[ 月刊・夢の図書館 ] * 読書特集 & ブックトーク *
■ルパン対少年少女探偵
私を殺したミステリ(6) on 京極BBS
狛犬 > 皆さんの告解(笑)、拝読。 京極・有栖川先生の御作にたどり着くまでにきちんとミステリ者の試練をくぐっていらっしゃったのですなあ。 わたしは小学校では乱歩先生の例のポプラ社のシリーズ(笑)、中学校では横溝先生の文庫本がメインでした。 海外ミステリデビゥは、ほんとに遅かったですね。 根っこがSFなもんで…京極読者としては失格ですね(爆)(2002/03/28(Thu) 00:43)
なるしあ > やはり正しい小学生がまず読むべきは乱歩の「少年探偵団」シリーズですよね、狛犬さん!あれを読んで推理ファンになる子供は「いない」と思います。 でも明智小五郎先生は全然推理はしていなくても名探偵中の名探偵なのです!(2002/03/29(Fri) 22:49)
俊子 > 恥ずかしながら自分はミステリファンではない、と実感いたしました。ホームズ、マーロウに御手洗さん、榎木津・中善寺が好きな私はキャラクターを楽しんでいるということですね。 猫田一先生の単行本はどうなっているんでしょうか?どなたか御存知ですか?見かけませんが。(2002/03/29(Fri) 16:31)
なるしあ > 俊子さんは推理ファンではなくとも立派な「名探偵好き」です。ミステリ好きのスタンスとしては王道中の王道。 御手洗さんと榎木津さんはホームズさんが打ち立てた典型的「名探偵」キャラのカリカチュアですね。榎木津さんに至っては「神のごとき探偵」のパロディで「神である探偵」。存在に屈折したあげく突き抜けた探偵像の究極の姿です。100年でここまで来たか。 うーん、そう考えるとやっぱり小学生に最初に読んで欲しいのはホームズさんだなあ、やっぱり。(2002/03/29(Fri) 23:21)
るーりぃ > 子供の頃と言えば、そしてポプラ社と言えば、「怪盗ルパン」シリーズにむっちゃハマっていたことを思い出します。しばらく「ホームズなんて嫌いだあ」とか思っていましたがちょっとしたら『四つの署名』とか読んでたなあ自分。 (2002/03/30(Sat) 20:52)
なるしあ > ふふふ、ついに出たな。よいこの心を騒がせる東に怪人二十面相、西に怪盗ルパン!女の子は一時期ルパンとフランスのロマンにはまるんですよねえ。 ルブラン作の「ルパン対ホームズ」なんてホームズさんの分が悪いの。 あと乱歩もルパンを明智探偵と対決させていてその時登場したお嬢さんの名前が「不二子」さん(笑)。(2002/03/30(Sat) 22:36)
るーりぃ > 子供向けミステリもありましたよね。 大沢先生と言えば欠かせない(?)カッレくんとか。 私はアメリカの『ナンシー・ドルーシリーズ』が好きでした。 あとクイーンが子供向けに書いたジューナのシリーズはタイトルに全部色の名前がついてたのが懐かしく思い出されます。 なんか個人的読書の思い出を長々とすみません…(汗)。(2002/03/30(Sat) 20:52)
なるしあ > うわ〜、懐かしい子供向けミステリが出て来たなあ。 凄いなあるりはりさん。 私はナンシーよりジュディが好きだったかな? 「茶色の犬の秘密」とかは、名前はなんとなく記憶に有るけど読んだ覚えがない。書店で見ていただけだったのかも。
懐かしい少年少女文学のタイトルを載せているサイトさん http://ekisai.tripod.co.jp/index.html ほ〜ら、小学校の図書室の光景が浮かんで来るでしょう? 私はウールリッチ(アイリッシュの別名義)の「歌う白骨」がすごく好きでした‥‥(2002/03/30(Sat) 22:36)
るーりぃ > 私が読んでたのは少年少女 世界推理文学全集>全20巻[あかね書房〕だったようです>↑のサイトより。 チャンドラーもハメットも入ってるのに読まなかったのね自分(笑)。 なるさま、私、ジュディも好きでしたよ(^^) あと男の子バージョンでは『少年探偵ブラウン』『ハーディ・ボーイズ・シリーズ』。 何故かこの手のものは亜米利加が多いですね。 (2002/04/01(Mon) 11:14)
なるしあ > しかしるーりぃ、つくづく良く覚えてますね〜。 『少年探偵ブラウン』というと各話が短い問題編と解答編になってるクイズみたいな本でしたよね。 いまだにブルーベリーのパイを食べると「彼はコケモモのパイを食べたはずなのに歯が青くなってないから替え玉だ!」という解決を思い出します。 これを更に日本の子供達に判り易く書き換えると「奴はお好み焼き食うたはずやのに前歯にアオノリくっついてひんから替え玉や!」(2002/04/02(Tue) 00:00)
俊子 > なつかしいといえばガキの時に読んでいた、ルパンの和訳は「南洋一郎」大先生によるモノでした。このお方は他の分野の大家でもあったはずですが、独特の文体は講談のようでした。後に文庫なんかで読み返すと、随分あっさりした感じを受けたものです。(2002/04/01(Mon) 14:05)
