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今日は気温が少し落ち着く、という予報だった。 裏切る暑さに 俺様は今日もぐったりだった。 MILETは相変わらず読書三昧。
そんなMILETが急に色めきだった。 俺様の安眠を妨げる音に、 MILETも気がついたのである。 その音は騒音といえる物だった。 ヘリコプターの音と、 サイレンのけたたましい音。 それに混じって 拡声器を通した男の声がしていた。 だが、ヘリコプターの音に紛れて なにを言っているかまでは分からない。 MILETは窓を開けると、耳を傾けた。 どうやら 陋屋の近所を流れている川が 危険水域に達したので避難勧告が出ているらしい。 とはいっても 川で遊んでいる子供たちに 主に向けられている注意だったのだが。 MILETもそう判断すると、 早々に読書に戻った。
川の上流には連日雨が降っているらしく、 川はいつ増水してもおかしくない状態だったのだ。
今、ヨーロッパでも 川が氾濫して、大変な災害となっている。 水の力は 人知を軽く越えるのだ。
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