さもなくば、ショップの店員に聞いてください。」と、冷たくあしらわれてしまった。
ふ〜 おばさんのいく手は険しいなぁ・・。
お蔭さんでボケる暇ありまへんわ。
明日もまた、蟻さんのスピードで、ひとつ覚えたら、ひとつ忘れながら勉強させていただきます。
2003年11月08日(土) |
待ちに待ったPCのご退院。 |
修理に出したPCが思ったより早く退院して来た。
うえっ!また金が要る。
去年の3月に買ったのでメーカー保障がもう切れている。
販売店保障が5年付いているので、そちらを使ったが3万円の免責。
この金が無い時期に
3万円支払いましたっ!(泣)
私が指摘した故障の症状は
電源は入るが立ち上がらない。
CDに書き込み、読み込み、保存できないことがある。
スピーカーからの音も出なくなる。
背面のUSBにマウス等を接続すると強制終了してしまう。
メールの内容が消える。
だった。
メーカーの診断内容は
各部動作点検の結果、ご指摘症状を確認し、メインボード、COMBOドライブ、ソフトウェアの不具合が原因と判断しました。
修理内容は
診断結果に示す部品を交換し、Windowsを再インストール致しました。
一部のアプリケーションのインストールはお客様にてお願いいたします。
完了テスト及びウイルス検査の結果、各部の動作は正常でウイルスは発見されませんでした。
とのことだった。
これって、もしかして最初から壊れてたんじゃないの??
PCって、わずか1年とちょっとで壊れるもんなの?
なんだか、すご〜〜〜く疑問なんですけど、みなさんのPCってそんなに早く故障しましたか?
なんせ、生まれて初めて購入したPCの調子が悪かったので、みんなこんなものなのかしらと思ってたら、ど〜も不良品を掴まされたみたいで・・。
全く、ついてない(泣)
仕事で外を廻っていたら懐かしい曲が流れて来た。
胸がキュンと締め付けられる思いがした。
ポールモーリアの「恋はみずいろ」
初めて深夜放送を聞き始めた頃に流行っていた曲。
あの頃はなぜか、インストルメンタルに日本語の歌詞が良く付いていた。
「恋はみずいろ」は
青い空がお日様にとける
白い雲が青い空にとける
恋はみずいろ、空と海の色
たしか、こんなかんじの日本語の歌詞だったと思う。
そのあと、「シバの女王」が流れた。
頭のほうの歌詞は飛んでいるのだけれど
何故か途中からの歌詞だけ覚えている。
私はあなたの恋の奴隷
命も真心もあげてきたのよ
あなたがいないと生きる力も
失われていく
砂時計
「シバの女王」を聞くと
高校生だった頃を思い出す。
それは、学園祭になると馬鹿の一つ覚えみたいにこの曲を歌う先生がいたからだ。
その先生は、いつも「エロイカ」という香水を付け過ぎている現代国語(今の現代文)の先生で、後に教え子と結婚した。
そんなことを思い出したら、
女友達4人で私たちより8歳年上の憧れの英語の先生の家に遊びに行ったことが蘇ってきた。
先生の家ではトランプやゲームをして遊んだ。
ゲームのルールを教えてくれる先生が一段と大人で頼もしく見えた。
お母様が食事を振舞ってくださった。
とっても楽しかった。
卒業して2年後、その憧れの先生と私の友達が結婚した。
明らかに、私より外見も性格もブス(今でも内心そう思ってる・・)だったのに、何故かその友達は憧れの先生のハートをゲットしてしまっていた。
後日談では、在学中から二人は付き合っていたんだとか・・。
その頃は、結構ショックだった。
なんで、「あんな普通っぽい、いや、普通以下の子が先生と結婚しちゃうの!?私のほうがずっと素敵なのに」なんて自分勝手に思ってた。
最近同窓会があって、その子が先生の近況写真を持って来ていた。
時は残酷だ。あの頃あんなに素敵だと思っていた先生が、ただのしょぼくれた「はげオヤジ」に変身していた・・。
ひとつの曲を聴くだけで、その頃のことが鮮明に蘇って来る。
音楽って面白いよね。
そして、いくつになっても音楽って切ないね・・。
2003年11月01日(土) |
縁は異なもの、味なもの。 |
先月は、初対面の男性と5日間だけ一緒に仕事をする機会があった。
年は31歳で、私より一回り以上年下だった。
第1印象は「年下の癖に、何でもずばずば言う、ずうずうしいヤツ。」
話もかみ合わず、あちらがジョークで話すことを、こちらはまともに「あ〜 そうなんですか・・。」と相槌を打ってしまい「ここは笑うとこなんですけど・・。」と切り替えされてしまう最悪の出だしだった。
ところが不思議なもんで、仕事を始めて2〜3日もすると、だんだん情も移ってくる。
お互いの話の合わせ方にも、お互いがだんだん慣れてくる。
最後の日には苗字に「ちゃん」を付けて呼ぶまでになっていた。
そして、一緒にタクシーに乗った時には思わず私は本心を言ってしまった。
「しかし、○○ちゃんって、見掛けに寄らず繊細だよね。」
「すごく、人のこと見抜いてるよね。」
そしたら、その僕はちょっと詰まって「俺、あんまり褒められたこと無いかんな・・。」と呟いた。
その時、不覚にも私は今まであんなに憎ったらっしいと思っていたその僕を
一瞬「愛おしい」と思ってしまった。
もし、アルコールでも入っていたら、ぎゅっと抱きしめキスでもしてしまったかも知れない。
それ位、お互いが切なくなった一瞬だった。
きっと恋愛なんて、こんな一瞬の誤解から始まるんだろうなぁ・・。
そして、目が覚めた時に、第1印象通りの「ずうずうしい人」に戻ってるんだと思う。
皆さん、「縁は異なもの」ということわざの意味をご存知ですか。
私はてっきり男女を問わず、「人と人との出会いはすばらしい」という意味かと思っていたのですが、これは「江戸 いろはかるた」からの出展で、「男女の縁」についてだそうですね。
つまり、「男女の縁はどこでどう結ばれるかわからず、まことに不思議なものだ」という意味だそうで・・。
洋の東西を問わず、また、新旧を問わず、「男女の仲はある種の誤解から始まる」ということでしょうか・・。
そして、誤解が解けた時に別れがやってくるのでしょう。
なんだか、ちょっと切ないね・・。