世界征服日記…TITAN2


世界征服日記
MAIL:HOME

My追加

2001年12月17日(月):辛い話
結局今日もMILETは死んでいた。
しばらくは
俺様も看病で忙しくなりそうである。
今日、薔薇職人が職場から電話を寄越した。
内容は
「○○病院の動物舎が閉鎖されることになったので、
動物たちの里親を捜しているんだって」
ということだった。
ラットやうさぎは残念ながら既に処分してしまっていて、
犬も引き取られてしまったという。
残るのは我らが同朋である猫だけとなっていた。
猫は実験動物としては不都合な生き物で、
最近ではあまり利用されていないと聞いている。
よくよく話を聞いてみると、
動物舎で実験動物として飼育していたのではなく、
単に研究員が愛玩動物として
猫を飼っていたらしい。
5匹の猫が里親を捜していたのだが、
最後の二匹だけ、どうしても
引き取り手が見つからないと言うのだ。
「一匹、貰って帰って良いかな」
薔薇職人がそう言ったのだが、MILETは
「陛下がいるから、ダメよ。わかってるでしょ」
と冷たく言い放った。
そうなのだ。
俺様はことのほか縄張り意識が強く、
どうも自分以外の猫が目の届くところにいるのは、
我慢できない質なのである。
夕方帰ってきた薔薇職人からは、
見知らぬ猫のニオイがしたが、肝心の猫はいなかった。
結局、薔薇職人に猫がなつかず、
あまりにも可哀想だったその様子に看護婦が引き取ることを
決めたのだそうだ。
残った最後の一匹は、院長が「責任を持って」育てると
豪語したそうである。
なんにせよ、身勝手な人間どもの所為で
動物たちが悲惨な目に遭う。
いつでも弱い立場のものが、最大の犠牲を強いられるのだ。







↑vote↑
My追加