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昨夜は自分のベッドで寝ることが出来なかった。 というのも、 己が吐き戻してしまった場所が 気になってしまったからである。 しかし、MILETはその場所に「顔をつけて」 寝るしかないと思うと、 MILETの足もとで寝ることも 憚れてならない。 仕方ないので、薔薇職人のベッドで眠ることにした。 だが、ヤツの寝相は酷い。 何度も俺様のことを足蹴にしようとする。 ヤツが寝返りを打つたび、布団の中で脚を動かすたび、 俺様は目が覚めてしまう。 MILETはそんな俺様をそっと抱き上げると 自分の足もとに寝かせてくれた。 「ここで寝なさい。ダーリンに踏んづけられるわよ」 自分が酷い状態に置かれているというのに MILETは俺様のことを気にかけてくれるとは。 俺様はMILETに感謝の気持ちを込めて、 そっとその足もとに蹲った。 毎朝4時にMILETを起こすのであるが 今日はそれも控えた。 しかし、その所為でゴミを捨てに行けなかったらしい。 勿論そんなことは、俺様の思慮外だったのだが なんだか申し訳なくなってしまった。 しかし、薔薇職人への復讐は 後日たっぷりと果たすことにしよう。
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