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俺様が最近よく身を潜めているのが 薔薇職人の部屋にある 押入の中である。 冷たい水を床の間に用意させて それを飲んだ後に そっと入り込むのだ。 しかし、MILETはそれを良しとしない。 俺様が寛いでいるというのに、 無理矢理引っ張り出すのである。 そして 「陛下ともあろうお方が、そんなビンボー臭いところで おやすみになってはいけません!さ。ベッドへ参りましょう」 と言って寝室へ連れて行くのである。 ま、確かにクーラーを効かせた寝室は 居心地がよいのであるが、 庶民感覚を失っては優秀な統治者に離はなれない故に 俺様はわざとそうしているのだ。 俺様の深慮など、全く意に介さないのだ、MILETは。
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