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薔薇職人の誕生日だった。 俺様は祝福の思いを込め、 今日は薔薇職人に敬意を表して接することにした。
しかし、MILETは いつもと同じように いや、いつもよりもずっとぐうたら過ごしているようだ。 午後に薔薇職人のケイタイに電話をし、 夕食は外食をしようなどと 誘っていた。 要するに、自分で何か用意する気が なかっただけであろう。 薔薇職人も、気の毒なことだ。
薔薇職人の帰宅時間は しかし、レストランのラストオーダー時間を とっくに過ぎた頃だった。 最近はちっとも早く帰ってこないので、 MILETもそのあたりを考慮して 計画を立てるべきだったのだ。 まったく。 計画と予見という言葉は MILETには全くないらしい。
せっかくの誕生日だったのに、 薔薇職人は随分寂しい思いをしたのではないだろうか。 流石に俺様も 気の毒に思った。
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