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最近陋屋に毎日のように訪れるものがいる。 ガス屋である。 どのガス屋も同じ口上を述べる。 「プロパンガスは自由化が進んでいるので お好きなガス会社と契約が結べます。 うちは他社より安いので、今の料金と比較しませんか」 一字一句同じというわけではないが どの会社も同じことを言う。 本当にどの会社も「他社より安い」はずがない。 一律料金でないのであれば 何処かの会社は高く、また、何処かの会社は安いのだろう。 MILETは 「私は家計を管理していないので分かりません」 と言って、料金表の提示を求められても 断っている。 「何に使われるか分かったもんじゃないし」 というのが本音らしい。 ガスだけではなく、電気料金も 自由に契約会社が選べるようになるかも知れないという。 但し、実際にそうやって自由化が進んでいた アメリカのカリフォルニア州では 電気会社が料金値下げのために 設備投資を怠った挙げ句に 大停電を引き起こしたことがある。 いわゆる「公共」料金というのは、使用料だけではなく 安全に対しても金を払っていると 俺様は考える。
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