狛犬 > 南先生といへば、南方密林冒険譚の大家だったのでわ? 人食い豹ネタとか。…うろおぼろのまま撤収!(2002/04/01(Mon) 15:15)
るーりぃ >そうですそうです。といっても私読んだことないんですけど(笑)>南先生 そーいえばルパンを読んでた頃は「南洋 一郎」と思ってたなあ(汗)。 ルパンの前には「ドリトル先生」にハマってたのですが「神のみぞ知る」は「神の みぞ 知る」だと思っていて意味がわからなかったものです(笑)。 (2002/04/01(Mon) 21:59)
なるしあ > 南洋一先生?名探偵?(違う)(2002/04/02(Tue) 00:00)
by お天気猫や
2002年04月16日(火)
■カーの啼く夜はおそろしい
私を殺したミステリ(5) on 京極BBS
やまい > ん?ヴァン・ダインやディクスン・カーはまだ出ませんか?(笑) ↑つねに全集ものからは離れる読み手 横溝せんせ。今年は先生の生誕100年記念。語ってもよいのでしょうか?は?(汗)(2002/03/28(Thu) 17:58)
くわん > ああ、何度思い返しても『悪霊島…鵺の鳴く夜はおそろしい きええええええっ』ちうテレビ CM は、いままで見た中でダントツトップで恐い CM であったことよ。ホラー映画だと信じて疑わなかった遠い日。(2002/03/28(Thu) 09:25)
るーりぃ > ディクスン・カーといえば『エジプト十字架』と同じ頃子供向けノベライズで髑髏に見える岩だか家だかから人が転落するのが事件の発端…というのを読みました。タイトルわかる方いらっしゃいます?(2002/03/28(Thu) 23:15)
なるしあ > カーはほとんど読んでいるはずなんだけどそこはそれ◯十年前のことで‥‥ 図書館の全集の中に載っていたのは「魔女のかくれが」でした。 (2002/03/30(Sat) 23:05)
るーりぃ > タイトル不明は、そのまんま『髑髏城』でした。バンコラン探偵。 (2002/04/12(Fri) 21:31)
桔梗 > 調子にのってまたしても、やってまいりました。(笑) ヴァン・ダインは、全集で読みました。(たぶん) 単行本で、字が小さくて、2段組で・・・という記憶はあるのですが、どこのものかは抜けてるのですよ。 「僧正」と「グリーン家」と「カナリア」だと思うのですがこれらがまとまったものって何かあったでしょうか?あ、表紙には絵はなかったと思います。変な記憶だ。(笑)(2002/03/28(Thu) 23:15)
なるしあ > 誰が殺したクックロビン〜♪(歌うな) ヴァン・ダインをちゃんと読んでいる桔梗さん。 クイーンもクリスティも現役で読まれているのに、なまじ名作を書いてしまったがゆえに後続にどんどんネタを使われてオリジナルが読まれなくなってしまったヴァン・ダインは不憫ですね。とゆーか芸術家肌名探偵フィロ・ヴァンスのセリフが長過ぎ?ペダンティックな雰囲気が好みの方にお薦め。(2002/03/30(Sat) 23:05)
ぱげ > またもや、はいはいはーい!ヴァン・ダイン、カー、ルルーなど大好きでした〜! 私のミステリ暦は(語ることでもないかな…) 乱歩→ドイル→クイーン→その他の海外古典本格ミステリ&古典本格固ゆで(と呼ばれる作品達)→西村○太郎→内田○夫→京極さん、ほか 一箇所矢印の性質が他のものと違っているところがあります。てて親のせいです。 だけどもう10年近く読んでない…すっかり忘れてるよ…。 これでは折角の文集に穴をあけてしまいます。 担任のやまい先生(←勝手に)、その間に横溝作品の講義をお願い致します。 衣類ケースの肥やしとなっている彼らを、虫干しがてら読み直さねば。 (2002/03/29(Fri) 10:36)
なるしあ > お金がないので家にある父親の本を隠れ読むというのも正しいミステリ者の姿です(そうか?) 更に言うなら、すぐ犯人がわかっちゃうスレた読者より最後までドキドキしながら読む読者のほうがはるかにお得に決まってます!(2002/03/30(Sat) 23:05)
魚骨> 西村●太郎…… 例の鉄道物ミステリで、何故か犯人が現場に「メロン最中」を残していくという作品がありまして。(伊豆のなんちゃらとかいう作品)???何故メロン最中?と頭をひねくり返したのは今年の初めのことでした。流石大御所は考えることが違うなあ(^^;
皆さんやっぱりミステリ系強いなあ。 殆どミステリビギナーの私に「これだけは読んどけ!」って作品を是非ともご教示願います。<(_ _)> では、やまいの旦那、高座にどうぞ!(寄席かい!)(2002/03/29(Fri) 11:56)
やまい > ワタシも恥ずかしい過去を書きますと(汗)、横溝せんせが原点で。その前にたぶん、高木彬光せんせなども読んでます。 横溝本の後書みると、必ず「カー」なり「ヴァン・ダイン」なり、名前が出るのですね。そこでそっちへと。同じコースの方もみえたようで、横溝ブームを追いかけてカーの文庫が沢山でてましたな。(てことは中島河太郎さんの道案内だな<後書)
