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MILETが読書している脇を 何気なく通り過ぎようとした俺様。 その俺様を、MILETが急に抱き上げようとしたので 俺様はその腕を払いのけた。 その途端、MILETは本を投げ出して 枕に顔を埋めると激しく泣き出した。 「酷い、陛下。私にそんな仕打ちをするなんて!」 急に泣き出したので、流石の俺様もうろたえた。 元来、女性の涙には弱いのだ。 一応MILETも女性の端くれであるし、 俺様がヤツを泣かせたことは今まで殆どなかったはず。 どうしていいか分からず、 言われもない非難であると知っていたはずなのに 俺様は謝るしかなかった。 仕方なく、MILETに抱かれることさえしてのけた。 するとMILETはようやく泣きやんで、 俺様を抱きしめると鼻をすすった。 やめろ、俺様の自慢の毛衣が汚れるじゃないか。 そう思っても、女の涙にはとことん弱い俺様は 黙って耐えるしかなかった。
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