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三月である。 この日記は三月五日にしたためてあるので、 正確に記すのであるなら「三月になった」であろうか。
三月、と聞いただけでなにやら春を感じてならない。 つい先日までが二月で冬だったのに 三月になった途端に、春を意識するのは 俺様も人間に毒されてきた証拠だろう。
そろそろ我が同族の恋の季節になり、 夜陰に紛れて恋のエチュードが 聞かれることだろう。
しかし、この辺りの猫はノラも含めて 虚勢避妊してあるらしく 一向にそういった気配はない。 静かなものである。
逆に賑やかなのは 先日までは週末しか表れなかった暴走族が 平日の夜にも出没するようになったことか。 情緒のないことだ。
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