もちろん、それぞれの作家せんせでも作品の出来不出来、読み手との相性もあるわけで。 例えばカーですと、お気に入りは「ビロードの悪魔」。これはここの他の板に出てた「時を越える」要素ありの話。ミステリ本筋から少し離れますが文庫は弁当箱でした。 横溝作品では、すでに映像の影響もありますが、トップが「悪魔の手毬唄」。次点が「獄門島」かしらん。短編ならまた別ですが。 ─つづく─ ←こらこら(2002/03/29(Fri) 14:26)
なるしあ >さて、謎ときのわくわく感がメインの古典に続いては非現実的な不気味な雰囲気と最後にそれらが論理的に解かれるゴシック風ミステリ、という訳でやまい先生どうもどうも。
ヴァン・ダインの影響は後に小栗虫太郎の衒学的な館ものを産み出しています(と、いう事はアヤツジ氏の源流か)。 カーは優れた密室トリックで知られていますが、ホラーと相半ばするどちらかというと現代に多いタイプの伝奇風ミステリも凄いですね。とかいって私は内容はもうあまり覚えていないんですが、夢中で家にある何十冊を読んだという事はものすごく面白かったに違いないのです。 京極小説のおどろどろしい雰囲気にはまった方はこっちタイプ(横溝・カー)がおすすめですね。
ぱげさんお気に入りのルルーの、名高い「黄色い部屋」はやはり図書室で読みましたが、「その手があるか。でもこのトリックじゃ嫌だあ」とごねたものでした。 ミステリじゃないけどルルーっていったらなんといっても「オペラ座の怪人」、ああエリック〜(さめざめ)、 フォーサイスがミュージカル版のエリックの後日談を書いていたけれど、私が考えた話のほうが面白いぞ。
やまいさんが昔読んでいた高木彬光はさすが帝大、トリックはすごい!‥‥が文章があんまり上手くない(爆)ので今読むとちと時代を感じてしまいます。そう考えると、時期が同じなのに古くならない横溝正史・山田風太郎両氏の文章力と視点は大したものです。 でもね、高木ミステリの名探偵神津恭介は榎さんの後輩として一高の寮で「美貌の天才奇人」の双璧を成していたはずなのです。名探偵らしい名探偵キャラが好みの方向け。 (2002/03/30(Sat) 23:05)
るーりぃ > 『赤い館』と『黄色い部屋』はやはり子供向けセットで読みましたが、今思うと…(^^;というよりは亜流がたくさんあるからなのでしょうかね。(2002/04/01(Mon) 11:14)
俊子 > 私が高校生だった頃、角川映画がプッシュした為「忘れられかけていた大家」横溝正史の大ブームが起こったのです。 懐中電灯で「八つ墓村」とか楽しく遊ぶ童達が・・・(2002/04/01(Mon) 14:05)
なるしあ > 今更申し開きのしようもございません、俊子さん。 小学生用の浅いプールで底に手を付いて逆立ちをして足を水面から突き出して「犬神家の一族」、無邪気に虫を帽子で捕えては沈痛な面持ちで「無惨やな かぶとの下の きりぎりす」鉄棒にぶらさがって「うぐひすの 身をさかさまに 初音かな」(共に「獄門島」)点数の悪いテストが返されると一同「たたりじゃあ〜」(八墓村)等等、楽しく遊んでいた童達はもちろん私共でございます。(2002/04/02(Tue) 00:00)
くわん > うぐいすと犬が三毛(違)は、同様に。 きりぎりすは旧い大きな竹籠の中に入って、服を下からぺろんと出して。 ………。 鍾乳洞に入れば武者鎧を思い出し、菊人形を見ればすげ替えてあったりして とか思い、水車を見れば軸のところに糸が絡んでいるはずだとか考えたり。 ええ、皆様と同じく←ここ強調 あどけなく、無邪気なワラベでありましたとも。 一升枡を見ると反射的に「漏斗が必要だな」と思うのは、私だけではあるまい。(2002/04/02(Tue) 10:19)
なるしあ> 「漏斗」と言えばカーの「火刑法廷」(連想ゲームか?) 「ユダの窓」は本そのものが去年出た英国ミステリの現代古典派ピーター・ラヴゼイの「猟犬クラブ」に使われていました。いやー、登場する「まにわ」な面々を見てこんな大人にならなくて良かったと一安心(何でしょうこの冷たい視線は)(2002/04/03(Wed) 12:12)
by お天気猫や
2002年04月15日(月)
■迷宮なしの名給仕
私を殺したミステリ(4) on 京極BBS
るーりぃ > クイーンやクリスティ、皆様のあげてらっしゃる名作長編たちもよいですが個人的には短編集がすごく好きですv 『エラリー・クイーンの冒険』、以前に書いた『おしどり探偵』『火曜クラブ』…うーん書ききれない…(笑)。(2002/03/27(Wed) 16:33)
なるしあ > お薦めに短編集はいい案ですね。 じゃあ「名探偵」シリーズの中からはクイーン物は『エラリー・クイーンの冒険』ポアロ物は『ヘラクレスの冒険』(ヘラクレスをフランス読みするとエルキュール) ついでにブラウン神父の「奇妙な足音」(『ブラウン神父の童心』)も入れちゃおう。(2002/03/28(Thu) 00:34)
