元ちとせは、今は何なんだ!
2003年02月27日(木) |
長井秀和風。その2。 |
「10年に1人の逸材」は、3年に1人くらいは出る! 毎年出ている恐れすらある!
今日は運転免許の更新にいってまいりました。 免許更新と言えば誰もがぶつかる難関がありますね。 ご存知でしょうか?
その名も・・・視力検査!
知っている人は知っていると思いますし、知らない人も知っていると思いますが、おれは目が悪いです。 どのくらい悪いかと言うと、前の更新の時は視力検査をまるで勘で通したほどです。 あの時のおれの切れものっぷりったらなかったのですが、それはまた別の話。 今のおれはあの頃よりは確実に目が悪くなっていると思われます。 今日はその視力検査のお話をしましょう。
昨日の夜から今日更新に行くことは決めていたので、おれは万事ぬかりありませんでした。 普段から遠くを見る努力!ぼーっと。 ゲームは1時間!目が悪くなるから!じゃあ、あと30分だけ。 そして時々片目で!今誰か部屋に入ってきたらどうしよう。
そんな努力の片鱗をここで公開する事になったのは少しばかり恥ずかしい限りですが、とにかく試験場に向かいました。 車で運転して行ったのですが、もちろん運転中も練習は忘れませんでしたよ。 運転中は前の車など見ずに、遠くの風景を! 自転車こいでる女子高生の足の付け根など! パンツは見えませんでした。 でも多分白。 よしんば外れていたとしても黒とかだったら望むところ。
そして試験場に到着。 更新の申請手続きの後、視力検査なのですが、運転中明るいところに目が慣れていたおれはここで一旦、暗い試験場に慣らすべくインターバルをとりました。 試験場にモニターがあり、ニュースをやっていたのですが、それが気になってしょうがない素振りで。 「ちょっと視力検査の前にこのニュース気になる」っぽい感じで立ち止まります。 やっていたニュースはテポドンとか北朝鮮とか。 全く気になりません。興味なし。それどころじゃないし。落とすなら今落とせ。
だいぶ目も慣れたかというところで、視力検査してくれるおじさんに、「お願いしまーす」と書類提出。 「今、コンタクトしてる?」 「いいえ、してないです」 「じゃあそこに立って、中を覗いてねー」 気さくなおじさんでした。 難関視力検査の試験官というから、どんなごついおっさんがでてくるかと思えば・・・視力検査おそるるに足らずだな。 よしやってやる!おれはやるぞ!やりとげる! そうして視力検査器?の中を覗くおれ。 「はい、明かりがついてるところ、どの方向が切れてるか言ってねー」 2番目くらいに大きい記号のひとつにランプがつきました。
ええと。
ううむ。
敵は予想以上に手ごわい! まったくわかりません。 まだ目がなれていないのか!しくじった! どうなんだ。これはどうなんだ。みんなこれは見えてるのか。ほんとはみんな見えてるなんてのはおれの思い込みなんじゃないか。 というか見えるわけないじゃないか。 ああ、そうかおれはだまされているんだ。タネを見破ったぞ。実は切れていると見せかけて、切れてないな? まったく、そんな使い古された手でおれが討ち取れるとでも? 丸だろう? よし言うぞ!黒丸!
いやいや、まて、早まるな。 そんなことはありえない、長年の人生経験から、わっかが切れていなかったことは今までに一度もなかったではないか。 どこかが切れていることは間違いない。 必ず、黒丸のいずれかの方向が切れた形、すなわちアルファベットの「C」のような形をしているはずなのだ。 はっ!そうか! よし言うぞ!C!
まてまて、早まるな。 ありえないだろうCって。どの方向が切れているのか?と聞いているのじゃないか。お尋ねになられているのじゃないか。 誠意を持って答えねば。 つまり、上下左右四方向。 もしかしたら、斜めとかこしゃくなものも混じっているかもしれないが、まさか、な・・・。 ああ、どうしよう。そろそろ怪しんでいるかもしれない。 「こいつ見えてない」と思われてるかもしれない。 もう答えねば!おれには時間が残されていない! どっちだ?上のように見える。いや、右か!?・・・と見せかけて実は左だー!! 「ええと、下」
はぁはぁ、言ったぞ。おれは言った。 さあどうなんだ答えは。早く答えを言え、あってるのか。どうだ。聞かれてもないけどファイナルアンサー。 「えー?これが下ー?」 はっ、しまった!しくじった! やはり目が慣れていなかったか。おれとしたことが! 万事休す。これまでか。 お父さんお母さん、もうすぐそっちへ行くよ・・・。
いや!まだ挽回できる。最後まであきらめるな! 「じゃあ、左」 はぁはぁ。 「左ー?うーん」 「み、右」 「そうそう。右ね」
終始こんな感じでおれの戦いは幕を閉じた。 3回までお手つき可能な4択って最強。調べる気ないんか。
ホットプレートで焼き肉をすると、たまった油は必ずおれの顔を狙ってはねてくるっ!!
ずぶずぶ・・・。
「入れていい?」
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