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鹿児島地裁で十二人の被告に対して無罪判決が言い渡された。 最初にそのニュースを見た時 いったい何ごとかと思った。 十二人の被告、というところにまず驚き、 一斉に無罪になったと言うところに興味を覚えた。 どんな事件だったのだろう。 MILETは 「新聞でも取り上げられていたね、これ」 とミルクティーをすすりながら呟いた。 鹿児島の県議会選挙の時、当選した候補者が 金を有権者にばらまいたとして 逮捕され、金を受け取ったとされた十二人が逮捕された。 逮捕された人々はいずれも無罪を主張したが 警察の取り調べを受けた時、自白していたという。 ところがその自白は強要されたもので 本当は無実だったと公判で訴えていた。 裁判官は警察の「でっち上げ」を認めて 十二人全員に無罪判決を言い渡したのである。 自白を強要された人の中には 「親や子供を逮捕する」 と脅された人もいたらしい。 密室で連日責め立てられて、脅迫的な言葉を浴びせられ 拳銃を突きつけられたりもした人までいた。 こんなことが法治国家で行われて 良いわけがあるまい。 「魔女裁判みたいだねぇ」 とMILETが言っていたが、まさにその通りだろう。 あきれて開いた口がふさがらない。
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