くわん > 茶色神父の同心(違)。こうもり付のころころまるくてかわいい真っ黒な茶色神父、いいですねえ。うっとり。 (だけどだけど〜心理の盲点をついたトリックで名高い『見えない男』ですが……普通そのひとはそんなオオクニヌシみたいな格好で歩いていないから実際にやってみたら『アヤシすぎてむちゃくちゃ目立つ』と思うぞ)
短編ならアシモフ『黒後家蜘蛛の会』などいかがでしょうか?第一話『会心の笑み』ヘンリーのさいごのひとことにやられたのですが。(ええ。おっしゃるとおり、好みのタイプなんです…って、誰もきいてない)(2002/03/28(Thu) 09:25)
るーりぃ > くわんさま、私も『黒後家蜘蛛〜』好きです〜v 『よきサマリア人』他、いかにもNYを愛してる感じがします。 そうそう、短編名作と言えばホームズ氏も欠かせませんねv 他に好きな短編集…ニック・ヴェルヴェットシリーズなんてマニアック過ぎ? でもヴァン・ダインは読んでないす(爆)。(2002/03/28(Thu) 23:15)
桔梗 > くわんさん!私もヘンリー好きですよ〜 「黒後家」がすでに出てしまったので、「隅の老人」とかはどうでしょう? 「ママは何でも知っている」もありますよ。(おすすめ短編集)(2002/03/28(Thu) 23:15)
ぱげ > あ、桔梗さま(はじめまして!)、「隅の老人」いいですよね! あの老人、某バーに居そうな…>狛犬さん(2002/03/29(Fri) 10:36)
なるしあ >そらでた給仕好きが‥‥(爆)>くわんさん ブラック・ウィドーズは活劇がないので小学生向きではないけれどクラブで気心の知れた友人どうしでの推理合戦が好きな方には絶対のおすすめ。 ある意味「日常の謎」ものの元祖?控えめにしてパーフェクトな名探偵ヘンリーは一家に一人欲しいです。 SFの御大アイザック・アシモフはミステリも得意で、未来世界でロボット探偵あ〜る君(笑)が登場するミステリなども楽しいです。
えーと、るりはりさん、「怪盗ニック」は男前なんですか(何を聞いている)? 短編の名手と名高いエドワード・D・ホックは「サム・ホーソーンの事件簿」を読んだかな。 隅の老人の探偵キャラクターは不滅のアイディア賞ですね。(2002/03/29(Fri) 22:49)
るーりぃ > あ、なるさま、多分ニックは苦みばしったいい男という設定だった気がします(笑)。 『隅の老人』と来たら『思考機械』も入れたいところですね。(2002/03/30(Sat) 20:52)
くわん > 老給仕ファンがたくさんいらして、とても嬉しかったです。(2002/04/02(Tue) 10:19)
by お天気猫や
2002年04月14日(日)
■わら人形の家
私を殺したミステリ(3) on 京極BBS
くわん > 小学生の時に読んだもので、名作としての評が高いのに「うにゃ?」だったのはアルレー『わらの女』 いや……はじめから最後までずっと(何でこのひと気付かないんだ?)と思ってしまって………。あ。この作品好きな方がいらしたらゴメンナサイ(汗)。昔からひねこびていた私のアタマの中が悪い………。(2002/03/26(Tue) 18:08)
なるしあ > 「わらの女」‥‥うむ。小学校の総合学習の時間のテキストにいいかもしれませんね。「みなさん気をつけてくださいね、世の中にうまい話はありませんよ〜」 私、「わらの女」というと反射的にイプセンの「人形の家」を思い浮かべてしまって読んでいないんですよ。全然関連はないのになんでかな〜‥‥あ。 「わら」の女‥‥「人形」の家 そーか。無意識に呪いのわら人形をイメージしていたのか。なーんだそうかあはははは (2002/03/27(Wed) 11:10)
狛犬 > なるさまの解説を読んでいるうちに、「わらの女」→「人形の家」→「黒い家」まで一直線につながってしまいました。きゃーっ(汗)(2002/03/28(Thu) 00:43)
くわん > 『黒い家』はたいそう怖い話ですが、現実に起り、報道される事件の方が更に怖かったりするところが怖いです。(2002/03/28(Thu) 09:25)
なるしあ > 子供向きに書き直された名作というのもよしあしで、大人になってから「あ、これは原文で読みたかった」というのが出て来ます。 その全集に「マルタの鷹」ありませんでしたか、るーりぃ。 おかげで大人になってからかの名高いハードボイルドの名作を笑いをこらえて読む羽目になってしまいました。(2002/03/28(Thu) 00:26)
くわん > 固ゆでタマゴ系の作品って、どうして主人公をニホン人に変換してみると笑えるのでしょうか。「ギムレットにはまだ早すぎる」とか言われたらのけぞっちゃうものなあ。くはは。(2002/03/28(Thu) 09:25)
るーりぃ > 『マルタの鷹』…は全集に入ってたかもしれないけど読んだ記憶がないですねえ。なぜか固ゆで卵系には手を出してなくて…それでいて高校生の頃矢作俊彦さんにハマったりしていたのだから不思議。(2002/03/30(Sat) 20:52)
