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出掛けるにはもってこいの天気だった。 朝晩は冷え込むのだが、 それがまた秋らしくて良い風情である。 MILETの布団に久しぶりに潜り込んだ。 太陽が昇ってきてからは自分のベッドに戻ったのだが、 MILETが何を勘違いしたのか、 「もぉ。陛下ったら甘えんぼちゃん」 などと抜かしやがった。 寒いから部屋を暖めろと言ったのに、 寒いままだったから仕方なく、布団に潜り込んだのだ。 MILETが幸せな気持ちになっているので、 そのまま誤解させておくことにした。 何故かと言えば、明日の早朝から出掛けるからだ。 下手に機嫌を損ねたら、 俺様一人、薄ら寒い部屋で留守番する羽目になる。 人間どもが楽しみを求めるのなら、 当然統治者である俺様の許可がいるに決まっている。 全く。 これだけ教育してきたというのに、 まだまだ教育したりないようだ。
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