世界征服日記…TITAN2


世界征服日記
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2001年09月11日(火):嵐の後
陋屋はなんとか風で飛ばされずに済んだようである。
上陸地点からさほど離れていない所為か、
それは凄まじい風だったのだ。
さて。
嵐が過ぎた。
となると、俺様が懸念するのは庭の薔薇達である。
昨日から雨戸を立てっぱなしであり、
庭の様子は皆目分からない。
夕方になってから、MILETに雨戸を開けるようにせまったが、
開けてはくれなかった。
そうなると、益々庭が心配だ。
MILETが蚊に食われながらも、様子を見てきてくれた。
「鉢が二つ倒れていたけど、大丈夫よ」
俺様の頭を撫でながら、そう言う。
MILETの言葉を、信じないわけではないが…
俺様はこの目で確かめたかったのだ。
明日は良い天気になるだろう。
そうしたら、庭の様子をつぶさに観察することにしよう。

つい、一時間ほど前からニュースに釘付けである。
今は23:00だが…
今から一時間前に、アメリカで大事件が勃発した。
飛行機がニューヨークにある世界貿易センタービルに
激突したというのだ。
あそこは確か、サウスとウェストのツインタワーになっている筈である。
MILETの報告によると、
その両方のビルに飛行機が激突したというのだ。
一機は未確認の飛行機であるが、
もう一機はどうも旅客機らしいという。
そのニュースの衝撃が収まらないうちに、今度はアメリカの国防省に
飛行機が突っ込んだ。
テロだろうと言われている。
俺様もそう思う。
南アフリカで開かれていたとある世界会議で、
アメリカは「奴隷制度」に関する宣誓文において、
過去の過ちを認め、謝罪するのを拒んだという。
まさか、そのことが今回の事件に関係しているとは思えないが…
その可能性も、捨てきれないだろう。
なんにせよ、
暴力で全てを解決しようと言う考え方は、
人間独特のものだ。
なんと、愚かしいことだろうか。







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