なるしあ > しかしいいですね、桔梗さんの「Y」の感想文‥‥(クイーンの部より) この感動をみんなに伝えたい、でもくわしく書くと犯人がわかっちゃう〜、とか。 では5年3組の文集を。 「『Yのひげき』桔梗 『わらの女』くわん 『オリエント急行殺人事件』魚骨 『エジプト十字架のひみつ』ぱげ 『幻の女』るりはり 『鬼平犯科帳』狛犬 『獄門島』なるしあ」誰かクラス担任を受け持つ勇気のある人。(2002/03/28(Thu) 00:26)
by お天気猫や
2002年04月13日(土)
■クイーンの悲劇
私を殺したミステリ(2) on 京極BBS
狛犬 >小さい頃ダメで、再トライしたのはクイーンでした。 和製クイーンの先生、ありがとう(笑)(2002/03/25(Mon) 21:15)
魚骨 >私、今ようやっとクイーン読んでますよ。>狛犬しゃん。 浪速のクイーンの先生有難う(大笑)(2002/03/25(Mon) 23:57)
なるしあ > ええ?みんな昔クイーンだめだったの? 私は学校の図書室にあった鳥口くんの勤め先のモデルである(と勝手に信じている)「あかね書房」の小学生向け世界名作推理集の中の「ギリシャ十字架のひみつ」にツボを突かれてミステリの道に走ってしまいました。たぶん京極・有栖川その他の各氏と同じ経緯です。 その後父がミステリ者だと気が付いて家中から国名シリーズを発掘しました。 あの時の読書の楽しさの思い出があまりに大きいので大人になってから「国名シリーズ」が読み返せないのです。(他のクイーンものは学生になってからおこづかいで買った) しかし、もう話を忘れているから再読すべきなんだろうか‥‥ どうしましょう、浪速のクイーン先生?
ちなみに、ミステリの代名詞「Yの悲劇」は11歳で読んだので別に驚きませんでした。今にして思えば大人になってから読むべきだった。 ところで前出のみなさんお薦めのクリスティ作品を見て「どれも初心者には勧められない」と思ってしまうのは発言者が悪いのでもクリスティが悪いのでもなく50年の時の間のひねこびれたミステリ界が悪いのよ。 ああ初心に帰りたい。(2002/03/26(Tue) 15:03)
ぱげ > はいはいはーい!←嬉しそうです、この人 私も小学生の時クイーンで推理小説というものに嵌りました! 確か、変な形の十字架の話でした!(?)国名シリーズ好きでした。 でも、挑戦を受けて立ったことはありません。 「Yの悲劇」を読んで、読唇術に憧れるような中学生でした。 ―今の探偵は(作家さんか)大変ですよね…(しみじみ) (2002/03/26(Tue) 16:53)
魚骨 > まだ「X」しか読んでない… クイーンは去年からミステリ強化年として読もうとしてるんですが、中々進まない(@@)原因は本棚にある未読書籍の山…… 今の探偵って、顔が良くて足が長くて推理力に優れてるだけじゃひと味足りないんでしょうね。超能力があるとか、陰陽の術に優れてるとか、下着を中々取り替えないとかの持ち味がないとねえ(…そうか?)(2002/03/26(Tue) 23:57)
なるしあ >「X」を読むとあのニコチン玉が作りたくてうずうずしませんかでしたか魚骨さん。「読唇術」もおそらく全員秘かにトライしてみたものと思われます。そこのあなた、隠しても私には判ります(それは読心術)。 おおそうですかぱげさん(肩を掴んで振り回している)、ではあなたも京極・有栖川的読書体験者、変な道に踏み込んだのは運命というものでございます。
昔の探偵さんと今の探偵さんとの大きな違いは「探偵」本人が意識しているしていないに関わらず「探偵としての存在」について作者が苦慮している点ですね。 昔の探偵さんは事件現場にいて最後になぞ解きする事に関して全く屈託がありませんでした。今の探偵さんは自分がそこに居る理由、惨劇を止められなかった苦渋、犯人を裁く権利についていちいち言い訳を考えなくてはならない。 しかし前向きで屈託がない名探偵を自己矛盾に気付いて苦しむ存在に変えてしまったのもクイーンだったしなあ。以後名探偵は暗い過去をひきずっていたり出不精だったりして存在の言い訳を続けなければならなくなってしまったのでした。 だから逆に昔探偵は世間に煩わされなくて楽しいんですね。(2002/03/27(Wed) 11:10)
るーりぃ > はいはいは〜い♪(挙手)私もクイーンから入ってハマりました〜v(なんか前に書いたような気がするな)しかし小学生に『エジプト十字架』ってどうなよ??と今になっては思いますが(笑)。同じ全集に『ABC殺人事件』と『幻の女』が入ってました。 でもってエラリィのミーハーファンになった私はニューヨークとデューセンバーグとハーバードに憧れていたものです(しみじみ)(2002/03/27(Wed) 16:33)
桔梗 > 突然お邪魔いたします。こちらは初めまして、なのですが、黙っていられなくてついお邪魔することにしました。よろしくお願いします。 私はクリスティからクイーンですが、なるさまと体験時期が似ているらく、少しびっくり、かなりうれしい(笑)。「Y」が11歳前後で、印象が強かったのでしょう、作文にも書きましたよ。えんえんと原稿用紙きっちり3枚分。(笑) 当時はドルリー・レーン4部作の方が好きでしたけど、少数派なんですよね。もちろんエラリーも好きですよ。 クリスティもクイーンも子供向けがなかったので、最初からハヤカワミステリ文庫でした。ああ、そろそろ抜けている作品を買い足さなくては。 突然の乱入、失礼しました〜(2002/03/27(Wed) 21:35)
