無理矢理日記

2002年12月31日(火) さよなら2002年。

もう終わってしまう2002年。
1年の過ぎるのは早いものです。
みんな楽しく愉快に1年過ごせましたか?
もちろん辛いことだってたくさんあったでしょう。
それが自分ではどうしようもないことだったりすると、とてももどかしかったりしますね。
好きな言葉があります。
「笑うために生きている」
その辛いことも、今日笑うためだったらとっても素晴らしい。

最後にご挨拶。
今年もたくさんお世話になりました。
きっとそういうつもりじゃなくっても助けられる事っていっぱいあるよ。
みんなありがとね。
みんなが来年もよく笑い、よく泣き、よく楽しんで、願わくは生き生きと生きられますように。
そしてまた、おれや、愛する人に少しだけでも余った優しさを与えてください。



2002年12月22日(日) 映画評価だ。みんな帰ってくれ。

『アイアムサム』
知的障害の父サムとその娘ルーシーのドラマ。
大して期待はしていなかったのに、予想以上によかった。
というか、役者がみんな非常にいい。
サム役のショーン・ペンもこれ見てかなり好きになったし、リタ(ミシェル・ファイファー)もいい感じ。
そしてなんと言ってもルーシー(ダコタ・ファニング)が破壊的にかわいい!
このかわいさは反則だ。
ロ、ロ、ロロロリじゃないよ!!
なに言ってんだ!
そんな言うなら観てみろ!
あと、映像がとても綺麗。音楽もかなりいいとおもう。
素晴らしくよくできた映画。
一番切ないシーンは、最初あたりに、サムがルーシーに謝るシーンだと思う。
あとリタがサムにぶっちゃけるシーンは誰もが共感するんじゃないの?
誰も自分が完璧だなんて思わないし、むしろ劣等感さえ感じている。周りを見たら誰でもが完璧に見える。まさにそうだよなあ。と、思いましたとさ。
この映画を叩く人もいるが、おれは大好きです。
まだ観てない人のために観方のアドバイスをするならば、「この映画に悪役はいない」のですよ。みんなほんといい人です。
やっぱ愛こそはすべてだよね!
借りてきて3日間で4回くらい見た。あほか。9点。

『キャスト・アウェイ』
ロバート・ゼメキスは、おれにとって「ハズレ知らずの監督」であり、おれが彼の映画を観て「ハズレた」って思ったことは無い。
そして、今回もそれは適用された。
まぁ不満が無いわけでもなく、それは「無人島に4年もいてそんだけ肉がついてるのはどーよ」というところ。
まぁ、たいした問題でもない。
現代社会に健康に生きてるって実はかなりありがたいことなんだよね。
ありがたみを忘れてしまっている人は観なさい。
そうそう、海水浴に行って、浮き輪に浮かんで少し沖に出てみるといつも思うんだが、海って怖いよね。広すぎて。(別に泳げないとかいうわけじゃない。念のため)
おれはあまりの怖さにそっこー浜に戻ります。
7点。

『レザボア・ドッグス』
裏切り者は誰なんだ!映画。
特に意外というわけでもないが、すっきり当てるのも難しいだろう。
というか、この映画の楽しみ方の本質は裏切り者当てではなく、何かパズルを解くような快感である。
例えば『メメント』や『CUBE』と似ている。
『パルプ・フィクション』といろんな面で類似しているので、こういうクライムムービーが好きな人にはお勧めできる。
『メメント』と違うのは、ぼーっとみてても充分楽しいと思われるところ。
キャラも非常に立っていて、わかりやすい。
おれにとってキャラが立っていなかった映画といえば『L・A・コンフィデンシャル』、登場人物の区別がつかなかった・・・。
これは良作。7点。



2002年12月10日(火) お客様の中に。

「失礼いたします。お客様の中にお医者様おられますでしょうか?お医者様おられましたら・・・」
「・・・私は医者だ」
「あっ、お医者様、申し訳ありませんが、こちらへ来て手を貸していただけませんか?」
「うむ」


「患者の容態は?」
「いえ、それが私どもにはさっぱり・・・とても苦しそうにはされておられるのですが」
「ふむ、それもそうだな、私が診よう」

「どうですか先生?」
「これはいかん!空港につくのを待っていたのでは手遅れになる」
「えっ、そんなにひどいだなんて」
「ここで手術するしかないな。危険ではあるが、やらなければ間違いなく・・・」
「そんな・・・」
「すまないが君、切開手術をするしかない。くっ・・・運の悪いことにこの患者はRHマイナスのAB型だ。何とか用意してくれないか?」


「たびたび申し訳ありません、お客様の中にRHマイナスのAB型の血液をお持ちのお客様おられますか?」
「・・・はい。私その血液型だと」
「すみませんがこちらへ」


「先生!RHマイナスABの方がいらっしゃいました」
「おお。いるとは。しかし、新たな問題が発生したよ・・・」
「えっ?」
「メスがない」
「あっ!税関で・・・」
「私は腕には自信がある。メスでなくとも、何か切れるもの、刃物があれば・・・」


「申し訳ありませんが、お客様の中で、刃物をお持ちのお客様!刃物をお持ちのお客様おられませんでしょうか!」
「おう」
「あ、お客様。すいませんがこちらへ。(どうやって持ち込んだのかしら)」


「先生、この方がバタフライナイフを持っていると」
「でかした!・・・しかしそれはそうと君、この患者の制服だが、この人はもしかして」
「はい、当機の機長でございます」


「すいませんが、お客様の中に機長の方はおられませんでしょうか?」
「私だ」


「先生、どうですか?」
「うむ、このバタフライナイフは相当血を吸っているな、切れ味が・・・」


「すいませんが、お客様の中に研ぎ師の方おられませんでしょうか?」


「先生?」
「さすがに揺れがひどい。集中が難しいな」


「すいませんが、お客様の中に覚せい剤をお持ちのお客様おられませんでしょうか?」


「どうですか?」
「順調らり。もうちょっとらり。チュッパチャプス舐めたいらり」


「すいませんが、ボク、このチュッパチャプスよこしなさい」


「どうでしょう先生」
「うまいらり、ところでサンタってホントにいるのかなあらり、ちゅぱちゅぱ」


「お客様の中にサンタクロースの方・・・」


「先生、どうですか」
「だめらり、手遅れのようらり、最善は尽くしたらり、ちゅぱちゅぱ。やあ、サンタさんはホントにいたんだ!」
「そんな・・・」
「うう・・・苦しい」
「機長!しっかり!」
「君か・・・、君は良くやってくれたよ。ありがとう。わしはもう・・・」
「そんな弱気なことを機長!」
「いや、自分でわかるよ。わしはもうダメだ」
「機長・・・」
「ただ・・・ただ最期に一目・・・」


「お客様の中に10年前お父様と生き別れになられたカズユキ様おられますでしょうか?」



2002年12月08日(日) 一度言ってみたいセリフ。(3)

「お客様の中にお医者様はおられませんか!?」


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