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またもやMILETは一日中本を読んでいた。 よくもまぁ、熱心に読み耽るものだ。 しかし、よくよく観察してみると 厳密にはさほど熱心に読書しているわけではなかった。 ベッドに横になって本を読むのがMILETのスタイルだが 本を胸に置いたまま寝てしまっていることもあった。 要するに、暇なのだ。 その暇を読書熱に取り憑かれたかのごとく 振る舞っているだけの話である。 それだけ暇ならば、もっと俺様を構うべきだろう。 俺様がそう主張すると MILETはようやく俺様の存在に気がついたように 俺様を構った。 しかし、今日の日中は天気もよくて その上MILETが午前中はヒーターをつけていたおかげで 寝室はとても暖かく 眠るのには最適な状態だった。 MILETが眠ってしまうと俺様も眠くなり 一緒に寝てしまった。 俺様もMILETに倣って本の一冊でも 読むべきかも知れないと思いながら。
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