なるしあ > 桔梗さん、ようこそようこそ。 あ、そうか、エラリーって眼鏡外すとハンサムなんだよな‥‥(るりはりさんがはまった、で思い出す・笑)(2002/03/28(Thu) 00:34)
狛犬 > あっ。桔梗さん。こちらでははじめまして〜(^^)よろしう。 「謎がそこにあるから解くんだ!」と書くと、山にずんずん登っていってしまいそうですが(笑)そういうタイプが昔の探偵さんたち、なのですね。 人物造形にある程度のリアルさが求められる今の探偵さんたちの場合、動機付けがほんとに大変。「探偵とは職業ではない、生きかたなのだ」とか云い出すと卑しい街を行く高潔な騎士系ハードボイルド一直線だし。 しかしなあ、生物として最大のタブーである「同族殺し」が話の大前提になってるってのはすごいかも(笑)(2002/03/28(Thu) 00:43) るーりぃ > なるさま、そう言われれば榎さんとエラリィったらハンサム、高身長、高学歴ってところが共通じゃないですか〜〜(笑)←今頃気づくか自分。(2002/03/28(Thu) 23:15)
by お天気猫や
2002年04月12日(金)
■クリスティに死す
私を殺したミステリ(1) on 京極BBS
るーりぃ > 昔食品衛生学の先生に「ルチン中毒」について訊いて(当時クリスティを読んでいた)憮然とされたことがあります(^^;。(2002/03/18(Mon) 13:33)
なるちん > クリスティーでルチン?どの話だったかな? 学生の時実習で「槐(エンジュ)」の花からルチンを抽出する実験をやりました。 そういえば出来上がった薬ってどうしたのか覚えていない。(もちろんみんなで分ける訳ではない) マチンもありましたよ、「馬珍子」というひらべったい種でラテン名ノックス・ホミカ、主成分ストリキニーネ。(2002/03/18(Mon) 18:48)
るーりぃ > 『おしどり探偵』(ハヤカワ版タイトル)の「毒入りチョコレート事件」ですね。タペンスが「ルチンね−確かヒマシ油から取れるはずよ」と元従軍看護婦ぶりを発揮するのです。エンジュの花からも取れるんですか。そう言えばクリスティは戦争中薬局にいたんでしたね。 ルチンはともかく取ったマチンはどうなったんでしょう(ドキドキ)。 な、なるちん…おかしすぎます。(2002/03/19(Tue) 13:53)
なるしあ > あ、そうかトミーとタッペンス(昔の訳)懐かしい! 子供の頃ってポワロが「嫌味なおじさん」に思えるので昔はクリスティは老嬢探偵やおしどり探偵のほうが好きでしたねえ。2002/03/23(Sat) 10:39
ぱげ > クリスティは小学生の時オリエントを読んで、子供心に「そんなんありかぁ!」と突っ込んで依頼、殆ど読んでいないのです。 少し(?)大人になった今、再挑戦してみようと思います。 (2002/03/25(Mon) 10:34)
くわん > く、くりすてぃなら。『そして誰もいなくなった』と『アクロイド殺し』をっ!………。わはははははははははは。(笑いながら全速力で脱走) (2002/03/25(Mon) 13:18)
狛犬 >「鏡は横にひび割れて」とか。<京極堂が顔を映したのか。 読んだんですけどね。レテ河産ミネラルウォーターを浴びるほど飲んでいるせいか、ぜんっぜん憶えてません(爆) あ、でも、「ヘラクレスの冒険」はスキでした♪(2002/03/25(Mon) 21:15)
魚骨 > 「灰色の脳細胞」のフレーズが好きで中学生の頃友達と読み漁ったなあ。ポアロシリーズ。その友人も今や主婦…月日の経つのは早い。ロサコフ伯爵夫人〜 ♪(2002/03/25(Mon) 23:57)
ぱげ > いなくなったというやつは(←なんという言い草か)読めました。…去年。でも、鏡は挫折したままです。 皆様方を倣って、再挑戦してみよう。(2002/03/26(Tue) 16:53)
くわん > そう。忘れていました『アクロイド殺し』こそ、かの『天●伝説』を超える作品。『中表紙の紹介文を読むと犯人が分かる』という………。(2002/03/26(Tue) 18:08)
魚骨 > ビギナー向けのクリスティっつたら、「ABC殺人事件」とか「ビッグフォア」とかですかね。ああ、「ナイルに死す」も良さげですね。 モナ〜ミ、ヘイスティングスが出てくると一気に読みやすくなる気がするのは私だけでしょうか。(愛があるからかな、爆) 天●伝説って今だに語り継がれる程の作品なんっすね(笑)>たましゃん ある意味ホントに伝説かも。 (2002/03/26(Tue) 23:57)
