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薔薇職人が、休みだった。 MILETを病院へ連れていくためだったらしい。 …つくづく、MILETは手の掛かるヤツだ。 かなりの歳なのだし 一人でどこへでも行けるだろうに。
ああ、そうか。 介護が必要なのだな。 あのボケぶりには。
天気は良かったし、部屋の中に陽が燦々と入り込んでいたので 俺様はゆっくり眠れそうだった。
しかし。 俺様としたことが、とんだドジを踏んでしまった。 大事にしていたあるものを、 よりによって飲み水の中に落としてしまったのである。 たまたま帰宅した薔薇職人が見つけて 救い出してくれたが…。 俺様はショックで寝込んでしまった。
勿論、そうなった原因ではないのだが 薔薇職人に八つ当たりするのを 忘れたりはしなかった。
帰宅したMILETは薬を煽ると、 ごろりとベッドに横になった。 どの辺りが病人なのか分からないが なんともお気楽そのものである。
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