なるしあ > 読後が暗い「鏡割り」よりは「悪郎井戸」のほうがあとで皆と一緒になって「分るわい!」とつっこめるのでおすすめかと。ねえ、まだら色の脳細胞のくわんさん。 「◯河伝説」と並んで思い出される伝説のミステリ映画は横溝御大の「悪霊島」。初登場場面で「わあ!犯人はこのひとだ」と確信。 ポアロさんのTVシリーズではヘイスティングス君が味を出していますが『アクロイド』には出てないんですよねえ魚骨さん。(2002/03/27(Wed) 11:10 )
るーりぃ > 『アクロイド殺し』…ミステリの解説本とか読むようになると何時の間にかかの真相を知ってしまって…おかげで読んでおりません(^^; でも横溝正史はやっと去年『八つ墓村』読んだんですよ(汗)。(2002/03/27(Wed) 16:33 )
ぱげ > 天○伝説か…私なんで犯人判らなかったのかしらん。 映画のキャスティングの所為でしたっけ←遠い目 るーりぃさんの仰る、ミステリの解説本を(ネタバレファンとしては)いろいろ読んだのですが、何が載ってたかすら既に忘却の彼方です。「アクロイド」の現物を読んだら思い出せるかなあ(不安)。(2002/03/29(Fri) 10:36)
魚骨 > 昨晩少しずつ使えるようになってきた携帯の着信メロディをポアロのテーマにしました。ついでにシャーロックホームズのテーマもDLしてみました。(2002/03/29(Fri) 11:56)
やまい > ちなみにクリスティ「大空の死」に出てくる旅客機は、ハンドレー・ページのHP42ですね(誰もきいてない)。(2002/03/28(Thu) 17:58)
るーりぃ > 『大空の死』は『雲をつかむ死』と同じですかね?飛行機の中で…ってヤツ?(2002/03/28(Thu) 23:15)
やまい > あ、「大空の死」=「雲をつかむ死」ですね。「雲(cloud)」が米国での出版時に「大空(sky)」に変更になったとかなんとか。(2002/03/29(Fri) 14:26)
by お天気猫や
2002年04月11日(木)
☆3月の特集 :女王様、さすがです。
■「古今東西、うるわしの女王陛下は永遠に…」
ファンタジーでもノンフィクションでも、 主人公にとって、正義の象徴、尊敬と憧れをまとった存在 といえば、やっぱり、王様よりも女王様。 そして女王陛下のために働くのは、007だけじゃありません。 (007が女王のために働いているかどうかは別として) みんなのあこがれ、女王様。 女神様のように、雲の上のお方。 彼女に命じられたら、どんな英雄とて、否とは言えません。 今月は、そんな魅力的な女王様が登場する本を集めてみましょう。 若い女王様から、貫禄のある女王陛下まで、 どの女王様も威厳たっぷり、ひたすら高貴な佳人ぞろいです。
「指輪物語」 http://www.enpitu.ne.jp/usr/1551/diary.html 2002年03月04日(月) -2002年03月06日(水) (その1) (その2) (その3) 指輪をめぐる壮絶な闘いのなかで、望み尽きようとする主人公達の心を常に光に導く はエルフの長の奥方ガラドリエル。ダイアモンドのように硬く、月の光のように柔ら かく、太陽の光のように暖かく、星の霜のように冷たい。
「はてしない物語」 http://www.pat.hi-ho.ne.jp/maaz/2000/010531.htm 映画化された名作ファンタジー。無に侵略され、崩壊寸前の世界・ファンタージェンの女王様は「幼なごころの君」。少女の姿をした女王様は、人間の少年に助けを求めます。彼女は、人間の想像力によってこそ輝けるのでした。
「夏の夜の夢・あらし」 http://www.pat.hi-ho.ne.jp/maaz/2000/001024.htm シェイクスピア描く一夜のてんやわんやのロマンチック・コメディーは、妖精王オベロンと妃ティターニアという美しく神秘的なカップルの世にもしょーもない夫婦喧嘩から始まります。
「オデュッセイア」 http://www.pat.hi-ho.ne.jp/maaz/2000/001208.htm 王は既に亡き者として後釜を狙う輩達を退け続ける貞淑な妃ペネロペイア。 長旅の果て生きて戻って来た夫すら本物かどうかしかと確かめる賢さは秀逸。
「ザ・ホテル」 http://www.enpitu.ne.jp/usr/1551/diary.html 2002年03月01日(金) 古都ロンドンの最高級老舗ホテル、クラリッジスの世界を、そこで働く人々の姿を通じて描いた実録もの。英王室もご常連で、エリザベス女王が晩餐会の場面で登場。晴れ舞台での気品に満ちた老女王の姿が描かれています。
女王様が登場する本は、まだまだたくさんありますよね。 皆さんの好きな女王様はどんな方でしょうか? どこかから、「私こそ女王様よ」という声も聞こえてきそうですが、 こうして見ると、時代も場所も関係なく、女王様は、 権力や人々の尊敬を集める一方、苦労されているのですね。(マーズ) 2002/03/10(Sun)
by お天気猫や
2002年04月10日(水)
■「ライラの冒険シリーズ」3部作
「ライラの冒険シリーズ」3部作 投稿者:桔梗 投稿日:2002/04/08(Mon) 21:44:34
ハリー・ポッターの数百倍面白い!
という宣伝だったので、そうなの?と読んでみました。 なんとなく、不快な宣伝の仕方にうんざりしていたこともあって3冊借りてきたもののなかなか進まず苦労しました。 人気の本を貶めるようなやり方がどうも苦手なのです。
だからといって決してつまらないわけではなく、とても面白かったんですよ。最初のうちは主人公が嫌で進まなかったものの、脇を固める存在がそれぞれ魅力的なので、気がつくと3冊一気に読んでしまいました。ただ、キリスト教圏で、この内容はいいのか?というのはよけいな心配でしょうか。
ハリーは大人も読める子供の本だと思いますが、これはもう少し大人になってからの本ではないのかな、というのが正直な感想でした。イギリスでもハリーの卒業生が手にする本、と位置付けされているようです。
日本だけなのかどうかわかりませんが、ハリー・ポッターにこだわり過ぎているようで、せっかくの作品がもったいないような気がします。どなたか他に読まれた方はいらっしゃるでしょうか?
「黄金の羅針盤」「神秘の短剣」「琥珀の望遠鏡」 ライラの冒険シリーズ 全3冊(フィリップ・プルマン著)
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狛犬フォン > はい、薦められたので原書で一冊目を読み出しましたよ。面白いです、今のところは(笑)はりぽたとはコンセプト違う気がします。ファンタジーをひとまとめにしちゃう宣伝、気になりますね。ハードカバー高いし(爆) (2002/04/09(Tue) 10:14:56)
マーズ > 狛犬さん、お待ちしておりました。私は未読ですが、他のプルマン作品を二本読んだので、今夜から「今日の本」にてUPしますね。 (2002/04/10(Wed) 00:32:41)
Shannon > 3巻目が出版された直後あたりにAmazon.ukでたしか作者のインタビューがあってハリーポッターのおかげであんまり教会関係から批判がこなくて助かったってなこといってましたよ。たしかにハリーよりもずっとこっちの方が批判される要素は大きいですよね〜 (2002/04/10(Wed) 13:44:14)
桔梗 > みなさん、ありがとうございます。書いてから、変な先入観を与えてしまったかな、とちょっと後悔してしまいました。BBCのインタビュー記事を見ましたが、作者本人がハリー・ポッターとは微妙に客層がずれているし、特別ライバルとは思っていない。彼女の話も好きだ、というような事を言っていました(貧弱な語学力なので、おおよその内容ですが)。ひとまとめにして競わせるようなことはしないで、それぞれの作品を大事にしてほしいな、と思ったのでつい、長々と書いてしまいました。失礼いたしました。 (2002/04/11(Thu) 23:40:24)
マーズ > 猫やのなかでは誰もまだ読んでいないんですが、いずれ読もうと思っています。作家が作家をほめるというのは、ある意味、力関係も加わって、微妙なことだなと思いますよね。親しい場合は別でしょうけど。。。ほめたほうが上になってしまうようで。特に、プルマンの他の二作品を読むと、ローリングの書き方とアプローチが違うのを実感したので、いわば密室ものとハードボイルドを比べるようなムリがあるんでしょう、レベルの問題ではなく種類の問題で。もし比べるのなら、アプローチの似たものどうしを比べ、宣伝すべきだと思いますね。 (2002/04/12(Fri) 01:37:53)
狛犬 > 「ダレン・シャン」シリーズも、最初は宣伝の仕方がちょっと気になって心配しましたが、立ち読み(ヲイ!)して胸をなでおろしました。ぜんぜん「ハリー」とは違ったので。っていうかあのダークな展開は凄いですよね(笑)ライラの三部作のシリーズ名は、英語ではParadise Lost から取られた「His Dark Materials」となっていて、そこにも興味をそそられました。「ハリー」を読んだときも原書でしたが、「ライラ」の文は…そうだなあ、すっきりとして、余計な枝葉や装飾よりも太い幹を語るのに力が入っているような。「ハリー」は手触りがやわらかだった気がします。いや、あくまで私の受けた印象なんですが。 (2002/04/12(Fri) 23:50:46)
ぴよた > 狛犬さんに「ライラ」をお薦めしたぴよたです(^^) Amazonのインタビュー和訳があります-> http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/feature/-/115598/ref%3Dfb%5Fbr%5Fl%5F2%5F3/249-0002335-2946774 (2002/04/15(Mon) 20:00:52)
マーズ > 思わず、じっくり読んできてしまいました。ふむふむ。 (2002/04/16(Tue) 20:24:28)
by お天気猫や
2002年04月08日(月)
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